ラジオNIKKEI賞・CBC賞 回顧

レース回顧
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今週の中央競馬もお疲れ様でした!!

日曜の目玉はやはり今村聖奈騎手ですね。新人騎手とは思えない堂々たる騎乗とインタビューも印象的でした。これからの競馬界を引っ張っていける雰囲気もありますしどんどん活躍していってほしいものです。

さて、その今村騎手が勝ったCBC賞と福島で行われたラジオNIKKEI賞の両重賞の回顧をしていきたいと思います。まずはラジオNIKKEI賞から。

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ラジオNIKKEI賞

ゴール前

結果

1着3枠3番フェーングロッテン松若1:46.7
2着5枠7番ショウナンマグマ菅原明3/4
3着1枠1番サトノヘリオス岩田望クビ
4着7枠11番ソネットフレーズ津村2
5着8枠13番ゴーゴーユタカ田辺クビ

結果は逃げるショウナンマグマを内の狭いところからフェーングロッテンが抜け出し優勝!2着はショウナンマグマが逃げ残り、サトノヘリオスが差してきて3着になりました。

回顧

スタート

グランディアが少し遅れ気味でしたがその他の馬達はまずまずなスタート。逃げるのかなと思われたホウオウノーサイドフェーングロッテンがスタートよかったので後手を踏むような形に。

先行争い

7番ショウナンマグマが二の脚をつけて先手を主張。3番フェーングロッテンは押していたんですが案外進まずという形に。4枠の2頭はスムースに先行するも外の11番ソネットフレーズが掛かり気味で2番手をとる展開になりました。

1コーナーまでの入りで隊列はほぼ決まっていて1〜3着馬はしっかりと内ラチを走れていますね。差しも決まる馬場ですが内も外もフラットな馬場なのでなるべく距離ロスを無く走れた馬が好走しています。

1000m通過は58.8でした。

向こう正面から3コーナーの入りのところ。1〜4着馬は内目ずっと走っていますね。1番人気のボーンディスウェイは大外の6頭目のところを走っています。

12.3-11.0-11.6-11.9-12.0-12.0-12.0-11.7-12.2

このラップを考えたら緩むところのないペースで外を回すと流石に厳しいですね。

4コーナーでは手応えの差が大分出ている印象。オレンジ帽のソネットフレーズより外の馬達は脚が一杯になってます。逆に内の馬達は手応え十分で回ってこれてます。

最後の直線ですが、勝ち馬は大分狭いところ割ってきていますね。本当に1頭分ギリギリのスペースです。戒告は一応あった見たいですから事故だけは気をつけていただきたいものです。

各馬の個人的評価

1着 フェーングロッテン

逃げに拘らずマイペースに好位から抜け出す競馬ができたのは大きな収穫だと思います。新馬戦はドウデュースと今日小倉でレコード勝ちしたガイアフォースと同じレースだったのでレベルが高かったんですね。競馬に幅も出たのは今後に繋がりますし、距離ももう少しあってもいい雰囲気です。秋に向けていいレースができたんじゃないでしょうか。

2着 ショウナンマグマ

気性的に難しいところがありますが、こういうペースで行っても最後までバテないのはストロングポイントだと思います。1800mは現状ベストでコーナー4つで淀みない流れを作った方がいいですね。今回は条件がマッチしました。賞金も加算できましたし、今後どこを使うのか注目です。

3着 サトノヘリオス

内で上手く脚も溜められ、鬱憤を払うような走りはしてくれましたがもう一歩でした。2000mは根本的に長いので短縮した今回は上手く噛み合った感じがします。それでもまだ若干行きたがる面はあったように見えるのでマイルを試すのも面白いかもしれません。

4着 ソネットフレーズ

力は示していたと思いますが、最後は距離かなという印象。ゲート出てからニュートラルの状態で2番手取れるわけですからマイルがいいのかなと思います。脚元に不安がある馬ですから大事に使っていくと思いますし、何より順調に成長していってほしいものです。

5着 ゴーゴーユタカ

開幕週の馬場を考えたら枠と位置取りの差はでたように思えますが、1800mでも問題ないです。最後は伸びていますし力はありますね。ここで見限るような馬ではありません。今後に期待します。

6着 ボーンディスウェイ

このペースに対して3〜4コーナーの外を回すのは厳しいですね。番手を取れれば理想だったと思いますが、他に早い馬もいましたし、ペースも流れましたからね。今回は悪い方に展開が向いてしまいました。切れる脚がないのでこのような競馬になるのも仕方がないのかもしれません。

12着 ベジャール

大型馬ですし小回りの福島は向いていないのと、ボーンディスウェイが思いの外早くきましたから外で大分脚を使う展開になってしまいましたね。直線向いて余力がなかったですし、自分のペースで走れていたらここまでにはなっていなかったと思います。広いコースでもう一度見たいですね。

まとめ

開幕週のトラックバイアスとペースが鍵になるようなレースになりました。直線は勝ち馬が狭いところに入っていったので少し不安でしたが、これも勝負ですからね。馬と騎手を讃えるのと同時に安全を願わなければなりませんね。メンバーレベルが疑問という声もあったと思いますが、先々が楽しみな馬達が多いなと思うレース内容でした。

こちらのレースは1番手推奨のショウナンマグマが2着、2番手推奨のサトノヘリオスが3着とこのブログ的にもまずまずの結果を残すことができました!欲を言うと1着が欲しかったですが勝ち馬をしっかりと讃えなければなりませんね!

