【福島記念 2023】出走馬適性チェック✔︎

福島記念 2023 出走馬 適性 診断 血統 傾向 評価 重賞出走馬適性チェック
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2023年11月12日(日) 福島競馬場 芝200m 福島記念 出走馬全頭の適性診断記事になります。

この記事は福島記念への出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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福島記念 2023 血統適性評価基準

福島芝2000mで行われるハンデ重賞です。

欧州血統が基本的に強い舞台。サンデー系ならステイゴールドの血が強く、サドラーズウェルズなど重厚感のある血統は評価していきたい。

福島記念 2023 出走馬適性チェック✔︎

アケルナルスター

 父:トーセンラー
 母:パリージョ
母父:タイキシャトル

近親にウインクリューガーのいる血統で、父のトーセンラーはサドラーズウェルズ内包のディープ産駒でマイル〜長距離で活躍。母父タイキシャトルは世界を制した名マイラー。母系は米国のスピードを持ち、欧米のブレンドでバランスは取れています。ここ2戦は北海道で捲りの競馬で良績とそういった競馬が合っているのでしょう。色々と噛み合って上位は可能なタイプで、本当に展開次第でしょう。

血統:C    距離:B    コース:B    ローテ:B

アナザーリリック

 父:リオンディーズ
 母:アンソロジー
母父:サクラバクシンオー

ビターグラッセの半姉でポップロックやスピードリッパーの姪。父のリオンディーズは朝日杯を制したシーザリオ一族でキングカメハメハの後継。母父サクラバクシンオーに母系の奥のボールドルーラーでパワー型に。前走の関屋記念はスタート前にアクシデントもあり14着。とはいえ、大箱よりも小回りで力を要する競馬の方が合うのでここの方が条件はいいでしょう。距離はもう少し短い方が良さは出るか。

血統:C    距離:C    コース:B    ローテ:C

ヴァンケドミンゴ

 父:ルーラーシップ
 母:アンフィルージュ
母父:アグネスタキオン

サンリヴァル、ワイドエンペラーの全兄弟で、祖母のウメノファイバーはオークス勝ち馬。グリューネグリーンやヴェルデグリーンのイトコにあたる血統。父ルーラーシップはキングカメハメハの後継種牡馬で、キセキやエヒト、ドルチェモアなどの父。3年前の福島記念で2着など福島コースに関する適性は高く、相手関係は置いておいてもここではある程度走れると思います。後方からの競馬が続くので、前崩れになれば。

血統:C    距離:A    コース:A    ローテ:C

ウインピクシス

 父:ゴールドシップ
 母:コスモアクセス
母父:ロージズインメイ

母のコスモアクセスはJRA4勝。祖母のコスモスカイラインはJRAで3勝。父ゴールドシップはステイゴールド系のスタミナ豊富な種牡馬。母父ロージズインメイだから掛け合わせはユーバーレーベンと同じで母系もロベルトを持つので構成はかなり似ています。前走は内枠をようやく引き当てて、先行し持ち味を発揮した2着。血統背景的にもここは合いますが、2000mは守備範囲とはいえ、少し長いかもしれません。

血統:A    距離:B    コース:B    ローテ:C

カレンルシェルブル

 父:ハービンジャー
 母:カレンケカリーナ
母父:ハーツクライ

母はJRAで5勝。アカンサスの甥にあたる血統。父のハービンジャーはダンジグ系らしくパワーが強い血統で、産駒は小回りの持続力型が多いです。母系はハーツクライ×アンブライドルドソングの持続力血統。リファールの5×5×4のクロスととてもバランスがいい血統構成。福島民報杯を勝っているように福島2000mは条件的にいいでしょう。斬れるタイプでは無いだけに、澱みないペースで流れて欲しい。

