2024年2月11日(日) 京都競馬場 芝2200m 京都記念 出走馬全頭の適性診断記事になります。
この記事は京都記念への出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
京都記念 2024 血統適性評価基準
今年から京都に戻ってきた京都記念。芝外2200mで行われます。
これと言って大きな傾向はないですが、今の馬場からもタフで持続力のある欧州血統がいいかもしれません。
京都記念 2024 出走馬適性チェック✔︎
アフリカンゴールド
父:ステイゴールド
母:ブリクセン
母父:Gone West
ドバイWCを制したアフリカンストーリーの半弟。父ステイゴールドに母系が米国のスピードと中和された血統構成。今の馬場くらいの方が力は発揮しやすいとは思いますが、如何せん外差し傾向が強い京都。展開次第なところはありますし、スローで前残りを狙いたい。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:C
ジェットモーション
父:ハーツクライ
母:トップモーション
母父:シンボリクリスエス
レッドヴェロシティの半兄で、祖母のプロモーションはクイーンS勝ち馬。アドマイヤメインの甥にあたる血統で、曾祖母からはアドマイヤジュピタに繋がる牝系です。ハーツクライ産駒らしくゆったりした身体で中長距離志向の強いイメージ。母父シンボリクリスエスらしく持続力パワーは十分だと思いますし、今の京都の馬場は悪くは無いでしょう。前走からも追走力が課題にはなると思います。
血統:A 距離:B コース:B ローテ:C
シュヴァリエローズ
父:ディープインパクト
母:ヴィアンローズ
母父:Sevres Rose
母のヴィアンローズは仏GIIIノネット賞(芝10F)勝ち馬で、短距離戦線で活躍するジュビリーヘッドが甥にいる血統。ディープインパクト産駒で母父がカーリアンの後継のセーヴルロゼという血統構成。広いコースには向くタイプですが、牝系からもタフな流れの方がいいのかなと思います。平坦の京都はいいイメージはありますし、今の馬場は歓迎でしょう。距離は少し長いかもしれませんが、外差し展開で流れ込みを。
血統:B 距離:C コース:A ローテ:C
ナイママ
父:ダノンバラード
母:ニシノマドカ
母父:ジャングルポケット
母のニシノマドカはJRA1勝、NAR5勝。祖母はJRA5勝馬で、曾祖母は府中牝馬Sで3着になったブランドノーブルという牝系。脚長で前走の感じからも中長距離で良いイメージ。父ダノンバラード、母父ジャングルポケットという点でも時計が掛かる京都は魅力。相手関係は強いと思いますが、展開で前が崩れればと言ったところでしょう。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:C
バビット
父:ナカヤマフェスタ
母:アートリョウコ
母父:タイキシャトル
20年のラジオNIKKEI賞、セントライト記念の勝ち馬。今では数少ないナカヤマフェスタ産駒でステイゴールド系らしく中山などタフな舞台に向くタイプ。マイペースに逃げて良績が多かったですが、復帰後はそれでもひと踏ん張りが出来ない現状。前走は新味を求めてダートへ挑戦しましたが、途中で失速し大敗。レースへの集中力の問題かもしれないので、距離を伸ばすこと自体は如何かなとも思いますが、ここも楽に行ってどこまで粘り通せるかでは。
血統:B 距離:C コース:B ローテ:D
プラダリア
父:ディープインパクト
母:シャッセロール
母父:クロフネ
母のシャッセロールはJRA3勝で、ヴェントボニートの全弟にあたる血統で、ディープインパクト×クロフネはレイパパレやステファノスなどが出る配合。重馬場の京都大賞典を制しているように今の馬場はマッチすると思いますし、京都大箱も得意な部類でしょう。間隔は大きく空いてないですし、ここも堅実な立ち回りで上位争いを。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:C
