11月12日に阪神競馬場で行われる2歳重賞のデイリー杯2歳ステークス。
昨年はセリフォスが勝ち、朝日杯FSで2着に好走。来週のマイルCSでも中心の存在になっています。
この記事はデイリー杯2歳ステークスへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
翌日阪神競馬場で行われるG1エリザベス女王杯の適性チェックはこちらから見れます🔽
翌日福島競馬場で行われる福島記念の適性チェックはこちらから見れます🔽
同日東京競馬場で行われる武蔵野Sの適性チェックはこちらから見れます🔽
デイリー杯2歳ステークス 血統適性評価基準
阪神芝1600mで行われる2歳限定のマイル戦。
外回りコースを使用するマイル戦ということと、若駒戦ということから、2歳戦から通用するスピードと持続力が求められるレースで、ディープインパクト、ストームキャットが強い舞台です。その血以外でも血統から見れる仕上がりの早さも重視して評価をしていきます。
デイリー杯2歳ステークス 出走馬適性チェック
過去に出走した重賞レースの回顧分析をリンクしておりますので参考に是非どうぞ!
サウジアラビアRC🔽
エミサキホコル
父 ドレフォン
母 アルテミスハート
母父 ハーツクライ
祖母ムーンレディは独の中長距離で成績を残した馬で、エイシンフラッシュの母。独の名牝にドレフォン×ハーツクライ(サンデー系)なので馬力型。ドレフォンはジオグリフやデシエルト、昨年3着のカワキタレブリーの父で早くから活躍馬を出します。本質はダート馬だと思いますが力のいる馬場になれば。スローの瞬発力勝負には分が悪いので自分でペースを作るのが理想でしょうか。
血統:B 距離:C コース:D ローテ:D
オールパルフェ
父 リアルスティール
母 クイーングラス
母父 ルーラーシップ
母のクイーングラスはJRAで2勝。祖母のアルヴァーダは米国G2勝ち馬。ルーラーシップにアグネスタキオン、ニジンスキーのラインのニニスキが母系に入るので中長距離志向の血に父がリアルスティールなので中距離くらいがベスト。逃げて新馬を2着、未勝利を1着と持続力の高さを見せています。軽すぎる馬場よりは力のいる馬場の方が良さそうです。この時期の阪神の芝ならこなせると思いますが、番手になった時にどのような競馬になるか。
血統:B 距離:C コース:C ローテ:B
クルゼイロドスル
父 ファインニードル
母 スタリア
母父 アルカセット
エオリアやアメリカンスターの半弟で、ローゼンクリーガーの従兄弟にあたる血統。母父アルカセットはジャパンCをレコード勝ちした馬で、それにダルシャーンとサドラーズウェルズが入り重厚感が強い母系。ファインニードルはアドマイヤムーンの後継で、パワー型スプリンターのイメージでダルシャーンのクロスを持ち。本質は血統的には時計がかかって良くなるタイプだと思います。
血統のイメージとは逆に高速決着で結果を出している本馬は、新馬でリバティアイランドの2着。決め手もしっかりしているので阪神の外回りは向くと思います。まだ奥はあると思いますが、現状の能力をしっかり出せれば勝ち負けに。マイルは問題ないありませんし今後伸びても大丈夫かなと思います。
血統:D 距離:B コース:A ローテ:B
ショーモン
父 マインドユアビスケッツ
母 エポキシ
母父 ディープインパクト
キャルレイの半弟で、祖母のシーズアンはチヴァリーパークS勝ち馬。シーズンズギフトの従兄弟にあたる血統で、父のマインドユアビスケッツはデピュティミニスターのクロスを持つ種牡馬で、母系もディープ×ダンチヒですからスピードの持続力と仕上がり面はクリア。
未勝利勝ちが2番手から直線抜け出しゴール番前まで力強く伸びて勝利。しぶとく伸びるイメージで大箱よりも小回りの方が合っていそうな気も。接戦になったら強いと思います。上がりがかかる競馬を希望。
血統:B 距離:B コース:C ローテ:C
ショウナンアレクサ
父 キズナ
母 エセンテペ
母父 Oratorio
母のエセンテペは英7FのG3勝ち馬で、母父のオラトリオはデインヒルの後継。父はキズナでディープ×ストームキャットの黄金配合ですから仕上がり面からも血統的な適性は高いと思います。
