ウインカーネリアンが制す!関屋記念2022回顧分析!

関屋記念 ウインカーネリアン レース回顧
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週末競馬もお疲れ様でした!

8月14日に新潟競馬場でお行われたマイル重賞関屋記念のレースをいつものようにパトロール映像を使いながら回顧分析していきます!

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関屋記念 結果

1着7枠12番ウインカーネリアン三浦皇成1:33.3
2着4枠6番シュリ津村明秀3/4
3着5枠8番ダノンザキッド川田将雅クビ
4着5枠7番スカイグルーヴC.ルメール1.1/4
5着8枠14番ピースワンパラディ石橋脩1/2

三浦皇成騎手騎乗のウインカーネリアンが2番手から抜け出し優勝!!OP特別(L)を3連勝で初重賞制覇!逃げたシュリがしぶとく粘って2着。3着はダノンザキッドが入りました!

関屋記念をレース映像とパトロール映像から分析

が1着馬、が2着馬、が3着馬、その他は

スタートは各馬揃って出ましたが、2歩目の差で内からエアファンディタゴールデンシロップリアアメリアディヴィーナが少し遅れる形に。

ウインカーネリアンはスタートも上手で、行き脚も付くタイプでスムーズに先行。逃げたかったシュリもスタートは良くスムーズ。ダノンザキッドも前走安田記念で先行しているだけあります。

1着馬と2着馬はなるべく先行したい2頭ですが、スタートで割と出たイルーシヴパンサーをはじめ、他の馬は全馬末脚に賭けるようなタイプ。ゴールデンシロップは元々前進気勢も凄いタイプと久々の分大分行きたがりました。スカイグルーヴはここ最近は1400mを使っていた分で前目に。ダノンザキッドも先行力があるのですが長い直線に備えて我慢の競馬。

なので物凄くペースが落ち着きました。

ペースが遅いのでディヴィーナは馬群の後ろに入れられず、外に出すくらい引っかかってました。この馬も元々先行取れるくらいの馬ですし、スタートで後手を踏んだ分、後方からになってしまったのと折り合い専念という騎乗を決めていたように思えます。

スタートして600m通過地点。前半3Fは36.2秒。

内回り3コーナーから外回り3コーナー地点まで緩かな登り坂があることや、雨の影響で稍重のコンディションということを差し引いても圧倒的に遅いペースです。

ちなみに2014年も稍重のコンディションで行われていますが、その時は34.9秒での通過。メンバー構成は違えど、1.3秒も遅いわけです。それでは後ろにいる馬達には厳しい展開になってしまいます。

現に黒で引いた線よりも前の馬で1〜5着は独占しているわけです。完全に前残りのレースです。

800m通過地点です。黒の丸で囲った馬は本当は動きたいと思うんですが、基本的にロングスパートができるタイプではなく、直線まで我慢して良さが活きるタイプです。ディヴィーナは大分力んでいるのでここで離してしまうと確実に最後まで持ちません。

4コーナーではピースワンパラディが手応え良さそうに回ってきていますが、実際のところまだ勝負どころではない区間。それに釣られることなく三浦騎手とウインカーネリアンは自分のリズムを大事にといった競馬。

見てもわかる通り、ピースワンパラディは締めるようには回ってこないですし、そういうコース形態ではないのです。馬場状態を考えても直線は必ずバラけます。

後続は待ちすぎると届かないので、この時点で早めに黒の囲いの馬達は動いてきます。

内回りとの合流点。この辺りから徐々にシュリがペースを上げます。当然スローの展開になったのでシュリウインカーネリアンは手応え抜群。ディヴィーナは直線馬場の痛みの少ない外目を追う選択。

