【新潟記念 2023】出走馬適性チェック✔︎

新潟記念 2023 出走馬 適性 診断 血統 傾向 評価 重賞出走馬適性チェック
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2023年9月3日(日) 新潟競馬場 芝2000m 新潟記念 出走馬全頭の適性診断記事になります。

この記事は新潟記念への出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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新潟記念 2023 血統適性評価基準

新潟2000m外回りで行われるハンデ重賞。

単なる上がり勝負というよりも、粘り強く伸びるしぶとい差し脚が必要。ネヴァーベンドやヌレイエフなどを持つと良いかもしれません。その点を踏まえた評価をしたいと思います。

新潟記念 2023 出走馬適性チェック✔︎

イクスプロージョン

 父:オルフェーヴル
 母:ファシネイション
母父:シンボリクリスエス

アプフーヴァルやエトワールの下で、祖母はリンカーンと同血のグローリアスデイズ。近親にエスポワールやアドミラブル、アリストテレスのいる血統になります。父はステイゴールドの後継オルフェーヴルでスタミナ豊かな血統に母父がロベルト系のシンボリクリスエスだから中京の中長距離に適した血統構成。母系にトニービンが入るように長いところの持続力も持ち、サンデーとテーストのクロスで底力もある配合。2走前は不良馬場の新潟大賞典で3着。前走は久々の右回りも良くなかったか。新潟は相性もいいし、道悪も問題なく走れます。ここでもそこそこやれる1頭でしょう。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:B

インプレス

 父:キズナ
 母:ベアトリスⅡ
母父:Dr Fong

母は独GIII勝ち馬のベアトリスⅡで、父キズナはディープ産駒のダービー馬。母父はロベルト系のドクターフォングで、セントジェームスパレスを制しています。キズナ×クリスエス系はソングラインと同じ。キズナの牡馬らしく斬れ味がいいタイプではないので長い直線をふんだんに使った競馬がいいでしょう。2000mだとスピード負けしそうだしもう少し距離があった方がいいかもしれません。

血統:C    距離:D    コース:C   ローテ:C

イーサンパンサー

 父:スズカフェニックス
 母:レアシルウィア
母父:ティンバーカントリー

オリエンタルサンの半弟で、マイターンの甥にあたる血統。父のスズカフェニックスは高松宮記念を制したサンデー系種牡馬でマイネルホウオウの父。母系もティンバーカントリーやキャタオラなど米国のスピード志向の強さからも適性距離はもっと短いところでしょう。出るとしても連闘になりますし、年齢的な上積みも望めないとは思います。新潟自体は問題ないですが、外回りよりも内回りでというタイプでしょう。

血統:D    距離:E    コース:D    ローテ:E

グランオフィシエ

 父:キングカメハメハ
 母:マーブルカテドラル
母父:ダイワメジャー

母のマーブルカテドラルはアルテミスS勝ち馬で、祖母のヘルスウォールはチューリップ賞勝ち馬。アサクサダンディやオースミカテドラルの甥にあたります。父キングカメハメハに母父ダイワメジャーでスピード志向は強いものの、母系の奥がエリシオだから中距離馬に。本質的には長い直線が合うタイプだと思いますから新潟外回りは歓迎のクチでしょう。血統背景も悪くないですが、多少上がりが掛かった方がいいのは事実。ドスローの競馬にならなければ上位に食い込める1頭だと思います。

血統:A    距離:B     コース:A     ローテ:B

サトノルークス

 父:ディープインパクト
 母:リッスン
母父:Sadler’s Wells

母リッスンは英GIフィリーズマイル勝ち馬。タッチングスピーチやムーヴザワールドの半弟で、キングズレインやアスコリピチェーノの叔父にあたります。この配合の牡馬なので、どちらかというとタフさに振れていて、4年前の菊花賞で2着の戦歴を持ちます。前走2年振りの復帰戦でしたが、久々とはいえ勝負どころの反応も良くなかったので距離はもう少しあった方がいいと思います。タイプ的にも内回り向きだし新潟外回りは懸念材料になりそうです。

血統:B    距離:C    コース:D    ローテ:C

サリエラ

 父:ディープインパクト
 母:サロミナ
母父:Lolita’s

サラキアの全妹でサリオスの半弟。母のサロミナは独オークス勝ち馬。フェイトのイトコで、シュネルマイスターもこの牝系にあたります。血統的にも兄弟が成功していますし、サラキア同様に中長距離に向く牝馬でしょう。前走の目黒記念は案外伸びずに3着。トップギアに入るまで時間を要するタイプだから新潟の長い直線はプラスでしょう。ここでも当然勝ち負けになる1頭だと思います。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:B

ノッキングポイント

 父:モーリス
 母:チェッキーノ
母父:キングカメハメハ

母チェッキーノはフローラS勝ち馬で、祖母のハッピーパスは京都牝馬S勝ち馬。コディーノの甥で、サブライムアンセムのイトコにあたる血統。父のモーリスはマイルを中心に国内外でGIを勝ちまくった名馬。ダービーの競馬を見る限り中距離くらいまでならこなせるのかなと思います。とはいえマイルや1800mあたりの方が弾けそうなので、ここでも折り合いが課題になりそう。決め手は十分通用すると思いますし、道中リズム良く運べれば古馬相手でも戦えると思います。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:C

