【毎日王冠 2023】出走馬適性チェック✔︎

毎日王冠 2023 出走馬 適性 診断 血統 傾向 評価 重賞出走馬適性チェック
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2023年10月8日(日) 東京競馬場 芝1800m 毎日王冠 出走馬全頭の適性診断記事になります。

この記事は毎日王冠への出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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毎日王冠 2023 血統適性評価基準

東京開幕週恒例のスーパーGⅡ毎日王冠。芝の1800mで行われます。

主流血統のディープやハーツの血が強い舞台で、少し前ならディープ×ストームキャットが良く来ていたのを考えると大箱に向く構成がいいのは事実でしょう。スピードとスタミナのバランスも考慮したい。

毎日王冠 2023 出走馬適性チェック✔︎

アドマイヤハダル

 父:ロードカナロア
 母:スウェアトウショウ
母父:ディープインパクト

スイープトウショウの甥にあたる血統。母系がリファールのクロスに父がロードカナロアなら大箱1800mは割とベターな配合でしょう。前走は関越Sで外枠から立ち回りは完璧でしたが、後ろにいたストーリアに差された2着ならそこまで気にする事はないでしょう。スタートしてから位置を取れるタイプでは無いですから後方で脚を溜めてどこまでやれるかの戦いに。ワンターンの東京ならそこそこやれるのでは無いでしょうか。

血統:B    距離:A    コース:B    ローテ:C

ウインカーネリアン

 父:スクリーンヒーロー
 母:コスモクリスタル
母父:マイネルラヴ

昨年の関屋記念、今年の東京新聞杯の勝ち馬。スクリーンヒーロー×マイネルラヴならマイルに出るのは順当だし、母系のシャーリーハイツからも前で粘り込む競馬が合うのも納得。1800mだと少し長い印象ですが、開幕週でマイペースなら粘り込めるか。何にせよ同型次第だと思いますが、前哨戦向きといえばそうなので上位に食い込んできてもいい存在だと思います。

血統:B    距離:C    コース:B    ローテ:B

エエヤン

 父:シルバーステート
 母:シルクヴィーナス
母父:ティンバーカントリー

今年のニュージーランドTを制した3歳馬。シルバーテースト産駒らしく中山で3勝と東京向きかと言われると違うだろうなと。ロベルト×母系ダンジグのパワー型のイメージだし、斬れ味勝負になると劣るので前で受けて緩急付けずに走った方が味は出るタイプでしょう。そう考えると距離延長は良くなさそうで、能力でどこまでカバーできるか。

血統:C    距離:D    コース:D    ローテ:C

エルトンバローズ

 父:ディープブリランテ
 母:ショウナンカラット
母父:ブライアンズタイム

7月のラジオNIKKEI賞を制した3歳馬。牝系はベガなどが出る血統です。4月の未勝利戦から3連勝で重賞を制した成長力は評価したいところ。血統的には父ディープブリランテに母父がロベルト系のブライアンズタイムで前走ラジオNIKKEI賞からも機動力がある器用な競馬が売りなのかなという印象。今回は東京1800mと広いコースですが、柔らかみもありますし大箱でも問題なく熟せると思います。ただ、左回り中京で負けたレースが追えないくらいモタれていたので、そこの点が懸念材料にはなりそうです。

血統:B     距離:B    コース:D     ローテ:C

ジャスティンカフェ

 父:エピファネイア
 母:カジノブギ
母父:ワークフォース

エプソムC勝ち馬で、昨年はこのレースで2着。かつてからポテンシャルは高いもののレースでは難しい面も持っていて、直線までジッとする競馬を選択してきていました。前走はその難しい面と軽く渋った馬場がマッチした印象。最後甘くなる分マイルの方がいいと思っていましたが、今なら1800m〜2000mがいいかもしれません。東京コースは合うし、サンデー4×3にロベルト4×5、サドラー4×4と奥も感じる中距離血統で5歳秋は飛躍しても驚きません。昨年も好走した舞台だし、勝ち負けになってもいい存在だと思います。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:B

シュネルマイスター

 父:Kingman
 母:セリエンホルデ
母父:Soldier Hollow

一昨年のNHKマイルC馬で、同年の毎日王冠も勝っています。一流マイラーの位置付けで、血統的にもキングマン産駒ということもあって仕上がりも良く早くから活躍。今年に入り京都で行われたマイラーズCを勝ちましたが、安田記念では追い込み届かず3着。歳を重ねエンジン点火に時間が掛かるようになってきた印象もあるので、距離は1800mの方が今はいいのかもしれません。個人的に一昨年の毎日王冠のパフォーマンスは秀逸だと感じていますし、ここはベストな舞台であると思います。休み明けの仕上がり次第でしょう。良馬場でやりたい。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:C

