愛知杯2023 出走馬適性チェック✔︎

愛知杯 2023 出走馬 診断 適性 評価 血統 傾向 重賞出走馬適性チェック
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2023年1月14日(土) 中京競馬場 芝2000m 愛知杯 の出走馬全頭の適性診断の記事になります。

この記事は愛知杯への出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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愛知杯2023 血統適性評価基準

中京芝2000mで行われる牝馬限定のレースで、時期的にもパワーやタフさが求められる傾向にあります。

昨年はキングマンボのワンツー決着で、2年前はディープ×ロベルトがワンツー。パワーといった面ではこの2つの血を重視して評価していきたいと思います。特にロベルトの血は穴を開ける傾向が強いので要注意。

愛知杯2023 出走馬適性チェック✔︎

アートハウス

 父 スクリーンヒーロー
 母 パールコード
母父 ヴィクトワールピサ

母は秋華賞2着のパールコード。阪神JFで2着のシークレットコードの姪にあたる血統。父のスクリーンヒーローはジャパンCを制した馬でロベルト系で、ボルドグフーシュやゴールドアクターの父。母父はヴィクトワールピサなので小回り向きで血統面では中山が1番適している印象も。ただ、器用さがあるので中京も問題ないですし、何より昨年のローズSを制していますから適性面はクリア。間隔も空いていますから臨戦過程は整っているのではないでしょうか。前でスムーズに運べればここでも勝ち負けになると思います。

血統:B    距離:A    コース:B    ローテ:A

アイコンテーラー

 父 ドゥラメンテ
 母 ボイルトウショウ
母父 ケイムホーム

アルゼンチン共和国杯を制したトウショウナイトの姪で、4代母はストームバードを輩出したサウスオーシャン。父のドゥラメンテは2冠馬で、キングマンボ系。母父がケイムホームなので持続力が強くて、前で粘り込む競馬が合います。前走の中日新聞杯は3番手の内から渋とく伸びて3着確保。スっと反応出来るタイプでは無いので上がり勝負になると厳しいですが中京ならそこの心配は無さそうです。昨年逃げて5着の舞台ですし、まともに走れば上位可能でしょう。

血統:C   距離:B    コース:B    ローテ:B

アブレイズ

 父 キズナ
 母 エディン
母父 ジャングルポケット

母のエディンはJRA5勝。曾祖母のリリオはトレイルブレイザーの母。父がキズナなので中京コースの適性は高く、母父もトニービンを持つジャングルポケット。レース適性というよりもコースの適性がまず高い血統構成。母系の奥にタイキシャトルやフォーティナイナーを持つ分1800mくらいが距離は合います。2年前のこのレースで4着。その時は後方からの追い込みでしたが、今は競馬に幅がでて前でも受けれるようになりました。その分安定感が出ましたから上手く立ち回れば面白いのではないでしょうか。

血統:B    距離:C    コース:B    ローテ:C

アンドヴァラナウト

 父 キングカメハメハ
 母 グルヴェイグ
母父 ディープインパクト

母はマーメイドS勝ち馬のグルヴェイグ。ヴァナヘイムやゴルトベルクの下で、祖母のエアグルーヴは言わずと知れた名牝。父はキングカメハメハで母父ディープインパクトの所謂王道配合。2年前の同じ条件のローズSを勝ちましたが、このファミリー的にも距離はもう少し短い方がイメージは合います。前走は間隔と距離、重馬場と色々と噛み合わない点が多かったので度外視で問題ないと思います。良馬場で走れれば巻き返しも可能でしょう。

血統:B     距離:C    コース:B    ローテ:A

エリカヴィータ

 父 キングカメハメハ
 母 マルシアーノ
母父 フジキセキ

母のマルシアーノはキンシャサノキセキと同血統。フラワリングナイトの半妹で、イトコに豪GIを勝ったアブソルートリーやアビーマリーがいる良血です。キングカメハメハ×フジキセキはユラノトと同じ配合。東京の中距離がベストで中京のタフな馬場が噛み合うかは疑問がありますが左回りなら面白いかもしれません。フローラSの様に前でスムーズに立ち回りが出来ればといったところでしょうか。

血統:C    距離:C    コース:C    ローテ:D



サトノセシル

 父 Frankel
 母 Dupe
母父 Observatory

英GIを2勝したトワイスオーヴァーのイトコにあたる血統。父は欧州で無敵の強さを誇ったフランケルで、日本でもグレナディアガースやソウルスターリング、モズアスコットなどを輩出。母父はオブザーヴァトリーでロベルトを内包。血統のバランスが良くて、高速決着でもタフ馬場でも対応できるのは魅力。本質的には時計の掛る北海道の様な馬場が合うタイプですから、この時期の中京はいいのではないでしょうか。距離も問題ないですし面白い存在だと思います。

血統:A     距離:B     コース:B    ローテ:C

サンテローズ

 父 ハーツクライ
 母 マンビア
母父 アルデバランII

母のマンビアは仏GIIIのカルヴァドス賞(7F)勝ち馬。ダノンジャスティスの半妹にあたる血統。父はハーツクライでトニービンを持ち中長距離の適性は高く、中京でも活躍する馬をよく出す種牡馬。母父のアルデバランIIはミスプロの直仔でダンスディレクターの父。血統的には特に強調する点は無いですが、直線の長いコースの方が向くタイプだと思います。中京2000mは4戦3勝と、全てこのコースで勝ち上がっているように適性は高いです。前走のアンドロメダSは案外でしたが得意条件でもう一度見直しを。

