【シンザン記念 2024】出走馬適性チェック✔︎

シンザン記念 2024 出走馬 適性 診断 血統 傾向 評価 重賞出走馬適性チェック
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2024年1月8日(月) 京都競馬場 芝1600m シンザン記念 出走馬全頭の適性診断記事になります。

この記事はシンザン記念への出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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シンザン記念 2024 血統適性評価基準

4年振りに京都開催の3歳マイル重賞シンザン記念。

外回りでスピードとストライドを活かせる馬がいいか。改装前はニジンスキー持ちが強かったですが、今年はいないので。

シンザン記念 2024 出走馬適性チェック✔︎

アルトゥーム

 父:モーリス
 母:ブロンシェダーム
母父:ディープインパクト

祖母のスリープレスナイトはスプリンターズS勝ち馬で、4代母はケイティーズという名牝系。モーリス×ディープインパクトはジェラルディーナやディヴィーナやアルナシームなどと同じ。父と牝系のスピードからも短いところに適性を持つのかなと思います。見た目からもやはり短距離向き。モーリス産駒だし中京開催の方がイメージはありますが、京都で下りを抑え切れるかがポイントに。我慢が効けば突き抜ける脚力は十分。

血統:C    距離:C    コース:C    ローテ:C

ウォーターリヒト

 父:ドレフォン
 母:ウォーターピオニー
母父:ヴィクトワールピサ

母のウォーターピオニーはJRAの1400m戦で3勝。クイーンSを制したレッドアネモスの甥にあたり、近親に天皇賞・秋2着のアグネスアークがいる血統。父のドレフォンは芝ダート共に活躍馬を出すストームキャット系種牡馬で、ジオグリフやデシエルト、カルネアサーダなどの父。母系にサクラバクシンオーを持つので血統的には短いところは歓迎に感じます。マイルは十分こなせそうですが、時計が掛かってきた方がいいとは思います。京都自体は悪くないですが、外回りがどうか。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:C

エコロブルーム

 父:ダイワメジャー
 母:シュガーショック
母父:Candy Ride

ラーゴムの半弟で、スパイダーゴールドの全弟にあたる血統。曾祖母アンブライドルドホープの孫にアンドリエッテが出る血統。母のシュガーショックは米GIIIのファンタジーS(ダ8.5F)勝ち馬。父ダイワメジャーはマイル志向の強いサンデー系種牡馬で、アドマイヤマーズやセリフォス、レシステンシアなどを輩出。母父のキャンディライドは名馬ガンランナーの父。ファピアノのクロスを母系に持ちスピードが強い血統構成に。体型的にもコロッとしているので現状はマイルくらいが合うのも納得。軽い馬場がいいのは全兄と同じで、ここも綺麗な馬場で競馬したい。京都は特に問題ないでしょう。

血統:B    距離:A    コース:B    ローテ:C

ケーブパール

 父:ブリックスアンドモルタル
 母:ハナレイムーン
母父:ディープインパクト

曾祖母は安田記念やマイルCSを制した名牝ノースフライトで、キロハナやオハナなどの姪にあたる血統。父のブリックスアンドモルタルはストームキャット系種牡馬で、初年度からゴンバデカーブースを輩出。斬れ味武器のマイラーでドンと構えて末脚勝負が合うタイプでしょう。外回り向きだし、多頭数で展開紛れた方がいいかもしれません。上積みは十分。

血統:B     距離:A    コース:A    ローテ:B

シトラール

 父:スワーヴリチャード
 母:ジンジャーパンチ
母父:Awesome Again

母のジンジャーパンチは米国GIを勝ちまくった名牝で、ポタジェやルージュバックやテンカハルなどを出した名繁殖。父のスワーヴリチャードはハーツクライの後継で、レガレイラやコラソンビート、アーバンシックなどの父。母父がオーサムアゲインで、兄弟のように中距離志向は強い構成で、本馬もマイラーよりはもう少し長いところに向くのかなと思います。身体付きもかなりしっかりしているし、外回りコースも歓迎。能力非凡で上位の一角になる存在でしょう。

