2024年9月29日(日) 中山競馬場 芝1200m スプリンターズステークス 出走馬全頭の適性診断記事になります。
この記事はスプリンターズステークスへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
スプリンターズステークス 2024 血統適性評価基準
秋のG1開幕戦。中山最終週に行われる電撃6ハロン戦スプリンターズSです。
降って登るスピードとパワー。ダンジグはベターで。
スプリンターズステークス 2024 出走馬適性チェック✔︎
ウイングレイテスト
父スクリーンヒーロー、母はグレートキャティ。ベストメンバーの半弟にあたります。7歳になりますが、徐々に地力を付けると共にスプリント色が強くなってきたようで、距離を短縮しても崩れることなく走ってきています。中山1200mは当然初めてですが、ワンペース型だし上手く流れに乗って先行出来ればチャンスはあると思います。余程の道悪以外なら問題は無さそうです。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:B
ウインマーベル
父アイルハヴアナザー、母コスモマーベラスはJRAで7勝を挙げています。2年前にスプリンターズSで2着の実績。以降は1400mの重賞をメインで活躍中。実績通りに1400mベターの良馬場オンリー。元々仕上がり早であったので大きな成長力は見込めませんが、中山急坂はプラスに働くでしょう。前が止まる展開で差し届けば。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:C
ヴェントヴォーチェ
父タートルボウル、母はランウェイスナップ。いとこにエコロヴァルツのいる血統になります。昨年の高松宮記念以来、1年半ぶりの実戦復帰。中山1200mはオーシャンSの勝ちがありますが、本質時計が掛かってきた方が差し込みは利くタイプ。この時期の中山向きとは言い難いですが、久々を置いておいても展開次第でのチャンスがあっても驚かない一頭ではあります。
血統:C 距離:B コース:B ローテ:D
エイシンスポッター
父エイシンヒカリ、母はマーゼリンなので、エイシンムジカの半弟にあたる血統になります。元々弱点の少ないスプリンターのイメージで、道悪でも良馬場でも対応が出来るのは強み。相手関係は当然上がりますが、意外性があるタイプですからここでもひっそりの差し込みはあってもいいでしょう。ただ、時計が速すぎるのはマイナスに。渋ってほしい。
血統:B 距離:B コース:C ローテ:C
オオバンブルマイ
父ディスクリートキャット、母ピンクガーベラ、その母ルシュクルなので、ブランボヌールやビアンフェなどが出る一族。前走初のスプリント重賞で案の定置いていかれるも最後は猛追し3着まで差し込みました。本質は1200m忙しいのと、血統通り洋芝への適性は高かった様に感じます。高速馬場向きではないので雨が降って時計が掛かれば展開次第で差し込みはあるでしょう。急坂は味方に。
血統:C 距離:B コース:B ローテ:B
サトノレーヴ
父ロードカナロア、母はチリエージェ。ハクサンムーンの半弟にあたる血統。母父サクラバクシンオーだからファストフォースやキルロード、テイエムトッキュウなどスプリント適性の高い配合で、本馬も大事に使われながらスプリント重賞を連勝と軌道に乗りました。フレームが大きいながらも前走は大分余裕があるように感じる造りでも快勝とやはり走るしここでも能力は上位。競馬センスも高く道悪もこなす走りで隙は無さそう。どのような競馬をするか楽しみな一頭です。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:A
ダノンスコーピオン
父ロードカナロア、母は加ナッソーSなど重賞を3勝した名牝レキシールー。ダノンバビルやダノンキラウェアの全兄にあたります。前走は初の1200mで追走に一苦労。終いは伸びていましたがやはり忙しかった印象。1度経験した上積みはあると思いますが、中山の方がペースは上がり易いだろうしここも前崩れの展開の待ちでしょう。
血統:B 距離:B コース:C ローテ:B
トウシンマカオ
父ビッグアーサー、母はユキノマーメイドはJRA4勝馬。ベステンダンクの半弟にあたる血統です。元々右回りに良績で、前走はいよいよ左回り中京で末脚炸裂。本番を見据えた仕上がりだったのも好印象でした。中山に変わるのはもちろんプラス。あとは中2週をこなせるかと、馬群が良くないので外枠から流れに乗れればこの舞台でも好勝負。あまりにも渋い馬場は良くないので稍重くらいまでなら上位でしょう。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:B
