【日本ダービー(東京優駿)2023】出走馬適性チェック✔︎

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2023年5月28日(日) 東京競馬場 芝2400m 日本ダービー 出走馬全頭の適性診断記事になります。

この記事は日本ダービーへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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日本ダービー 2023 血統適性評価基準

東京芝2400mの舞台で行われる3歳馬の頂点を決めるレースです。

ディープインパクトハーツクライと主流の血統が強いレースで、定説は母系の米国的なスピードが重要になっていますが、近年は欧州ナスルーラの血脈も好走傾向に。ダンジグ持ちも警戒が必要。その点を踏まえた評価をしていきたいと思います。

日本ダービー 2023 出走馬適性チェック✔︎

グリューネグリーン

 父:ラブリーデイ
 母:レディーダービー
母父:スペシャルウィーク

オールカマーやAJCC勝ち馬のヴェルデグリーンの半弟で、祖母のウメノファイバーはオークスなど、JRA4勝。イトコにサンリヴァルやヴァンケドミンゴがいる血統。父のラブリーデイは宝塚記念や天皇賞・秋を制したキングマンボ系種牡馬。母父スペシャルウィークはダービーや天皇賞春秋制覇やジャパンCを制した名馬。力の要するコース向きで、京都2歳Sは逃げ切り。常々2000mがギリギリと書いて来ましたが、機動力に富んでいるので前々で積極的に運べればという雰囲気です。大箱よりも小回りの方が合うと思います。

血統:B    距離:D    コース:D    ローテ:C

サトノグランツ

 父:サトノダイヤモンド
 母:チェリーコレクト
母父:Oratorio

母は伊オークスや伊1000ギニー勝ち馬。ダノングレースやワーケアの半弟で、ヨークシャーオークスなどを勝ったシーオブクラスの甥で、ノーブルスコアのイトコにあたります。父のサトノダイヤモンドは菊花賞と有馬記念勝ち馬。母父オラトリオはデインヒルのラインでエクリプスSや愛チャンピオンSを勝っています。ディープ×ダンジグの父に母系もダンジグを持つダービー向きの配合ですが、重厚感が強い分ジリっぽい脚を使います。距離は当然問題ないですし、奥手な分ここに来ての成長力は著しいので勢いで好走の可能性も十分では。

血統:A    距離:A    コース:C    ローテ:B

シーズンリッチ

 父:ドゥラメンテ
 母:エバーシャルマン
母父:ハーツクライ

母はJRA2勝で、エバーシャドネーの半弟。カレンマタドールやサトノマックスの甥にあたる血統で、父のドゥラメンテはクラシック2冠馬で、タイトルホルダーやスターズオンアース、リバティアイランドなどの父。母父ハーツクライなのでトニービンのクロスをもち長距離志向の強い中で、母系がエーピーインディやフォーティナイナーを持ち中距離向きに。大箱向きでも速い決着には分が悪いタイプで、スローの瞬発力を求められると少し酷でしょう。ある程度流れて上がりが掛かってほしいところ。距離は少し長いのかなと思いますが、ダービーならそこまで問題ないのかなと思います。

血統:A    距離:B    コース:B    ローテ:A

シャザーン

 父:ロードカナロア
 母:クイーンズリング
母父:マンハッタンカフェ

母のクイーンズリングはエリザベス女王杯勝ち馬。アクアミラビリスの甥にあたる血統で、父のロードカナロアはキングマンボ系スプリンター。母父がマンハッタンカフェのスタミナでバランスのいい血統で中距離馬に。大箱でこそのタイプの斬れる脚を持ちますし、母系にダンジグ持ちは好感。前走皐月賞は道悪も影響し6着。広いコースに良馬場で巻き返しを。

血統:B    距離:B    コース:A     ローテ:A

ショウナンバシット

 父:シルバーステート
 母:ギエム
母父:Medaglia d’Oro

祖母はBCジュベナイルフィリーズ勝ち馬のオーサムフェザーで、スーパーフェザーの甥にあたる血統。父のシルバーステートはロベルト内包のディープ産駒種牡馬。母父メダグリアドーロ、オーサムアゲイン、ゴーンウエストと母系が米国色が強く、血統全体的にも機動力が高い構成。皐月賞は道悪の中内から伸びて5着。安定感があり相手なりに走るタイプですが、東京の高速決着になると厳しそう。内枠からロスなく回って何処までやれるか。出来れば前で受けてレースをしたい。

血統:C    距離:B    コース:C    ローテ:C

スキルヴィング

 父:キタサンブラック
 母:ロスヴァイセ
母父:シンボリクリスエス

母のロスヴァイセはJRA3勝。ヴァイトブリックの甥で、曾祖母がソニンクなのでロジユニヴァース、ディアドラなどもこの牝系にあたります。父キタサンブラックは中長距離GIで7勝を挙げた名馬で、イクイノックスやソールオリエンス、ガイアフォースなどの父。母父シンボリクリスエスはロベルト系でソングライン、アカイイトなどの母父。母系にトニービンを持ちつつマキャヴェリアンのスピードもありバランスはかなり良くて、如何にも大箱向き。舞台条件は合いますからここでも好走可能でしょう。母父シンボリクリスエスの分、内枠より外枠の方が競馬はしやすそうです。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:B

