【中山牝馬ステークス 2024】出走馬適性チェック✔︎

中山牝馬S 2024 出走馬 適性 診断 血統 傾向 評価 重賞出走馬適性チェック
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2024年3月9日(土) 中山競馬場 芝1800m 中山牝馬ステークス 出走馬全頭の適性診断記事になります。

この記事は中山牝馬ステークスへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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中山牝馬ステークス 2024 血統適性評価基準

中山芝1800mで行われる牝馬限定のハンデ重賞です。

ステイゴールドサドラーズウェルズなどが好走傾向に。中山ですしロベルトも当然注意はしたい。

中山牝馬ステークス 2024 出走馬適性チェック✔︎

アレグロモデラート

 父:ハーツクライ
 母:ナスノシベリウス
母父:Unbridled’s Song

ナスノシンフォニーの全妹でハーツコンチェルトの全姉。母のナスノシベリウスはJRAで3勝。ハーツクライ×アンブライドルドソングだからスワーヴリチャードと同じ配合で高い持続力を持ちます。母系のスピード持続力にハーツクライが父で、バランスの良い血統構成。前走の愛知杯(小倉)は速い流れを先行し4角先頭で押し切りを計りましたが4着まで。1800mに短縮はプラスになりそうですし、流れが落ち着いてくれればワンチャンス。綺麗な馬場でやるのが理想。

血統:C    距離:A    コース:B    ローテ:B

キタウイング

 父:ダノンバラード
 母:キタノリツメイ
母父:アイルハヴアナザー

ストーミーシーやトキメキ、カヨウネンカの姪で、父のダノンバラードはディープ産駒のなかでも時計の掛かる馬場向きの血統で、母父アイルハヴアナザーはロベルト内包するパワー型種牡馬。母系の奥がニジンスキーやリファールを持つので、前で受けるよりも後方から差し脚を活かす競馬が合うタイプ。中山のような力の要する馬場は合いますが、距離はマイル寄りか。道悪は良くないとは思うので、良馬場かつ時計の掛かる決着で前崩れの展開を待ちたい。

血統:C    距離:B    コース:A    ローテ:C

ククナ

 父:キングカメハメハ
 母:クルミナル
母父:ディープインパクト

母のクルミナルは桜花賞2着、オークス3着で、祖母のクルソラは亜芝10FGIウィナー。アライバルの半姉にあたる血統。キングカメハメハ×ディープインパクトの配合はヒートオンビートやアンドヴァラナウトなどが居ます。キンカメの強いパワー型で、中山には向くタイプ。距離は1800mだと少し忙しいかもしれないので緩い流れで楽に好位をとりたいところ。ラストランを飾れるか。

血統:B     距離:C    コース:A    ローテ:C

グランスラムアスク

 父:ディープインパクト
 母:ジェニサ
母父:Storm Cat

カイザーバローズの半妹で、祖母はティズナウと同血という牝系。ディープ×ストームキャットはキズナやサトノアラジン、ラブズオンリーユーなど名馬が並ぶ配合で、大箱に向く構成。前走は流石に長かったですし、1800mに距離を詰めるのは大歓迎でしょう。とはいえ中山向きではないですし、落ち着いた流れで逃げれるかが大きな課題にはなるのかなと思います。

血統:C    距離:A    コース:D    ローテ:C

クリノプレミアム

 父:オルフェーヴル
 母:ダンシングクイーン
母父:Giant’s Causeway

トーホウアラビアンの半姉で、母のダンシングクイーンはJRAで1勝。父のオルフェーヴルはステイゴールド系。母系がストームバード、ゴーンウエストとスピードの持続力血統にスタミナ系の父で中距離に適性が出る血統構成でしょう。中山1800mというのはいい条件で、一昨年のこのレースの覇者。体型的にも好位から押し切る競馬が理想なので、ゆったりした流れになってほしい。

