【葵ステークス 2024】出走馬適性チェック✔︎

葵S 2024 出走馬 適性 診断 血統 傾向 評価 重賞出走馬適性チェック
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2024年5月25日(土) 京都競馬場 芝1200m 葵ステークス 出走馬全頭の適性診断記事になります。

この記事は葵ステークスへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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葵ステークス 2024 血統適性評価基準

京都芝1200mで行われる3歳限定の短距離重賞。

ストームキャット持ちの好走傾向が強い舞台。あとはプリンスリーギフトデインヒルで坂を下る。

葵ステークス 2024 出走馬適性チェック✔︎

アウェイキング

 父:Kingman
 母:Waldjagd
母父:Observatory

母は独オークストライアルで2着。近親に凱旋門賞勝ち馬のヴァルトガイストがいます。父のキングマンは欧州チャンピオンマイラーで、シュネルマイスターの父としてお馴染み。母父オブザーヴァトリーは欧州で6勝を挙げた名馬。欧州血統らしくタフな展開には強く、前傾ラップに自信。大箱向きのストライドですから直線は長い方が良さそうで、揉まれないポジションで競馬が出来れば能力発揮でしょう。京都平坦は魅力。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:B

アスクワンタイム

 父:ロードカナロア
 母:ディープインアスク
母父:ディープインパクト

ファンタジスト、ボンボヤージの全弟で、父ロードカナロアはストームキャット持ちのキングマンボ系スプリンター。母父ディープインパクトにさらに奥がデインヒルやロベルトだからパワー型のスプリンターという構成。1400mに短縮した前走は久しぶりに上がり最速の4着。短いところの方がいいのがハッキリしたレースだったように思えます。ゲート出てからが一息なのでどうしても展開には左右されてしまいますが、時計が掛かるのならチャンスは出てきそう。前崩れで差し込みを。

血統:A    距離:A    コース:B    ローテ:B

エトヴプレ

 父:Too Darn Hot
 母:Nahoodh
母父:Clodovil

英マイルGIのファルマスS勝ち馬のナフードを母に持ち、父はドバウィの後継で、英や仏でマイルから1400mで活躍したトゥーダーンホットという血統。1200mで5戦し、続く1ハロン伸ばしたフィリーズレビューは逃げ切り勝ち。元々マイラーよりはスプリント寄りの馬だっただけに桜花賞は流石に長かった印象ですが、2番手から直線半ばまでは見せ場十分でポテンシャルの高さは感じ取れます。距離短縮は悪くないですが、現状1400mで楽に先手を主張出来た方が安定はしそう。ゲートはしっかり決めて好位で立ち回りたい。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:B

エポックヴィーナス

 父:ヴィクトワールピサ
 母:ベストオブミー
母父:ブライアンズタイム

母のベストオブミーはフィリーズレビューで2着。父のヴィクトワールピサは皐月賞や有馬記念、ドバイWCを制した名馬。父でヘイローのクロス、母父がロベルト系のブライアンズタイムでコーナリング性能に優れた配合。チューリップ賞は直線何度も切り返しながらしぶとく伸びてきましたし、続くフローラルウォーク賞でも機動力活かした競馬で快勝。距離短縮は問題ないと思いますが、平坦よりは坂コースに向くパワー型スプリンターだと思うので、その点がどう出るかでしょう。

血統:C    距離:B    コース:C    ローテ:C

エリカカリーナ

 父:ミッキーアイル
 母:キャレモンショコラ
母父:サクラバクシンオー

サイクロトロンやスプレモフレイバーの半妹にあたる血統。父ミッキーアイルはディープ産駒でNHKマイルCやマイルCSを制した名馬。種牡馬としても、ナムラクレアやメイケイエール、ララクリスティーヌなど牝馬がよく走っています。母父サクラバクシンオーですし、全体でヘイローのクロスも入る機動力とスピード兼備の構成だと思います。前走の1勝クラスを見てもハイラップでも引っ張りきれない程の手応えで回ってきての快勝。京都は初ですが、同じような競馬が出来るなら勝ち負けになるのかなと思います。

