皆様ダービーDAYもお疲れ様でした!!
今回のダービーは僕は外でBBQをしながらみんなで観戦していたんですが、人前にも関わらず涙が止まらなくなりそうでした。帰り道1人で歩いて帰ってきたんですが、改めて見返しても感動して泣いてました。笑
さぁ、そんなダービーを振り返っていきたいと思います!
回顧
レース結果
1着 | 13番 | ドウデュース | 武豊 | 2,21.9 |
2着 | 18番 | イクイノックス | ルメール | クビ |
3着 | 3番 | アスクビクターモア | 田辺 | 2 |
4着 | 12番 | ダノンベルーガ | 川田 | クビ |
5着 | 6番 | プラダリア | 池添 | 3 |
レースは単勝3番人気、武豊騎手騎乗の13番ドウデュースが優勝!皐月賞2着のイクイノックスが2着。3着には皐月賞5着のアスクビクターモアが入りました!1番人気ダノンベルーガは4着、皐月賞馬ジオグリフは7着に終わりました。
スタートから振り返って
まず、今日の馬場のところからですが、どちらかというと外差しが決まりやすい馬場ではありました。平場のレースでも前のレースは逃げた馬が勝ちましたが、それ以外は基本外差し決着。それはダービーにも出たと思います。
スタートですがジャスティンロック、マテンロウオリオンが少し遅れた程度で各馬はまずまずのスタートでした。宣言通りデシエルトが押して押して先手を主張。アスクビクターモアも出たなりでしっかりと2番手をキープ。外めにピースオブエイト、後ろにビーアストニッシドと予想通りの展開になりました。ジオグリフ、ダノンベルーガ、ドウデュースは中団馬群の後ろ、離れてイクイノックスという隊列でした。
ペースはデシエルトが淀みないペースで運んだので58,9とハイペースとは言わないですが流れました。それに先行集団はしっかりついていってたので前にいる馬達には辛い展開になった印象です。
4コーナーから直線にかけて早めにアスクビクターモアが先頭に並びかけて抜け出しを図りますが、ラスト200m時点ではドウデュースがアスクビクターモアを捉え、後ろから追い込んできたイクイノックスをクビ差凌いでゴール。勝ちタイムは2,21.9という日本ダービーレコードでした。
パトロールを見てのレース回顧
スタートして1コーナーまでの形ですがこのような感じです。
人気馬は枠も近かったのである程度まとまった位置でした。ドウデュース(赤い○)は有力馬2頭(青い○)の後ろをしっかりキープしています。これは本当に大きかったです。イクイノックス(緑の○)はスタートでついていけなかったのですぐさまドウデュースの後ろに切り替えました。
向こう正面ですが、しっかりとダノンとジオグリフの後ろで脚を溜めていますね。逆にジオグリフ(外の青い○)は前に壁を作ることができず脚が溜められませんでした。これはダノンと枠が逆だったらという感じでしょうね。ペースを見越しても流石に出してはいけないですからここは展開が悪かったですね。
3コーナーではもうドウデュースは完全に1頭で走れています。これは先週のスターズオンアースの時にも書きましたが、1番いい形です。自分のタイミングでいつでも追い出せるからです。馬にもストレスなく運べるのは大きいです。
これは4コーナーですが、見てほしいのは青い○で囲ったイクイノックスのルメール騎手進路取りです。キラーアビリティーの内を通ってロス無く運べています。流石だなと思いました。ドウデュースも馬場のギリギリいいラインをしっかりと走っていつでも外に出して伸びますよという形を作ってましたからね。これを見るとやはりドウデュースはポテンシャル相当高いです。最高の4コーナーで立ち回りをしたイクイノックスを封じるわけですからね。
ラップタイム
今回デシエルトが刻んだラップは結構タフだったと思います。
スタートから
12.5-10.8-11.8-12.0-11.8-11.7-12.3-12.0-11.8-11.5-11.7-12.0
最初と800m1400m1600m地点のラップでしか12秒台はないわけで。さらに言うと時計は出るにしろ例年のパンパンの良馬場というよりも、少し馬場は荒れていましたからね。レースレベルは相当高かったと思いますし、この2,21.9という勝ち時計はかなり価値のあるものだと思います。
上位着順馬の評価