血統:A    距離:A    コース:A    ローテ:B

コスタボニータ

 父:イスラボニータ
 母:レディイン
母父:Kendor

イチオクノホシの半妹にあたり、イフェイオンの叔母にあたる血統。父イスラボニータは皐月賞勝ち馬で2000m以下で活躍。母が欧州血統で奥にネヴァーベンドのラインを持ち、上がりの掛かる小回りに向く構成。1800mはベストだと思いますし、今の中山のタフな馬場はイメージ的にも合いますし、時計が掛かる決着が理想でしょう。競馬センスはいいので内から機動力を活かしたい。

血統:B     距離:A    コース:B    ローテ:B

コンクシェル

 父:キズナ
 母:ザナ
母父:Galileo

サヴァイヴ、マリーナ、シンシアウィッシュの下で、父のキズナはディープ産駒のダービー勝ち馬。アカイイトやソングライン、テリオスベルなど牝馬も活躍。母父がサドラーズウェルズ系のガリレオでブラッシンググルームも母系に持つので重厚感がありつつも、マキャヴェリアンのスピードで締まった配合。気性的な関係かムラはありますが、気分良く行ければかなり強力。揉まれたくはないのでゴチャつきやすい小回りよりかは大箱の方がいいとは思いますが、有力馬の一頭でしょう。

血統:A    距離:A    コース:C    ローテ:B

シンリョクカ

 父:サトノダイヤモンド
 母:レイカーラ
母父:キングカメハメハ

母のレイカーラは重賞格上げ前のターコイズSなどJRAの芝1600~1800で5勝。インターミッションの半妹で、サトノオラシオンの全姉にあたり、ダノンシャークの姪。サトノダイヤモンド産駒の牝馬で、母系はキングカメハメハやカーリアンやシャーリーハイツなど欧州の名血の配合で、幾分時計のかかる馬場に向くタイプでしょう。適性的な部分が測りにくいですが、前走のように上手くスタートを決めて前で受けれれば中山1800mなら面白いか。

血統:B     距離:B     コース:B    ローテ:C

タガノパッション

 父:キングカメハメハ
 母:アドマイヤシルク
母父:シンボリクリスエス

曾祖母がゴールデンサッシュなので近親にステイゴールドやレクレドール、4代母まで遡るとサッカーボーイなどがいる名牝系。キングカメハメハ×シンボリクリスエスはレイデオロと同じ血統構成で、瞬発力よりは持続力で勝負した方が合う構成。前走はある程度ペースが流れてくれて上がりの掛かる決着で力を発揮。流れ次第ですが、ここも前傾ラップになれば。中山急坂よりは平坦向きか。

血統:A    距離:A    コース:C    ローテ:C

ヒップホップソウル

 父:キタサンブラック
 母:ダンスファンタジア
母父:ファルブラヴ

母のダンスファンタジアはフェアリーS勝ち馬で、祖母のダンスインザムードはダンスインザダークやダンスパートナーの全きょうだいで桜花賞とヴィクトリアマイル覇者。父キタサンブラックのスタミナ志向に、母のマイル色が合わさり本馬は中距離馬に。中山コースは相性が良く、紫苑S勝ちやフラワーC2着の実績。上にも書いた通りマイラーではないからターコイズSの敗戦は気にしなくていいでしょう。距離延長で上手く流れに乗れれば勝負可能。

血統:B     距離:A    コース:A    ローテ:B

ファンタジア

 父:ハービンジャー
 母:ピュクシス
母父:シンボリクリスエス

名牝アーモンドアイの姪あたる血統。父ハービンジャーに母父シンボリクリスエスの構成なので瞬発力よりは持続力勝負に長けた配合といえます。現状1800mの中山の流れはミスマッチだとは思います。速い脚は求められないのでスローの前付けで押し切りを狙いたいですが…

