2023年10月28日　アルテミスS 出走馬適性チェック✔︎

2023年10月28日（土）　東京競馬場　芝1600m アルテミスステークス　出走馬全頭の適性診断記事になります。

この記事はアルテミスステークスへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階（A・B・C・D・E）で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

アルテミスステークス 2023 血統適性評価基準
アルテミスステークス 2023 出走馬適性チェック✔︎
アルテミスステークス 2023 適性チェック✔︎上位馬4頭
今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎
1. 10月29日（日）東京11R 天皇賞・秋
2. 10月28日（土）京都11R スワンS

アルテミスステークス 2023 血統適性評価基準

東京芝1600mで行われる2歳牝馬限定重賞です。

基本的に素質馬が勝つ舞台ではありますが、2歳戦ですし仕上がり早いデインヒルやノーザンテーストなどは注意しておきたいところでしょう。

アルテミスステークス 2023 出走馬適性チェック✔︎

エリカリーシャン

　父：エピファネイア
　母：ガラアフェアー
母父：ダイワメジャー

ボンオムトゥック、ジャスティンエースの半妹にあたり、ローブディサージュのイトコ。近親にヴィクトワールピサやアサクサデンエンなどのいる名牝系。エピファネイア産駒に母父ダイワメジャーなら若駒戦に向いた仕上がりは十分な血統だと思います。大箱向きのストライドで新潟外回り1800mの新馬戦を逃げ切り。マイラーと言うよりは中距離に向く見た目ですが、前で受けれれば面白い存在。

血統：B 距離：C コース：A ローテ：C

サフィラ

　父：ハーツクライ
　母：サロミナ
母父：Lomitas

サリオスの全妹で、サラキア、サリエラの半妹。イトコにフェイトがいて、曾祖母からはセリエンホルデも出るので、シュネルマイスターも同牝系にあたります。全兄サリオスとは違いこちらは小柄で無駄肉少なめの牝馬という印象。ハーツ産駒らしくやはり中距離に向く見た目ではあります。広いコースは歓迎ですし、マイルの追走に対応出来れば能力的には十分通用する存在でしょう。

血統：B 距離：C コース：A ローテ：C

シュシュトディエス

　父：シルバーステート
　母：マイファーストラヴ
母父：スエヒロコマンダー

母のマイファーストラヴはスエヒロコマンダーの仔で、父はシルバーステートはディープインパクト産駒の後継のロベルト内包種牡馬という血統構成。新馬は中山マイル戦でしたが、ペースが遅い中上手く先行して押し切ったような内容。機動力はある方で大箱よりは小回りでプラスになるタイプの様にも。能力はありそうですが、気性的にまだ幼さもありそうで、精神的な成長は必要かも。距離は現状マイルくらいでしょうか。

血統：C 距離：A コース：C ローテ：C

ショウナンマヌエラ

　父：ジャスタウェイ
　母：ダイアゴナルクロス
母父：シンボリクリスエス

ショウナンパンサーの半妹で、曾祖母スカーレットリボンはスカーレットブーケの同血にあたる血統。ジャスタウェイ×シンボリクリスエスの構成の中距離馬で、その奥のスペシャルウィークの影響もあってか脚の長い見た目をしています。揉まれ弱さもおそらくあると思うので先手を取り切れた方がいいので、マイルでも逃げれれば面白い存在に。スタートも二の脚も効くので、自分のペースを作れればここでも。

血統：B 距離：B コース：A ローテ：B

スティールブルー

　父：ルーラーシップ
　母：レディバード
母父：スマートファルコン

近親にフェブラリーSやジャパンダートダービーなどを制したテスタマッタのいる血統で、父のルーラーシップはキングカメハメハの後継で母父スマートファルコンというパワーに寄った配合ですが、牝馬で小柄ということもあって脚先の軽い走りをします。距離はマイルでいいですし、新馬の上がり勝負からも東京は悪くないでしょう。あとは相手関係だと思いますが、ルーラーシップ産駒だし外枠から流れに乗せた方がいいかもしれません。

血統：C 距離：A コース：B ローテ：B

チェルヴィニア

　父：ハービンジャー
　母：チェッキーノ
母父：キングカメハメハ

ノッキングポイントの半妹で、コディーノの姪という良血馬。ハービンジャー産駒の牝馬で母父キングカメハメハはモズカッチャンと同じで、牡馬ならブラストワンピースやローシャムパークなどが出る好配合。新馬はボンドガールに差されましたが、続く新潟1800mの未勝利戦はぶっちぎり。身のこなしは柔らかいし、フットワークも豪快で大箱向きでしょうし、マイルはベストとは言い難いものの、能力でカバーは出来るでしょう。距離はもっと伸びて大丈夫だし、将来的にも楽しみな存在です。

血統：A 距離：B コース：A ローテ：C

ニシノコマチムスメ

　父：ルーラーシップ
　母：ニシノハナムスメ
母父：ディープインパクト

祖母のニシノフジムスメは新潟2歳Sで2着。ニシノライコウのイトコにあたる血統で、ルーラーシップ×ディープインパクトはキセキやエヒト、ビッグリボン、マスクトディーヴァなどでお馴染みのニックス。母系がキングヘイローも持つのでリファールのクロスを持つなど、現代競馬に適した要素は持ち合わせている良血馬。新馬の勝ち方は着差以上に余裕を感じる内容。抜け出すと甘くなる素振りは見せていたので、相手強化も展開次第では食らいつける存在だと思います。素質は高い一頭。

血統：B 距離：B コース：A ローテ：B

ミエノブラボー

　父：リオンディーズ
　母：バンドゥッチ
母父：Rossini

イトコに牝馬3冠馬のアパパネがいる血統で、父のリオンディーズに母父が欧州スプリンターのロッシーニで距離は持たなさそうな構成ではありますが、馬の見た目的には現状ならマイルは歓迎に感じます。脚も長く映りますし、広いコースも良さそうですが、ペースはある程度速くなった方がチャンスはありそう。前が崩れる展開になれば突っ込んできてもおかしくない一頭だと思います。

血統：B 距離：A コース：B コース：C

ライトバック

　父：キズナ
　母：インザスポットライト
母父：Exceed And Excel

インザオベーションの半妹で、4代母まで遡るとディーマジェスティやオセアグレイト、タワーオブロンドンなども出る牝系。キズナ×母父デインヒルのラインのエクシードアンドエクセルは豪州スプリンターですが、母系の奥はダルシャーンやサドラーズウェルズなどの重厚血統でバランスの取れている構成だと思います。新潟外回り1800mの新馬戦をスパッと斬れる脚で快勝。上がり勝負には自信ありのタイプだし、東京も問題なく、マイルへの対応も可能でしょう。

血統：A 距離：B コース：A ローテ：B

ラヴスコール

　父：ドゥラメンテ
　母：カレドニアレディ
母父：Firebreak

ミスマリアやスコールユニバンスの下で、母のカレドニアレディは英GIIIコーラルチャージスプリントS勝ち馬。父はタイトルホルダーやリバティアイランド、ドゥレッツァ、スターズオンアースなどを出す名種牡馬ドゥラメンテ。母父は香港マイルなどを制したインリアリティ系のファイアブレイク。母系の奥がネヴァーベンドのクロスを持つのでタフな馬場の方が合う構成のように感じますが、小柄な割にはストライドは大きく伸びますし東京でも十分走れるのではないかなと思います。競馬は器用に走る方だと思いますし、展開噛み合えば上位争い出来る資格のある一頭だと思います。

血統：B 距離：B コース：B ローテ：B