阪神大賞典 2023 出走馬適性チェック✔︎

阪神大賞典 2023 出走馬 適性 診断 血統 傾向 重賞出走馬適性チェック
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2023年3月20日(日) 阪神競馬場 芝3000m 阪神大賞典 出走馬全頭の適性診断の記事になります。

この記事は阪神大賞典への出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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阪神大賞典 2023 血統適性評価基準

阪神芝3000mで行われる長距離重賞で、春の天皇賞への優先出走権が勝ち馬に付与される前哨戦です。

長距離重賞らしくステイゴールドの血が強い舞台。阪神内回りで行われた菊花賞からも機動力パワーのロベルトや、持久力戦に強いサドラーズウェルズにも注意が必要でしょう。

阪神大賞典 2023 出走馬適性チェック✔︎

アイアンバローズ

 父:オルフェーヴル
 母:パレスルーマー
母父:Royal Anthem

ジャスティンパレスの半兄で、更に米ベルモントS勝ちのパレスマリスが兄にいる血統。父のオルフェーヴルはステイゴールド系で、スタミナ豊富な種牡馬。母系もヌレイエフのラインにロベルトを持ち、重厚感のある血統構成。長距離志向が強く、昨年もこのレースで2着。持久力が武器だから自分のペースで運べれば渋とく粘れるのでここでも好走期待。

血統:A    距離:A    コース:   ローテ:B

アケルナルスター

 父:トーセンラー
 母:パリージョ
母父:タイキシャトル

近親にウインクリューガーやソリッドプラチナムのいる血統で、4代母まで遡るとウインドインハーヘアもこの牝系から出ています。父のトーセンラーはスピルバーグの全兄弟で、マイルCS勝ち馬で、春の天皇賞でも2着。母系がタイキシャトルにフォーティナイナーだからスピード志向が強く、バランス的には2000m前後の構成。トーセンラーがサドラーを持つのでスタミナ面もカバー。2000m以上のレースで結果を出しています。大箱の切れ味勝負よりも小回り持続力勝負の方が向くタイプですし、距離は少し長いと思いますがコース的には向くのかなと思います。内からロスなく競馬をしたい。

血統:C    距離:C    コース:B    ローテ:C

アフリカンゴールド

 父:ステイゴールド
 母:ブリクセン
母父:Gone West

ドバイWC勝ちのアフリカンストーリーの半弟で、タガノプルミエールのイトコにあたる血統。父はステイゴールドでサンデー系の中でもスタミナ向きの欧州色が強い種牡馬で、母系はゴーンウエストやダンジグとパワーとスピードなので長距離向きかというと微妙なところ。8歳になってなかなか粘り切れるシーンが無くなってきていますが、ステイゴールド産駒らしく意外性でどこまでやれるか。時計は掛かった方がいいタイプですからマイペースに先手を取れれば。

血統:B    距離:D    コース:C    ローテ:C

サンレイポケット

 父:ジャングルポケット
 母:アドマイヤパンチ
母父:ワイルドラッシュ

アドマイヤデウスやアドマイヤドバイの甥にあたる血統で、ワンダフルラッシュの半弟。父ジャングルポケットはダービーとジャパンCを制した中長距離馬で、豊かなスタミナを遺伝。母父がワイルドラッシュでスピードを補っている構成で、ベストは東京のような大箱コースでしょう。ワイルドラッシュがキートゥザミントを持っているのでこの距離への挑戦は面白そう。ここ最近は年齢もあってか決め手に欠けるので距離を伸ばして消耗戦に持ち込めれば上位浮上も。

血統:B    距離:C    コース:C    ローテ:B

シロニイ

 父:キングカメハメハ
 母:シラユキヒメ
母父:サンデーサイレンス

母シラユキヒメは優秀な繁殖牝馬で、ユキチャンやブチコを輩出。白毛一族の1頭。父のキングカメハメハはキングマンボ系てパワー型ですが、母系の良さを引き出す種牡馬。兄弟はダート志向が強くパワーのスタミナに振れていて、本馬もそのタイプ。3000mの距離ではそれなりに好走歴もあり、今年の万葉Sで3着に粘りこみました。上がりが掛かる消耗戦になった方が現状はいいと思うのである程度流れて欲しいところ。

血統:C    距離:B    コース:B    ローテ:C

ジャスティンパレス

 父:ディープインパクト
 母:パレスルーマー
母父:Royal Anthem

アイアンバローズの半弟で、米ベルモントS勝ちのパレスマリスが兄にいる血統。父がディープインパクトなので、兄弟よりもスピード志向が強く本質的には中距離が合う血統で、ハイパフォーマンスは昨年9月の神戸新聞杯でしょう。菊花賞でも3着と好走しましたし距離に関しては大きな不安はありません。立ち回りの上手さで内前でロスなく脚を溜めてスムーズに運べれば上位争いも。ディープ産駒らしく休み明けの方がいいタイプかもしれませんから注意。

血統:B     距離:B    コース:B    ローテ:A

ゼーゲン

 父:ディープインパクト
 母:ソベラニア
母父:Monsun

母のソベラニアは独オークス2着馬で、弥生賞2着のシュヴァルツリーゼの半弟にあたる血統。叔父にバイエルン大賞典勝ち馬のサイズモスが居て、近親にはバーデン大賞勝ち馬のザムムや、独ダービー馬シーザムーンも居るドイツの超一流牝系です。父ディープインパクトに母父モンズンはサトノダイヤモンドと同じ。上がりが速いと対応出来ないので、阪神内回りのこの舞台はいいと思います。母系のサドラーズウェルズも活きて同コースの松籟Sを勝っています。年齢的にもズブいので長く脚を使えれば。

