2024年3月10日(日) 阪神競馬場 芝1400m フィリーズレビュー 出走馬全頭の適性診断記事になります。
この記事はフィリーズレビューへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
フィリーズレビュー 2024 血統適性評価基準
阪神内回り1400mで行われる桜花賞トライアル。
マイルに距離不安の短距離適性高めの馬が集まりやすく桜花賞には直結しにくいレース。ダンジグとロベルトのスピードとパワーを重視したい。
フィリーズレビュー 2024 出走馬適性チェック✔︎
エトヴプレ
父:Too Darn Hot
母:Nahoodh
母父:Clodovil
英マイルGIのファルマスS勝ち馬のナフードを母に持ち、父はドバウィの後継で、英や仏でマイルから1400mで活躍したトゥーダーンホットという血統。ここまで5戦全て1200mを使い、ここで1ハロン距離延長。レースっぷり的にはビュンビュン飛ばすタイプではないですし、現状ならまだ誤魔化しは効くか。前傾ラップで前崩れを狙いで。
血統:B 距離:C コース:C ローテ:C
オアシスドール
父:キタサンブラック
母:オアシスクイーン
母父:シニスターミニスター
母のオアシスクイーンはJRAダート1000~1200mで4勝。モカラエースの半妹にあたります。父キタサンブラックは芝中長距離GIを7勝した名馬。母父がシニスターミニスターなので割とガチっとした見た目でダート戦で未勝利勝ち。時計の掛かる芝なら対応は出来ると思いますから、多少渋った方がチャンスはありそう。単騎で楽に行ければ粘り込みがあっても。
血統:C 距離:A コース:B ローテ:C
オメガウインク
父:ロジャーバローズ
母:レッドルンバ
母父:Red Ransom
ファミーユボヌールやオメガキャプテンの半妹で、伊1000ギニー勝ち馬のルンバロッカの姪なので、シェイクユアハートやロッカヴェラーノのいとこにあたります。父のロジャーバローズはディープインパクト産駒のダービー馬。母父レッドランサムはロベルト系種牡馬。前走は東京1400mを番手から押し切り勝ち。大箱マイラー的な雰囲気はありますし、溜めが利く競馬になった方がいいか。阪神1400mならペースは落ち着いて欲しいところ。
血統:B 距離:C コース:C ローテ:C
カルチャーデイ
父:ファインニードル
母:タルティスタ
母父:マイネルラヴ
半姉にメイショウチタンがいて、ザラストロの姪。そしてファインルージュのイトコにあたります。ファインニードル×マイネルラヴの構成で、近親からも1400mに適性の高い血統。ファンタジーSは澱みなく流れたレースを先行し直線抜け出し押し切り。距離は間違いなくマイルよりはこちらでしょう。阪神内で急坂は疑問ではありますが、ハイラップになり過ぎなければ2走前の再現は可能でしょう。
血統:B 距離:A コース:C ローテ:B
キャンシーエンゼル
父:バゴ
母:ヴォルドニュイ
母父:Sky Mesa
デルタバローズやラッキーカーリンのイトコで、父のバゴはブラッシンググルーム系の種牡馬で現役時代は凱旋門賞などを制した名馬。母父のスカイメサはエーピーインディ系。シアトルスルーのクロスとヘイローのクロスで持続力と機動力兼備。走法見ても小回りが合いそうな感じはしますし、阪神内回りに変わるのは歓迎でしょう。1400mはギリギリのような気もしますが、時計の掛かる芝なら再度浮上は出来るのでは。
血統:C 距離:B コース:B ローテ:B
コラソンビート
父:スワーヴリチャード
母:ルシェルドール
母父:オルフェーヴル
近親に香港ヴァーズ勝ち馬のウインマリリンのいる血統。スワーヴリチャード産駒で母父はステイゴールド系のオルフェーヴル。血統的には距離は伸びて良さそうですが、体型的にもマイルでも少し長いので、1400mは戦績通りいい条件。ストライドが伸びますし、大箱に向くとは思いますが地力で突破するか。馬込みに入れるよりも外から流れに乗せた競馬がいいかも。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:A
シカゴスティング
父:ロゴタイプ
母:マルチスクリーン
母父:スクリーンヒーロー
祖母がマルバイユなので、桜花賞馬のマルセリーナの姪で、ラストドラフトやヒートオンビートのイトコにあたります。父のロゴタイプは朝日杯や皐月賞、安田記念を制したローエングリンの後継で、活躍馬はミトノオーやオメガギネスなどダート志向が少し強め。見た目的にはマイルくらいでもいいかもしれませんが、前走の阪神JFは逃げて最後の1ハロンで止まった感じを見ると1400mが現状はいいかも。一生懸命走ってしまうのでペースは流れた方がいいし、阪神内は合うと思うので、巻き返しを狙いたい。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:B
ジューンブレア
父:American Pharoah
母:Lap of Luxury
母父:Galileo
