【NHKマイルカップ 2024】出走馬適性チェック✔︎

NHKマイルC 2024 出走馬 適性 診断 血統 傾向 評価 重賞出走馬適性チェック
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2024年5月5日(日) 東京競馬場 芝1600m NHKマイルカップ 出走馬全頭の適性診断記事になります。

この記事はNHKマイルカップへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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NHKマイルカップ 2024 血統適性評価基準

3歳マイル王決定戦のNHKマイルC。東京1600mで行われます。

近年絡むのがストームキャットの血。今年も絡むのか注目したい。

NHKマイルカップ 2024 出走馬適性チェック✔︎

アスコリピチェーノ

 父:ダイワメジャー
 母:アスコルティ
母父:Danehill Dancer

アスコルターレの半妹で、母のアスコルティはJRA2勝。祖母のリッスンはフィリーズマイル(英・GI)勝ち馬。タッチングスピーチやサトノルークスの姪にあたり、キングズレインのイトコにあたる血統。父のダイワメジャーはサンデー×テーストの種牡馬で、マイル適性の高さを遺伝させます。母父はデインヒルの後継のデインヒルダンサーだから仕上がり早の牝馬というイメージで、レシステンシアにも血統構成は似ています。桜花賞では勝負どころ少しジリっぽかったし距離は1800mでもいい感じ。一度使ったのでその点はカバー出来そうですし、東京マイルでも適性面は問題ないのでは。

血統:B    距離:B    コース:B     ローテ:B

アルセナール

 父:エピファネイア
 母:サンブルエミューズ
母父:ダイワメジャー

母はサンブルエミューズでナミュールやラヴェルの半妹にあたる血統になります。エピファネイア産駒で母父ダイワメジャーのマイルスピード志向は入りますが、過去2走を見てもマイルだとエンジン点火に時間が掛かるしもう少し距離が伸びてもいいように感じます。時計や上がりの掛かる決着になって上位食い込みを狙いたい。

血統:C    距離:C    コース:A    ローテ:C

アレンジャー

 父:リアルスティール
 母:キーウエスト
母父:ネオユニヴァース

スマートロビンの甥にあたり、ダンスインザダークやダンスパートナー、ダンスインザムードなどを輩出するキーパートナーの牝系です。父のリアルスティールはディープ産駒で、ドバイターフ勝ち馬。フォーエバーヤング、レーベンスティールの父。マイルは守備範囲ですが、前走のアーリントンCは枠や展開で噛み合った2着。気性的にもペースはもう少し流れた方が競馬は楽でしょう。脆さが出なければここでも十分やれるとは思います。

血統:B     距離:B     コース:C     ローテ:C

イフェイオン

 父:エピファネイア
 母:イチオクノホシ
母父:ゼンノロブロイ

母のイチオクノホシは阪神牝馬SやクイーンCで2着。祖母がレディインなのでハーバーコマンドやコスタボニータの姪にあたります。エピファネイア×ゼンノロブロイの配合で、見た目的にも距離は伸びても良さそうなアウトラインはしています。桜花賞を見てもマイルでの斬れ味というタイプではないし、内枠はあまり良くないかも。上がりと時計が掛かる競馬で浮上。

血統:C    距離:B    コース:B    ローテ:C

ウォーターリヒト

 父:ドレフォン
 母:ウォーターピオニー
母父:ヴィクトワールピサ

母のウォーターピオニーはJRAの1400m戦で3勝。クイーンSを制したレッドアネモスの甥にあたり、近親に天皇賞・秋2着のアグネスアークがいる血統。父のドレフォンは芝ダート共に活躍馬を出すストームキャット系種牡馬で、ジオグリフやデシエルト、カルネアサーダなどの父。この産駒らしい見た目で1400mベターだとは思います。中距離路線からマイルへの距離短縮は大歓迎。京都下りがベストコースな面はあるので、東京なら多少馬場が渋った方がいいかもしれません。

血統:A    距離:B    コース:B     ローテ:B

エンヤラヴフェイス

 父:エイシンヒカリ
 母:タイキアプローズ
母父:Devil’s Bag

浦和記念を制したサミットストーンの半弟で、曾祖母からはウェルシュマフィンが出るので近親にタイキシャトルのいる血統。父エイシンヒカリのスピードもありますし、距離はマイルでも少し長いかなという印象。東京コース自体は悪くないでしょうが、もう1ハロン短い方が弾けるとは思うので、道中ロスなく運んで直線に力を集約出来るかどうかでしょう。上がりが掛かって差し込みを。

