アイビスSD &クイーンS 回顧分析!

アイビスSD クイーンS 結果速報 レース回顧
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週末競馬皆さんお疲れ様でした!

今週の新潟のタイムは芝もダートも凄い速い決着。ダート1200mの2歳レコードが良馬場で更新されるのは予想外。日本の競馬はどこまで速くなっていくのでしょうか。

さて、早速ですが本日行われたW重賞のアイビスサマーダッシュクイーンSを振り返っていきましょう!!

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アイビスサマーダッシュ 回顧

アイビスSD 2022 ビリーバー

結果

1着8枠16番ビリーバー杉原0:54.4
2着8枠17番シンシティ富田1
3着3枠5番ロードベイリーフ西村淳1/2
4着8枠18番レジェーロ団野クビ
5着2枠4番スティクス藤田菜1.3/4

8枠16番のビリーバーが後方から一気に差し切り優勝!鞍上の杉原誠人騎手は重賞初制覇!2着に逃げたシンシティが入線。14番人気ロードベイリーフが後方2番手から差し込んできて3着に!3連単で26万overの払い戻しになりました!

スタートからレース映像とパトロール映像での振り返り

千直のため少し画像が見にくいと思いますがご了承ください。

4番ゲートのスティクスと大外枠のレジェーロ、勝った16番のビリーバーは好スタート。逆に逃げたシンシティは両サイドの2頭よりはゆっくりめのスタートでした。

スティクスは内ラチを選択し、好ダッシュでラチ沿いへ。この時点でライオンボスを圧倒する形に。シンシティも二の足を効かせ外ラチ沿いを確保。

4頭が内、14頭が外という形になりました。

この時点から5番のロードベイリーフは行き脚がそこまで良くなく、外側に進路を切り替え。

ロードベイリーフは有力馬のヴェントヴォーチェトキメキの後ろを確保。シンシティが14頭を引っ張り、その2つ後ろにビリーバーというライン。結果的に8枠の外ラチラインが1−2−4着だったので枠の差は出たんだと思います。

ラップタイムを考えても前半32.3なのでそこまで差はないラップ。ミドルペースといったところです。

ここから内側は見辛いのでカットします。

内周り合流地点なんですがビリーバーは手応えが良くて前さえ開けば突き抜ける状態でした。前のシンシティレジェーロはもう既に手が動いていました。3着にきたロードベイリーフも徐々に進出を開始します。

開幕週の馬場ということもあり勝負所で馬群がバッと広がったのがビリーバーロードベイリーフにとってはよかったです。

ビリーバーの前にいたレジェーロが思いの外、内側に切れ込んでいったので、逃げ馬との間のスペースが丁度開いて進路が出来ました。

ロードベイリーフも仕掛けどころで黒丸で囲った馬群が一気広がったのですんなり前が開く形に。

あとはどれだけ伸びるかという戦いなのですが、全体のラップを見てみると

11.8-10.0-10.5-10.7-11.4

最後は逃げ馬が止まったところを差し切るようなレースになりました。馬場を考えたらミドルペースでも緩めのペースだったのも後ろの馬のキレに繋がったようなレースでした。

各馬の個人的評価

1着 ビリーバー

外枠ということでスムーズに外ラチを取れたのと、隣の枠にシンシティがいたのが大きかったと思います。ずっと手応えも良く追走も楽で、全馬追い出したタイミングでも持ったままで進路を探す感じだったので状態も良かったんだと思います。千直に限らずコーナーのあるコースでも活躍できると思います。7歳ですがまだまだ活躍できるでしょう。鞍上も慌てなかったのがよかったですね。

2着 シンシティ

枠も絶好で自分のできる競馬をしての2着。スピードの持続力は確かなもので能力全開は1000mだと思います。ペース次第では1200mまで持つとは思いますが、平坦向きかなという印象。馬は5歳ですから今後も活躍が期待できます。