モルニ賞やミドルパークSを制したダッチアートの姪にあたる血統。父のアメリカンファラオはアンブライドルドのラインの米国3冠馬で、カフェファラオやリフレイムなどの父。母父ガリレオでその奥がレインボウクエストと重厚感のある母系ですし、高速決着向きでは無いと思いますが、前走の道中の行きっぷりからも1400mまでならという雰囲気は感じ取れます。競馬センスや素質はあるので、一息入れてこの条件で巻き返しを。
血統:C 距離:A コース:A ローテ:B
セシリエプラージュ
父:ブリックスアンドモルタル
母:アットザシーサイド
母父:キングカメハメハ
母はフィリーズレビュー2着、桜花賞3着のアットザシーサイド。祖母のルミナスハーバーは阪神JFで3着。近親にはヒシアトラスのいる血統。父はストームキャット系の種牡馬であるブリックスアンドモルタル。400kgそこそこの小柄な牝馬ですが、フットワークは割と大きめで大箱向きのイメージ。マイラー寄りな気はしますし、1400mでもゆったりした流れがいいかもしれません。一瞬の脚は使えるのでそれが活きる展開になれば。
血統:B 距離:B コース:C ローテ:C
ドナベティ
父:リアルスティール
母:ドナルチア
母父:Malibu Moon
米ダ6FGIヴァンダービルドH勝ち馬のヴォラタイルのイトコにあたる血統。父のリアルスティールはディープの後継のストームキャット内包種牡馬。母父マリブムーンはエーピーインディ系のスピード馬。マイルでも問題は無いと思いますが、ある程度流れる展開の方が合いそうですし、1400mの方が競馬はしやすいか。大箱の方が走りやすいとは思いますし阪神内回りをどう捌くかでしょう。スムーズなら勝ち負けになっても。
血統:B 距離:A コース:C ローテ:A
バウンシーステップ
父:モーリス
母:バウンシーチューン
母父:ステイゴールド
母のバウンシーチューンはフローラS勝ち馬で、いとこにレイハリアのいる血統。父のモーリスはロベルト系の世界的名馬。母父はステイゴールドという血統構成。距離的にはマイルまでは持ちそうな感じはしますが、前走の一瞬の脚を見ると阪神内回り1400mはドンピシャかもしれません。溜めた方が力は発揮出来そうなので、好位よりも中団で我慢を効かせたい。スプリントよりもマイル的な流れが理想。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:B
ポエットリー
父:ダイワメジャー
母:ブギーダモーレ
母父:Rail Link
母のブギーダモーレは伊GIIIのドルメーロ賞(芝8F)勝ち馬でジュノーの半妹にあたる血統。ダイワメジャー産駒で母父はデインヒルのラインの凱旋門賞馬レイルリンクという血統構成。距離短縮は悪くないと思いますが、京都の下りがあっているイメージも。時計が掛かった方がいいとは思うので、一雨かペースは緩んで欲しい。
血統:B 距離:B コース:C ローテ:C
マーシーラン
父:レッドファルクス
母:ラックアサイン
母父:ハービンジャー
ルーチェソラーレの姪で、ピンクセイラーのいとこにあたる血統。父のレッドファルクスはフォーティナイナー系で、現役時代はスプリンターズS連覇など活躍。まだまだ成長待ちという感覚はありますし、現状なら前目で粘り込むスタイルが合っていそう。新馬戦で勝っている舞台なので悪くないですがスローの流れになった方がいいとは思います。
血統:C 距離:B コース:B ローテ:C
レディマリオン
父:ハービンジャー
母:プリンセスカメリア
母父:サンデーサイレンス
朝日杯FS勝ち馬のアルフレードの半妹でフェアリーS勝ち馬のフィリアプーラの全妹にあたり、近親にはサクラバクシンオーがいる血統。ハービンジャー産駒で母父サンデーサイレンスはペルシアンナイトやドレッドノータスなどと同じ配合。小倉1800mで勝ち上がっているように中距離馬ですし、1400mは流石に短い感覚はあります。落ち着いた流れか多少馬場は渋った方がいいとは思います。阪神内回り自体は問題ないでしょう。
血統:C 距離:D コース:B ローテ:D
ロゼフレア
父:Intello
母:ロゼヤ
母父:Invincible Spirit
祖母に仏GIマルセルブーサック賞勝ち馬のロサナラがいる血統で、父のアンテロはガリレオの後継種牡馬で仏ダービー勝ち馬。香港ヴァーズを制したジュンコの父でもあります。母系がインビンシブルスピリットにシンダーとダンジグの血が濃い上に、父もダンジグを持つ血統が特徴的。前走は負けはしましたが、阪神内1400mは条件的には絶好でしょう。前走のような緩急のあるレースよりは速い流れになった方がいいタイプだとは思いますし、阪神内回りの多頭数で見直しは十分できるでしょう。
血統:A 距離:A コース:A ローテ:B
フィリーズレビュー 2024 適性チェック✔︎上位馬4頭
✔︎ロゼフレア
✔︎コラソンビート
✔︎シカゴスティング
✔︎バウンシーチューン
以上の4頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
フィリーズレビュー 2024 ◎本命馬
今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎
3月9日(土)中山11R 中山牝馬S
3月10日(日)中京11R 金鯱賞
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