血統:C    距離:D    コース:D    ローテ:D

フィアスプライド

 父:ディープインパクト
 母:ストロベリーフェア
母父:Kingmambo

ミッドサマーフェアやソフトフルートの下で、パワーホールの叔母。祖母はBCジュベナイルフィリーズなどを制した全米2歳牝馬チャンピオンのストームソング。オーダーオブセントジョージやアイスストームのいとこにあたる血統です。ディープインパクト×キングマンボの配合に母系がストームバードのラインを持ちますから大箱ベストの構成。前走のターコイズSで重賞初制覇。馬自体は長く脚を使えない分中山に向くタイプですし、距離は伸びてもこのコースなら誤魔化し効く範囲でしょう。ここもスローになった方がいいか。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:C

フィールシンパシー

 父:ベーカバド
 母:スマートシンパシー
母父:ダンスインザダーク

兵庫チャンピオンシップ勝ち馬のインタータイヨウの姪。父のベーカバドはフランスで活躍したグリーンデザートの系譜の種牡馬。母父ダンスインザダークは菊花賞勝ち馬。父系によってパワー型になっている印象もあり、中山コースにも良績あり。2走前のように緩い流れで前付け出来れば1800mでも面白いか。多少なら馬場は渋ってもこなしそうですが、綺麗な馬場の方が良さは出るかも。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:C

ラヴェル

 父:キタサンブラック
 母:サンブルエミューズ
母父:ダイワメジャー

ナミュールやアルセナールの半姉妹で、マルシュロレーヌやバーデンヴァイラーの姪にあたります。曾祖母キョウエイマーチは桜花賞勝ち馬です。キタサンブラック産駒で、3歳秋から徐々に馬体は成長。半姉のナミュールもでしたが遅咲きな節はあるのかなと思います。前走2200mで折り合いが危うい面もありましたし、距離は短縮するのは悪くないと思います。京都のタフな馬場が現状マッチはしていた感じもありますし、中山でも時計の掛かる馬場の方がいいかもしれません。根本的には大箱向きではあると思います。

血統:B    距離:B    コース:C    ローテ:B

ルージュエクレール

 父:エピファネイア
 母:マーブルケーキ
母父:キングカメハメハ

祖母シラユキヒメで、母はブチコ、シロニイの全きょうだい。いとこにソダシやママコチャ、アマンテビアンコのいる白毛一族。エピファネイア×キングカメハメハは牝馬3冠馬のデアリングタクトやイズジョーノキセキと同じ配合になります。速い上がりを使ってはいますが、走り自体はそこまでしなやかではないですし、中山のコースは良さそうです。脚質的に後方からですから前崩れの展開が理想でしょう。淡々と流れてどこまで差し込めるか。

血統:A     距離:B     コース:A    ローテ:C

ルージュリナージュ

 父:スピルバーグ
 母:パンツァネッラ
母父:ルーラーシップ

4代母はフェアリードールなので、トゥザヴィクトリーやデニムアンドルビーなどと同牝系にあたります。父のスピルバーグは天皇賞・秋を制したディープインパクトの後継で、トーセンラーの全弟。母父ルーラーシップは香港QE2Cを制したキングカメハメハの後継。前走の東京新聞杯も追い出してからジリっぽさはありましたし、マイルよりも1800m向きでしょう。大箱ベターだとは思いますが、ペースが落ち着かなければチャンスはあるでしょう。流れ次第で一気に飲み込むポテンシャルは秘めています。

血統:A     距離:A    コース:C    ローテ:B

中山牝馬ステークス 2024 適性チェック✔︎上位馬6頭

✔︎クリノプレミアム
✔︎ヒップホップソウル
✔︎コスタボニータ
✔︎コンクシェル
✔︎ルージュエクレール
✔︎ルージュリナージュ

以上の6頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

中山牝馬ステークス 2024 ◎本命馬

今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎

3月10日(日)阪神11R フィリーズレビュー

3月10日(日)中京11R 金鯱賞

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