血統:C    距離:A    コース:A    ローテ:C

ビジン

 父 キズナ
 母 ザフラッツ
母父 Giant’s Causeway

3代母のコルヴェヤは仏芝9Fクロエ賞GIII勝ち馬で、ヘクタープロテクターやシャンハイ、トレイルブレイザーなどが近親にいる血統。父キズナに母父ジャイアンツコーズウェイはストームキャットのクロスで2000m以下のレースが合う構成でしょう。函館のダ1700mで2連勝の経験があるように、小回りダートを長く脚を使う競馬が合うのでここの舞台ではどうでしょうか。芝への対応は出来ると思いますが、スピード負けの懸念はあるのでタフな馬場になった方がいいでしょう。一雨降れば。

血統:D    距離:D    コース:C    ローテ:D

フィオリキラリ

 父 キズナ
 母 クリアリーコンフューズド
母父 Successful Appeal

母父のサクセスフルアピールはインリアリティの系譜で、母のクリアリーコンフューズドは米ダ7FGIのマディソンSで3着。父はキズナで持続力の高い血統で、米国色が強く小回り向き。基本的に滞在競馬が合うタイプですから夏競馬向きですが前走の福島記念からはそこまで気にしなくて大丈夫だなと思いましたので、展開ハマれば面白い存在だと思います。前が止まる流れになれば。

血統:C    距離:C    コース:C    ローテ:C

ホウオウイクセル

 父 ルーラーシップ
 母 メジロオードリー
母父 スペシャルウィーク

母のメジロオードリーはJRAで2勝、祖母はGIを5勝した名牝メジロドーベル。父はトニービンを内包したキングマンボ系のルーラーシップで、母父はスペシャルウィークとバランスのいい血統構成。メジロ牝系にルーラーシップが父なので中距離向きで、タフな展開になった方が浮上するタイプ。前走の新潟牝馬Sは後方から長く脚を使うこの産駒らしい持続力を見せました。中京向きかと言われると流れ次第なところはあると思いますが消耗戦になれば対等出来ると思います。距離短縮が鍵になりそうです。

血統:B    距離:C    コース:C    ローテ:D



マリアエレーナ

 父 クロフネ
 母 テンダリーヴォイス
母父 ディープインパクト

母のテンダリーヴォイスはワグネリアンの同血で、曾祖母ブロードアピールは芝ダート兼用でマイル以下で活躍。父のクロフネで持続力が高い血統で、産駒の牝馬はよく走ります。先行して器用に立ち回る小回り向きの血統構成で、小倉記念は内枠からスムーズ立ち回り5馬身差の快勝。能力の高さは間違いなくて、前走の天皇賞・秋も2コーナーで不利がありながら0.7差の7着なら評価出来ます。昨年もアタマ差の2着とこの舞台でも走っているようにここでも当然上位争いになると思います。

血統:B    距離:A    コース:B    ローテ:B

ラヴユーライヴ

 父 ディープインパクト
 母 ラヴズオンリーユー
母父 Storm Cat

リアルスティールやラヴズオンリーユーの全妹で、祖母はキングマンボと同血統という良血。ディープインパクト×ストームキャットの所謂ニックスで、大箱の直線持続力を求める競馬が合う血統。戦績的にも中京2000mの舞台に良績が多く、舞台設定は十分。前走のベテルギウスSはダートなので度外視で問題ないですし、展開向けば一発あっても。時計が掛かる馬場が望みでしょうか。

血統:C    距離:B    コース:A    ローテ:C

リアアメリア

 父 ディープインパクト
 母 リアアントニア
母父 Rockport Harbor

母のリアアントニアは米BCジュベナイルF勝ち馬で、リアグラシアの半姉。父ディープインパクトはサンデー系屈指の大種牡馬。母父はアンブライドルドソングの後継のロックポートハーバー。ディープ×米国血統は成功例が多い配合で、母系の奥もゴーンウエストやダンジグだからパワーと持続力の血統構成。2歳時は期待をされていましたが牝馬3冠路線は無冠。ただ、同コースで行われたローズSを制覇しているようにタフな馬場の方が現状は合います。ワンターンよりも周回コースの方がいいと思うのでこの条件は魅力。先行して渋とさ見せれれば。

血統:C    距離:B    コース:B     ローテ:C

ルージュエヴァイユ

 父 ジャスタウェイ
 母 ナッシングバットドリーム
母父 Frankel

デインバランスの半姉で、祖母は凱旋門賞を制したデインドリーム。父はドバイDFや天皇賞・秋を制したジャスタウェイで、ダノンザキッドやガストリックなどの父。母父フランケルは欧州名マイラーで無敗で引退。サドラーズウェルズ系でも日本の高速馬場への適性は高い血統。母系がデインヒルのクロスを持ちパワーが強い構成ですが、上がり勝負に滅法強く末脚はしっかりしているのがストロングポイント。坂でもしっかりと伸びてくるので中京の直線は味方すると思います。あとは展開次第なところがありますから先頭を射程圏に入れた競馬が出来れば勝ち負けになるのではないでしょうか。

血統:C    距離:B    コース:B    ローテ:B

ルビーカサブランカ

 父 キングカメハメハ
 母 ムードインディゴ
母父 ダンスインザダーク

ユーキャンスマイルの全妹で、母のムードインディゴは府中牝馬S勝ち馬。チャペルコンサートの姪にあたる血統で、キングカメハメハ×ダンスインザダークはラブリーデイやボッケリーニ兄弟と同じ配合。昨年は軽ハンデと鞍上の好騎乗でこのレースを制しました。本質的にはもう1ハロンあった方がレースは組み立てやすいのかなと思いますが、2000mも守備範囲。昨年の様に展開がハマれば一発あってもいい存在だと思います。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:A



愛知杯2023 適性チェック✔︎ 上位馬3頭

✔︎アートハウス
✔︎マリアエレーナ
✔︎ルビーカサブランカ

以上の3頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

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