血統:B    距離:C    コース:B    ローテ:B

ショーマンフリート

 父:スワーヴリチャード
 母:スカイフ
母父:Siyouni

ヒシルリアンの半弟で、豪州GIのBRCドゥームベンC勝ち馬ポルニシェの甥にあたる血統。父スワーヴリチャードはハーツクライの後継で、レガレイラやコラソンビート、アーバンシックなどの父。母父シユーニはピヴォタルの後継にあたる種牡馬で、ソットサスやシンエンペラーの父。新馬戦は中山のマイルでしたが、跳びがかなり大きいので大箱に向くタイプでしょう。まだまだ精神的な幼さはありそうですが、身体能力はかなりのもので、揉まれない競馬が出来ればここも勝ち負けに。現状はマイルで問題はないと思いますが、ゆくゆくは中距離で。直線坂コースの方が合いそうではあります。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:B

ゼルトザーム

 父:ヘニーヒューズ
 母:ロザリウム
母父:キングカメハメハ

函館2歳S勝ち馬で、ローズキングダムやスタニングローズが近親にいるお馴染み薔薇一族。ヘニーヒューズ×キングカメハメハのパワー血統に加えた母系のシャーリーハイツも活き、力の要する馬場で本領発揮。京都のマイルだと良さが活きない舞台なのかなとは思います。短いところのダートが合う印象で、ここだとタフな馬場になって欲しい。

血統:D    距離:D    コース:E    ローテ:D

タイキヴァンクール

 父:エイシンヒカリ
 母:タイキキララ
母父:キングヘイロー

ゲンパチルシファーのいとこにあたり、近親にはタイキエルドラドやタイキトレジャーなど。4代母のロイコンからはハッピートレイルズが出ますからシンコウラブリイやハッピーパス〜コディーノ、チェッキーノ等も同牝系にあたります。エイシンヒカリ産駒で母父キングヘイローだし、スピード色は強めの配合で、マイルあたりは圏内。前走の朝日杯FSを見る限りは展開次第で通用するものがあるように感じます。まだ良くなるのは先かもしれませんが、素材自体は上位。京都外回りは合うかもしれません。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:B

タイセイレスポンス

 父:ミッキーアイル
 母:チャイマックス
母父:Congrats

母のチャイマックスはJRA2勝。父のミッキーアイルはディープインパクトの後継で、NHKマイルCやマイルCSを制した名馬。ナムラクレアやメイケイエール、ララクリスティーヌなど短いところで活躍する馬を輩出。母父コングラッツはエーピーインディ系。母系にストームキャットを持つのでスピードは高い構成で、本馬もマイル前後に適性を持つのかなと思います。1400mよりはマイルの方が立ち回りやすそうですが、まだ幼い面もあるので集中して競馬に向き合えれば。

血統:B     距離:A    コース:B    ローテ:C

テイエムリステット

 父:モーリス
 母:シーズアウーマン
母父:ネオユニヴァース

スズカコーズウェイやカデナの甥にあたる血統。父のモーリスは日本と香港のマイル〜2000mで活躍した世界的名馬で、ジェラルディーナやジャックドールなどの父。母父ネオユニヴァースや母系にフレンチデピュティ、シアトルスルーとダート向きの馬力が入った血統で、ダート1400mで勝ち上がり。芝で斬れ負けは懸念で時計が掛かってほしい。雨が降れば面白いのかなと思います。距離はギリギリこなせる範囲でしょう。

血統:C    距離:C    コース:D    ローテ:D

デルシエロ

 父:レイデオロ
 母:ネオヴィクトリア
母父:ディープインパクト

ジュンヴァルカンの甥にあたり、近親にベッラレイアのいる血統。父のレイデオロはキングカメハメハの後継種牡馬で、ダービーと天皇賞・秋の勝ち馬。母父ディープインパクトなので、ウインドインハーヘアのクロスを持ちます。母系にエンドスウィープも持つので短距離適性が高めに出ました。母父ディープの影響もあってかかなり細身で小柄ですが、末脚堅実。京都外回りは合うでしょう。距離はマイルも問題は無いと思いますが、差し切るなら展開の助けは必要かも。

