小倉記念2022 出走馬適正チェック

小倉記念 適正 血統 重賞出走馬適性チェック
スポンサーリンク

8/14(日)に小倉競馬場で行われる伝統のハンデ重賞小倉記念(G3)の出走馬16頭の適正チェックをしていきます!

項目は血統・距離・コースの3項目をそれぞれ(ABCD・E)の5段階で評価。

競走能力は差し引いて評価します。

血統面の評価をどのようにするかの基準を記しておきますのでよろしくお願いいたします。

同日の新潟メインレース関屋記念(G3)の適正チェックも併せて見ていただけると嬉しいです。

スポンサーリンク

小倉記念 血統適正評価基準

小倉記念は芝2000mでAコースを使用。1コーナーから2コーナーの入り口にかけて上り坂があるもののその後は徐々に降っていく構造になっています。

3コーナー4コーナーでも若干下り、最後の直線293mは平坦。3コーナー過ぎからスピードに乗せていく必要があり、コーナリングの上手さは求められます。向こう正面過ぎから軽い下り坂を利用したロングスパートも決まり手としてはあり、サクラバクシンオーなどのプリンスリーギフトやトニービンなどのグレイソヴリンの血が好走傾向にあります。

他に強調して言えるのはデピュティミニスター持ちも好走しています。

小倉記念 16頭適正チェック

アーデントリー 牡6 中井裕二 54㎏

 父 エイシンフラッシュ
 母 パリュール
母父 リンカーン

母系にトニービンサクラバクシンオーを両方持ち、いかにもレトロな血統の牝馬にキングマンボ系のエイシンフラッシュを配合。小倉との相性は良さそうな配合ですが、高速馬場への対応が少し厳しく、どちらかといえば馬力タイプ。夏の小倉よりも冬の小倉といった印象です。

自身も小倉で3勝を挙げていますが2勝は冬の小倉開催。もう一つは夏の新馬戦。他の好走歴を見ても稍重の阪神2000mや、5走前の大阪城Sと直線に坂のあるコースで血統通りのイメージです。前走中京記念を先行しましたがスローで切れ負けして11着。出来れば前が流れて上がりのかかるレースを希望したいところ。

血統:B 距離:D コース:C

カテドラル 牡6 団野大成 57㎏

 父 ハーツクライ
 母 アビラ
母父 ロックオブジブラルタル

父はハーツクライトニービン持ちですが、母父のロックオブジブラルタルデインヒルの系統でどちらかというとワンペースのスピードに寄った血統背景に見えます。小倉のコース形態自体はマッチしますが、2000mの溜めよりは1600m〜1800mの距離での流れ込みというのが血統のイメージです。

カテドラル自身は追い込み脚質ながら切れるタイプではないので直線の長い大箱コースよりも、上がりのかかる小回りの直線の短い小倉は合います。前走の中京記念のように流れ一つでは差し込める脚力はありますが、スタートがノロッと出るので展開待ち。2週間開催の空いた馬場との兼ね合いも大事になりそうです。距離は1800mの方が差し込めるイメージ有り。

血統:C 距離:C コース:B

カデナ 牡8 今村聖奈 57.5㎏

 父 ディープインパクト
 母 フレンチリヴィエラ
母父 フレンチデピュティ

ディープの切れとフレンチデピュティの持続力で成功例の多い王道の配合です。フレンチデピュティなのでデピュティミニスター持ち。年齢的なものもあり、ディープの高速対応は失われていますが、時計の掛かる馬場への適正にシフトするディープ産駒にありがちな傾向です。

カデナ自身も8歳になり小回りコースや力の要する馬場での活躍は近年では目立ちます。切れ負けするので今年はダート主体でのレース選択が多かったですが、小倉に限り芝コースを使っています。この馬もカテドラル同様スタートはゆっくりで後方からの競馬が多い分展開待ちですが、こちらは2000mでもう少しゆったり走った方が良さそうな印象もあります。時計勝負は厳しいので一雨欲しいところ。

