フラワーカップ 2023 出走馬適性チェック✔︎

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2023年3月18日(土) 中山競馬場 芝1800m フラワーカップ 出走馬全頭の適性診断記事になります。

この記事はフラワーカップへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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フラワーカップ 2023 血統適性評価基準

中山芝1800mで行われる3歳牝馬限定の重賞。桜花賞よりもオークスに直結のしやすいレースです。

ヌレイエフサドラーズウェルズニジンスキーなどの欧州血統が絡みやすく、スピードよりもタフな持久力の方が要求されるのでその点を評価していきたいと思います。

フラワーカップ 2023 出走馬適性チェック✔︎

エミュー

 父:ハービンジャー
 母:スーリール
母父:スペシャルウィーク

フォーチュンスター、コアプライドの姪で、母のスーリールはJRA1勝。父のハービンジャーはデインヒルの系譜で、キングジョージなどを制し、種牡馬としてもブラストワンピースやノームコア、ディアドラなど活躍馬を多数輩出。母系がニジンスキーのクロスを持っていて、鋭い決め手を繰り出します。上がりが掛かる中山向きで、前走も同コースを大外を回って差し切りました。距離的には伸びてきても良さそうで、将来的にも楽しみな1頭でしょう。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:B

エメリヨン

 父:ドゥラメンテ
 母:レディフォグホーン
母父:Zavala

母は米ダート9FGIIのフォールズシティハンデ勝ち馬のレディフォグホーン。父はクラシック2冠馬のドゥラメンテで、タイトルホルダーやスターズオンアースなどの父。母系がニアークティックのラインとサドラーズウェルズを持ち、切れる脚というよりも長くいい脚を使うタイプで、ストライド的にも大箱に向きます。前走のゆりかもめ賞は距離が長かったようで直線半ばで手応えがありませんでした。距離短縮は歓迎も中山ならもう少し前で競馬が理想か。

血統:B    距離:A    コース:C    ローテ:B

クリニクラウン

 父:トビーズコーナー
 母:ルナフォース
母父:ディープブリランテ

祖母は函館2歳Sのジョイフルスマイルで、スマイルフォースの姪にあたる血統になります。父のトビーズコーナーはダンジグ系でグッドウッドメモリアルGI(米ダ9F)勝ち馬でソリストサンダーの父。母父ディープブリランテはディープ産駒のダービー馬でネヴァーベンドのラインが入ります。母系にロベルトが入るので、機動力優れる面も持ち中山は歓迎。ただ芝向きでは無いと思いますし、距離が伸びるのもプラスではないと思うので、展開で前が止まった時に雪崩込むタイプでしょう。

血統:C    距離:D    コース:C    ローテ:D

ココクレーター

 父:エピファネイア
 母:プルメリアスター
母父:ゼンノロブロイ

祖母がリリサイドなので、国内外GI4勝のリスグラシューの姪にあたる血統。父エピファネイアはロベルト系で、菊花賞やジャパンCを勝った長距離向きの血統。母父ゼンノロブロイは秋古馬3冠馬で、長い距離の持続力に富みます。エピファネイア×ゼンノロブロイはヴェローナシチーやシーズンズギフト、チャンスザローゼスなどが居ます。小柄な牝馬で良くなって来るのはまだ先だと思いますが、素質は高く未勝利戦は圧勝。テンション的な問題で距離が伸びるのはどうかなとも思いますがポテンシャルで押し切れるか。

血統:B    距離:C    コース:B    ローテ:C

ゴールデンハインド

 父:ゴールドシップ
 母:オレゴンレディ
母父:Shamardal

マイネルアストリアの半妹にあたる血統で、父のゴールドシップはスタミナ豊富なステイゴールド系種牡馬。ユーバーレーベンやウインキートス、ウインマイティー、マカオンドールなど産駒もステイヤー寄りに。母系がストームキャット、ゴーンウエスト、シアトルスルーとスピード血統だからバランスは取れていて中距離向きに。スピードとスタミナが上手く融合して一定のペースで走れるタイプだから前目で運べれば渋とく粘れます。傾向的にもこの手の馬が好走しますから実績以上に注意は必要。