CBC賞

ゴール前

結果

1着3枠5番テイエムスパーダ今村1:05.8
2着4枠8番タイセイビジョン川田3.1/2
3着1枠2番アネゴハダ藤懸1/2
4着6枠12番スマートリアン秋山真1.1/4
5着5枠10番メイショウチタン荻野極3/4

結果は重賞初騎乗今村騎手騎乗のテイエムスパーダが軽斤量を活かしスーパーレコードタイムで優勝!2着はタイセイビジョン、3着はアネゴハダという結果になりました。

回顧

スタート

外のスティクスファストフォースが好スタート好ダッシュ。テイエムスパーダ赤い矢印ですが普通のスタートでした。他には黄色帽の10番メイショウチタン、白帽の2番アネゴハダも良いスタートですね。

先行争いですがスティクスが前走1000m戦で逃げていることもあり速かったですね。しかし内からテイエムスパーダもダッシュを効かせハナを叩く勢い。好スタートした昨年の覇者ファストフォースは56キロのハンデも響いたのか押しても進んでいかなかったですね。

3コーナーの入り口ですがテイエムスパーダが完全に行き切りました。2着3着のタイセイビジョンアネゴハダはしっかりと内ラチをキープ。流石にタイセイビジョンは追走に苦労していたようにも映りました。

注目の前半600mのペースですが31.8という聞いたことのないようなペースで進んでいきました。

11.4-10.0-10.4-10.9-11.1-12.0

流石にこのペースだとついていけない馬も出てきますし、外枠は結構不利になる展開になってしまいますね。

結果的に外からついていったスティクスは4コーナーでバテる形になりました。

4コーナーですが、2着馬のタイセイビジョンはこの画像の前に何度か外に出す素振りをしていたんですが、流石にペースが早いからか内に進路を切り替えています。このペースなんで外を追走する先行馬はバテますから懸命な判断だったと思います。

テイエムスパーダアネゴハダは真っ向勝負のような感じで回ってきていますね。2頭とも斤量が軽いんでそうなるのかなとも思えます。

最後の直線ですがタイセイビジョンの前にいた黄色帽のロードベイリーフが外にいってくれたのは大きかったかもしれません。進路がぽっかり開きましたし、結果的に1−2−3着のラインが出来ました。もしロードベイリーフがそのまま走っていたら2着3着は逆になっていたかもわかりませんね。

アネゴハダは大分苦しかったのか外に逃げるように走っていました。左から叩いているんですが一杯だったんでしょうね。真っ直ぐ走れていたらタイセイビジョンも進路微妙だったかもしれませんし2着はあったように思えます。ロードベイリーフの外にタイセイビジョンが出していても進路があったかどうかは微妙な感じですね。ここは上手くハマった感じだと思います。

各馬の個人的評価

1着 テイエムスパーダ

このペースでいって最後も12.0で纏めているわけですから力をつけているのでしょうね。ちょっと衝撃的なパフォーマンスでした。馬もそうですが騎手の堂々とした騎乗も評価しなければなりません。今後斤量も重くなると思いますし一筋縄ではいかないメンバーが待っていますから人馬ともに頑張ってほしいところです。

2着 タイセイビジョン

勝ち馬とは9キロのハンデ差があったわけですからこの馬も立派だと思います。馬場も決して差しが決まるような馬場ではないですからその中でも2着にこれたのは力がなければできません。タイムも1:06.4ですから昨年より0.1遅いくらいですし悲観する内容ではないでしょう。

3着 アネゴハダ

1400mを中心に使ってきていましたし、ペースが速くなるのはわかってましたからそこの対応力が鍵だと思っていましたが、しっかりとついていけてました。しかし最後苦しくなってしまって外にヨレるような感じになりましたし、これ以上のタイムは限界なのかなとも思えました。しかしまだ3歳ですからこれからですね。どこかで重賞を勝てる器ではあると思います。

12着 ファストフォース

斤量のせいなのか、近走を見ていても行き脚がつかなくなってきているような気もします。年齢的な部分もあるのかもしれません。結果的に大外枠は厳しかったと思います。逃げない競馬でも結果を残せるようになれば理想ですが…

まとめ

ハンデ戦ですが1〜3番人気で決まる珍しい結果になったのかなと思います。しかし今村騎手は冷静ですね。インタビューでも言っていましたが、セーフティリードだと思って最後の直線はハンドライドでと。なかなか新人で、重賞初挑戦でできるようなことではない冷静さだと思います。最終レースもそうでしたが勝負所でしっかりと我慢もできるのでこれはなかなかの器だと感じます。見習いたいものです!笑

こちらのレースは2番手推奨のタイセイビジョンが2着。1番手推奨のスティクスは7着という結果に。4コーナーくらいまでは楽しめましたが仕方がない結果ですね。

さて、来週は七夕賞とプロキオンSが待っています。G1は一休みですが競馬は休まず続きます。夏競馬を皆さんと一緒に盛り上げていけたらなと思います!

それでは!!

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この記事を書いた書いた人
ころめん

ころめんです!30代の競馬ニキです!

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