血統:B     距離:D    コース:B    ローテ:C

キャプテンシー

 父:モーリス
 母:アドマイヤリード
母父:ステイゴールド

母はヴィクトリアマイル勝ち馬の名牝アドマイヤリード。ベルクレスタの甥で、いとこにはヒロシゲウェーブがいます。父モーリスに母父ステイゴールドらしく重厚なパワー型なマイラーに。NZTの大敗は渋った馬場が原因か。軽い馬場なら再起はあるとは思いますが、東京向きかと言われると…。緩まないペースで逃げ込みを図れるなら器的には通用すると思います。

血統:C    距離:A    コース:C     ローテ:C

ゴンバデカーブース

 父:ブリックスアンドモルタル
 母:アッフィラート
母父:ディープインパクト

母のアッフィラートはJRA4勝馬で、祖母のレディオブヴェニスは米GIIのキャッシュコールマイル招待S勝ちなど。アクションスターの甥にあたります。父のブリックスアンドモルタルはストームバードのクロス持ちの種牡馬で、米BCターフやアーリントンミリオンなどGIを勝ちまくった名馬。サウジアラビアRCは直線だけでボンドガールやシュトラウスを置き去りにした勝利は圧巻。ホープフルSは取消で、その後喉の手術でここまで復帰が伸びた影響がどれだけあるか。素質的には通用すると思いますが、揉まれない競馬で一気差しが出来るかどうかの展開次第でしょう。

血統:A    距離:A    コース:A     ローテ:C

ジャンタルマンタル

 父:パレスマリス
 母:インディアマントゥアナ
母父:Wilburn

母は米GIII芝11F勝ち馬で、父のパレスマリスはジャスティンパレスやアイアンバローズの半兄にあたる血統で、ベルモントSなどの勝ち馬。母父ウィルバーンは米国マイラー。母系の構成自体はストームキャットも入りスピードを持ちますが、競馬のセンスが高いのでマイル〜2000mならどこでもといったタイプでしょう。皐月賞は強気に乗った3着で、悲観する内容ではないと思いますが、マイルならスローよりは淡々と流れるラップで差しを狙いたい。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:A

シュトラウス

 父:モーリス
 母:ブルーメンブラット
母父:アドマイヤベガ

母はマイルCS勝ち馬ブルーメンブラット。ブルメンダールの全弟で、ヴェルデローゼやブルーメンクローネの半弟。父はモーリスとマイル適性の高い血統で近親にコジーンなど、スピードが強い牝系。気性的にもかなり一生懸命走ってしまうのがネックで、レースへ行っての折り合いが課題に。前走のファルコンSは道中大人しく最後方から回って来ましたが、直線渋滞で進路は空かず。エンジン的には世代トップクラスで無視はできない存在でも、一か八か過ぎるので、どう乗ってどちらに転ぶか。

血統:B     距離:A    コース:A    ローテ:C

ダノンマッキンリー

 父:モーリス
 母:ホームカミングクイーン
母父:Holy Roman Emperor

母のホームカミングクイーンは英1000ギニー勝ち馬。半姉に愛GIのモイグレアスタッドステークス(芝7F)勝ち馬のシェールがいて、叔父に凱旋門賞など欧州GIを勝ちまくった名馬ディラントーマスのいる血統。父がモーリスで、母父ホーリーローマンエンペラーもデインヒルのラインの欧州スプリンターというところからもスプリント適性は高めの配合でしょう。前走は後方でしっかり折り合って直線外を回しごぼう抜き。ここも前走同様、競馬でパニくらなければ突き抜けも。ペースが流れてくれれば尚良さそうです。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:C

チャンネルトンネル

 父:グレーターロンドン
 母:ギャルソンヌ
母父:Henrythenavigator

ブラインドデートの半弟にあたる血統。父グレーターロンドンは中京記念を制したディープインパクトの後継種牡馬で、ロンドンプランやナイトインロンドンなどの父。母父のヘンリーザナビゲーターはキングマンボ系の欧州マイラー。距離的には1800mまではというタイプだと思いますが、大箱マイルなら守備範囲。前走は決め手の鋭い相手と、ロスなく回ってきた相手に3着と屈しましたが、ポテンシャル的には通用するし、立ち回り次第では逆転も。

