フェアリーステークス2023 出走馬適性チェック✔︎

フェアリーS 2023 血統 傾向 出走馬 適性 評価 重賞出走馬適性チェック
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2023年1月9日(月) 中山競馬場 芝1600m フェアリーステークス の出走馬全頭の適性診断の記事になります。

この記事はフェアリーステークスへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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フェアリーステークス2023 血統適性評価基準

中山芝1600mで行われる3歳牝馬限定のマイル戦。

近年はノーザンテースト持ちの好走が目立ち、仕上がりとパワーが求められるレース。さらにトニービン持ちも相性が良くて、長く脚を使える持続力型が合うレースと言えるのでその点を評価していきたいと思います。

フェアリーステークス2023 出走馬適性チェック✔︎

アンタノバラード

 父 ダノンバラード
 母 ヴァップ
母父 ストーミングホーム

マンカストラップやウメタロウの半妹で、父のダノンバラードはディープの初年度産駒で、ロードブレスやキタウイングの父。母父のストーミングホームはマキャベリアンの後継でティーハーフの父。母系にグラスワンダーを持ち、パワーが強く、時計のかかる馬場に向く血統だと思います。未勝利戦は中山マイルの重馬場を先行し手応え良く押し切り勝ち。距離はマイルが丁度よさそうで、中山も実績があることを考えると適性は高いと思います。展開次第で好勝負になるのではないでしょうか。

血統:C    距離:A    コース:B    ローテ:C

イコノスタシス

 父 モーリス
 母 パストフォリア
母父 シンボリクリスエス

母のパストフォリアはJRA4勝。フィリーズレビューを勝ったサブライムアンセムの半妹で、コディーノやチェッキーノの姪にあたる血統。父モーリスはノーザンテーストを内包したロベルト系種牡馬で、母父はシンボリクリスエスなのでロベルトのクロスを持つパワーの強さと機動力を持つ血統構成なので中山向きの血統かなと思います。前走は東京マイル戦を逃げ切り勝ち。決してスローではないペースでの逃げだったのでレベルは高かったと思います。スタートのセンスもいいので中山で先行して力を出せれば上位も可能でしょう。

血統:B    距離:A    コース:B    ローテ:B

エナジーチャイム

 父 エピファネイア
 母 カリンバ
母父 ルーラーシップ

母のカリンバはJRA2勝。3代母はマンデラなので、ワールドエース、ワールドプレミア、ヴェルトライゼンデが近親にいる血統。父エピファネイアにルーラーシップが母父だから距離は伸びていい血統構成で、マイルでも少し距離は足りない印象があります。前走は後方からの追走になってしまい、エンジンが掛かる前にレースが終わってしまった感じだったのでマイルでもスローペースになった方がいいタイプでしょう。トニービンの良さが出れば中山外コースは対応出来るのでは。

血統:B     距離:D     コース:C     ローテ:B

キタウイング

 父 ダノンバラード
 母 キタノリツメイ
母父 アイルハヴアナザー

ストーミーシーやトキメキの姪で、父のダノンバラードはディープ産駒のなかでも時計の掛かる馬場向きの血統で、母父アイルハヴアナザーはロベルト内包するパワー型種牡馬。母系の奥がニジンスキーやリファールを持つので、前で受けるよりも後方から差し脚を活かす競馬が合うタイプ。前走の阪神JFは前で受けて末脚が案外だったので中山だと流れが向かないといけない印象も。前が止まる展開になればチャンスは広がる1頭だと思います。

血統:C    距離:A     コース:C    ローテ:C



スピードオブライト

 父 ロードカナロア
 母 サイレントソニック
母父 ディープインパクト

母はJRAで5勝で、ビターエンダーやサトノフォースのイトコにあたる血統。母はディープ×アンブライドルドソングの成功血統で、それに父がロードカナロアだからスピード色がかなり強くマイルよりもスプリンターという印象。京王杯2歳Sは2番手から渋とく粘った3着で、今は1400mが全開かなという感じもしますからロスなく運ぶことが前提になりそうです。中山でデビュー勝ちしているのでコース自体は問題ありませんから内枠がほしいところでしょう。