ソールオリエンス

 父:キタサンブラック
 母:スキア
母父:Motivator

ヴァンドギャルドの半弟で、母のスキアは仏GIIIフィユドレール賞(10.5F)勝ち馬。欧州の名牝ラヴが近親にいる血統。父キタサンブラックは中長距離で活躍した種牡馬で、初年度からイクイノックスやガイアフォースなど活躍馬を輩出。母父モティベーターはゴーンウエストを内包。タイトルホルダーの母父。母系の奥にレインボウクエストを持ちタフなイメージがありますが、デインヒルも入りスピードとパワーも持つバランスの良い血統構成です。無傷で皐月賞を制しポテンシャルの高さは証明済み。中山よりも東京の方が合うのは明確で、距離延長も問題ないですし、ここでも力を出せれ勝ち負けになる存在でしょう。

血統:A    距離:A    コース:A    ローテ:A

タスティエーラ

 父:サトノクラウン
 母:パルティトゥーラ
母父:マンハッタンカフェ

母はJRAのマイル戦を3勝。4代母はクラフテイワイフだからカンパニーやトーセンジョーダンが出る牝系。父のサトノクラウンは香港や宝塚記念などを制したタフ馬場の鬼で、母父もマンハッタンカフェだからスタミナ型。フレンチデピュティやテーストが母系に入るのでスピードや前向きさもしっかり遺伝し中山のような小回りの方が向く血統かなと思います。前走の皐月賞は完璧な立ち回りでも2着に敗れました。高速決着になるダービーだと少し劣るイメージですから前走のように多少道悪になってくれた方がチャンスはあるかと思います。距離延長は問題なくこなせると思います。あとはここまで使ってきて上積みがあるかだと思います。

血統:C    距離:B    コース:C    ローテ:C

トップナイフ

 父:デクラレーションオブウォー
 母:ビーウインド
母父:スピニングワールド

ステラウインドやスマートルビーの半弟で、曾祖母がワンスウエドなのでテイエムオペラオーが近親にいる血統。父のデクラレーションオブウォーはダンジグ系のウォーフロントの後継で、現役時代は欧州の8Fと10FのGIを制しています。タマモブラックタイ、デュードヴァンやジャスパージャックの父。ブラッシンググルームのクロスを持っていて逃げて粘り強い走り。皐月賞は出遅れて後方からの競馬。斬れる脚を使うタイプでは無いのでやはり積極的に前目で競馬するのが吉でしょう。府中に変わるのは歓迎できませんが、機動力を活かした走りで粘り込めれば。

血統:C    距離:C    コース:C    ローテ:C



ドゥラエレーデ

 父:ドゥラメンテ
 母:マルケッサ
母父:オルフェーヴル

サトノダイヤモンドやリナーテの甥で、祖母のマルペンサはアルゼンチンGIを芝ダートで3勝。父のドゥラメンテはダービー、皐月賞の2冠馬のキングカメハメハの後継。タイトルホルダーやスターズオンアース、リバティアイランドの父。母父オルフェーヴルはステイゴールド系の3冠馬。ダービー馬×ダービー馬の配合で、トニービンどステイゴールドの血で持久力が強い分斬れるタイプでは無く、暮れのホープフルSは番手からしぶとい走りで優勝。時計勝負だと若干分が悪いイメージも自分の競馬に徹することが出来れば面白い存在になりそうです。UAEダービーからの帰国初戦になりますからその影響は懸念。

血統:A    距離:A    コース:C    ローテ:C

ノッキングポイント

 父:モーリス
 母:チェッキーノ
母父:キングカメハメハ

母チェッキーノはフローラS勝ち馬で、祖母のハッピーパスは京都牝馬S勝ち馬。コディーノの甥で、サブライムアンセムのイトコにあたる血統。父のモーリスはマイルを中心に国内外でGIを勝ちまくった名馬。前走の毎日杯からも距離は中距離までならこなせるのかなと思います。若干行きたがる面は出そうですが、追い出してからの持続力は東京はむくと思いますし、モーリス産駒の成長力でどこまで差を詰めれるかでしょう。

血統:C    距離:B    コース:B    ローテ:B

ハーツコンチェルト

 父:ハーツクライ
 母:ナスノシベリウス
母父:Unbridled’s Song

ナスノシンフォニーの全弟で、母のナスノシベリウスはJRAで3勝。ハーツクライ×アンブライドルドソングだからスワーヴリチャードと同じ配合で高い持続力を持ちます。母系のスピード持続力にハーツクライが父で、ダンジグ内包とダービー向きの配合で、さらに奥のエーピーインディからもこの舞台に適しています。青葉賞はスキルヴィングと競り合って2着。東京では大崩れしませんし、距離も問題ないことは前走で証明。後ろからの追走にはなると思いますが流れ次第では上位食い込みも可能でしょう。