一瞬ですが、ダノンザキッドがスムーズに反応できなかった隙に、ワールドバローズは交わしているんです。

しかしやはりロングスパートが出来ない分でしょう。ワールドバローズイルーシヴパンサーエンデュミオンはラスト1F手前の時点で余力を無くし売り切れ状態。

その間にトップスピードに乗ったウインカーネリアンがシュリを捕らえて抜け出します。

ダノンザキッドはエンジン点火し前を猛追しますが、超スローの逃げ馬と2番手を捕まえられずという結果になりました。

全体のラップを見てみると、

12.7-11.4-12.1-12.2-11.9-10.8-10.6-11.6

やはり直線を向いてからグッと10秒台を連発。レースの上がり3F自体が33.0ですから、後方の馬達は稍重の馬場で31秒近く出さなければなりません。物理的にきついレースになったと思います。

各馬のレース後の評価

レース前の適正チェックも併せてみると面白いと思うので是非見てみてください!

1着 ウインカーネリアン

展開の助けは大きかったと思いますが、このような馬場で勝てたこと、後続のダノンザキッドをきっちり凌ぎ切ったことはやはり評価していいと思います。まだまだ5歳で、爪の不安で使えてなかった時期もありましたが、いよいよ本格化といったところでしょうか。阪神コースでも実績はありますし秋が楽しみになります。

2着 シュリ

こちらも展開は大きくハマった印象がありますが、このペースでも折り合えたのは収穫だと思います。ウインカーネリアンに交わされてからも渋とく粘っていましたから具合も良かったのだと思います。時計は速くない方がいいのは間違いないと思います。

3着 ダノンザキッド

このメンバーに入るとやはり上位の力は持っていますね。パドックが発汗も凄くて精神的にどうかなという面はありましたが、競馬に行ったらしっかり折り合えて中団でレースが出来ました。今回はスローペースでしたが、もう少し流れれば競馬はしやすくなるんではないでしょうか。マイルが距離のギリギリだと思います。

4着 スカイグルーヴ

馬場と距離が敗因としては大きいと思います。こういう緩い馬場は向いていない感じですし、レースのしやすさは1400mが良さそう。キレ負けしたのはその2つで、馬の力は血統馬らしくいいものがあるので今後に期待したいです。

5着 ピースワンパラディ

長期休み明けでも良く頑張ったなと思います。直線半で息切れしてしまったのは久々の分ですし、ポテンシャルはやはり上位の馬。さらに状態が上向けば、次走はあっさり勝つかもしれません。今のところはペースが速くならない方が健闘はできそう。徐々にレース勘を取り戻していければ。

7着 ワールドバローズ

ジョッキーの言う通りもう少し前目で競馬が出来ればということもあり、出脚に苦労はするタイプ。最後も一瞬グッと来ましたが、新潟の長すぎる直線が仇になる感じのレースでした。展開の助けや、ゴール前の急坂等が味方についた方がいい馬ですね。中京や阪神向き。

11着 イルーシヴパンサー

まずは乗り替わりが1番大きかったと思います。使える脚がどのくらいかわからない分難しさがあったと思います。あとは馬場も良馬場向きですね。切れる脚が出なかったです。使える脚はとても短そうで、道中ジッとしていないと厳しいタイプかもしれません。展開に左右される馬なのは間違いありません。

13着 ディヴィーナ

精神的にまだまだ幼く、だいぶムキになる面が出ています。今後を考えてもその気性はネックになると思います。落ち着いて走れるようになれば、レースにも幅がきかせられるようになると思います。

14着 ゴールデンシロップ

道中大分行きたがってましたし、馬場も良馬場の方が向いていそう。鼻出血明けですし、次走は今回が上手くガス抜きになってくれれば巻き返しも十分だと思います。

まとめ

今回の適正チェックの上位馬の結果は、

イルーシヴパンサー11着
エンデュミオン10着
ダノンザキッド3着
ワールドバローズ7着

今年の関屋記念は例年になくスローペースで後ろからいった馬は全滅でした。ん〜難しい。

僕自身の馬券もワールドバローズからの馬連とワイドを購入し外れ。

競馬というものは難しいと改めて思い知らされました。

また気持ちを新たに、札幌記念北九州記念を頑張りますのでよろしくお願いします。

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この記事を書いた書いた人
ころめん

ころめんです!30代の競馬ニキです!

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