先日日曜日に行われたスプリンターズステークスの前哨戦セントウルステークス。
ソングラインは米BCマイルの壮行レースとして出走。今後の活躍を占う1戦だったと思います。
この記事はそのセントウルステークスを回顧し分析していきます!
同日中山メインで行われた伝統のハンデ戦京成杯AHの回顧分析🔽
前日土曜日に中山で行われた秋華賞TRの紫苑Sの回顧分析🔽
セントウルステークス 結果
1着 | 4枠5番 | メイケイエール | 池添謙一 | 1:06.2 |
2着 | 8枠12番 | ファストフォース | 団野大成 | 2.1/2 |
3着 | 5枠7番 | サンライズオネスト | 横山典弘 | 1.1/4 |
4着 | 6枠9番 | ダディーズビビッド | 竹之下智昭 | クビ |
5着 | 7枠11番 | ソングライン | ルメール | 1/2 |
1番人気のメイケイエールが好位から突き抜けコースレコードで優勝!重賞通算6勝目をマーク!2着は2番手から粘り通したファストフォース。3着にはサンライズオネストが入りました。
2番人気のソングラインは5着。中京巧者のダディーズビビッドは4着という結果になりました。
セントウルステークス 回顧分析
1着馬が赤、2着馬が青、3着馬が緑、その他が黒
スタートは各馬綺麗に出て横一線のスタートでした。
先行争いは3番のジャスパープリンス、2番のシャンデリアムーン、1番のボンボヤージ、外のファストフォースが押して押してという形。モントライゼは好スタート好ダッシュも控える格好。
ボンボヤージはスタートも出て位置を取れるようになりましたね。メイケイエールもスムーズに先行する構えで、ソングラインはやはりついていけない感じの出だしになりました。
シャンデリアムーンが内から行き切り先頭。2番手に外からファストフォースがつけます。内からボンボヤージ、ジャスパープリンスは4番手で落ち着きます。ファストフォースの後ろにメイケイエールが入り上手く外目で折り合います。3着のサンライズオネストも上手く内に潜り込みます。
残り800m通過地点。スタートから400mですが既に縦長の隊列。
11.8-10.2のラップでここまで来ていますから流石に速いので、ソングラインには厳しい流れになったように思えます。あのメイケイエールもしっかりと折り合うというより早い流れになったので誰も引っ掛からないというのが正しい表現でしょう。
その中でもサンライズオネストは上手く内ラチを取りました。この速い流れは外を回すと余程地力がないと来れないと思います。
600m通過は32.5秒。コースの形状を考えても少し速いペースだと思います。ここから長い直線+高低差のある坂が待っているわけです。
縦長ですが中団の外を回している馬は少し厳しい流れだったと思います。その中でもメイケイエールは決して楽なポジションではないと思いますが流れてくれた分競馬自体はしやすかったのかなと思います。
モントライゼは終始追っ付けながらでしたし、ダディーズビビッドは外3頭目で1番外を通ってしまってますし、その後ろのソングラインは4コーナーで更に外に行かなければなりません。
開幕週ですから基本的には内が有利になりやすいですし、3着以降の差は進路取りと位置取りの差がかなり出たと思います。
先ほども書いたようにソングラインは外回さなければなりませんし、ダディーズビビッドは外に振られですからね。
その点サンライズオネストは内ピッタリロスなく回っていますから横山典弘騎手の好騎乗だったように思えます。
残り200mでメイケイエールは早々と先頭に立ちます。位置取り、ペースを考えてもちょっと次元の違う走りをしているなという印象で、道中ダディーズビビッドはメイケイエールの後ろにいましいたが一瞬で突き放されました。
レースのラップタイムが
11.8-10.2-10.5-10.8-11.2-11.7
完全に前傾ラップになりましたが、前半32.5秒でレースは進んでいて、メイケイエールの上がりが32.9秒ですから他の馬は千切られてしまうのも仕方がないのかなと思いました。
完全に持続力の勝負ですからタフなレースだったんじゃないかなと思います。
セントウルステークス後の各馬の評価
レース前の適性チェックの記事をあわせて読むとより楽しめると思いますので是非よろしくお願いします!!
1着 メイケイエール
馬もだいぶ大人しくなって心身共に充実が目立ちました。元々速い流れの方が競馬はしやすいタイプだと思いますが、それにしても強かったと思います。本当に後はG1を勝つのみ。次走は中山での本番ですから当然主役になると思います。出来れば外枠の方がいいとは思いますが今のメイケイエールならどこでもこなしてくれそうです。
2着 ファストフォース
ここ最近の不振を払拭する2着は速い流れと開幕週の芝も向いたのかなと思います。昔ほどスタートダッシュが良いわけでもないのですがこのメンバーでならなんとか2番手を確保できたのは大きいかなと。スピード自慢が集まる小倉よりは今はこういう競馬場の方がいいのかなと思いました。
3着 サンライズオネスト
スタート後すぐに内に進路を取って潜り込んだ鞍上の手腕は流石だなと思います。馬自身最後はしっかり脚を使ってくれるタイプですし、前の2頭は高速決着向きですからその中ではよく走ったんじゃないかなと思います。展開が向けば重賞でも勝てる器だと思います。
4着 ダディーズビビッド
終始外を回す流れになったのが痛かったです。回顧にも書いた通り位置取りの差は大きかったと思います。高速決着は向きませんからもう少し時計の掛かる展開でならという感じです。中京は流石に走りますね。
5着 ソングライン
元々速い流れ自体には向いているタイプではないですし、初距離でよく頑張ったと思います。目標は先の米国BCマイルですから当然条件はそっちの方が向くと思います。日本のスローな流れとは違いますから確実にこの経験は活きると思います。
6着 モントライゼ
スタートしてからずーっと同じペースで走っているんじゃないかなと思います。溜める競馬が合っているのは北九州記念で掴んでいるのでもう少し時計がかかれば。距離はやはり1400mがいいと思います。
8着 タイセイアベニール
開幕週で位置取りの差は出たと思いますが、こういう競馬自体は合っているのだと思います。前が流れて最後差し込める展開になれば。
10着 ボンボヤージ
元々小倉のコース巧者ですが、収穫としては速い流れを3番手で追走できたこと。今後大きな武器になると思います。直線の坂がないコースがいいのかな、という戦績ですから今後は京都も使えますしまだまだ楽しみはあると思います。
セントウルステークス 適性チェック 結果
今回の適性チェックの結果はこちら!
✔︎①メイケイエール | 1着 |
✔︎②タイセイアベニール | 8着 |
✔︎③サンライズオネスト | 3着 |
✔︎③ダディーズビビッド | 4着 |
✔︎③ボンボヤージ | 10着 |
今回はメイケイエールが1着、サンライズオネストが3着で2頭が好走。人気どころのソングラインもここは不向きでしたしそれなりの結果だったのじゃないかなと思います。
僕の馬券は妙味からメイケイエールとタイセイアベニールとのワイドで撃沈でしたが。笑
上手いこと活用していただけた方がいて下さったら幸いです!!
さて、今週は3日間開催。重賞は秋華賞TRのローズSが日曜日に中京で、菊花賞TRのセントライト記念が月曜日に中山で行われます。
2レースなので木曜までには適性チェックの記事を出せたらなと思いますので是非よろしくお願いいたします!!
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