プラチナトレジャー
父:キングカメハメハ
母:ホワイトエレガンス
母父:クロフネ
曾祖母シンコウラブリイはマイルCSを制した名牝で、繁殖としても優秀で広く血を残しています。母のホワイトエレガンスはJRA3勝馬。父キングカメハメハに母父クロフネはスタニングローズやハヤヤッコと同じ配合。前走は上がりが掛かる決着で勝っていますが、タフな馬場よりは軽い馬場の方が合いそうな身のこなしはしているように感じます。距離が伸びてどうかも長く脚を使えるので京都自体は悪くないでしょう。
血統:B 距離:C コース:B ローテ:C
ブレイヴロッカー
父:ドゥラメンテ
母:シティイメージ
母父:Elusive City
近親に仏1000ギニーの勝ち馬イルーシヴウェーヴのいる血統。ドゥラメンテ産駒で母系にゴーンウエストはリバティアイランドやアイコンテーラーなどがいます。脚長でゆったり走れる中距離馬という印象で、デビューからコンスタントに使い続け徐々に本格化。馬群も苦にしませんし、距離も問題はないですが、2200mなら阪神内の方が合いそうではあります。あとは相手関係でしょう。
血統:A 距離:A コース:B ローテ:C
べラジオオペラ
父:ロードカナロア
母:エアルーティーン
母父:ハービンジャー
祖母のエアマグダラはJRA4勝馬で、エアメサイアやエアシェイディの全妹にあたる血統。叔父にサトノヘリオスがいます。父のロードカナロアは世界を制したスプリンター。母父はハービンジャーでパワー型の中距離血統といったところでしょうか。カナロア産駒でも距離は特に気になりませんし、小回り内回りで勝ち鞍がありますが、本質は大箱向きだと思います。荒れた馬場も問題なくこなしてきますから弱点は少なくここも勝ち負け筆頭になりそうです。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:B
マテンロウレオ
父:ハーツクライ
母:サラトガヴィーナス
母父:ブライアンズタイム
サウスビクトルやインスピレーションの下で、マイスタイルのイトコにあたる血統。母のJRA3勝はダート1000m、1200mで、それに父が長距離志向のハーツクライだから中距離馬に出るのは順当で、母系がブライアンズタイムとダンジグで機動力パワーを備えています。前走は競馬自体がスムーズではない中、最後は詰めてきての7着。内回り向きではありますが、京都外2200mも今の馬場なら一発はあると思います。
血統:B 距離:A コース:C ローテ:A
ラヴェル
父:キタサンブラック
母:サンブルエミューズ
母父:ダイワメジャー
ナミュールやアルセナールの半姉妹で、マルシュロレーヌやバーデンヴァイラーの姪にあたります。曾祖母キョウエイマーチは桜花賞勝ち馬です。キタサンブラック産駒で、3歳秋から徐々に馬体は成長。半姉のナミュールもでしたが遅咲きな節はあるのかなと思います。今までの競馬からも大味な競馬をした方がいいのかもしれません。距離もコースも大きく問題は無いと思います。
血統:C 距離:B コース:B ローテ:B
ルージュエヴァイユ
父:ジャスタウェイ
母:ナッシングバットドリームズ
母父:Frankel
祖母は凱旋門賞馬のデインドリーム。ジャスタウェイ産駒らしく気難しい面のある牝馬で、母系のフランケルなどの欧州血統からも高速決着よりは時計の掛かる決着に向くタイプだとおもうので今の京都はドンピシャでしょう。同舞台のエリザベス女王杯も2着健闘。ここでも当然有力視出来る存在でしょう。
血統:A 距離:B コース:A ローテ:B
京都記念 2024 適性チェック✔︎上位馬4頭
✔︎ルージュエヴァイユ
✔︎プラダリア
✔︎ブレイヴロッカー
✔︎マテンロウレオ
以上の4頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎
2月10日(土)東京11R クイーンC
2月11日(日)東京11R 共同通信杯
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