今週は雨が続く関東ですが、13日(水)はJDDが大井競馬場で行われました。
早速ですがレースを振り返って行きましょう!!
JDD結果
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1着 | 8枠14番 | ノットゥルノ | 武豊 | 2:04.6 |
2着 | 5枠7番 | ペイシャエス | 菅原明 | 3/4 |
3着 | 4枠6番 | ブリッツファング | 池添 | 1/2 |
4着 | 3枠3番 | ハピ | 藤岡佑 | 1/2 |
5着 | 5枠8番 | クライオジェニック | 安藤洋 | 10 |
大外枠のノットゥルノが直線で先頭に並びかけると抜け出して押し切り勝ち!武豊騎手は17年ぶり3度目の同年日本ダービー&JDD制覇達成!2着はペイシャエス、3着はブリッツファングが入りました!
レース回顧
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スタートは結構バラけた感じでのスタートになりました。緑帽10番リコーヴィクターは好ダッシュ。黄色帽の7番ペイシャエスもまずまずのスタートでした。内のセキフウは煽り気味のスタートで後手に。ブリッツファングも若干遅れ気味のスタート。大外ノットゥルノは躓き気味で外にヨレながらのスタートになりました。
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先行争いですがリコーヴィクターが好ダッシュから先手を主張する形に。内にいたJRA勢のペイシャエスとブリッツファング2頭も先行しましたが、すんなりリコーヴィクターに行かせる形を取りました。
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コマンドラインとバウチェイサーも先行してくれたのがノットゥルノにとっては大きかったですね。二の脚ついてからスムーズな形で先行集団に取り付くことができました。
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1コーナーの入りですがノットゥルノはキックバック(前の馬の蹴った砂や土)が被らない外目。ストライドも大きい馬ですから内には入れる選択肢は元々なかったんだと思います。ブリッツファングは外から被せられないように逃げ馬の外目をガッチリキープ。ペイシャエスは前走の経験が活きた形になりました。馬込みに入ってもしっかり我慢できました。
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2番人気だったハピは最後方からでした。今日の馬場は大分水も浮いているのでこの位置取りだとなかなか厳しいものがあったと思います。
前半1000mの通過が61.1秒。レース全体のラップタイムが
12.2-11.3-12.0-12.8-12.8-12.4-12.7-13.2-12.2-13.0
馬場を考えても少し早いかなというペース。力のない馬は脱落していく感じの流れではあったと思います。
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リコーヴィクターはブリッツファングがピッタリ2番手をキープしたことによって大分辛くなり3コーナー手前で騎手の手が動く展開に。逆にブリッツファングとノットゥルノは手応え楽に3コーナへ突入。
ペイシャエスも少し置いていかれ気味になりましたが、軽く促すと反応し再加速。
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3番手追走していたコマンドラインも手応えが怪しくなったタイミングでノットゥルノは早目にパスし3番手に浮上。コーナーを外3頭目を走れたのは距離ロスをなくせたのでよかったのではないでしょうか。
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ここからは手応えのある馬の戦いになります。ノットゥルノが早目に先頭に並びかけるタイミングと同時にブリッツファングも進出開始。ペイシャエスは追って追ってですがしっかりと付いていきます。ハピはここで一気にポジションを押し上げましたが大分外になってしまいました。
道中3番手にいたコマンドラインはズルズル後退。
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この時点で手応えは外のノットゥルノが優勢。ブリッツファングも一瞬抵抗。ペイシャエスの菅原明騎手のコメントの『外に出しましたが、我慢してしまって』は追い出しのタイミングでしょう。そこで一気に勝ち馬と差が開いてしまった分だと思います。
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直線向いてこれだけ差が開いてしまっています。もう少し流れに乗せたほうがペイシャエスのタイプ的にもよかったのかもしれません。ハピは外をずっと回っていた分最後は苦しくなってしまいました。
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余談(?)なんですが、最後の直線のノットゥルノの顔の向きに注目してほしいんです。
ノットゥルノだけ大分外に顔を向けているんです。これは前走の兵庫CSの時もそうだったんですが、内に刺さりながら走るんです。武豊騎手も矯正しながら追ってはいるんですけどね。
この癖が治ればもっと走ると思うんですが、ハーツクライ産駒ということもあるのでこれから良くなっていけばと思います。
各馬の個人的評価
1着 ノットゥルノ
芝を2戦使ってダートに転向後の活躍が素晴らしいです。前走の兵庫CSはコーナーを6回も回る小回りコース。上にも書きましたがストライドも大きくコーナリングが上手じゃないので舞台が広いコースに変わるのは歓迎だったと思います。枠も外でノビノビ走れましたし、スタートはヒヤッとしましたが二の脚がついて先行集団に取り付けたのは大きかったと思います。時計の早い馬場も今回は良かったと思います。距離の心配もありませんし、先ほども書いたようなささり癖も良くなってくれば古馬と当たっても十分戦えると思います。
2着 ペイシャエス
前走の馬込みで我慢させる競馬が活きたと思います。瞬発力タイプではない分手応えが悪く見えるんですが、しっかりと伸びる持続力はすごいと思います。枠は外枠から流れに乗せた競馬が理想だと思いますが今回のようなレースでもしっかりとブリッツファングを交わして2着。上々だと思います。これからも注目しておいた方がいい馬でしょう。
3着 ブリッツファング
スタートから若干出遅れ気味でしたし、そこから2番手をキープしてました。ペースも流れましたからタフな展開になってしまったと思います。勝ち馬も早目に来ましたから息を入れるタイミングもなかった中の3着は力がある証拠ですね。池添騎手も惚れ込んでいるようですし、今後の活躍に期待です。
4着 ハピ
ポジションが今日の馬場では後ろすぎかなという感じでした。時計のかかる馬場で前が止まるような展開ならあのポジションでもいいんですが、今回はそういう馬場ではなかったです。3〜4コーナは終始外を加速していましたから最後は流石に甘くなってしまいますね。まだまだこれからの馬ですから経験を色々積んでいってもらえたら。
14着 コマンドライン
馬の状態は最高だったように思えましたが、やはり本質は芝なのかなという印象。それにしても走らなかったので気持ちの問題なのかもしれませんね。立て直すのは大変かもという印象ですね。
まとめ
今日武豊騎手は17年ぶりのJDD勝利!インタビューも武豊騎手らしいコメント。
『僕は53歳ですけど、馬はまだ3歳なので、一緒に頑張って行けたらと思います』
最高のコメントでした!笑
さて、週末の函館記念を次回から書いていこうと思います。それでは!
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