血統:C    距離:A    コース:B    ローテ:B

カントル

 父:ディープインパクト
 母:ミスアンコール
母父:キングカメハメハ

ワグネリアンの全弟で、マリアエレーナの叔父。ディープインパクト×キングカメハメハのお馴染み金子血統。脚が長めで本質は広いコースで合うタイプですが、前走は小倉で久々の勝利。距離は2000mで問題ないですが、福島なら前走同様速いペースになって雪崩込む方がいいでしょう。

血統:C     距離:A    コース:C    ローテ:C

グリューネグリーン

 父:ラブリーデイ
 母:レディーダービー
母父:スペシャルウィーク

オールカマーやAJCC勝ち馬のヴェルデグリーンの半弟で、祖母のウメノファイバーはオークスなど、JRA4勝。イトコにサンリヴァルやヴァンケドミンゴがいる血統。父のラブリーデイは宝塚記念や天皇賞・秋を制したキングマンボ系種牡馬。母父スペシャルウィークはダービーや天皇賞春秋制覇やジャパンCを制した名馬。クラシック路線では奮いませんでしたが、前走のオクトーバーSでは中団からジリジリ伸びた4着。基本的に前残りのレースでしたからよく頑張った方だと思います。時計が掛かった方がいいと思いますし、福島コースは特に問題は無いですが、案外大箱の方がいいのかも知れません。後は折り合い次第で。

血統:C    距離:C    コース:C    ローテ:B

シルトホルン

 父:スクリーンヒーロー
 母:シンメイミヤビ
母父:Langfuhr

ブラッドバローズやキングストリートの甥。父スクリーンヒーローはロベルト系でジャパンC勝ち馬。母父はダンジグ系のラングフールだからダンジグの4×3、そしてロベルトの4×4も持つ構成。母系の奥にニジンスキーを持ち割としなやかな走りをするので大箱でも問題なく走れます。距離は2000mがギリギリかなというイメージですが、福島コースはラジオNIKKEI賞で2着と問題なく走れるので、マイペースに運んでどこまで粘り込めるかという戦いになると思います。力はあると思いますしここでも上位は張れる馬でしょう。

血統:A    距離:B    コース:B    ローテ:B

ダンディズム

 父:マンハッタンカフェ
 母:ビューティーコンテスト
母父:シングスピール

ムーンクレストやフォルテ、ダノンマッキンリーの半弟で、父のマンハッタンカフェは天皇賞・春や有馬記念、菊花賞を制したステイヤー。母父シングスピールはサドラー系でも日本の馬場への適性は高い血。上がり勝負だと斬れ負けしますが、上がりが掛かる決着になれば浮上するタイプでしょう。夏は札幌の2600mで複勝圏に入る活躍。確かに長いところはこなせるタイプで、洋芝の長丁場には合っていました。福島小回りコースは問題ないですが、この距離だと道中の追走力は課題に。時計が掛かって欲しい。

血統:B    距離:C    コース:B    ローテ:C

ダンテスビュー

 父:キングカメハメハ
 母:クロウキャニオン
母父:フレンチデピュティ

母のクロウキャニオンはボレアスやカミノタサハラ、ストーンリッジ、ヨーホーレイクなどを輩出する名繁殖。父のキングカメハメハはキングマンボ系のダービーやNHKマイルCを制した名馬であり、大種牡馬。母父のフレンチデピュティも影響した小回り向きの持続力が武器で、距離の適性はマイルに寄っているのかなという印象。小倉の博多Sはハイペースを追走し、内を掬って快勝。福島だと若干タフなので2000mは少し長そうですが、ここもきっちり2000mを走り切るイメージで乗れれば展開次第でワンチャンスあるかもしれません。