血統:B 距離:C コース:C

シフルマン 牡6 西村淳也 56㎏

 父 ハービンジャー
 母 ラブリネスオブパリ
母父 サンデーサイレンス

母の母が名牝ファビラスラフインで阪神大賞典を勝ったギュスターヴクライが叔父にいる血統。父ハービンジャーブラストワンピースノームコアモズカッチャンなどG1馬を多数輩出し日本の高速馬場への適正を高く示しています。母がダートで3勝を挙げているように若干パワー型でキレよりも持続型といったイメージです。

シフルマンは前走都大路Sを先行し1着。小頭数で物凄く遅いレースになりましたがしぶとく粘りました。大型馬らしくジリ脚ですがフットワークも大きめで外から流れに乗せた方がいいタイプだと思います。平坦コースよりもどちらかというと坂のあるコースの方が良さは活きるタイプ。タイムが速すぎると流石にだと思うので、時計のかかる決着が理想。マイペースで運べれば。

血統:C 距離:C コース:C

ショウナンバルディ 牡6 松若風馬 57㎏

 父 キングズベスト
 母 バノヴィナ
母父 Redoute’s choice

母父Redoute’s choiceはオーストラリアの名種牡馬。デインヒルの系統で日本の馬場への適正はありますが、父キングズベストの影響でキングマンボのパワーが強い血統です。夏の小倉の高速決着への対応には不安があります。

中京や阪神で実績を出しているように、平坦コースよりも坂のあるコース向き。昨年の小倉記念は5着に来ていますが、小頭数で先行していましたが流れに乗れずの5着。瞬発力があるタイプではないので緩急のあるレースになるよりもワンペースの競馬があっています。時計への対応を考えてもこの時期の小倉は厳しい印象です。

血統:C 距離:C コース:E

ジェラルディーナ 牝4 福永祐一 54㎏

 父 モーリス
 母 ジェンティルドンナ
母父 ディープインパクト

母はG17勝の名牝ジェンティルドンナ。父はモーリスサンデー4×3、ダンチヒ5×4のクロス持ちで、高速馬場に強い血統ですが気難しさも兼ね備えていてムラっ気があるのは実績からも読み取れます。このコースはモーリス産駒の相性は良く血統的には良さそうです。

昨年小倉コースで2戦2勝とコースの相性は良いです。前走鳴尾記念は後方で待機し最後猛追。ロスなく回ってきたヴェルトライゼンデには負けましたが価値ある2着。ポテンシャルの高さは示しました。あまりにも遅いペースだと折り合い面が不安なので多頭数の今回は良さそうです。距離はもう少し短い方が良く、切れ味活かせる良馬場で。

血統:B 距離:C コース:B

スーパーフェザー 騸7 川須栄彦 54㎏

 父 ディープインパクト
 母 オーサムフェザー
母父 Awesome of Course

ディープに母オーサムフェザーデピュティミニスター持ちの血統。上で挙げたカデナと同じような組み合わせですが、母母父にゴーンウエストが入るのでこちらの方が少し短距離志向が強い印象。年齢的にも瞬発力型からパワー型に変わっていて、小回りが今は合うイメージです。

出遅れ癖もあり後方からの競馬が主体になっていますので距離は1800mよりも2000mの方が競馬しやすいかと思います。昨年の小倉記念で3着に来ていますがこの時のように時計の掛からない馬場の方がプラスに働くと思います。展開待ちにはなりますが、条件さえ揃えば一発も。

血統:B 距離:C コース:C

タガノディアマンテ 牡6 北村友一 56㎏

 父 オルフェーヴル
 母 タガノレヴェントン
母父 キングカメハメハ

オルフェーヴルステイゴールドの仔でサンデー系の中でも欧州適正寄りの種牡馬。母母父のトニービンが入り、スタミナよりの血統かと思います。コース的には中山や阪神の方が向いていて、小倉かというとスピードが足りず微妙な血統構成です。ただ、長くいい脚を使うことには適していて、タフな流れに持ち込めれば面白いかもしれません。ステイゴールド特有の難しい面があるのでムラは否めません。