血統:C    距離:B    コース:B    ローテ:A

セリオーソ

 父:ディープブリランテ
 母:エバーグレーズ
母父:シンボリクリスエス

母のエバーグレーズはJRA1勝で、関東オークス2着のケラススヴィアのイトコにあたり、曾祖母からはシーキングザベストが出る血統。父ディープブリランテはディープ系でもネヴァーベンドを持ち重厚感のある種牡馬で、母系はロベルトにスピード志向のゴーンウエストやストームバードで器用に立ち回る中距離馬という構成。小回りの中山は向きますし、新馬戦も4コーナーでの立ち回りは機動力の高さを伺えました。距離短縮はプラスとは思えませんが、2戦目で良くなる血統だと思いますし、さらに良化でどこまでやれるか。

血統:B    距離:C    コース:A    ローテ:B

ディヴァージオン

 父:サトノダイヤモンド
 母:スコアズビー
母父:ロックオブジブラルタル

トゥルーハートの半妹で、グレイルやロジチャリスのイトコ。近親にブラックホークやピンクカメオのいる血統。父のサトノダイヤモンドは現役時に菊花賞と有馬記念を制したスタミナの強い血統で、それに母父がロックオブジブラルタルなのでパワー型の中距離馬のイメージ。レインボウクエストやロベルトを持つので2000m以上が合う血統ですが、前走からの距離延長は歓迎でしょう。新馬の時のように道中ついていけて、消耗戦になった時に浮上できるか。

血統:B    距離:C    コース:B    ローテ:B

ドナウパール

 父:エピファネイア
 母:ドナウブルー
母父:ディープインパクト

母のドナウブルーはジェンティルドンナの全姉で京都牝馬Sと関屋記念勝ち馬。ドナウデルタの半妹にあたる血統で、イトコにジェラルディーナが居ます。エピファネイアに母父ディープインパクトはアリストテレスやオーソクレースと同じ配合。母系のダンジグのパワーとリファールクロスのスピードに父系の機動力とスタミナが入る良血馬らしい血統で、どのような形でも力は出せるタイプ。マイルから距離を伸ばした2戦目で快勝。小回りも問題ないし、上がりの掛かる決着もこなせる器用さがあります。小柄でもスケール感がある走りをしますし、中山の急坂も味方になりそうです。もう少し距離が伸びた方が競馬がしやすいオークス向きでしょう。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:B

ニシノコウフク

 父:サトノクラウン
 母:ニシノマメフク
母父:スペシャルウィーク

ニシノフウジンの下で、ニシノジャブラニの姪にあたる血統。父のサトノクラウンは香港や宝塚記念などタフ馬場を制した道悪の鬼で、母系もニジンスキーを持つスペシャルウィークにサドラーズウェルズ系のシングスピールとこのレースに適性が高い血統だと思います。中山のような小回りコース向きですが、決め手不足な分展開の助けは必要か。前々で粘り込む競馬に向くと思いますが、距離はもう少し伸びても良さそうです。

血統:A    距離:C    コース:B    ローテ:C



パルクリチュード

 父:Gun Runner
 母:グローバルビューティ
母父:Global Hunter

母のグローバルビューティはアルゼンチン銀杯勝ち馬で、父のガンランナーは米BCクラシックやペガサスワールドCなどGI6勝した名馬。母系がヌレイエフやフェアリーキングなので欧米のブレンド配合で、バテ合いに強いタイプか。前走の紅梅Sはゴール前でカットされて手網を引くシーンもあり4着。距離的にももう少しあった方が良いと思うので今回の1800mは歓迎できそうです。パワー型で時計が掛かる馬場の方が向くタイプですから雨が降れば面白いと思います。

血統:A    距離:B    コース:A    ローテ:B

パルティキュリエ

 父:キタサンブラック
 母:エクセレンスII
母父:Champs Elysees

レクセランスの半妹で、父のキタサンブラックはGIを7勝した名馬。イクイノックスやガイアフォースなど初年度から活躍馬を輩出。母系がデインヒルのラインにゴーンウエストだからパワーとスピードを持ち、かなり素軽いタイプに。右回りの方が現状は良さそうで中山に変わるのはプラス。パワー型かといわれると微妙なので中山の急坂やタフ馬場になった時にどうか。素材はいいのでここで好走できれば先々楽しみな1頭です。