バラジ

 父:ヴァンセンヌ
 母:シーダーアラジ
母父:アラジ

スターボードの半弟で、NZT勝ち馬のヴァイスシーダーの甥にあたります。父のヴァンセンヌは東京新聞杯勝ち馬で安田記念2着のディープ産駒。母父アラジは米BCジュヴェナイルなどマイル〜短距離で活躍した名馬。血統面では中距離以下に適性を示していますが、本馬は中長距離で実績を積み重ねています。大型馬の割に素軽さもありますし新潟の外回りもこなせると思いますが、本質的に合うのは内回りの直線短いコースで押し切る競馬でしょう。とはいえ、距離短縮はプラスに出ると思いますし、スローに持ち込めれば粘り込みがあっても驚かない1頭です。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:B

ファユエン

 父:ヴァンセンヌ
 母:サクラパピルス
母父:アグネスデジタル

祖母サクラキャンドルはエリザベス女王杯勝ち馬で、近親にサクラチトセオーやサクラメガワンダー、サクラアンプルールなどがいる血統。父のヴァンセンヌは東京新聞杯勝ち馬で、安田記念2着のディープ系種牡馬。母父アグネスデジタルは芝ダートの両方でGIを制した名馬。どちらかというとパワーに寄った配合なので、新潟平坦のイメージとは少しズレるかもしれません。前走は中京2000mで外から長く脚を使い勝利。遅いペースだったことを考えてもかなりいい勝ちっぷりに見えました。末脚は堅実なタイプだし、軽ハンデを活かせればひょっとしてという感じでしょう。直線で何処まで追い込めるか注目です。

血統:C    距離:A    コース:C    ローテ:C

ブラヴァス

 父:キングカメハメハ
 母:ヴィルシーナ
母父:ディープインパクト

繁殖として優秀なハルーワスウィートの一族で、母のヴィルシーナはヴィクトリアマイルを連覇。シュヴァルグランやヴィブロスの甥。父はキングカメハメハで、母父ディープインパクトの主流血統で、マキャヴェリアンが母系に入りスピード面を強化。母系の奥にヌレイエフを持ちます。3年前の勝ち馬ですし、適性は十分にあると思います。近走敗因は明確ですし、左回りの大箱なら順位を上げてきてもいいでしょう。一発あっても驚かない1頭です。

血統:A    距離:A    コース:A    ローテ:C

プラダリア

 父:ディープインパクト
 母:シャッセロール
母父:クロフネ

母のシャッセロールはJRA3勝で、ヴェントボニートの全弟にあたる血統で、ディープインパクト×クロフネはレイパパレやステファノスなどが出る配合。血統的には阪神内2000mベターな感じですし、宝塚記念の競馬からも2000mという距離は丁度いいのかなと思います。上がりが掛かった方がいいタイプなので、新潟外回りのスローになると苦しい面もあるかもしれません。多少でも流れてくれれば差し込めるポテンシャルは秘めていると思います。

血統:B    距離:A    コース:C    ローテ:B

フラーズダルム

 父:キズナ
 母:クーデグレイス
母父:ホワイトマズル

母はJRAで4勝。叔母にポップコーンジャズがいますから、ラブリーデイやボッケリーニのイトコにあたる血統です。父キズナはソングラインやアカイイトの父。母父ホワイトマズルはスマートレイアーと同じでディープと配合されるとリファールのクロスで切れ味の鋭さを増します。脚長で如何にも大箱で斬れるタイプで新潟外回りはプラス。前走関屋記念は脚を使ったものの全馬伸びている競馬で出番はなし。今回距離が伸びるのがプラスに働く面もあればマイナスにも働きそうな感じですが、ここ最近はマイルばかりでしたからなにかキッカケになればという感じでしょう。

血統:B    距離:C    コース:A    ローテ:C

マイネルウィルトス

 父:スクリーンヒーロー
 母:マイネボヌール
母父:ロージズインメイ

母のマイネボヌールはJRA4勝で、祖母のコスモフォーチュンは北九州記念勝ち馬。マイネルラウレアの半兄で、近親にはコスモプラチナのいる血統。父スクリーンヒーローはジャパンCを制したグラスワンダーの後継で、ゴールドアクターやモーリスなどの父。母系はスピードがありますが、父系が強く出て中長距離として完成。戦績や血統を見ても小回りの方が合うタイプですが、目黒記念やアルゼンチン共和国杯でも好走するので新潟外回りも悪くないのかなと思います。前走は1年ぶりの実践でも4着まで差し込んで来ました。今回も直線だけで何処まで追い込めるかの戦いになりそうで、前が止まる展開になれば差し込むチャンスは出てくるかも。

血統:C    距離:B    コース:C    ローテ:C

ユーキャンスマイル

 父:キングカメハメハ
 母:ムードインディゴ
母父:ダンスインザダーク

ルビーカサブランカの全兄で、母のムードインディゴは府中牝馬S勝ち。叔母にオークス2着のチャペルコンサートがいる血統。父キングカメハメハのパワーと母系はダンスインザダークにシャーペンアップを持ち、スタミナ面を補填。4年前の勝ち馬で、昨年も2着に好走し穴を開けてます。左回り大箱はベスト条件で、今年も警戒は必要でしょう。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:B



新潟記念 2023 適性チェック✔︎上位馬5頭

✔︎グランオフィシエ
✔︎サリエラ
✔︎ブラヴァス
✔︎イクスプロージョン
✔︎ユーキャンスマイル

以上の5頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎

9月2日(土)札幌11R 札幌2歳S

9月3日(日)小倉11R 小倉2歳S



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