前走の紫菊賞から1800mは微妙に長く終いが甘くなったのでマイルの方が合います。スムーズに先行して相手に付き合わない競馬をした方が良さそうです。上位に十分食い込める1頭でしょう。
血統:A 距離:A コース:B ローテ:B
シルヴァーデューク
父 シルバーステート
母 ヴァナディーズ
母父 ロックオブジブラルタル
ラインクラフトやアドマイヤロイヤルの甥。母父がデインヒルの後継のロックオブジブラルタルで母系の4代目にはノーザンテーストが入り仕上がりが早く、父シルバーステートはウォーターナビレラやロンの父。2歳戦からも活躍できる血統で持続力のあるタイプですし、前走のサウジアラビアRCでは3着。マイルそのものはこなせると思いますが、番手付けるとジリっぽさが出るので大箱は向きますが距離がもう少しあったほうが現状は競馬しやすいかもしれません。実績上位ですし力関係でどこまでやれるか。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:C
ダノンタッチダウン
父 ロードカナロア
母 エピックラヴ
母父 Dansili
ミッキーブリランテやダノンザキッドの半弟で、母は仏G3のヴァンドー賞勝ち馬のエピックラヴ。若駒から活躍する血統で、父ロードカナロアは短距離馬でしたがアーモンドアイやサートゥルナーリアなどクラシック馬も出す血統。母系のシャーペンアップも影響しマイル以上に距離が伸びても問題ないのかなと思います。
新馬戦は荒削りな感じで大外から差し切り勝ち。器用さに欠ける分外回りコースは向きます。外枠から流れに乗せた方がレースはしやすいのではないでしょうか。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:B
デイドリームビーチ
父 ビーチパトロール
母 デイドリーマー
母父 ネオユニヴァース
アイビスSD勝ち馬のビリーバーの半弟で、マラネロの甥にあたる血統。母系がネオユニヴァースにマキャヴェリアンなのでヴィクトワールピサと同じ血統構成。父のビーチパトロールはキングマンボ系の種牡馬でパワー型。中山や福島向きの血統構成ではないでしょうか。
前走は先週の京王杯2歳Sで連闘策。出遅れ気味から進んでいかずで競馬にならず18着大敗。軽い馬場向きではないので東京よりは阪神の方が可能性はありますし、距離は伸びたほうが追走はできるのかなと思います。
血統:D 距離:D コース:D ローテ:D
トーセントラム
父 ヴァンキッシュラン
母 ローザデルドバイ
母父 Dubai Destination
伊オークス勝ちのフォレガが姉にいて、伊ダービー勝ちのトーキョーゴールドの従兄弟にあたる血統。母系はキングマンボの後継のドバイディスティネーションが母父でロミタス×デインヒルなので全体的に重たく、父のヴァンキッシュランもディープインパクト系ですがガリレオが入る血なので欧州色の強い血統。この血統構成だと距離が伸びた方がいいと思いますし、走りを見ていてもマイル向きではないのかなと思います。
血統:C 距離:D コース:C ローテ:D
フォーサイドナイン
父 サトノダイヤモンド
母 ツインテール
母父 Tale of the Cat
母のツインテールはJRAで1勝。父のサトノダイヤモンドは菊花賞や有馬記念を勝った馬で、母父テイルオブザキャットはストームキャット後継種牡馬。ロベルトも母系に入りパワーもあります。血統からはマイルよりも中距離向きで今回の距離短縮はプラスになるかと言われると微妙。大箱向きだと思いますがマイルの流れだとスピード負けする可能性も。先団につけてスムーズに。
血統:C 距離:D コース:B ローテ:C
デイリー杯2歳ステークス 適性チェック 上位馬2頭
✔︎ショウナンアレクサ
✔︎ダノンタッチダウン
小頭数なので2頭をピックアップさせていただきます!面白いメンバーが揃いましたね!レース当日が楽しみです!
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想はレース当日にパドックを見た後にTwitterにて買い目と共に公開していますのでよろしくお願いします!!
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