11月6日に東京競馬場で行われたハンデ戦のアルゼンチン共和国杯。ブレークアップが連勝で初重賞制覇を果たしました。
早速ですが、アルゼンチン共和国杯を振り返り分析していきましょう!!
同日阪神競馬場で行われたみやこSの回顧分析の記事はこちらから見れます🔽
アルゼンチン共和国杯 結果
1着 | 4枠7番 | ブレークアップ | 田辺裕信 | 2:31.1 |
2着 | 8枠17番 | ハーツイストワール | 武豊 | 1.1/4 |
3着 | 8枠16番 | ヒートオンビート | 戸崎圭太 | クビ |
4着 | 4枠8番 | カントル | 岩田望来 | クビ |
5着 | 6枠11番 | ラストドラフト | 三浦皇成 | ハナ |
田辺騎手騎乗のブレークアップがゴール前抜け出し重賞初制覇!2着はハーツイストワール。3着はヒートオンビートが入りました!
1番人気のテーオーロイヤルは6着。キラーアビリティは8着に敗れました。
アルゼンチン共和国杯 回顧分析
1着馬が赤、2着馬が青、3着馬が緑、その他が黒
キングオブドラゴンが好スタート好ダッシュ。対してダンディズムはスタートのタイミングが合わずで後方からになりました。
キングオブドラゴンが注文を付けて先頭へ。その後ろにブレークアップと外からアフリカンゴールドが続きます。
上手いなと思ったのはハーツイストワール。この後ヒートオンビートの後ろに潜り込んで馬群の中に入れる騎乗。外枠の距離的不利を無くすような立ち回りでした。
向こう正面入口でキングオブドラゴンは気分良くレースを引っ張ります。ブレークアップはインの3番手。ヒートオンビートとハーツイストワールは中団のポジション。
1000m通過が61.2秒。後続は5馬身〜6馬身離れていますから全体的にかなりゆっくりなペース。
これだと後方すぎる馬はなかなか厳しいラップだと思います。
3コーナーですが、ブレークアップは周りに馬もいないストレスの掛からない位置で競馬。
ヒートオンビートもハーツイストワールも8枠でしたがその不利を感じない立ち回りで競馬ができたのが大きかったですね。
7.2-11.0-11.3-12.8-12.8-12.6-12.3-12.7-11.8-11.7-11.5-11.6-11.8
中盤が緩んで後半が11秒台連発のラップですから後方はよほど脚を長く使えないと厳しいレースです。
ラスト600m手前くらいから2番手のアフリカンゴールドが前を捕まえに行きます。後続もこれで一気に動くんですが、
直線入ってさぁ追い出しというタイミングでキングオブドラゴンが内ラチに切れ込んでしまい衝突。危うく大事故になるところでした。
結果的に黒の丸の馬群が不利を受けて外に行き、黄色の丸の2頭とその外のラストドラフトまで若干影響。
上位入線馬はモロに不利を受けています。
ただ、ハーツイストワールの立て直してからの加速とジョッキーの空いた内への切り替えの判断が早かったですね。馬もですが騎手も好騎乗。
それでもすんなりブレークアップは抜け出してからしぶとく伸びました。純粋に強い内容だったと思います。
ヒートオンビートも外からラストドラフトに一度交わされているのですがジワジワと差し返して3着。カントルもきっちり捕らえていますから良い内容だったのではないでしょうか。
アルゼンチン共和国杯後の各馬の評価
レース前の適性チェックの記事をあわせて読むと面白いと思いますので是非!!
1着 ブレークアップ
直線不利は多少受けたと思いますがスムーズに道中運べればかなりしぶとく脚を使います。抜け出してからもしっかり伸びますし内容としては完勝だったと思います。まだ4歳ですし2走前にこの馬に勝ったヴェラアズールも重賞を勝っていますからジューンS組はレベルが高かったんだなという評価。まだまだ良くなる血統だと思いますし更に大きい舞台でもと思ってしまいます。距離はこのくらいがいいのではないでしょうか。コースは東京じゃなくても大丈夫だと思います。
2着 ハーツイストワール
内枠の方が脚を溜められるかなと思ったのですが、外枠でも上手く内に潜り込む競馬。左回りの大箱向きそのものですね。6歳ですがハーツクライ産駒。まだまだ良くなっていくのではないでしょうか。瞬発力勝負の方が向きますし、直線の不利が痛かったと思いますが評価していい2着だったと思います。
3着 ヒートオンビート
最近は案外な競馬が続いていましたが、距離を伸ばしてジリっぽさが多少は解消。距離はこのくらいからの方がいいのかもしれません。もう少しペースが流れてくれた方がこの馬にはプラスになるのではないでしょうか。
4着 カントル
先行して直線も不利は受けましたが、またしっかりと脚を使って4着。差はそれほどでもないですが重賞を勝つにはもうワンパンチ足りない気もします。結果的には少し距離が長かったのかもしれません。
5着 ラストドラフト
すごくスムーズな競馬で一瞬突き抜けるかと思いましたが最後は止まってしまいました。勝負どころで外に出した差とそれがあまりにも上手く行き過ぎた分最後止まったのかなという印象。全く悪い競馬じゃなかったと思いますがもう一溜め出来てればとも思います。直線向いてからで大丈夫なタイプですね。
6着 テーオーロイヤル
少し大事に乗りすぎて良さが出ないレースだったと思います。直線の不利もそうですが、瞬発的にスピードを出せるタイプではないので、自分から動く競馬があっているのでしょう。そういう面では枠も内でアンラッキーだったかもしれません。
7着 ユーキャンスマイル
全くもって悪い内容ではないと思います。展開待ちのタイプですしもう少し流れた方がこの馬には向くのかなと思います。左回りはいい脚を使います。
8着 キラーアビリティ
気性面がネックですね。最後伸びているので距離云々ではないと思いますが道中の運びも難しい馬です。もう少し短い距離の方が競馬自体はしやすいのだと思います。ずっと力んでますから気性的な成長が必要ですね。3歳ですし今後解消できれば。
アルゼンチン共和国杯 適性チェック 結果
✔︎テーオーロイヤル | 6着 |
✔︎ハーツイストワール | 2着 |
✔︎ラストドラフト | 5着 |
今回はハーツイストワールが2着という結果。ラストドラフトが一瞬やったかと思いましたが惜しかったですね。
しかし、直線の事象が起きて誰も怪我をしなかったのは本当によかったと思いました。最近落馬事故も多いですし本当に人馬無事に完走してもらうのを願います。
さて、来週からはG1が年末まで続きます!そして、来週も重賞が4つあるので大忙し!
段取りをちゃんと組んでブログを更新していきますのでよろしくお願いいたします!!
ブログランキングに登録しています!よろしければポチポチお願いします!
コメント