血統:C    距離:D    コース:B    ローテ:C

チハヤ

 父 ミッキーロケット
 母 グランドゲルニカ
母父 ネオユニヴァース

3代母のゲルニカは亜GIを4勝。エイシンオスマンやサージェントバッチなどが近親にいる血統。父のミッキーロケットはキングマンボ系で宝塚記念の勝ち馬。母父がネオユニヴァースだからダート色は強くて、フサイチペガサスやフォーティナイナーが母系に入り距離的にも短めが合います。南関東からの参戦で前走ローレル賞は後方ままの10着。初芝で追走がどこまで出来るかといったところが大きな課題になると思います。時計が掛かることが前提になると思うのと前が止まる展開がいいのかなと思います。

血統:D    距離:B    コース:D    ローテ:D



ディナトセレーネ

 父 レッドファルクス
 母 ダイワミランダ
母父 ハービンジャー

祖母は名牝ダイワスカーレットで母はJRA2勝。半兄にエイカイマッケンロがいる血統で、父のレッドファルクスはスウェプトオーヴァーボードの後継らしくパワー型で、スプリンターズSを連覇。母父がハービンジャーなのでパワーが強くて、母系にノーザンテーストを持ち、このレースへの適性は高いと思います。不良の中山マイル未勝利戦を勝ち、アルテミスSは先行して6着。大箱よりも上がりが掛かるコース向きなことは明確で、実績のあるコースに戻ってきたのはプラスかと思います。流れ的には1400m向きな気もしますが、中山マイルなら誤魔化しが効いてもいいと思いますから、スムーズに運べれば。

血統:B    距離:C    コース:A    ローテ:B

ディヴァージオン

 父 サトノダイヤモンド
 母 スコアズビー
母父 ロックオブジブラルタル

トゥルーハートの半妹で、グレイルやロジチャリスのイトコ。近親にブラックホークやピンクカメオのいる血統。父のサトノダイヤモンドは現役時に菊花賞と有馬記念を制したスタミナの強い血統で、それに母父がロックオブジブラルタルなのでパワー型の中距離馬のイメージ。レインボウクエストやロベルトを持つのでマイル向きではなく、2000m以上が合う血統でスピード面への適応が課題になるのかなと思います。ただ、サトノダイヤモンド産駒にしては初戦から進んで行きましたし、距離短縮でも追走には苦労しなさそうですから、粘り強さが活きる展開になれば面白いのかなと思います。

血統:D    距離:C    コース:B    ローテ:C



ヒップホップソウル

 父 キタサンブラック
 母 ダンスファンタジア
母父 ファルブラヴ

母はこのレースを制したダンスファンタジアで、祖母は桜花賞馬のダンスインザムードという名牝系。カイザーバルの姪で、父はキタサンブラックでイクイノックスやガイアフォースなどを輩出した勢いのある種牡馬。母父がファルブラヴなので距離的にはマイルよりも伸びた方が良さが出そうです。新馬戦は出遅れながらも途中から動いていき最後は突き放す快勝劇。ポテンシャルの高さを感じさせました。前走は2番手から逃げた馬を捕えられずに2着でしたが能力の高さは見せました。中山のような紛れのあるコースの方が能力を発揮出来るタイプのようにも感じますから多頭数で器用に立ち回れれば勝ち負けの位置にいるのではないでしょうか。

血統:B    距離:C    コース:A    ローテ:B

ブラウンウェーブ

 父 モーリス
 母 ニューウェーブ
母父 ハーツクライ

3代母のボスラシャムは英1000ギニーや英チャンピオンSなどGIを3勝した名牝。父は日本や香港で活躍した名マイラーのモーリスでノーザンテーストを内包。母父はハーツクライで中長距離向きの血統で、トニービン持ち。血統的にはバランスが良くて中距離くらいが合う血統構成。前走は1200mに距離短縮して追走が後方になった分届かない感じの走りになりました。ストライド的にもマイルくらいが合いそうですし、中団くらいに付けられるのであれば1発あってもいいポテンシャルを秘めていると思います。大箱向きだと思いますからそこは懸念。

血統:A    距離:B    コース:C    ローテ:A

ブルーイングリーン

 父 アメリカンペイトリオット
 母 ヒメベニサクラ
母父 ディープインパクト

ファビラスヒーローの姪で、近親にウシュバテソーロやボールドブライアンのいる血統。父のアメリカンペイトリオットはダンジグ系の種牡馬。母系がディープブリランテにシンボリクリスエスなので重ための構成で、力のいる中山は向きそうです。前走の新馬戦はスタートから先行して内を突いたロスのない競馬で穴を開けました。追ってからの反応的には距離は伸びて問題ないと思いますし、上がりの掛かる中山の方が向く印象もあります。内枠からスムーズなら侮れない1頭かなと思います。