血統:B     距離:B    コース:A     ローテ:B

ディスペランツァ

 父:ルーラーシップ
 母:ルパンⅡ
母父:Medaglia d’Oro

ファントムシーフの半弟で、祖母のプロミシングリードは英10FGIプリティポリーS勝ち馬。父がルーラーシップで母父はメダグリアドーロ。見た目からも丸みを帯びてるし、マイルに距離を短縮して結果を出したのも頷けます。追走的には1800mの方が競馬はしやすそうですが、アーリントンCの目の覚めるような末脚の再現は東京でも可能でしょう。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:A

ノーブルロジャー

 父:パレスマリス
 母:Noble Ready
母父:More Than Ready

英国や北米で活躍したウエスタンアウスクラトや北米で活躍したジンダヤの甥にあたる血統。父のパレスマリスはジャスティンパレスやアイアンバローズの半兄にあたる血統で、このレースにも出るジャンタルマンタルの父。母系がロベルトを持ち機動力とパワーが武器。血統のイメージ通り立ち回り上手ですし、ここでも大崩れせずに走っては来そう。軽い芝でこそなタイプでしょうし、良馬場で押し切りたい。

血統:C     距離:B     コース :A     ローテ:B

ボンドガール

 父:ダイワメジャー
 母:コーステッド
母父:Tizway

ダノンベルーガの半妹で、他馬の後の活躍や勝ち上がり率からもハイレベルと言われている新馬戦の勝ち馬。こちらはダイワメジャー産駒の牝馬で弾むような走りをするので綺麗な馬場の方が向くタイプ。マイルの距離は現状OK。中山よりも東京の方が良さが活きるコースだと思いますし、1度使ってテンションが上がらなければ上位争いは可能でしょう。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:B

マスクオールウィン

 父:ドレフォン
 母:チカアレグレ
母父:ハーツクライ

母のチカアレグレはJRA1勝で、祖母のエルーセラは仏GIIIのロワイヨモン賞(芝12F)勝ち馬。父のドレフォンはストームキャット系種牡馬で、芝ダート共に活躍馬を輩出。ジオグリフやカルネアサーダなどの父。母父ハーツクライと母系はスタミナが強い配合で、見た目からも短距離馬という感じはしませんが、1200mでも先行出来るスピードを持ちます。東京マイルは問題は無いと思いますが、もう少し距離があってもいいとは思うストライドなので時計が掛かった方が上位食い込みの余地はあるでしょう。

血統:B    距離:B     コース:A     ローテ:C

ユキノロイヤル

 父:ディーマジェスティ
 母:ユキノクイーン
母父:タイキシャトル

母のユキノクイーンはJRA2勝。半姉にナギサがいて、近親にウインドフィールズのいる血統。父のディーマジェスティは皐月賞を制したディープの後継種牡馬。母父もタイキシャトルでパワーと機動力で押し切る競馬が合うタイプ。NZTを見てもやはり中山向きでしょう。東京真っ向勝負でどこまでやれるか。

血統:C    距離:A    コース:D    ローテ:D

ロジリオン

 父:リオンディーズ
 母:ビービーバーレル
母父:パイロ

ダブルウェッジの甥で、メイショウレガーロの近親にあたる血統。父リオンディーズに母系がパイロ×シルヴァーホーク×デヴィルズバッグとパワー型の血統構成ですが、ストライドがかなりしなやかで、東京1400mがベストな印象。前走ファルコンSは内枠が仇となり直線渋滞に巻き込まれ5着に脚を余した格好。マイルに距離が伸びるのは疑問も巻き返しの目も十分あるでしょう。

血統:B     距離:B    コース:A     ローテ:C

NHKマイルカップ 2024 適性チェック✔︎上位馬3頭

✔︎ゴンバデカーブース
✔︎ディスペランツァ
✔︎ボンドガール

以上の3頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

NHKマイルカップ 2024 ◎本命馬

今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎

5月4日(土)京都11R 京都新聞杯

5月5日(日)新潟11R 新潟大賞典

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