2022年11月26日に阪神競馬場で行われた2歳重賞の京都2歳ステークス。
早速ですが京都2歳ステークスをスタートから振り返り分析していきましょう！！
京都2歳ステークス 2022 結果
| 1着 | 4枠7番 | グリューネグリーン | M.デムーロ | 2:00.5 |
| 2着 | 3枠4番 | トップナイフ | 横山典弘 | アタマ |
| 3着 | 5枠9番 | ヴェルテンベルク | 西村淳也 | 1.1/4 |
| 4着 | 2枠2番 | シュタールヴィント | 坂井瑠星 | 1/2 |
| 5着 | 7枠13番 | ナイトキャッスル | C.デムーロ | 1.1/4 |
勝ったのは5番人気のグリューネグリーン！逃げて最後アタマ差で制しました！2着には3番人気のトップナイフが際どく迫りました。3着は11番人気のヴェルテンベルクという結果になりました！
1番人気のグランヴィノスは6着、2番人気のコスモサガルマータは11着に敗れました。
京都2歳ステークス 2022 回顧分析
1着馬が赤、2着馬が青、3着馬が緑、その他が黒
スタートは各馬五分のスタートだったと思います。大きな出遅れもなく、不利を受けた馬もいませんでした。
先手はグリューネグリーンが奪います。外からビキニボーイも一気に出していき先行2番手集団に。
向こう正面での隊列。ペース的にもあまり緩まずに行っていたので中団くらいがベストかなという感じで道中は見ていました。3着馬のヴェルテンベルクの前に有力馬のグランヴィノスがいましたからそのあたりが絶好のポジションだったと思います。
3コーナーの入りですが、グランヴィノスは馬体も大きくストライドも大きいので外に出したいという感じの進路取り。外にいたアイルシャインが下がってくれましたから理想的な形になったと思います。
1000m通過は60.4秒。平均的に流れたと思います。
ラップにしても、
12.6-11.4-11.9-12.0-12.5–12.3-12.1-11.7-11.8-12.2
勝ち時計が2:00.5ですから、前半と後半のタイム差が0.4秒しかないのでラップ的には前にいた馬も厳しい流れだったかと思います。
なので外をずっと追走するのも結果的には消耗するラップでした。
この場面の後ですが、逃げ馬の後ろにいたシュタールヴィントがビキニボーイの内を狙ったタイミングで外の黄色帽のスマラグドスが締めながら回ってきたのでビキニボーイが少し挟まれるような感じに。
その直後にいたトップナイフに大きく影響を与えました。
ピンク帽が立ち上がり気味になっていると思いますが、ここで不利を受けて後退していきます。
結果的下がってきたビキニボーイを交わすようにトップナイフは外に行き、ヴェルテンベルクも接触するような感じで外に弾かれて、ティムールが狭くなってしまいました。
トップナイフの後ろにいたエゾダイモンもポジションを押し上げたいところで下がってしまいましたから痛かったですね。
外側でアイルシャインも立ち上がるようなシーンがありました。エゾダイモンは本来なら2着馬、3着馬の後ろにいましたが1列下がってしまいましたね。この不利は馬の状態からしても大きかったと思います。
最後の直線は逃げ馬が内をガラッと開けましたから、そこをトップナイフは狙ってきました。上手く立て直しが出来ました。3着のヴェルテンベルクも思った以上にリカバリーができて最後は急追。
逃げて勝ったグリューネグリーンも立派だったと思いますが、少し展開に恵まれた結果だった様にも映るレースでした。
各馬の評価は下に記します。
京都2歳ステークス後の各馬の評価
レース前の適性チェックの記事をあわせて読むと面白いと思いますので是非！
1着 グリューネグリーン
直線フラ着きましたが、なかなかバテないと言った感じの走りでした。後続から詰め寄られたらまた一伸びする感じで余力は感じとれました。今日の感じを見ているとやはり小回り向きなのかなという印象を受けました。逃げればしぶといタイプだと思います。
2着 トップナイフ
4コーナーでの不利が痛かったですね。2走前からパドックでの気配もかなり良くなっているように感じます。6戦目というキャリアの差も出たレースだったように思いますし、先々につながるレースはできたのではないでしょうか。距離は2000mくらいまでなら持ちそうですね。
3着 ヴェルテンベルク
こちらも不利が致命的でした。ただ、今回の様な競馬もできることがわかっただけでも収穫はあったと思います。本質は外を自分から上がっていく競馬が理想だと思いますが、競馬の幅は広がっていい経験になったのではないでしょうか。重賞を勝てる能力はあると思います。
4着 シュタールヴィント
勝ち馬の後ろで競馬を進めて、最後の直線は少し不利を受けましたが、完璧なレース運びだった分最後止まったのは距離かなと思います。もう1ハロン縮まれば終いも甘くならなかった印象を受けました。
5着 ナイトキャッスル
理想的な立ち回りはできていたと思います。馬がジリっぽいのでダート向きなのかなという感じはします。距離は全く問題ないのでもう少し長いところを使えば変わってきそうですね。年明けに期待。
6着 グランヴィノス
不利を受けるポジションではなかったのですが、いまいち伸びなかったですね。血統的にもですが完成は先になると思うので現状は力不足なのかなという印象ですね。徐々に良くなってくれば。
7着 ロードプレイヤー
後方から大外を回して長く脚を使っています。コース的には不向きだった様にも感じるのでやはり大箱でこそなのかなと思います。距離的には問題はないですし、伸びても大丈夫な感じはしました。
8着 エゾダイモン
3コーナーまではいい感じで運べていましたが、勝負所での不利でポジションが下がってしまったのが致命的でした。瞬発力があるタイプではないので後方からよりも理想は好位付けではないでしょうか。距離は問題ないですし伸びても大丈夫ですからどこかで賞金加算を。
11着 コスモサガルマータ
何もいいところがなかった印象。外を回しすぎてしまう展開になったのも痛かったのかなと思います。もう少しポジションを取れればいいのですが。
12着 スマラグドス
最後の直線までは上手く運べていましたが、直線で接触したので手応えが悪くなってしまいましたね。不利がなければもう少し頑張っていたと思うので運がなかったですね。
京都2歳ステークス 2022 適性チェック 結果
| ✔︎スマラグドス | 12着 |
| ✔︎ナイトキャッスル | 5着 |
| ✔︎ヴェルテンベルク | 3着 |
11番人気のヴェルテンベルクが3着に好走してくれました！全て人気薄を上位に挙げていたので1頭だけでも馬券にしっかり絡んでくれてよかったです！
2歳戦は難しいですが、12月は2歳のG1レースが3つありますからそこでもしっかりと適性を見抜いていけるように頑張って行きたいと思います！
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