前走天皇賞春では空馬の影響もありかわいそうな競馬になってしまいました。2走前の京都記念ではスローで前残りの展開でしたが2着に好走。今回人気しそうなマリアエレーナにも先着しています。高速決着は厳しいので一雨降って馬場が渋ればチャンスありか。

血統:C 距離:C コース:D

ダブルシャープ 牡7 幸英明 56㎏

 父 ベーカバド
 母 メジロルーシュバー
母父 アグネスタキオン

ベーカバドグリーンデザートの影響が強く、産駒は短い距離に活躍馬が多い傾向があります。母は在来牝系で夏の小倉のイメージが強い血統。スピード適正が高い分平坦向きな印象で、小倉のコース形態は合いそうな血統背景です。

ダブルシャープ自身もとても小倉とは相性が良く、小倉で10戦して1着3回、2着3回と連対率は高いです。前走中京記念はペースが上がらず内で動けずで決してスムーズではない競馬で14着に大敗。リズム良く運べる外枠が理想で、2000mよりも1800mの方が向いている印象。ある程度流れる展開の利が欲しいところ。

血統:B 距離:C コース:A

ヒュミドール 騸6 藤岡康太 56㎏

 父 オルフェーヴル
 母 アヴェクトワ
母父 チチカステナンゴ

母父チチカステナンゴで小回り適正とオルフェーヴルのスタミナで時計のかかる競馬向きの血統。母の母はキストゥヘヴンで叔父にタイムトゥヘヴンがいるようにもう少し短いところに段々シフトしていく傾向はありそうですが父がオルフェーヴルの分中距離がベターな馬です。ローカル向きの血統ではあるので小倉はいいですね。

昨年に小倉記念では多少緩んだ馬場で2着。4走前の福島記念もパンサラッサの2着と小回りの適正は遺憾なく発揮。前走の七夕賞では4コーナー少し不利がある内容で5着。内枠でも立ち回れるタイプですが、外から長い脚を使った方がいい印象で中枠〜外枠がいいか。距離は今では1800mが良さそうにも思えます。

血統:C 距離:C コース:B

ヒンドゥタイム 騸6 C.ホー 56.5㎏

 父 ハービンジャー
 母 マハーバーラタ
母父 ディープインパクト

近親にタイセイドレフォンがいる血統。父はハービンジャーで母父ディープインパクトでは瞬発力勝負の方が優れている構成で、小回りコースよりも直線の長いコースがあっている印象があります。

昨年末の中日新聞杯では7着と上がりのかかるレースはあまり得意としていなさそうで、スローで溜めて末脚が活きるタイプでしょう。京都の小回り2000mでも勝っているように小回りコース自体の適正はありそうですが、ペースに左右されそうで、多頭数の小倉はどうか。

血統:D 距離:C コース:C

ピースオブエイト 牡3 松本大輝 53㎏

 父 スクリーンヒーロー
 母 トレジャーステイト
母父 Oasis Dream

近親にイギリス短距離重賞2勝のアプルーヴがいる血統で、父がスクリーンヒーローで中距離適正が備わった配合か。イメージ的には高速決着には向いていなく、力のいる馬場向きの血統ですが、距離はこのくらいまでは許容範囲内かと思います。瞬発力よりも持続力に適したタイプの血統です。

本場自身も時計がかかる馬場の方が向いていて、高速決着の適応という面ではどうか。出来れば馬場が渋って欲しいのと、前走日本ダービーは不利がありましたが、不利がなくてもという感じの伸び方。3歳で成長途上ですし、どこまで成長しているか。タイプ的には小倉のコース形態はこなせますし、距離も大丈夫だと思います。