血統:C    距離:B    コース:B    ローテ:C

マイレーヌ

 父 ロゴタイプ
 母 ユキノクイーン
母父 タイキシャトル

母のユキノクイーンはJRA2勝。ナギサの半妹で、ウインドフィールズが近親にいる血統になります。父はマイル中心で活躍したロゴタイプに母父はタイキシャトルですからパワー型のマイル血統。キャリア豊富で5戦目で勝ち上がり、前走は白菊賞で逃げて3着。阪神の外回りよりも中山の方が合うタイプですが、ペースが課題になると思います。速い上がりが使えないので持続力勝負に持ち込みたいところでしょう。本質はもう少し長いところ向きではないかなと思います。

血統:C    距離:C    コース:B    ローテ:B



ミシシッピテソーロ

 父 ダノンバラード
 母 ハピネスフォーユー
母父 A.P.Indy

ミエノサクシードの半妹で、4代母まで遡るとピルサドスキーやファインモーションの出る牝系にあたります。父のダノンバラードはディープの初年度産駒でキタウイングやロードブレスが重賞ウイナー。母父がエーピーインディなので持続力が高く、どちらかというと芝向きの切れではないタイプの血統構成。速い上がりが使えない分大箱ではワンパンチ足りなくなりますが、中山のようなコース形態なら一気の脚が使えても驚かない印象。距離はもう少し短い方が向きそうですが、流れさえ向けば突き抜けてもいいと思います。

血統:B    距離:C    コース:B    ローテ:B

ミタマ

 父 ハーツクライ
 母 モナリザ
母父 Giant’s Causeway

母はオペラ賞2着、愛オークス3着のモナリザで、3代母からはオペラハウスの出る牝系。父はハーツクライで母父ジャイアンツコーズウェイはシュリと同じ。母系にシャーリーハイツを持ち、粘り強さがかなりある血統。マイラーと言うよりも中距離型のイメージですが、トニービンとストームキャットを持つ持続力の高さから中山外マイルは圏内。消耗戦になった方が良さが活きるタイプだと思いますからミドルペースで進めば面白いのではないでしょうか。

血統:A     距離:C     コース:B     ローテ:C

メイクアスナッチ

 父 ルーラーシップ
 母 スナッチマインド
母父 ディープインパクト

母はスナッチマインドでJRAで5勝。ラウダシオンのイトコにあたり、米フューチュリティSを制したキュヴェが近親にいる血統。ルーラーシップ×ディープインパクトはドルチェモアやキセキと同じでトニービンの良さが活きる配合で、本馬は母系にストームキャットも持つのでマイルよりも1400mに向くタイプではあります。道中の行きっぷりがいいので折り合いが鍵になりますが、ポテンシャルの高さはありますから我慢が効けば面白い存在だと思います。ゴール前の急坂が鬼門になりそうです。

血統:B     距離:D    コース:D     ローテ:C

リックスター

 父 エピファネイア
 母 プロレタリアト
母父 ハーツクライ

母はJRAで4勝。マイネルオフィールの姪で、3代母はブロードアピールなのでワグネリアンが近親にいる血統になります。エピファネイア×ハーツクライはエフフォーリアと同じで、大箱中距離向き。母が中長距離で活躍した馬ですからマイルよりももう少し伸びた方がいい血統構成です。先行力が高くて新馬戦は2番手から押し切り勝ち。スローペースよりはある程度流れる競馬向きといえそうな走りですから持続力勝負に持ち込んで粘り込みを図る競馬が良さそうです。中山でも問題ないとは思いますから好枠から競馬が出来るのが理想でしょう。

血統:C     距離:C     コース:C     ローテ:C



フェアリーステークス2023 適性チェック✔︎上位馬4頭

✔︎イコノスタシス
✔︎ブラウンウェーブ
✔︎ディナトセレーネ
✔︎ヒップホップソウル

以上の4頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

直近の重賞レースの適性チェック✔︎記事

1/8シンザン記念🔽

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