ナムラクレア
父ミッキーアイル、母サンクイーンⅡ。ナムラアトムやナムラクララの半姉で、曾祖母はマキャヴェッリアンの全妹、近親には凱旋門賞馬バゴも居る血統。ここまでスプリント重賞は4勝、GIも高松宮記念2着2回、スプリンターズS3着1回など、この路線の常連。GIとなると運が向かないケースも多いのはキャラクターなのかもしれません。あらかた完成はしているし、一気の変わり身は見込めないものの、当然上位争いの一角でしょう。ペースは多少落ち着いた方が差せるかも。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:C
ビクターザウィナー
父トロナド、母ノエティック。近親にハウスバスターやヤシマジャパンなどがいます。今春の高松宮記念で日本競馬初参戦。3着に粘ったのは馬場の適性は大きかったものの、行けばしぶといことをアピールした結果。中京よりは中山の方がタイプ的には合うでしょう。高松宮記念以降は香港で着外が続いていますが、日本で再度奮起を。
血統:A 距離:A コース:B ローテ:C
ピューロマジック
父アジアエクスプレス、母はメジェルダ。メディーヴァルやバグラダスの下にあたります。俗に言う快速馬で、葵S、北九州記念をハイラップで逃げ切り。前走は多少抑えた逃げで将来を考えた走り。思ったより収まっていたし中山の方がイメージ的には合うが、このクラスで急坂は鬼門にはなるか。現時点でどこまで通用するか見もので。
血統:C 距離:A コース:B ローテ:B
マッドクール
父ダークエンジェル、母マッドアバウトユーは愛GIIIグラッドネスS(7F)勝ち。愛セントレジャー勝ち馬ロイヤルダイヤモンドの甥にあたります。昨年のスプリンターズS2着、今年の高松宮記念で初GI制覇と国内トップスプリンター。海外では案外でも国内なら間違いなく上位争い。道悪を望まなければならないタイプではないものの、多少時計が掛かった方が適性の差は出るか。春秋連覇に期待大。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:B
ママコチャ
父クロフネ、母ブチコ。ソダシの全妹にあたるシラユキヒメ牝系出身馬。昨年スプリンターズSを制しGI馬に。前走は明らか休み明けという感じでも2着に入ったのは地力の証明か。間違いなく前走よりは上積みがあるし、良馬場での開催でスムーズに先行出来れば連覇のチャンスは十分でしょう。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:A
ムゲン
父ディープフィールド、母リトルフェイバーズ、母父ファルヴェイロンという血統の香港馬。3走前はチェアマンズスプリントでマッドクール含む日本勢、ビクターザウィナーに先着しています。前々で運ぶタイプではないものの、時計が掛かって差しが届く展開になったら侮れない存在。あとは環境に適応出来るかが課題でしょう。
血統:C 距離:A コース:B ローテ:C
モズメイメイ
父リアルインパクト、母インラグジュアリー、その母インランジェリーは米国AW9FGI勝ち馬で、近親にレッドベルオーブやレッドベルジュールのいる血統。3歳時に葵Sをロケットスタートし快勝以来不振に陥っていましたが、北九州記念で差す競馬で3着を機に、アイビスSD勝ちや、前走セントウルSでも3着好走と復活。当然前が崩れる展開は必要にはなると思いますし、夏場しっかりと使ってきたのでお釣りがあるかが課題でしょう。相手強化も内枠からスムーズに捌ければ怖い存在にはなると思います。スプリント戦も慣れてきてるし中山急坂が味方になれば。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:C
ルガル
父ドゥラメンテ、母アタブ。曾祖母イーストオブザムーンはキングマンボの半妹で仏オークスなど仏GI3勝の名牝。1番人気で迎えた高松宮記念はスタート決めて流れに乗ったものの直線反応せず10着。原因が掴みにくいところはありますが、GI馬になる資格はある一頭だとは思います。今回骨折休養明けというのと、関東圏が初になるのでこればっかりはやってみないとわかりませんが、平坦向きと言われればそうなのかも。良馬場が理想で。
血統:B 距離:A コース:C ローテ:C
スプリンターズステークス 2024 適性チェック✔︎上位馬4頭
✔︎ママコチャ
✔︎サトノレーヴ
✔︎トウシンマカオ
✔︎マッドクール
以上の4頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
スプリンターズステークス 2024 ◎本命馬
ブログランキングに登録しています!よろしければポチポチお願いします!