ドウデュース
完全に弥生賞、皐月賞の競馬がこの大一番に活きました。状態も良く、ダノンベルーガ、ジオグリフの後ろにつけ、3~4コーナーでは左右に馬はいない、追い出しはいつでもという完璧な運びでした。ゴーサイン出してからあっという間に前を捕まえました。状態も良かったのもありますが、ピッチ走法というのが大きいでしょうね。あと、何よりも評価したいのは精神面が尋常じゃないくらいブレないといいますか。こういう馬ってなかなか出てこないと思います。これは久々に出たスーパーホースな予感すらします。順調なら本当に凱旋門賞は楽しみだなと思いました。
イクイノックス
前走と見違えるくらいパドックの気配は良かったです。大外枠どのように捌くのか注目していましたが、流石ルメール騎手、前には行かず後ろからでした。やはり前走ちょっと掛かったのがそうさせたというのはあるのでしょう。皐月賞の時も長くいい脚を使うというよりも3Fを如何に速くというタイプの馬ですから直線に賭けるレースは大正解かなと。まだまだ体質の不安もありますし、馬体を見てもこれからという馬ですから、その時点でこれだけ走れているのは能力が高い証拠です。秋以降どのような成長を見せてくれるか楽しみです。
アスクビクターモア
実績自体は4強と大差はないわけでしたし、しぶとさを活かす競馬になるとほんと強いですね。ディープインパクト産駒っぽくはない、やはり中山がベストだと思います。その中でも3着は地力がないと出来ないことですし、今回特に前は淀みなく流れましたからね。決して展開の利があったわけではないですから、世代トップクラスだというのは間違いないです。
ダノンベルーガ
パドックで元々コズみを見せる馬ですが、今回はパドック、返し馬終わってもずっとコズんでいたあたり、調教負荷かけすぎたかなというのが大きいと思います。暑さも影響したと思います。人気上位馬の中で夏場を経験していないのはこの馬だけでしたし、発汗が凄かったです。直線は大分フラフラしてましたし、直線外に出せなかったというのもあると思いますが、やはり全馬がここを目指している中だとこういう不安が結果に結びつかないケースは多いですからね。それでも4着で大崩れしてるわけではないですし、これから馬がしっかりとしてくればポテンシャルを遺憾無く発揮できるでしょうね。今後の成長に期待したいです。
プラダリア
このメンバーで5着は立派だと思います。先行勢で残ってるのはこの馬とアスクビクターモアだけでしたから力は示しています。やはり青葉賞組の関西馬は本当にタフじゃないとキツいのでしょう。馬自体はまだキャリアも浅いですから良くなるのはこれからでしょうね。
キラーアビリティ
事前の予想よりも遥かに馬は良くなっていたなというのがパドックでの印象でした。気難しい面を持っているのですがそういう面は出さなかったのかなと自分が見てる中では思いました。徐々に馬はいい時の雰囲気に戻ってきていると思いますし、後ろから溜めてお終いに賭ける競馬も今回はマッチしたのではないかなと思います。
ジオグリフ
調教からもパドックからも状態の良さは感じてました。道中ずっと1頭浮いたポジションで走ってたのが脚を溜められなかったのかなとは思いますが、やっぱり本質は小回りコースの方がいいのでしょうね。瞬発力勝負になると分が悪いのかなと。この馬の良さは直線の長い東京コースでは活かされないかなという印象でした。距離は問題ないとは思いますがもう少し短いところの方が全開かもしれません。
まとめ
今回のダービーで武豊騎手は20代30代40代50代という偉業を達成しました。これは本当にすごいことだと思います。この人の持っている人柄があるからこそ、キズナの時もそうでしたが、いいオーナーに恵まれてそこで結果を残していける、競馬っていいなぁ。と改めて思いました。
今後フランスに行くのかどうかはわかりませんが、走法を見てるとロンシャンの馬場は合いそうですし、精神力も凄いので海外でも物怖じしなさそうですから本当に楽しみです。
何よりも人馬無事で秋を迎えてもらいたいですね。
さて、来週からまた新馬戦も始まり、新たなスタートが切られます。G1も安田記念がありますので休む間もありません。来週に向けて頑張っていきましょう!!
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