血統:B    距離:A    コース:B    ローテ:C



ディープボンド

 父:キズナ
 母:ゼフィランサス
母父:キングヘイロー

母のゼフィランサスはJRAで3勝。ビッグテンビーの甥にあたるので、ローレルゲレイロや、リキサンマックスなどのイトコにあたる血統。父キズナはパワー型を出す種牡馬で、母父のキングヘイローはイクイノックスやウォーターナビレラの母父。牝系がスピードが強いので血統面で長距離志向が強いとは言い難いですが、母系自体は欧州色が強いのでなかなかバテません。このレース3連覇が掛かりますし、前走は輸送トラブルもあったりしたのでここで仕切り直しを。

血統:C    距離:B    コース:A    ローテ:B

ノーチカルチャート

 父:ジャスタウェイ
 母:ヘヴンリークルーズ
母父:ファルブラヴ

母のヘヴンリークルーズはJRA4勝。アトミックフォースの甥で、ピンハイのイトコにあたる血統です。父のジャスタウェイは天皇賞・秋や安田記念、ドバイDFを制したハーツクライの後継種牡馬。母父がファルブラヴだから中長距離志向の配合。元々は2500m〜2600mで活躍していましたし、距離的な不安は大きく有りませんが、久々のJRAですし、ここ最近はダートとはいえ戦績が落ちているのは気になります。結果を残していた芝長距離戦に戻りどこまでやれるかでしょう。時計が掛かってくればいいと思います。

血統:B    距離:B    コース:C    ローテ:D

ブレークアップ

 父:ノヴェリスト
 母:リトルジュン
母父:クロフネ

ストロンゲストの半兄で、ユニバーサルライトのイトコ。4代母まで遡るとロックオブジブラルタルが出るファミリー。父のノヴェリストはドイツ血統でタフな舞台に強く、母父がクロフネなので小回りの持続力勝負向きで、母系のキングズベストからも力の居る馬場に向きます。阪神コースは初めてですが、特に問題はないと思いますし、前走の有馬記念はこの馬にとっては少し速かったのと外枠が響いた様子。ペースが落ち着いてロスなく回って来れればチャンスはあると思いますが、距離は少し長いか。

血統:B    距離:D    コース:B    ローテ:C

ボルドグフーシュ

 父:スクリーンヒーロー
 母:ボルドグザグ
母父:Layman

コンボルドの半弟で、母父のレイマンはサンデーサイレンス直仔のヌレイエフ内包種牡馬で、仏マイル以下のレースで活躍。父のスクリーンヒーローはロベルト系のジャパンC勝ち馬でモーリス、ウインマリリンやゴールドアクター、ウインカーネリアンなどの父。このコースで行われた菊花賞は惜しい2着で、有馬記念もイクイノックスの2着だから力は上位。ゲートが遅いので後方からになりますが、長くいい脚を使いますし、距離が長い分リカバリーは効きやすいと思います。ここを勝って本番へ。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:A

メイショウテンゲン

 父:ディープインパクト
 母:メイショウベルーガ
母父:フレンチデピュティ

母のメイショウベルーガは京都2400mGIIを2勝。メイショウミモザの半兄にあたる血統。父ディープに母父フレンチデピュティは小回り適性が高くなる配合で、母系にサドラーズウェルズを持つので時計が掛かる決着に向きます。大雨の弥生賞など重馬場巧者でタフな馬場やスタミナ決着に強く、3年前のこのレースで3着に。7歳になって戦績は奮いませんが、好走歴のあるレースでもう一度。

血統:B    距離:A    コース:B    ローテ:B

メロディーレーン

 父:オルフェーヴル
 母:メーヴェ
母父:Motivator

タイトルホルダーの半姉で、母のメーヴェはJRA5勝。父オルフェーヴルはスタミナ型のステイゴールド系種牡馬で、ラッキーライラックやショウナンナデシコ、ギルデッドミラーなど牝馬もよく走ります。母系がモンジューのラインに、シャーリーハイツとかなり重厚だから長距離血統と言えます。小柄な牝馬ながら長距離戦なら他馬に負けないガッツを見せますし、小回り機動力も持ちますから消耗戦に持ち込めれば面白いと思います。前が止まる展開が理想でしょう。

血統:A    距離:A    コース:A    ローテ:B

ユーキャンスマイル

 父:キングカメハメハ
 母:ムードインディゴ
母父:ダンスインザダーク

ルビーカサブランカの全兄で、母のムードインディゴは府中牝馬S勝ち。叔母にオークス2着のチャペルコンサートがいる血統。父キングカメハメハのパワーと母系はダンスインザダークにシャーペンアップを持ち、スタミナ面を補填。過去2回、阪神大賞典で良績がありますしレースの適性は高いと思いますが、本質は左回り大箱コース向きなので他馬との相手関係次第でしょう。年齢的にも時計の限界はあると思うので時計が掛かる決着を希望。

血統:B    距離:B    コース:C    ローテ:B



阪神大賞典 2023 適性チェック✔︎上位馬5頭

✔︎ボルドグフーシュ
✔︎メロディーレーン
✔︎アイアンバローズ
✔︎ジャスティンパレス
✔︎メイショウテンゲン

以上の5頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎

3月19日(土)中山11R フラワーC

適性チェック✔︎🔽

3月19日(土)中京11R ファルコンS

適性チェック✔︎🔽

3月20日(日)中山11R スプリングS

適性チェック✔︎🔽



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