血統:C    距離:C    コース:B    ローテ:C

テーオーシリウス

 父:ジャスタウェイ
 母:ハロースカーレット
母父:シンボリクリスエス

曾祖母がスカーレットローズなので近親にサカラートやヴァーミリアンなどが出る名牝系で、タイセイアベニールのイトコにあたります。父のジャスタウェイはハーツクライの後継で、ドバイDFや天皇賞・秋、安田記念を制した名馬で、ダノンザキッドやヴェロックスなどの父。母父シンボリクリスエスはロベルト系で、レイデオロやソングライン、オーソリティなどの母父。ストライドが伸びるので、揉まれない競馬をするのが理想。小倉記念はマイペースで運んだ2着ですが、福島2000mだともう少しゆっくり入りたい。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:B

ナイママ

 父:ダノンバラード
 母:ニシノマドカ
母父:ジャングルポケット

母のニシノマドカはJRA1勝、NAR5勝。祖母はJRA5勝馬で、曾祖母は府中牝馬Sで3着になったブランドノーブルという牝系。父ダノンバラードはディープインパクトの初年度産駒でキタウイングの父。母父ジャングルポケットはスタミナが強く、母系にブライアンズタイムを持つので機動力と粘着に富む中距離馬。時計が掛かってなんぼのタイプですし、福島は合う方でしょう。先行で粘り込みを図れれば面白いと思いますが、ここ最近の追走力でどこまでやれるかでしょう。

血統:B     距離:B     コース:B    ローテ:C

ノースザワールド

 父:ディープインパクト
 母:パスオブドリームズ
母父:Giant’s Causeway

クラヴァシュドールの半弟にあたる血統。ディープ×ストームキャット系のジャイアンツコーズウェイの配合で血統的に見ると大箱の方が向くのかなと思います。距離的に2000mは少し長い印象ですが、小回り適性は歳を重ねたディープ産駒にはプラス。重馬場のスピカSを制しているように、ここも多少渋った方がいいかも。

血統:C    距離:C    コース:A    ローテ:B

バビット

 父:ナカヤマフェスタ
 母:アートリョウコ
母父:タイキシャトル

20年のラジオNIKKEI賞、セントライト記念の勝ち馬。今では数少ないナカヤマフェスタ産駒でステイゴールド系らしく中山などタフな舞台に向くタイプ。マイペースに逃げて良績が多かったですが、復帰後はそれでもひと踏ん張りが出来ない現状。とはいえ福島で勝ち鞍もありますし、巻き返すならココという感じはします。あまり速いペースになると厳しいかもしれませんが、マイペースで運べれは好走は十分可能でしょう。ひと叩きの効果はあると思います。

血統:A    距離:B    コース:A    ローテ:B

ホウオウエミーズ

 父:ロードカナロア
 母:エミーズスマイル
母父:アグネスタキオン

母のエミーズスマイルはJRA2勝。クラウンプライドの叔母にあたる血統で、姉のエミーズパラダイスはエンプレス杯で2着というダート一族。父がロードカナロアのスピードとパワー、母系のトニービンやホワイトマズルで距離を伸ばすことに成功。距離はもう少し伸ばした方が相対的には良さそうですが、福島のタフな競馬は合うので、七夕賞の時のように差し込みは十分可能でしょう。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:B

ユニコーンライオン

 父:No Nay Never
 母:Muravka
母父:High Chaparral

仏芝6FGIのモルニ賞勝ちのザワウシグナルの半弟で、父のノーネイネヴァーもモルニ賞を勝ったスプリンター。母系が粘り強さがある血統構成で、サドラーズウェルズにシャーリーハイツ、シャーペンアップをもつハイシャパラルが母父。昨年このレースを制したようにレースの適性は高いと思います。前走マイルを使ったことがいい方向に転べば連覇も十分圏内。

血統:A    距離:A    コース:A    ローテ:B

福島記念 2023 適性チェック✔︎上位馬4頭

✔︎ユニコーンライオン
✔︎バビット
✔︎シルトホルン
✔︎ホウオウエミーズ

以上の4頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎

11月12日(日)京都11R エリザベス女王杯

11月11日(土)東京11R 武蔵野S

11月11日(土)京都11R デイリー杯2歳S

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