2023年8月6日(日) 新潟競馬場 ダート1800m レパードステークス 出走馬全頭の適性診断記事になります。
この記事はレパードステークスへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
レパードステークス 2023 血統適性評価基準
夏の新潟ダート1800mで行われる3歳限定重賞。
特に目立った傾向があるように感じないレースですが、ネヴァーベンドの血を持つ馬に注目。雨なら米国血統で、良馬場なら欧州寄りの血統がいいかもしれません。
レパードステークス 2023 出走馬適性チェック✔︎
エクロジャイト
父:ヘニーヒューズ
母:オージャイト
母父:キングカメハメハ
母のオージャイトはJRA3勝。障害で活躍したサナシオンの甥で、4代母からはマクフィも出る牝系です。父のヘニーヒューズはストームキャット系ダート種牡馬。母父キングカメハメハはパワー型でダート馬に完成。ニジンスキーを母系に持ち大箱向き。更にはネヴァーベンドのクロスも入るので逃げて粘り強いタイプ。鳳雛Sからも1800mは合うし、新潟も悪くなさそう。内過ぎる枠は少し懸念かも。
血統:A 距離:A コース:B ローテ:B
オメガギネス
父:ロゴタイプ
母:スタートアップ
母父:ハービンジャー
祖母はヴィクトワールピサの全妹なので、近親にはアサクサデンエンやスウィフトカレントがいる血統。父のロゴタイプは朝日杯FSや皐月賞、安田記念勝ち馬のサドラーズウェルズ系。母父ハービンジャーと欧州色が強い中でもスピード血統でしょう。馬体を見てもコロッとしてるのでゆくゆくは短い方にシフトしていくと思いますが、現状なら1800mでも十分こなせそうです。決め手勝負になれば台頭してくるタイプではないかとおもいます。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:B
クレメダンジュ
父:ラニ
母:シェルエメール
母父:ジャングルポケット
きさらぎ賞勝ち馬のコルテジアの半妹にあたり、祖母のポンデローザはJRA6勝。父のラニはタピット直仔のUAEダービー勝ち馬。母父ジャングルポケットはトニービンのラインでスタミナ馬。若干重ための配合でもサンデーの3×3を持つし、母や祖母の実績がスプリンター寄りでバランスは取れています。前走は関東オークスで2着。1800mなら守備範囲だと思いますし、流れてくれればチャンスはありそう。多少湿った馬場の方が合いそうな雰囲気はあります。
血統:C 距離:B コース:B ローテ:C
クールミラボー
父:ドレフォン
母:サンソヴール
母父:キングカメハメハ
母のサンソヴールは愛知杯2着。サンクロワやサンティールの甥にあたり、近親にはユニバーサルバンクのいる血統。父のドレフォンはストームキャット系種牡馬。ドレフォン×キングカメハメハ×サンデーサイレンスはジオグリフ、デシエルト、コンティノアールなど活躍馬が多い配合。芝も行けますが持続力に長けていてダートの方が合うと思いますし、前走は大外から捲った分甘くなった印象。距離はもう少し短い方が良さそうですから道中は上手く脚を溜めたい。小回りも効くので新潟は悪くないと思います。
血統:A 距離:C コース:B ローテ:C
ソッコータルマカ
父:ホッコータルマエ
母:ブライダルブーケ
母父:ゴールドアリュール
ワイルドコットンやグッドワードの半弟で、近親には全日本2歳優駿勝ち馬のグレイスティアラのいる血統。父ホッコータルマエはキングカメハメハの後継ダート種牡馬で、レディバグやメイショウフンジンなどの父。母父ゴールドアリュールの配合はフルオールやマルブツプライドなどダートで活躍。左回りで良績だし、新潟なら有利に働きそう。距離も問題ないですが、良馬場が理想でしょう。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:C
ツウカイリアル
父:ホッコータルマエ
母:テアトロレアル
母父:シンボリクリスエス
モズリッキーの半弟で、4代母はダイナカールなので、エアグルーヴなど名馬が連なる名牝系。父ホッコータルマエに母父シンボリクリスエスとパワー型で、母系の奥もオペラハウスと重厚感のある配合。機動力も持つのでコーナリングは問題ないと思いますが、1800mの良馬場だと厳しい印象も。一雨降って軽いダートで。
血統:B 距離:D コース:C ローテ:C
パクスオトマニカ
父:ヴィクトワールピサ
母:ディープラヴ
母父:ディープインパクト
ディヴァインラヴやワープスピードの半弟で、サンデーウィザードやヒーズインラブの甥にあたる血統。父ヴィクトワールピサは中山適性が高く皐月賞や有馬記念、ドバイWCを勝った名馬。母父ディープインパクトは言わずと知れた大種牡馬でブルードメアサイアーとしてもキセキやドルチェモア、ジェラルディーナなど活躍馬を多数輩出。歩きを見ていても柔らかいし、芝の方が合うのは確か。距離は前走ダービーの2400mよりは合うので、思い切って行って粘り込みを。
血統:D 距離:B コース:D ローテ:D
ハッスルダンク
父:ダンカーク
母:カジノスマイル
母父:カジノドライヴ
プロファウンドの甥で、近親にウィッシュビーワンのいる血統。父のダンカークはアンブライドルドソングの後継にあたります。母父カジノドライヴなのでエーピーインディのクロスを持ちます。小柄だし、血統的にもスピード勝負には強い印象。軽いダートになった方がいいと思いますが、ハイラップだと甘くなるのでゆったりとしたペースが理想でしょう。距離も少し長いかもしれません。
