先日のエルムSの記事にも書かせてもらいましたが、今週からですが予想の記事は更新せず、こちらの重賞出走馬全頭適正チェックとレースの回顧分析の2つのコンテンツを中心に書いていく方針で決まりました。
なので、この全頭評価は以前より詳しく書き記していくことにしますので是非予想のお供にしていただけたら幸いです。
今週は新潟で3歳のダート重賞レパードSが行われます。夏の新潟に素晴らしい若駒達が集結。登録21頭からフルゲート15頭の出走馬が決まりましたので早速各馬の適正をチェックしていきたいと思います!
同日札幌メインレースエルムSの出走馬適正チェックはこちら。
レパードS全15頭出走馬の適正チェック
血統・距離・コースの各適性を(A・B・C・D・E)の5段階に評価します。
ハピ 牡3 藤岡佑介 56㎏
前走はデビュー3連勝で挑んだ大井のジャパンダートダービーは後方待機から追い込んで4着。スピード馬場で後方一気は厳しいレースを強いられました。
戦績は1800mで3連勝なんですが、スタートしてから位置を取れないタイプではあるので先行が有利なこのレースでは差し届かない可能性もあります。
父はキズナで母系もパワー色が強い血統で時計がかかる馬場で前が止まる展開の助けも必要になりそう。シアトルスルー持ちはこのレースと相性がよいので勿論侮れません。力は当然上位評価です。
血統:B 距離:B コース:C
タイセイドレフォン 牡3 川田将雅 56㎏
2走前は鳳雛Sでハピに負けていますが、前走は弥富特別を8馬身ぶっちぎりで勝利。時計も一気に詰め成長を感じます。
先行力もあり立ち回りは上手なタイプなのでコーナー4つのこのレースとはマッチするイメージ。
父ドレフォンに母デイトユアドリームはスピード色が強いので力のいる馬場よりは軽い馬場の方が理想。持ち前の先行力で他馬を千切れるか注目。
血統:B 距離:B コース:A
ホウオウルーレット 牡3 福永祐一 56㎏
前走いわき特別を後方から差し切り勝利。メンバー中最速の36.3という上がりタイムを出してねじ伏せました。2走前の青竜Sはハセドンの2着に敗れましたが、ユニコーンSを勝ったペイシャエスに先着。
戦績は稍重〜重のレースが多いが新馬は良馬場で勝っています。血統的にはオメガパフュームの半弟で父はロージズインメイということもあり新潟1800mは相性がいい方だと思います。馬群で競馬をするよりも伸び伸びと競馬をするのが理想で、枠は外枠がいいタイプです。
血統:B 距離:B コース:B
ラブパイロー 牝3 野中悠太郎 54㎏
前走は地方交流の関東オークス2100mを逃げて粘り2着。2走前はオークスに出て15着大敗で、ダートで巻き返した1頭。
父がパイロということもあり、ダートの時計が出るレースでこその馬という印象。こちらもシアトルスルーの血を引く1頭。
脚質的にもスピードでビュンビュン行かせた方が味が出るタイプなので、ハナ候補の1頭だがスタートから二の脚がつくタイプでもないので距離短縮はマイナスに働くかもしれません。スムーズに逃げれて自分のペースに持ち込めば相当渋といです。
血統:B 距離:C コース:B
カフジオクタゴン 牡3 C.ホー 56㎏
前走は鷹取特別で先行し4コーナーで早めに並びかけそのまま押し切る勝ち方。過去のレースを見てると加速には時間がかかるタイプで如何にもパワー型という印象です。
2走前は休み明けで重馬場のスピード馬場で後方2番手の8着。馬体も540キロ程の大型馬なので叩いて良化するタイプだと思うので3戦目の今回は期待できます。
血統的には、父モーリスに母メジロマリアンでメジロ配合。サドラーズウェルズのクロスがありスタミナ豊富なのが伺えます。なのでスピードを強いられる競馬になると厳しそう。前走のように先行して早めに進出するのが勝利への近道かもしれません。
血統:C 距離:D コース:C
シダー 牝3 藤岡康太 54㎏
2走前の3歳以上1勝クラスと前走対馬特別を連勝しこの舞台に。2走前は1400m、前走は1700mで勝っています。1400mでは先行できませんでしたが、距離を伸ばし楽々先手を取れるようになりました。
前走のレースを見るとまだ奥がありそうで、耳を立てながら走っているように見えます。その分詰め寄られたらまた伸びるレースができたのかもしれません。揉まれ弱さもありそうで逃げるか馬群の外を走るかができれば相手なりには走ってくれそう。
ホッコータルマエ産駒ということもあり持続力に優れていて、小回りのダートは合うが、平坦コース向きかと言われると微妙なところです。
ポテンシャルは高く人気以上には期待はできそうです。
血統:B 距離:B コース:B
ヘラルドバローズ 牡3 松山弘平 56㎏
前走3歳以上1勝クラスを快勝。6戦全て馬券内に入っていて、ヒヤシンスSやカトレアSのOPクラスでも勝ち馬と差のない競馬をしている実力馬の1頭です。競馬には自在性があるので戦法の幅は広いです。
血統面でもシニスターミニスターはシアトルスルーを持っているのでこのレースへの適正は抜群です。内で立ち回るよりはこちらも外目先行して自分から動けるのが理想的な立ち回りか。
抽選対象ですが通れば戦績の安定感から、十分上位争いが可能の1頭でしょう。
血統:A 距離:A コース:B
メイショウユズルハ 牡3 岩田康誠 56㎏