血統:A    距離:A    コース:B    ローテ:B

オーキッドロマンス

 父:ロジャーバローズ
 母:エキナシア
母父:スニッツェル

ジュニパーベリーの半弟にあたる血統で、父のロジャーバローズはダービー馬。母父スニッツェルはデインヒルのライン。全体でダンジグの4×5×5を持ちパワー型スプリンターのようなイメージに。根本的に1400m向きだとは思うので京都平坦1200mだとスピード的に少し劣りそう。逃げるよりも差す競馬に転じた方がチャンスはあるかも。

血統:B    距離:B    コース:C    ローテ:C

カルチャーデイ

 父:ファインニードル
 母:ラルティスタ
母父:マイネルラヴ

半姉にメイショウチタンがいて、ザラストロの姪。そしてファインルージュのいとこにあたります。ファインニードル×マイネルラヴの構成で、近親からも1400mに適性の高い血統。本馬は1400mでも掛かり気味で距離は詰めても問題はなさそう。京都平坦はファンタジーSを見ても合っているので適性面はそれなりに高いのかなと思います。身体がどんどん減って行ってるので、その点はどうか。

血統:C    距離:A    コース:A    ローテ:B

ガロンヌ

 父:モーリス
 母:リヴィエール
母父:ハーツクライ

ヴィエンヌの半弟で、母のリヴィエールはJRA2勝馬。曾祖母はフラワーC勝ち馬のスギノキューティーという牝系です。モーリス×ハーツクライの成長力のある血統構成らしく未勝利脱出に6戦を要しましたが、橘Sも快勝し連勝中。距離は1200mでも問題はないと思いますが、現状二の脚が付かないので後方からにはなりそうです。ストライド的にも外回りの方が合いそうですが、前崩れ+外から流れに乗れれば差し込めるポテンシャルはありそうです。

血統:C    距離:B    コース:B    ローテ:B

クリスアーサー

 父:ビッグアーサー
 母:オートクリス
母父:シンボリクリスエス

マーティンオートの半弟にあたる血統。父ビッグアーサー産駒らしく胴の詰まった体型なので距離は短いところに合う印象ですから前走のファルコンSの大敗は度外視でいいでしょう。気性的にもおっかないところはあるので、スムーズに揉まれず先行出来るかで結果は変わってきそう。京都1200mの勝ち上がった未勝利戦のような競馬が出来るなら。

血統:A    距離:A    コース:A    ローテ:B

シカゴスティング

 父:ロゴタイプ
 母:マルチスクリーン
母父:スクリーンヒーロー

祖母がマルバイユなので、桜花賞馬のマルセリーナの姪で、ラストドラフトやヒートオンビートのイトコにあたります。父のロゴタイプは朝日杯や皐月賞、安田記念を制したローエングリンの後継で、活躍馬はミトノオーやオメガギネスなどダート志向が少し強め。近走は距離の懸念から抑える競馬に徹していましたが、今回は1200mなので条件は良さそう。ニュートラルで道中追走出来れば結果は付いてきそうです。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:B

ジョーローリット

 父:ダノンレジェンド
 母:ジョーカルーア
母父:ジョーカプチーノ

ジョーマキアートの姪で、父のダノンレジェンドはダノンキングリーの半兄で、JBCスプリントを制したダート馬。母父ジョーカプチーノはNHKマイルCを制したマンハッタンカフェの後継。ダートで2勝を挙げていますが、芝でも問題は無いでしょう。ただ、パワーが勝っているので平坦で粘り込むよりは坂コース向きかもしれません。距離短縮で一発を。

血統:C    距離:A    コース:C    ローテ:B

ナナオ

 父:ロードカナロア
 母:バイザディンプル
母父:オルフェーヴル

母のバイザディンプルはJRA(ダート1800m)2勝で、クリームソーダの姪。父は世界で活躍したスプリンターのロードカナロアでキングカメハメハの後継。母父オルフェーヴルはステイゴールド系3冠馬。母系の前向きさのある構成に、父のスピードも相まってスプリント適性は高く1400m以下で安定した戦績。血統らしく道悪が巧いので、馬場が渋った方がベターでしょう。京都での高速決着でどこまでやれるか。