血統:C 距離:D コース:C ローテ:C
ベンダバリラビア
父:アジアエクスプレス
母:エーシンラクーン
母父:ジャングルポケット
祖母はチューリップ賞勝ち馬エイシンルーデンスで、エーシンリジルの甥で、イトコにエイシンバッケンのいる血統。父アジアエクスプレスはヘニーヒューズの後継種牡馬で芝ダート共に重賞ウィナー。母父ジャングルポケットはトニービンのラインのスタミナ豊富な種牡馬。雄大な馬体で後方からの脚質を見ると距離はもう少しあった方がいいと思います。右回りよりも左回りの方が合う可能性はありますが、新潟のコーナーは鬼門では。
血統:C 距離:C コース:C ローテ:C
マオノアラシ
父:ゴールドアクター
母:マオノココロ
母父:ヴァーミリアン
近親には目立った活躍馬は出ませんが、4代母はアッミラーレを輩出。父のゴールドアクターは有馬記念勝ち馬のロベルト系。母父ヴァーミリアンはエルコンドルパサーの後継のダートの名馬。母系の奥は米国のスピードが強く、全体でヘイローの5×5×5を持ちます。道悪のダートはこなせると思いますし、気性はキツくても競馬は上手なので内枠でも問題ないでしょう。新潟でも先行出来れば面白いのではないでしょうか。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:B
マテンロウガイ
父:リアルスティール
母:エアベルヘザー
母父:エンパイアメーカー
ノカゼやユズルの甥で、エアアルマスやエアファンディタ、ユーギリなどのイトコにあたる血統。近親にはスライゴベイやダノンバラード、4代母まで遡るとグロリアスソングやデビルズバッグなど名馬が連なる牝系です。父のリアルスティールはディープ×ストームキャットの種牡馬で、初年度からオールパルフェやレーベンスティールなど活躍馬が出ています。母系は米国スピードの塊で、距離はマイルくらいが合いそうです。鳳雛Sを見ても4角で手応えが無かったし、新潟1800mなら軽いダートが理想でしょう。
血統:C 距離:C コース:B ローテ:C
ミスティックロア
父:Arrogate
母:Folklore
母父:Tiznow
母のフォークロアは米BCジュヴェナイルフィリーズ勝ち馬で、3冠馬コントレイルの叔父にあたり、エッセンシャルクオリティのイトコにあたります。父のアロゲートは米BCクラシックやペガサスWC、ドバイWCを制した世界的名馬。日本ではジュタロウやシェイリーンなどの父。母父ティズナウはインリアリティのラインで、その奥がストームキャットだから全体的なスピード色は強い血統でしょう。ゆったりとした身体の造りだし、距離は中距離に向くと思います。前走も安全策で完勝と能力は高いですが、この血統らしい難しさはあるので早め抜け出しは禁物でしょう。あっさりここをクリアしてもおかしくない存在だと思います。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:B
ライオットガール
父:シニスターミニスター
母:マリアビスティー
母父:ハーツクライ
母のマリアビスティーはJRA2勝で、キングオブロマネやレジームチェンジなどの姪。父のシニスターミニスターはエーピーインディ系ダート種牡馬でテーオーケインズやミックファイアの父としてブレイク。母父ハーツクライはサンデー直仔の大種牡馬。前捌きが掻き込むイメージなので脚抜きのいいダートは向くのかなと思います。スピード勝負になれば面白いと思いますし、競馬も上手でスムーズなら上位争いに。
血統:C 距離:B コース:B ローテ:C
リバートゥルー
父:レッドファルクス
母:フルオブグレース
母父:ヴィクトワールピサ
近親にジャパンダートダービー勝ち馬のマグニフィカのいる血統で、父のレッドファルクスはスプリンターズSを連覇したフォーティナイナー系種牡馬。母父ヴィクトワールピサは皐月賞、有馬記念、ドバイWCなどを制した名馬。前走の東京マイル戦の上がりが凄まじかったように脚抜きのいいダートは得意です。1800mだと少し長いような気はしますが、直線が長い分には悪くないように感じます。一雨降れば。
血統:C 距離:D コース:B ローテ:D
ルクスフロンティア
父:エピファネイア
母:サトノアイリ
母父:ステイゴールド
ダノングラシアスやトゥルースの甥で、近親にはジャンプ競走で活躍したタイセイドリームのいる血統。父エピファネイアは菊花賞とジャパンCを制したロベルト系名馬で、母父のステイゴールドからもスタミナ志向の強い血統。脚長体型で、如何にも長いところ向き。道悪はこなすタイプなので雨が降ってほしいところ。先行出来るかどうかが鍵に。
血統:C 距離:C コース:B ローテ:C
レパードステークス 2023 適性チェック✔︎上位馬5頭
✔︎エクロジャイト
✔︎ミスティックロア
✔︎オメガギネス
✔︎ソッコータルマカ
✔︎マオノアラシ
以上の5頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎
8月6日(日)札幌11R エルムS
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