血統:A    距離:A    コース:A    ローテ:C

パクスオトマニカ

 父:ヴィクトワールピサ
 母:ディープラヴ
母父:ディープインパクト

ディヴァインラヴやワープスピードの半弟で、サンデーウィザードやヒーズインラブの甥にあたる血統。父ヴィクトワールピサは中山適性が高く皐月賞や有馬記念、ドバイWCを勝った名馬。母父ディープインパクトは言わずと知れた大種牡馬でブルードメアサイアーとしてもキセキやドルチェモア、ジェラルディーナなど活躍馬を多数輩出。前走のプリンシパルSは超スローの楽逃げで押し切り。飛びが大きく東京でも問題ないものの距離延長もマイナスな印象。展開にも左右されると思うので楽に行けるかが鍵では。

血統:C    距離:D    コース:B    ローテ:C

ファントムシーフ

 父:ハービンジャー
 母:ルパンII
母父:Medaglia d’Oro

ルピナスリードの半弟で、祖母のプロミシングリードは英10FGIプリティポリーS勝ち馬。ダンジリと同血なので、本馬はダンジリの2×2という血統になります。サンデーの入らない血統で、ダービーに向くかと言われると疑問。ただ、中山よりも東京は確実に合う走りをしますし、共同通信杯勝ち馬は相性のいい舞台。距離はこなせる範囲ですし、立ち回り次第では逆転があってもいい1頭でしょう。

血統:C    距離:B    コース:A    ローテ:A

フリームファクシ

 父:ルーラーシップ
 母:ライツェント
母父:スペシャルウィーク

ディアドラやリューベックの半弟で、ノットアローン、ランフォルセ、ノーザンリバーの甥で、ロジユニヴァースのイトコにあたる良血馬。父ルーラーシップはキングカメハメハの後継種牡馬で、トニービン内包し長距離志向もしくはワンペースに向く産駒が多い。本馬はスペシャルウィークが母父にマキャヴェリアンを母系に持つのでスピード能力が高く出ました。性格的に燃えやすく、2400mだと折り合いがさらに不安ですが、東京のようなコースも問題ないですし、道悪が響いた前走からどこまで巻き返せるか。

血統:B    距離:C    コース:B    ローテ:C

べラジオオペラ

 父:ロードカナロア
 母:エアルーティーン
母父:ハービンジャー

エアアンセムやサトノヘリオスの甥で、曾祖母エアデジャヴーはオークス2着馬。近親にエアシェイディやエアメサイアなどがいる血統。父のロードカナロアは日本と香港で活躍した名スプリンターで、アーモンドアイやサートゥルナーリア、ダノンスマッシュ、ステルヴィオなどの父。母系がダンジグ系のハービンジャーやテーストを持つので中山向きの持続力を持ちます。2走前は道悪を苦にせずスプリングSを制覇。前走は前で競馬した分が裏目に出ました。東京で斬れる脚を使えるタイプでは無いですから上がりの掛かる展開が理想。距離も少し長いのかなという印象もありますからレース運びに工夫が必要になりそうです。

血統:C    距離:C    コース:C    ローテ:C

ホウオウビスケッツ

 父:マインドユアビスケッツ
 母:ホウオウサブリナ
母父:ルーラーシップ

祖母はキングカメハメハの半妹で、ホウオウユニコーンの半弟。父マインドユアビスケッツはロベルト内包のヴァイスリージェント系で、デルマソトガケやショーモンの父。母父ルーラーシップだからマンファスの4×3を持ち、父がデピュティミニスターのクロスを持つので機動力も高い血統。タイプ的にもパワー型で斬れる脚を使えないので、淡々と前で運んで粘り込む競馬が理想。距離は少し長いかなと思うのでトラックバイアスや展開の助けが必要かなと思います。

血統:D    距離:D    コース:B    ローテ:C

メタルスピード

 父:シルバーステート
 母:マイビビアーヌ
母父:Shamardal

4代母まで遡ると、コロネーションカップやバーデン大賞を勝ったウォーサンが出る牝系。父のシルバーステートはロベルト内包ディープ系種牡馬で機動力に富む血統。母父シャマルダルは欧州2歳チャンプで、仏ダービーやセントジェームスパレスSも勝った名馬。スピード色が強い中に母系のサドラーズウェルズも活きるので上がりの掛かる競馬が合います。前走の皐月賞は外から追い込んであわやの4着。距離延長、コース変わりが良いとは言い難いですが、地力はあるのでどこまでやれるか注目。

血統:D    距離:C    コース:C    ローテ:C



日本ダービー 2023 適性チェック✔︎上位馬5頭

✔︎ソールオリエンス
✔︎シーズンリッチ
✔︎シャザーン
✔︎スキルヴィング
✔︎ハーツコンチェルト

以上の5頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎

5月27日(土)京都11R 葵S

5月28日(日)東京12R 目黒記念



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