血統:C 距離:C コース:C

プリマヴィスタ 牡5 高倉稜 53㎏

 父 ハーツクライ
 母 サンヴァンサン
母父 クロフネ

父はハーツクライトニービンを持ち、母父はクロフネなのでデピュティミニスター持ち。血統構成的には申し分なく、この舞台には適性が高いと思います。トニービンの中距離で長くいい脚を使えるタイプで母型からクロフネも入り持続力に優れた配合です。

自身はスタートしてから位置が取れないので距離不足は否めません。理想は大箱の2200m以上か。前走七夕賞のようにペースが速くなると追走で一杯になり、最後は伸びますが前は捕まえられないので、スローの展開が理想。ですので時計は掛かった方がいいですし、出来れば馬場も渋って前がバテる展開が理想かなと思います。

血統:A 距離:D コース:D

マリアエレーナ 牝4 松山弘平 54㎏

 父 クロフネ
 母 テンダリーヴォイス
母父 ディープインパクト

ブロードアピールのファミリーで母母はミスアンコールなのでワグネリアンが近親にいる血統です。父はクロフネデピュティミニスターを持ちますが、母型も少しスピードが強そう。2000mよりももう少し短いところが良さそうな配合です。クロフネの牝馬なので注意はしたいところです。

元々1600mでデビューし、初勝利もマイルですが以降は2000m以上で3勝。マイルでは追走で一杯でしたが本馬は2000mで先行して良さが活きました。前走マーメイドSでは開幕週の内伸び馬場を外から回って2着。決して立ち回りが下手な馬ではないので出来れば内枠が理想か。小倉での実績もあるので条件はいいでしょう。

血統:A 距離:A コース:A

ムジカ 牝5 横山典弘 51㎏

 父 エピファネイア
 母 ローズアダージョ
母父 ディープインパクト

エピファネイアに母父ディープインパクトなので血統だけで言ったらローカルよりも本場向きですが、サドラーズウェルズのクロスのせいかローカル特有のタフな流れに対応。サンデーのクロスも入り爆発力もあります。

自身は脚質が後方からなので、どうしても展開に左右されます。早い上がりが使えるわけではないのである程度流れたレースでどこまで雪崩れ込めるかというタイプです。なので小回り適正の方が高いので小倉のコースは歓迎。あとは時計勝負にならなければチャンスはアップしそうです。

血統:C 距離:C コース:B

モズナガレボシ 牡5 荻野極 55㎏

 父 グランプリボス
 母 モズフリムカナイデ
母父 クロフネ

父はグランプリボスプリンスリーギフト系。母父もクロフネなのでデピュティミニスターを持ち、昨年勝っているように血統でも申し分はないと言えます。ローカル向きの持続力に優れていて、小倉のような平坦コースも合う配合です。

昨年勝っているような馬場が緩くなればチャンスは広がりそう。前走は中京記念で12着。もう少しゆったり走れる距離が良さそうで距離延長はいいでしょう。夏は具合も良さそうで連戦になりますが、昨年勝っている間隔ではあるので大丈夫だと思いますが調教やパドックで状態はチェックしておきたいところです。

血統:A 距離:B コース:B

適正上位評価 厳選4頭

今回の適正チェック上位4頭

マリアエレーナ
モズナガレボシ
ダブルシャープ
ジェラルディーナ

以上の4頭を挙げさせていただきいます!

今回も調教や能力、当日の天候や馬場状態等は加味していませんので悪しからず!

小倉記念もレース直前になりますがパドック推奨と買い目のツイートをしますので是非参考にしていただけたら幸いです!!

ブログランキングに登録しています!よろしければポチポチお願いします!

この記事を書いた書いた人
ころめん

ころめんです!30代会社員競馬好き!競馬の魅力を伝えていけたら嬉しいです!

ころめんをフォローする
スポンサーリンク
重賞出走馬適性チェック
スポンサーリンク
シェアする
ころめんをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました