週末競馬も皆さんお疲れ様でした!
夏競馬も今週で終わり、そのフィナーレを飾るハンデ重賞の新潟記念が行われました。
この記事は新潟記念をスタートから振り返りながら分析していきます。それでは早速振り返っていきましょう!!
前日に行われた札幌2歳Sの回顧はこちらからご覧になれます。
新潟記念 結果
1着 | 3枠6番 | カラテ | 菅原明良 | 1:58.9 |
2着 | 8枠17番 | ユーキャンスマイル | 石橋脩 | 1.3/4 |
3着 | 8枠18番 | フェーングロッテン | 松若風馬 | 3/4 |
4着 | 6枠12番 | フォワードアゲン | 江田照男 | 3/4 |
5着 | 3枠5番 | ヒートオンビート | 池添謙一 | 1/2 |
新潟記念を制したのは10番人気のカラテ!昨年の東京新聞杯以来となる重賞2勝目!2着にはユーキャンスマイル、3着にはフェーングロッテンが入り3連単は70万Overの払い戻しに!
1番人気に支持されたヒートオンビートは5着。2番人気のサンレイポケットは8着。七夕賞勝ち馬のエヒトは14着という結果になりました。
新潟記念 レース回顧
1着馬が赤、2着馬が青、3着馬が緑、その他が黒
プレシャスブルーが大きく出遅れる形でスタート。カイザーバローズもあまり良い出ではありませんでした。レッドジェネシスも置いていかれ気味のダッシュ。対して大外枠のフェーングロッテンとユーキャンスマイルは好スタートを切りました。
大方の予想通りゴールドスミスが内から先手を主張。フェーングロッテンも好スタートから先行します。カラテは距離延長もあってスムーズに前目につけることができました。逆にユーキャンスマイルは好スタートも長いところを近走は使っていたのもあり進んでいかない感じで下がって行きます。
なかなか縦長にはならずスローな流れ。その中で出遅れ気味だったカイザーバローズは若干掛かり気味で先行集団に取り付いて行きます。
カイザーバローズは抑えきれない感じで先頭まで躍り出ます。ゴールドスミスは控えて2番手、その外にフェーングロッテンという並び。
ヒートオンビートがギリギリ馬場のいいところを走っていたと思いますが、その3頭分内にいたのがレッドジェネシス。無理に馬群の中に入れないで競馬をした感じでしょうか。
1000m通過地点。カイザーバローズの少し離した逃げで3コーナーに入ります。
1000通過タイムは60.5秒。
13.1-11.4-12.1-11.7-12.2-12.5-12.1-11.2-11.0-11.6
一昨年ほどではありませんが、コース形態と重賞クラスということを考えたら遅いですね。
外で壁を作れなかったカイザーバローズが我慢できなくなるのも納得がいきます。その中でもフェーングロッテンは3番手でしっかり我慢が効いた走りをしています。
カラテも中団ですが窮屈ではなくストレスの掛からないポジションで落ち着いています。
カラテは前にヒートオンビートがいて、内もスペースがありちょうどいいポジションですね。状態も良さそうなのとペースが落ち着いたので手綱をガッチリ抑えたままレースを運べました。
フェーングロッテンも馬場のいいところを通っています。ユーキャンスマイルは後方ながらそこまで外に振られない位置を追走。しっかりと前に馬を置けたのも良かったと思います。
直線向いた時に逃げたカイザーバローズが外目に出していったのでカラテの前はガラッと開きます。なんの労力もなく追い出せます。
ここでピッチが上がったタイミングでは流石にフェーングロッテンは瞬発力があるタイプではないので置いていかれ気味になります。ある程度ポジションを取っておいて正解だったと思います。
ユーキャンスマイルは前の馬群を捌くのに大外に出す進路を選択。
内回りと合流地点でカラテの反応が素晴らしく、前にいたヒートオンビートを並ぶ間も無く交わしていったのでよほど状態が良かったんだろうなと思います。
ユーキャンスマイルはここから一気に加速。ロスを少なく気持ちを切らさずに上手く乗った分すごい脚を披露。
フェーングロッテンは前にいたメンバーの中では最先着ですが、加速がジリっぽい分が出た印象。
ヒートオンビートも一瞬オッと思わせる手応えで伸びてはくるんですが、
後方から突き抜けてきたユーキャンスマイル、ジリっぽさがありながらも馬場のいいところを走れたフェーングロッテンに屈し5着まで。その遥か前にカラテが抜け出していたという結果でゴール。
ちょっと衝撃的な強さだったなというのがこのレースを回顧した時の感想です。
新潟記念 レース後の各馬の評価
レース前の適性チェックの記事をあわせて読むとより楽しめると思いますので是非!
1着 カラテ
とにかく状態が良かったんだろうなというのがスタートしてから伝わってきました。ゲートもそれなりに出て、ポジションも中団で手応えが終始良かったですから距離延長とスローペースも大きくプラスに働いたのではないかなと思います。近走はマイルのペースで追走がで一杯になっていたことも多かったので距離延長でもいい方向に転んだなと思います。この勝利をキッカケにもっと大きい舞台でも活躍していけるといいですね。6歳ですがまだまだ楽しみです。
2着 ユーキャンスマイル
この馬も全てが噛み合ったなというのが印象で、スタートも良かったですし、17番枠でしたがロスが少ない競馬もできましたし、左回りというのもやはりいいのでしょう。メンバー的にも少し落ちていましたから地力の差が出たのかなと思います。勝ち馬が強かっただけでこの馬の競馬はできていると思います。
3着 フェーングロッテン
3歳ながらよく走ったなというのと、展開的にそこまで向いたなとは思わなかったのでこの馬も地力がかなりあるんだろうなというのが印象です。本質はコーナーがある直線の短いところで競馬するのが理想的だとは思いますが、最後まで踏ん張ったので、3歳世代の中でも上位のポテンシャルはあるんだろうなと思います。秋も楽しみですが、適性距離は2000m前後だと思います。
4着 フォワードアゲン
頑張りましたが上位馬と比べるとコーナーで外目を走っていた分かなと思います。決着タイムもそこまで速くなかったのが良かったのだと思います。前走と今回のレースを見ると充実しているんだろうなと思いますし、ローカルの重賞ならチャンスあると思います。
5着 ヒートオンビート
ポジションも悪くなかったと思いますし、馬場もそこまで悪いところを通ったわけでもなく、直線で思った程の反応がなかったのを見ると、もう少し流れるペースの方が向いているんだろうなと思います。距離ももう少しあった方が良さが活きるのかなとも思います。
6着 プリマヴィスタ
ここ最近はスタートしてついていけないレースが多かったのですが、今回はペースも緩やかでしたしこの馬の良さが出たレースだったと思います。理想はペースが落ち着く大箱長距離だと思います。中京の2200mや東京の2400m以上なら流れ的にチャンスが出てきそうです。
8着 サンレイポケット
条件はベストだったと思いますし、状態も決して悪くなかったと思うんですが、完全に切れ負けをしているので、年齢的なものと斤量は少し影響が出たかなと思います。もう少し距離を伸ばしてみたら再度チャンスはありそうですが…
11着 スカーフェイス
上がりの限界があるタイプですし、左回りがそこまでという説もあります。小回りコースでもう一度といったところでしょうか。
12着 イクスプロージョン
まずは枠順があまり良くなかったです。外を回った方がいい走りをするタイプですし,ペースがだいぶ遅かったのが響いた感じです。今回は少し運がなかったかなという印象です。
14着 エヒト
ペースが遅かったのとコース形態もスローの上がり勝負になると厳しかったですね。自分から動ける枠でもなかったですし、小回りコースでコーナーで加速するのが理想の馬です。条件を変えてもう一度。
16着 レッドジェネシス
大箱向きでこの枠でとなると競馬自体も難しかったと思いますし、状態も良くないのかな。とも思いますし、精神的な問題もあると思います。騎乗自体はこの馬にとっては最善策だったようにも思えます。
18着 カイザーバローズ
少し距離が長いのかなというのが露骨になってしまったレースです。そもそも使える脚自体がかなり短いんだと思うのであのような競馬になったら何も出来なくなるのだろうなと思います。マイルで見てみたい馬なので距離短縮で。
まとめ
今回の適性チェックの結果はこちら!
✔︎サンレイポケット | 8着 |
✔︎イクスプロージョン | 12着 |
✔︎エヒト | 14着 |
✔︎ユーキャンスマイル | 2着 |
✔︎レッドジェネシス | 16着 |
という結果になりました。ユーキャンスマイルが2着には来ましたがその他はさっぱりな結果。外枠が来ていたレースでもありますから枠の差があったとはいえ5頭も挙げていたのでもう少し結果が欲しかったなと思います。
馬券はサンレイポケットから買っていたので外れてしまいました。的中させて夏競馬を締めくくることができなかったのが悔やまれますが来週から秋競馬。
気持ちを新たに頑張って行きますので今後ともよろしくお願いします!
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