血統:C    距離:B    コース:B    ローテ:C

ヒップホップソウル

 父:キタサンブラック
 母:ダンスファンタジア
母父:ファルブラヴ

母はフェアリーS勝ち馬のダンスファンタジアで、祖母は桜花賞馬のダンスインザムードという名牝系。カイザーバルの姪で、父はキタサンブラックでイクイノックスやガイアフォースなどを輩出した勢いのある種牡馬。母父がファルブラヴなので中距離向きの血統構成。母系のフェアリーキングにニジンスキーを持つので血統的なレース適性も高く、1800mに変わるのは歓迎。前走は向正面で位置を下げる不利もありましたしスムーズに運べれば十分圏内。

血統:A    距離:B    コース:A    ローテ:A

フラッシングレート

 父:ミッキーロケット
 母:スピードリッパー
母父:ファルブラヴ

母のスピードリッパーは牝馬重賞2着3回。ストームリッパーやウィンドリッパーの半妹で、ポップロックの姪で、アナザーリリックのイトコにあたります。父のミッキーロケットは現役時代に宝塚記念を制した時計の掛かる馬場に適性を持つ馬で、母系にフェアリーキングを持ち血統的には重たさがあります。上がりが掛かる展開に向くのでスローになるよりは流れた方が力は出せます。中山の急坂も問題ないタイプですし、あとは相手関係か。距離短縮で変わってくれば。

血統:A    距離:C    コース:B    ローテ:C

マテンロウアルテ

 父:ルーラーシップ
 母:スキーホリデー
母父:Harlan’s Holiday

ホリデーモードの半妹で、父のルーラーシップはキングマンボ系でトニービンを持つ中長距離志向の持続力血統。母父ハーランズホリデーはストームキャット系で、モズベッロやアリーヴォなどの母父で機動力に富みます。全体的に時計の掛かる方が合う血統で重馬場でも走れるのは魅力。雨が降れば面白いし、距離短縮も苦にしないと思うので1発あってもいいと思います。

血統:C    距離:B    コース:B    ローテ:B

マルカシャルマン

 父:ノヴェリスト
 母:ナチュラルスタンス
母父:フジキセキ

ミュゼエイリアンやダイワドノヴァンの姪で、近親にはオークス馬エリンコートのいる血統。父のノヴェリストはドイツ血統の種牡馬で、ラストドラフトやブレークアップなど中長距離向き。母父がフジキセキなのでインリアリティのスピードと、母系のサドラーズウェルズにストームバードでバランス的には良い配合。走法的には大箱に向くタイプだと思いますから、機動力問われる中山はマイナスな印象も。直線向いて前が止まる展開になっていれば浮上するタイプでしょう。

血統:B    距離:C    コース:D   ローテ:C

ミカッテヨンデイイ

 父:イスラボニータ
 母:ボルティモア
母父:ステイゴールド

祖母のカチバは米ダ7FGII勝ち馬で、トーセンマイティやオメガドラクロワの姪で、デロングスターやオンザダブルのイトコにあたる血統。父はイスラボニータで皐月賞を制した馬で、バトルクライやヤマニンサルバムなどの父。母父ステイゴールドにストームキャット、ヴァイスリージェントを持ちますから、中山のような機動力を求められる小回りコースの方が合います。距離が伸びることに関しては問題ないと思いますが、決着タイムが速いのは良くないタイプなので一雨降ってくれれば面白いと思います。後方から脚をどれだけ伸ばせるか。

血統:B     距離:C    コース:B     ローテ:B



フラワーカップ 2023 適性チェック✔︎上位馬4頭

✔︎ヒップホップソウル
✔︎パルクリチュード
✔︎エミュー
✔︎ドナウパール

以上の4頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎

3月18日(土)中京11R ファルコンS

3月19日(日)中山11R スプリングS

3月19日(日)阪神11R 阪神大賞典



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