ソングライン

 父:キズナ
 母:ルミナスハーバー
母父:シンボリクリスエス

安田記念2勝、ヴィクトリアマイル1勝の東京マイルGI3勝牝馬。曾祖母がソニンクでディアドラやロジユニヴァースなどの近親にあたる血統。キズナ産駒の牝馬の代表格で、母父シンボリクリスエスだから斬れるというよりも持続力に特化したマイラーでしょう。元々叩き良化型で、距離もマイルベストと見てますしここは適性からはズレると思いますが、地力でどこまでやれるかでしょう。

血統:B    距離:C    コース:A    ローテ:C

デュガ

 父:Practical Joke
 母:Untraveled
母父:Canadian Frontier

プリティカルジョーク産駒の4歳牡馬。2歳時は未勝利、1勝クラスと連勝し期待されましたが、気性的な問題もあり3歳時は低迷。休養明けた今年の6月の東京1400mで復帰戦で快勝。続くバーデンバーデンCでも目の覚めるような末脚で突き抜け連勝。オープン入り。前走は高速馬場の小倉1200mと条件が合わずというのと、米国血統らしく使い詰めが良くなかったのかも。上にも書いたように割と気で走るタイプだからタフな条件の方が相対的にいいのかもしれません。案外距離延長は悪くないと思っていますが相手関係との兼ね合いになりそうです。時計が掛かってくれば。

血統:C    距離:B    コース:B    ローテ:C

ノースザワールド

 父:ディープインパクト
 母:パスオブドリームズ
母父:Giant’s Causeway

クラヴァシュドールの半弟にあたる血統。ディープ×ストームキャット系のジャイアンツコーズウェイの配合で、血統構成的にはドンピシャでしょう。ただディープ産駒の5歳牡馬。柔らかみがだいぶ削がれて、パワー型にシフトしやすいですし、瞬発力勝負になると劣ると思います。大箱よりは内回りコースの方が今は合うでしょうし、好走するなら馬場が重くなった方がいいのかもしれません。

血統:A    距離:A    コース:C    ローテ:C

バビット

 父:ナカヤマフェスタ
 母:アートリョウコ
母父:タイキシャトル

20年のラジオNIKKEI賞、セントライト記念の勝ち馬。今では数少ないナカヤマフェスタ産駒でステイゴールド系らしく中山などタフな舞台に向くタイプ。マイペースに逃げて良績が多かったですが、復帰後はそれでもひと踏ん張りが出来ない現状。今回も1月のAJCC以来で、東京1800m。楽に行けて周りが放っておけばワンチャンスという感じになると思いますが、根本的に1800mは忙しいと思いますが、どこかでペースを緩めれれば。

血統:C    距離:C    コース:D    ローテ:C

バラジ

 父:ヴァンセンヌ
 母:シーダーアラジ
母父:アラジ

ヴァンセンヌ産駒で、母父ブラッシンググルーム系のバラジ。条件戦時代は2000m以上で安定した成績を収めていました。オープン入り後も大崩れはしない安定感を保っていて、重賞でも目黒記念6着、新潟記念5着。重賞クラスで勝つには決め手が足らない印象。見た目的にも距離は1800mは忙しいと思いますが、大箱の東京はベスト。速い時計の決着だと対応が難しいので多少下が緩んだ方がいいかもしれません。

血統:C    距離:D    コース:A    ローテ:C

フェーングロッテン

 父:ブラックタイド
 母:ピクシーホロウ
母父:キングヘイロー

ピクシーナイトの半弟で、22年のラジオNIKKEI賞勝ち馬。父がブラックタイド、母父キングヘイロー、その奥がサクラバクシンオーとイクイノックスに近いイメージの構成ですが、牝系はスピードがあってこちらは2000m以下に適性を感じます。重賞を制したあとは2000mを中心に出走していて堅実ながら勝ち切れないというのがこの馬の特徴でしょう。逃げて良績ですが、前走はレース前から大分大人しくスタートしてから全く進まず。元々ブリンカーを付けて良くなった馬ではあるので気持ちの問題なのかなという印象です。能力は高いし前に行ければ粘り込みは十分。初の東京も特に気になるとこはないですし、距離は1800mは合うと思います。あとは馬が進んでいけば。

血統:C    距離:A    コース:B    ローテ:B



毎日王冠 2023 適性チェック✔︎上位馬2頭

✔︎ジャスティンカフェ
✔︎シュネルマイスター

以上の2頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎

10月7日(土)東京11R サウジアラビアRC

10月9日(月)京都11R 京都大賞典



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