前走は同コースのわらび賞を2番手からしぶとく伸びて1着。スタートは速い方ですが、二の脚はそこまで早くはないのでできれば外目の枠が理想かもしれません。頭の高いフォームで浮いた走りをする分、軽いダートよりは力のいるダート向き。
血統面では逆に時計の出る軽いダートの方が向いていそうな分、前目で競馬をしてスピードを活かした方がいいのでできれば先行してレースをしたいところでしょう。
血統:B 距離:C コース:B
インディゴブラック 牡3 西村淳也 56㎏
前走は東京ダート2100mの3歳1勝クラスを2番手から早めに抜け出し快勝。砂を被らず外を走れば堅実な脚を使うタイプです。コース形態的には広いコースの方が向いてる印象があります。スタートから出していくと引っかかる素振りもあ流ので距離短縮はいいです。
血統的にも父キタサンブラックに母父がエーピーインディ系。スピード志向が強いので引っ張ることなく先行して前走のような競馬に持ち込みたいところです。
血統:A 距離:B コース:C
トウセツ 牡3 幸英明 56㎏
前走インディアT(2勝クラス)を内で先行し2着。脚抜きの良い馬場で先行勢が有利な馬場で逃げ馬を捕らえられなかったレースです。ここまで6戦して全て馬券内に入っている堅実さは武器。徐々に先行力もついてきたので好位で競馬ができるようになってきました。
血統的にも父ダンカークのスピードに母父チチカステナンゴの機動力といったイメージに近い馬で、小回り適性は高そうで、前走のような好位のインで溜める競馬が理想でしょうか。新潟のダートコースは合う印象があります。雨が降って軽い馬場になれば尚良さそうです。
血統:B 距離:B コース:A
ビヨンドザファザー 牡3 北村友一 56㎏
前走はユニコーンSに出走。スタートは出ましたが押しても進んで行かずに後方から。外枠もあり外から差してはきましたが、内伸び傾向も強かったので7着までという結果。この馬はスタートも出遅れたり、出てもダッシュが効かずに後方からの競馬になりやすいので前が崩れる展開待ちのところはあります。新馬戦はこのコースで勝っていますが、タイプ的にも直線の長いコース向きな印象があります。
血統はカーリンにガリレオと底力に富んだイメージがあり、前がバテるレースを後方から差すのに強い血統構成といったところ。時計のかかる馬場で前が崩れる展開に期待したい馬です。
血統:D 距離:C コース:D
ギャラクシーナイト 牡3 菊沢一樹 56㎏
前走はダービートライアルのプリンシパルSに出走し14着。芝で3戦してダートに路線変更し未勝利、1勝クラスと連勝しています。再びダートに戻りますが、ダートでは負けてません。
血統的にも父ドゥラメンテに母父シンボリクリスエスはワンペースな感じがあり、ダート向きに出ています。トニービンのクロスも持ち合わせ、長くいい脚を使える分、外を回しながら徐々に加速して行く競馬がベターです。なので出来れば外枠が欲しいかなと思います。
血統:B 距離:B コース:C
レッドラパルマ 牡3 M.デムーロ 56㎏
前走は福島ダート1700mの1勝クラスを勝ち上がり。戦績は中山や福島に多く、2走前に東京のダートマイルコースに出走しています。レースっぷりを見ていると加速には時間がかかりますが、ジワリジワリと伸びるイメージで如何にも底力があるタイプです。
血統もイスラボニータ産駒で中山向きな印象があり、今の新潟のスピードが出るダートはどうでしょうか。出来れば良馬場の時計がかかるレースになってほしいところでしょう。
血統:D 距離:C コース:D
ライラボンド 牡3 長岡禎仁 56㎏
前走は阪神の1勝クラスの1400m戦で1着。戦績は1200m〜1400mを中心に使われていて、ダートの1800mは初挑戦です。スタートは上手ではないので後方からの競馬になりがちなため、距離自体は伸びても問題はなさそうです。
血統的に見ると父はキズナで母父がアドマイヤドンですので如何にもパワー型。馬体も大型で持続力のレース向きでしょう。直線坂のあるようなコースが理想のため、平坦小回りの新潟ダートは少し厳しそうですが、初コースでどのポジションを取れるかが鍵になりそうです。
血統:C 距離:D コース:D
バレルゾーン 牡3 三浦皇成 56㎏
前走は福島ダート1700mの1勝クラスを勝ちこの舞台へ。二の脚が速くゲートが悪くてもスッと先行できるのは魅力があります。揉まれ弱さがあるので、外枠での成績が良く、今回も外枠が理想でしょう。
父シニスターミニスターの影響の揉まれ弱さが出ていて、外をノビノビと走れるかが大事そうです。母父のゼンノロブロイからもコーナー4つのコース形態の方があっていそうで、前走の福島周回コースの圧勝は合点がいきます。好走には注文がつくタイプですが理想的な展開に持ち込めれば面白いかもしれません。雨が降って軽いダートが理想。
血統:B 距離:C コース:B
まとめ
今年のレパードSはハピ、タイセイドレフォン、ホウオウルーレット3強ムードですが、ダートでまだ底を見せていない馬などもいて、オッズ以上には馬券的に面白いレースだと個人的には思っています。
個人的に注目しているのはインディゴブラック。外枠を引いたら面白いと思っています。
最終的な予想や買い目はパドックを見てからTwitterの方で更新しますのでよろしければ参考にして頂けたら嬉しいです。
それではレース直前まで予想を頑張っていきましょう!!
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