3着 ロードベイリーフ

スタートしてすぐに外ラチ側に切れ込みながら進路を切り替えの判断は大きかったと思います。前走と前々走の内容からも馬は充実期に入っていますね。千直じゃなければいけないようなタイプではないので他場でも十分活躍できると思います。直線坂があるコースならもっと面白くなりそうな印象を受けました。

4着 レジェーロ

大外枠で枠もよかったですし、前走の速い流れを経験したのが活きた感じで追走が思ったより楽そうでした。枠の並びの関係でも逃げ馬の後ろを取れましたし上手くいった結果かなと。重賞レースを勝つにはもうワンパンチ必要か。

5着 スティクス

スタートとテンの速さは今現役で1番速いと思います。馬自体も力をつけていますし、千直に限らず1200mでも十分通用すると思います。逃げてこその馬だと思うので次走も思い切った競馬を続けてほしいです。

6着 オールアットワンス

手応えはすごく良さそうでしたが追ってから案外でした。昨年は軽斤量でしたしその恩恵があった勝利だったのかもしれませんがスティクスを捉えられなかったのが意外でした。条件は千直が今の所ベストだと思います。

7着 マリアズハート

走っていないわけでもないんですが、あまりにも内容が無いレース。馬体重のプラスも大きく関係はしないですし、結果的に見たら枠が全てだったかもしれません。全体時計もそこまで速い決着ではなかっただけに残念でした。

9着 ヴェントヴォーチェ

スタートも出て、自分的に懸念していたスピード乗りもクリアはしていました。福永騎手のコメントにもある通り、ずっと左にもたれていたみたいで、パトロールの映像を見ても福永騎手の重心が右にいっているのがわかります。気難しさが年齢を重ねて出てきたのか少しわかりませんが掴み所が難しいなと思います。ポテンシャルは間違いないのでうまく噛み合えば。

10着 ライオンボス

いい時のスピードが今は出なくなってしまいましたね。年齢的なことと58キロの斤量もありますが、他に速い馬が出てきてしまってついていくので精一杯な展開になってしまいました。4年連続の連対を期待していたんですが厳しかったですね。枠を考えてもベストな騎乗だったと思います。

15着 クリスティ

ブリンカーも効いてイメージ通りの先手を取れてさあこれからというところで伸びあぐねました。若干挟まる場面もありましたが、やはり馬の気持ちの問題なのかもしれません。条件が変わって一変があればと思ったんですが残念です。



クイーンS 回顧

クイーンS 2022 テルツェット

結果

1着1枠1番テルツェット池添1:47.8
2着3枠4番サトノセシル古川吉ハナ
3着2枠2番ローザノワール田中勝クビ
4着7枠12番ルビーカサブランカ横山和1/2
5着3枠3番ホウオウピースフル横山武3/4

中団からレースを進めたテルツェットが最内を突き優勝!2着は外から伸びたサトノセシル。3着には逃げたローザノワールが入りました!1番人気のウォーターナビレラは10着大敗という結果に。

スタートからレース映像とパトロール映像での振り返り

ウォーターナビレラがスタートのセンス抜群なので想定通りの好スタート。意外だったのが勝ち馬のテルツェットがしっかりとゲートを出ました。他にはメイショウミモザルビーカサブランカも好スタートを決めています。

大方の予想通りですがローザノワールが出ムチを入れながら先手を主張。スタート速かったウォーターナビレラや、メイショウミモザホウオウピースフルも好スタートから先手を主張。この一列後ろに勝ち馬と2着馬がいるんですがテルツェットはこの時点で理想的な位置取りになったと思います。

1コーナーの入りの時点で逃げたローザノワールがペースを上げなかったので内のテルツェットサトノセシルファーストフォリオが頭を上げる形になりました。

この時点で内にいる馬の1-2-3着なんですが、ウォーターナビレラはもう少し内の枠だったらというのはありますね。1〜2コーナーでの距離ロスは否めません。メイショウミモザファーストフォリオの位置が良くを言えば理想だったと思います。