血統:B    距離:B    コース:A     ローテ:B

ナイトスラッガー

 父:ルーラーシップ
 母:トーホウアマポーラ
母父:フジキセキ

菊花賞馬トーホウジャッカルの甥にあたり、母はCBC賞勝ち馬。父ルーラーシップはキングカメハメハの後継でキセキやソウルラッシュなどの父。母父フジキセキにアンブライドルドソングとスピード血統ですが、その奥ヌレイエフが働きバランスを取っています。馬格もかなりあり、跳びも豪快。マイラーというイメージでは無いですが、素質はかなり高く京都外回りも魅力。重賞でも勝ち負けに。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:B

ノボリショウリュウ

 父:リアルスティール
 母:スウィングダンス
母父:クロフネ

ロッキーサンダーやノボリクレバーの半弟にあたる血統で、父のリアルスティールはディープインパクトの後継種牡馬で、ドバイターフの勝ち馬。母父クロフネなのでスピード持続力が強く、阪神1400mの新馬戦を先行し押し切り勝ち。脚長に映るし、揉まれない競馬が理想でしょう。距離延長は大きく問題なさそうで、ここも先行できるなら。走法からは道悪は巧そう。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:C

ノーブルロジャー

 父:Palace Malice
 母:Noble Ready
母父:More Than Ready

英国や北米で活躍したウエスタンアウスクラトや北米で活躍したジンダヤの甥にあたる血統。父のパレスマリスはジャスティンパレスやアイアンバローズの半兄にあたる血統で、ジャンタルマンタルの父。母系がロベルトを持ち機動力が武器のマイラーといったところでしょうか。割とピッチ気味だし、捲っていくような競馬は上手そうで、大箱よりは内回りに向くタイプのようにも感じます。競馬のセンスで上位争いを。

血統:B    距離:A    コース:C    ローテ:C

バレルターン

 父:リオンディーズ
 母:ピエリーナ
母父:チチカステナンゴ

トウセツの半弟にあたり、近親にはコンラッドのいる血統。父のリオンディーズはキングカメハメハの後継で、朝日杯FS勝ち馬。インダストリアやテーオーロイヤルの父。母父チチカステナンゴで母系の奥がヌレイエフを持ちますから、京都内回り向きな印象も。距離もマイルがギリギリかなという感じも受けますし、この舞台ならロスなく運んだ競馬をしたいところ。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:C

フェリーニ

 父:ドレフォン
 母:リミニ
母父:ディープインパクト

ポルトドートウィユやポルトフォイユの甥にあたるエアグルーヴ牝系。父ドレフォンに母父ディープインパクトはカワキタレブリーと同じ配合。スローペースで降り合えばポテンシャルは発揮出来ると思いますが、現状は時計が掛かってほしいところ。牝系の底力もありますし、マイルも京都外も問題は無いでしょう。相手次第。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:C

メイショウサチダケ

 父:アドミラブル
 母:メイショウハバネラ
母父:アイルハヴアナザー

母のメイショウハバネラはダート1000mで1勝。父のアドミラブルはディープインパクトの後継の青葉賞勝ち馬で、ダービーは3着。母父がアイルハヴアナザーですが、その奥はサクラローレルとスタミナの要素も持つ配合。新馬戦は逃げて楽勝。デイリー杯は逃げて5着で、若干距離は長いかなという印象は受けました。1400mベターで、クリスエスのクロスが入るし、内回り向きかもしれません。

血統:C     距離:C    コース:C    ローテ:C

ラーンザロープス

 父:キズナ
 母:キャンディネバダ
母父:Pure Prize

ダノンマデイラやサトノパシュートの半妹にあたり、母のキャンディネバダは亜1000ギニーやポトランカス大賞典を制した名牝。父キズナはディープ産駒のダービー馬で、ソングラインやアカイイト、ファインルージュなど牝駒が好走。ストームキャットの3×3とリファールの5×5×5と大箱向きの血統構成。精神的にも難しそうな馬で、極端な競馬しか出来ないのが今の現状か。それなら京都外回りは合いそうですが、道中のリズムでどこまで進んでいけるかが課題になりそうです。関西圏で競馬できるのは良いのかなと思います。

血統:B    距離:A    コース:B    ローテ:B

シンザン記念 2024 適性チェック✔︎上位馬4頭

✔︎ケーブパール
✔︎デルシエロ
✔︎ナイトスラッガー
✔︎ラーンザロープス

以上の4頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎

1月6日(土)中山11R 中山金杯

1月6日(土)京都11R 京都金杯

1月7日(日)中山11R フェアリーS

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