クイーンカップ2023 出走馬適性チェック✔︎

クイーンC2023 出走馬 血統 適性 傾向 評価 重賞出走馬適性チェック
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2023年2月11日(土) 東京競馬場 芝1600m クイーンカップ の出走馬全頭の適性診断の記事になります。

この記事はクイーンカップへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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クイーンカップ2023 血統適性評価基準

東京芝1600mで行われる3歳牝馬限定の重賞レースです。

昨年はドゥラメンテ産駒が2着3着と好走。キングカメハメハ系の好走が目立つのと、トニービン持ちも好走。2月という時期的にも欧州色が強い方がいいようで、その点を評価していこうと思います。

クイーンカップ2023 出走馬適性チェック✔︎

アスパルディーコ

 父:ブラックタイド
 母:アパパネ
母父:キングカメハメハ

母のアパパネは牝馬3冠馬で、牝馬限定GIを全5勝。祖母のソルティビッドはフェアリーS2着。2年前のこのレースの覇者アカイトリノムスメやジナンボーなどの半妹ですが、ディープ≒ブラックタイドは同血統。未勝利戦は東京の1800mでしたが、そこからの距離短縮は若干疑問。使ってよくなる血統だと思いますし、キャリア3戦目でどこまで上積みがあるか。追走がひとつ課題になりそうです。

血統:A    距離:C    コース:A    ローテ:D

イングランドアイズ

 父:Kingman
 母:ヌーヴォレコルト
母父:ハーツクライ

母のヌーヴォレコルトはオークス馬で、祖母はJRA3勝。ドンナセレーノの半妹。父キングマンはグリーンデザート経由のダンジグ系欧州スプリンターでシュネルマイスターの父。母父がハーツクライだからトニービン持ち。ダンジグのクロスが入るからパワーが強く東京よりも直線急坂の阪神や中山向きの血統かなという印象。新馬戦は阪神2000mを好位追走から差し切り勝ち。瞬発力があるタイプではなさそうで、東京のマイルでスローになった時対応が出来るかが課題に。

血統:B    距離:B    コース:D    ローテ:D

ウンブライル

 父:ロードカナロア
 母:ラルケット
母父:ファルブラヴ

母のラルケットはこのレースで3着。マイルCS勝ち馬のステルヴィオの全妹。父のロードカナロアは名スプリンターで、マイルGIも勝ち鞍あり。キングカメハメハの後継種牡馬で、母父ファルブラヴはフェアリーキングの後継。ロードカナロア×フェアリーキング≒サドラーズウェルズはサートゥルナーリアやパンサラッサなど相性がいい配合。前走の阪神JFは外枠が苦しかったか15着凡走。関東圏の東京マイルは合う舞台だと思いますし、流れに上手く乗れれば当然上位でしょう。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:B

ウヴァロヴァイト

 父:サトノクラウン
 母:エイグレット
母父:サンデーサイレンス

母はJRA3勝で、金鯱賞、福島記念を勝ったミトラの半妹。父のサトノクラウンは香港や宝塚記念を制したタフ馬場の鬼で、母系がサンデー×テーストにプリンスリーギフトのラインだから中山のようなタフなコース形態の方が合う血統かなと思います。前走の赤松賞はドスローの流れを後方から追い込んで僅差の3着。末脚はしっかりしていますが、上がり勝負は分が悪いのかなという印象なので前が止まる展開があれば上位食い込みも可能でしょう。

血統:D    距離:C    コース:C    ローテ:B

オンザブロッサム

 父:ラブリーデイ
 母:スターズバース
母父:タートルボウル

母はJRA1勝。祖母も1勝で、プロヴィナージュやエデンロック、ナリタスターワンの姪にあたります。父ラブリーデイキングカメハメハの後継で、現役時代は天皇賞・秋を制した馬。母父タートルボウルはマイル前後で活躍した欧州馬。ヴェントヴォーチェやトリオンフ、タイセイビジョンの父。新馬戦はダノンザタイガーを凌ぎ1着。血統構成からも1800mが良さそうで、2ハロンの距離短縮が鍵に。前で受けて自分のペースで動きたい。

血統:B    距離:C    コース:D    ローテ:D

グランベルナデット

 父:キズナ
 母:ラブリーベルナデット
母父:Wilburn

母のラブリーベルナデットは米芝8.5FのGIIミセスリヴィアSなど重賞3勝。母系がシアトルスルーやストームキャット、ゴーンウエストなと米国血統に父がキズナなので、スピード持続力が高い血統。前で運んで脚を伸ばすのが良さそうで、前走の未勝利戦は先行して早めに抜け出しました。距離短縮自体は問題ないと思いますが、軽い芝よりも時計が掛かる方があいそうですから、雨が降ってくれれば面白いのかなと思います。

血統:C    距離:B     コース:C    ローテ:C

ゴールドレコーダー

 父:ゴールドアクター
 母:ゴールドタイリン
母父:ネオユニヴァース

ハチマンダイボサツの姪にあたる血統で、父のゴールドアクターは有馬記念を制したグランプリホース。母父ネオユニヴァースなので中山向きでタフな馬場があいます。前走は小倉1800mを好位内から差し切って勝利。マイルの距離は疑問ですが、時計が掛かって器用に立ち回れば。

血統:D    距離:D    コース:D    ローテ:D

ドゥアイズ

 父:ルーラーシップ
 母:ローズマンブリッジ
母父:ディープインパクト

母はJRA2勝で、祖母のサミットヴィルは英8FGIIIのメイヒルS勝ち馬。シンギュラリティの姪で、ルークズネストやペコリーノロマーノのイトコにあたる血統。父ルーラーシップに母父ディープの配合はトレンドで、ドルチェモアやキセキ、エヒトなど。母系がチーフズクラウンやシャーリーハイツなどパワーやタフさに振られている分距離的にはマイルよりも中距離向き。札幌2歳Sは2着、阪神JFは後方から追い込んで3着と実績は上位。瞬発力よりも持続力に長けているのである程度流れてくれれば。

血統:A    距離:C    コース:C    ローテ:B

ニシノカシミヤ

 父:ディスクリートキャット
 母:ニシノケイト
母父:ゴールドアリュール

キンシノキセキの姪で、ニシノラーナの半妹。4代母はアメリカンボスの母のリディーマー。父ディスクリートキャットはストームキャットの系譜で、ワールドバローズやメイショウユズルハ、コンバスチョンの父。母父ゴールドアリュールなのでダート志向が強く、タイキシャトルも母系に持つので、短距離志向は強い血統かなと思います。ここまでダート1400mを2勝。芝の切れ味とは違い、軽いダートを先行し押し切るスタイルでしたからある程度流れた方が良さそうです。時計が掛かる馬場で。

血統:D    距離:C    コース:C    ローテ:D

ハーパー

 父:ハーツクライ
 母:セレスタ
母父:Jump Start

母のセレスタはアルゼンチン2歳女王で、ヴァレーデラルナの半妹でダノンセレスタの全妹。トニービンを内包したハーツクライが父で、母父がエーピーインディ系のジャンプスタート。大箱向きで、前走の未勝利勝ちは直線ジリっぽい感じからはもう少し距離が伸びて良さそう。それでもマイルは守備範囲だと思います。先行して正攻法でどこまで。軽い馬場の方が良いタイプでしょうか。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:C

ブラウンウェーブ

 父:モーリス
 母:ニューウェーブ
母父:ハーツクライ

曾祖母のボスラシャムは英1000ギニーと英チャンピオンSを制した名牝で、4代母からはヘクタープロテクターやシャンハイなどが出る牝系。父モーリスに母父ハーツクライは奥がある印象の血統構成で、現状は時計が掛かった方がいいタイプですが、脚力はいいモノを持っています。前走は初のマイル、フェアリーSは追い込んできて4着。外に持ち出してからの脚は良かったので、大箱コースの東京でも楽しめそう。スローペースよりはある程度流れた方が結果は出るか。

血統:B    距離:A    コース:B    ローテ:A

ミカッテヨンデイイ

 父:イスラボニータ
 母:ボルティモア
母父:ステイゴールド

祖母のカチバは米ダ7FGII勝ち馬で、トーセンマイティやオメガドラクロワの姪で、デロングスターやオンザダブルのイトコにあたる血統。父はイスラボニータで皐月賞を制した馬で、バトルクライやヤマニンサルバムなどの父。母父ステイゴールドにストームキャット、ヴァイスリージェントを持ちますから、高速決着向きではないのかなという印象。初勝利はフェニックス賞で注目も、その後は凡走が続きます。府中の真っ向勝負だと現状厳しいので展開や馬場などの助けは必要か。

血統:C    距離:D    コース:D    ローテ:C

ミシシッピテソーロ

 父:ダノンバラード
 母:ハピネスフォーユー
母父:A.P.Indy

母のハピネスフォーユーはJRA1勝。ミエノサクシードの半妹。父のダノンバラードはディープの初年度産駒で、重賞2勝。母父エーピーインディですが、デインヒルやミルリーフを母系に持つので全体的にパワー型。ある程度流れるペースが良くて、本質は1400mベスト。前走のフェアリーSは終始詰まる感じでしたから、広いコースで挽回を。

血統:C    距離:B    コース:C    ローテ:B

メイドイットマム

 父:ノヴェリスト
 母:コマノスクアーロ
母父:ゼンノロブロイ

母のコマノスクアーロはJRA1勝。コマノレジェンドの半妹で、父のノヴェリストは独血統で欧州中長距離路線で活躍。母父ゼンノロブロイは秋古馬三冠を達成した名馬。全体的な血統が重たく、中央なら中山向き。大井の東京2歳優駿を勝っての参戦ですが、小回りの機動力が売りだと思うので東京の長い直線での勝負だと一雨欲しい。もう少し距離があってもいいのかなと思います。

血統:D    距離:B    コース:D    ローテ:D

モリアーナ

 父:エピファネイア
 母:ガルデルスリール
母父:ダイワメジャー

母のガルデルスリールはJRA2勝。ヒストリアノワールやカズポメラニアンの半妹で、ダノンフェニックスの姪。父エピファネイアは菊花賞やジャパンC勝ち馬で、ロベルト系の長距離志向の強い血統。母系がダイワメジャーにチーフズクラウンだからパワー型で、距離的にはマイルよりも中距離向き。コスモス賞はドゥアイズに完勝も、阪神JFでは手応え悪く馬群に飲まれました。もう少し距離があった方がいいのとタフ馬場の方が合うのではないでしょうか。

血統:C    距離:C    コース:C    ローテ:C

リックスター

 父:エピファネイア
 母:プロレタリアト
母父:ハーツクライ

母のプロレタリアトはJRA4勝で、マイネルオフィール、ジオフロントの姪。曾祖母はブロードアピールだからワグネリアンが近親にいる血統。エピファネイア×ハーツクライはエフフォーリアと同じで、長距離志向が強い配合。母系のキングカメハメハもパワーを伝え、前走のタフなコースのフェアリーSで5着。内枠を上手く立ち回った印象ですが、機動力を活かす競馬ならここでも面白いのかなと思います。内枠からロスなく運べば粘り込みも。

血統:A    距離:B    コース:C    ローテ:B

クイーンカップ2023 適性チェック✔︎上位馬3頭

✔︎ウンブライル
✔︎ブラウンウェーブ
✔︎リックスター

以上の3頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

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