血統:B    距離:A    コース:C    ローテ:B

ナムラアトム

 父:リアルインパクト
 母:サンクイーンⅡ
母父:Storm Cat

ナムラクレアの半弟にあたり、曾祖母のクードジェニーはマキャヴェリアンの全妹にあたる血統。近親にはバゴやマキシオスなどがいます。半姉ナムラクレアの父ミッキーアイルから父リアルインパクト産駒に変わり、パワーよりもスピードに寄ったイメージで、京都平坦はプラスでしょう。行きっぷりも徐々に良くなっていますし、1200mへの短縮は問題なさそうです。スムーズに流れに乗って上位争いを。

血統:B     距離:A    コース:A    ローテ:A

ニコラウス

 父:リアルスティール
 母:ピースバーグ
母父:Sageburg

母のピースバーグは仏マイル重賞2勝馬で、父のリアルスティールはラヴズオンリーユーの全兄にあたるドバイターフ勝ち馬。父としてもフォーエバーヤングが世界で活躍。母父セージバーグはヨハネスブルグの後継で、イスパーン賞を制した欧州マイラー。戦績通りスプリンターというよりはマイラー寄りで、溜めて斬れる差し馬といった印象です。京都の短距離戦ならペースが落ち着いて欲しいところ。

血統:B     距離:C    コース:C    ローテ:C

ピューロマジック

 父:アジアエクスプレス
 母:メジェルダ
母父:ディープインパクト

メディーヴァルの全妹で、バグラダスの半妹。母のメジェルダはファンタジーSで2着の実績を持ちます。父アジアエクスプレスはストームキャット系。母系の奥にもストームキャットを持つスピード馬といった印象。後駆がかなりガッチリしていて、スタートから飛ばして粘り込むスタイルで確立。少々無理なペースでいっても止まらないし、先手を取れるなら面白い存在になるでしょう。

血統:A    距離:A    コース:A    ローテ:C

ペアポルックス

 父:キンシャサノキセキ
 母:ミラクルアスク
母父:ディープインパクト

祖母イルバチオはアイビスSD勝ち馬で、母はJRA1勝馬のミラクルアスク。父のキンシャサノキセキは高松宮記念連覇の名馬。父系も母系もスピードが強く、短距離馬に出るのは納得で、前走の橘Sからの条件的な上積みは十分ありそうです。内回り向きだと思うのでコースも申し分ないと思いますから、スムーズに先行出来れば勝ち負けも。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:A

モズトキキ

 父:グランプリボス
 母:モズジャカランダ
母父:Congrats

近親に米国BCジュヴェナイルフィリーズターフで好走したステラエージェントがいる血統で、父グランプリボスはサクラバクシンオーの後継で、NHKマイルCや朝日杯FSなどを勝った名マイラー。母父コングラッツはエーピーインディの直仔。その奥もストームキャットとスピードの血が強く、未勝利戦、雪うさぎ賞と1200mで連勝中。540キロ程の大型馬でどちらかというとパワー型な感じですし、中山などの力を要するコースに向く印象。揉まれない競馬なら渋とく伸びそうですし、展開次第で一発も。

血統:A    距離:A    コース:B    ローテ:C

モンシュマン

 父:ミッキーアイル
 母:ザウェイアイアム
母父:Thewayyouare

母ザウェイアイアムは北米重賞2勝、ベルモントオークス2着の実績馬。近親にテンビーのいる名血です。父ミッキーアイルはディープ産駒のNHKマイルCやマイルCSを制した名マイラー。母父ザウェイユーアーはキングマンボの後継種牡馬。デインヒルのクロスの入り全体的にもパワー型で、かなりガッチリした見た目に。戦績通り急坂向きなイメージと、テンから速いタイプでは無いので、このクラスでのスピード比べだと一枚落ちるかも。

血統:B    距離:B    コース:C    ローテ:C

葵ステークス 2024 適性チェック✔︎上位馬3頭

✔︎クリスアーサー
✔︎ナムラアトム
✔︎ペアポルックス

以上の3頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

葵ステークス 2024 ◎本命馬

今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎

5月26日(日)東京11R 日本ダービー

5月26日(日)東京12R 目黒記念

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