2コーナーですが逃げたローザノワールを除いた上位馬はまとまった位置取りです。

ペースは前半1000m通過が60.2秒。かなり遅いペースになったと思います。

ラップからも

12.7-12.2-12.4-12.1-11.8-11.4-11.6-12.0

完全なる後傾ラップになり、前半は12秒台連発。基本的には前が残る展開になったと思います。

向こう正面では団子状態。普段は最後方グループで追走しているテルツェットが前から3列目にいます。池添騎手もスローでも慌てず内で我慢したのが素晴らしいと思います。サトノセシルは早めに外目に進路を取りました。

600mのハロン棒を通過したところですが、本来ならペース考えたら中団の内は詰まる可能性が高いので先に外を回して動いたサトノセシルの方に分がありそうなんですが、内の3番のホウオウピースフルも手応え良かったのがテルツェットにはいい方向に向いたかなと思います。

400mのハロン棒通過地点。この時点でピッチが一気に上がるので白で囲った馬達は位置取り的に厳しくなります。ウォーターナビレラはこの時点では絶好の形だなと思ったのですが。

テルツェットは内が開くのを待つ形に。外を狙う素振りはあまり見えませんでした。あくまでも内枠を活かした乗り方です。

対するサトノセシルは外の4頭目から早めに先団に取りつきます。

ホウオウピースフルがほんの一瞬外に寄れたタイミングをテルツェットは見逃しませんでした。本当に開いた1頭分を突きましたね。

このあとローザノワールも苦しくなったのと右ムチに反応して内がぽっかり開いたので運も向いた結果だと思いますが、さすがの騎乗といったところです。

各馬の個人的評価

1着 テルツェット

スタートをしっかり決めて中団に位置した時点で乗り方は完璧という感じだと思います。馬も馬体が増えてきて調教も攻められるようになったのとゲート練習もしていたようで、その成果が出たレースだったと思います。使い詰めが出来なかったところが充実期に入ったことによりレース選択の幅も広くなったので今後も楽しみです。

2着 サトノセシル

元々は除外対象だったのですが、ウインエクレールSTV賞に行ったことにより出走が叶い、目標としていたレースに出れた運がまずは大きいと思います。昨年も3着にきている通り洋芝の適正は高いですね。今回は勝ち馬が進路が開いた運では勝った感じですがこの馬もこの条件なら負けていません。

3着 ローザノワール

このスローペースで逃げられると思っていませんでしたが。遅すぎると上がりで負けてしまうので難しいところです。ただ、コーナー4つは合っていますし、距離もマイルよりは1800mの方がゆったり走れるのでいいですね。このクラスなら実力は上位になると思います。

4着 ルビーカサブランカ

スタートが思いの外出て、流れにスムーズに乗れたのが今回はよかったと思います。ただやはり1800mだと忙しいので理想は2000m以上のレースだと思います。

9着 ファーストフォリオ

待望の距離延長だったんんですが、ちょっとペースが遅すぎて折り合いが苦労する展開になってしまいました。ただそれほど大きく負けているわけではないのでもう少しペースが流れる競馬になれば浮上のチャンスはあると思います。

10着 ウォーターナビレラ

逃げた馬が3着に残る中、レースの運びは理想的だったと思うんですが距離が原因なのか…?という負け方です。確かに桜花賞前までは1600mギリギリ説もありましたが、競馬センス的にはこなせると思っていました。牝馬特有の急に走る気持ちを失うものでなければいいんですが…



まとめ

今回推奨した馬達の結果は

アイビスSD
マリアズハート7着、ライオンボス10着、クリスティ15着

クイーンS
ウォーターナビレラ10着、ファーストフォリオ9着

と不甲斐ない結果に終わってしまいました……。ここまで何も来ないのは久々な気がしますが、来週も懲りずに頑張ります!!

来週はダート重賞2本立て!新潟ではレパードS、札幌ではエルムSが行われます。

8月に入り暑さが更に増すと思いますが熱中症に気をつけて来週もよろしくお願いします!!

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この記事を書いた書いた人
ころめん

ころめんです!30代の競馬ニキです!

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