2024年2月10日(土) 東京競馬場 芝1600m クイーンカップ 出走馬全頭の適性診断記事になります。
この記事はクイーンカップへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
クイーンカップ 2024 血統適性評価基準
東京マイル戦で行われる3歳牝馬重賞です。
キングカメハメハやトニービンが強く、ダンジグのスピードも活きる舞台なのでその点を踏まえた評価をしたいところ。
クイーンカップ 2024 出走馬適性チェック✔︎
アルセナール
父:エピファネイア
母:サンブルエミューズ
母父:ダイワメジャー
母はサンブルエミューズでナミュールやラヴェルの半妹にあたる血統になります。エピファネイア産駒で母父ダイワメジャーのマイルスピード志向は入りますが、新馬のエンジンの掛かりの遅さからも中距離に向くタイプでしょう。大箱東京は良いと思いますが、距離はもう少し欲しいか。前が崩れる展開の利があった方が上位に食い込めそう。
血統:B 距離:C コース:A ローテ:C
ガビーズシスター
父:アポロキングダム
母:アンジュデトワール
母父:スペシャルウィーク
祖母が函館3歳S(現2歳S)勝ち馬のエンゼルカロで、牝祖のテスコエンゼルはテスコガビーの同血統という牝系で、父のアポロキングダムはレモンドロップキッドの後継のダート種牡馬。この産駒らしく不良馬場の中山ダート1200mを快勝。ストライドは伸びるしなやかさは現状あるし、芝自体は特に問題はなさそう。母父スペシャルウィークなのであまり揉まれない競馬がいいと思うのと距離延長でどこまで我慢が効くかでしょう。今の東京は問題ないでしょう。
血統:D 距離:C コース:B ローテ:C
カレンナオトメ
父:カレンブラックヒル
母:オルレアンノオトメ
母父:チーフベアハート
スプリンターズS勝ち馬のスノードラゴンの姪で、母はJRA芝ダート1800mで3勝しています。父のカレンブラックヒルに母父がダンジグの系統のチーフベアハートなので、パワー型スプリンターというイメージの血統。小柄ながらタフな馬場が合うタイプだし、行き脚が付くタイプではないだけに東京マイルは疑問。1400mあたりが理想だと思うので、前崩れの展開を望みたい。
血統:C 距離:C コース:C ローテ:C
クイーンズウォーク
父:キズナ
母:ウェイヴェルアベニュー
母父:Harlington
母ウェイヴェルアべニューはBCフィリー&メアスプリント勝ち馬。半兄に朝日杯FSを制したグレナディアガーズのいる血統になります。キズナの牝駒でフランケル産駒の兄とは違い、距離的には1800m前後がベターな印象。ゲートがそこまで上手じゃない分距離短縮は少し怖いところはありますが、ポテンシャルの高さでカバーは可能でしょう。520kg程ある馬体だし、外から流れに乗せる競馬で勝負したい。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:C
コスモディナー
父:ダノンバラード
母:コスモミール
母父:ヘクタープロテクター
母のコスモミールは新潟2歳Sで3着。アースシンボルやミュゼゴーストの姪。ダノンバラード産駒でヘイローのクロスを持ち、母系にロベルトが入るので機動力を活かす競馬が巧く、大箱向きとは言い難いイメージです。とはいえ前走は大幅馬体減もありましたし、見直しは可能。時計が掛かってきた方がいいイメージもありますが、ここが試金石の一戦になりそうです。
血統:C 距離:B コース:C ローテ:B
サクセスカラー
父:ロジャーバローズ
母:レインオンザデューン
母父:Frankel
米ウッドメモリアルSを制したベラミーロードの姪にあたる血統。父のロジャーバローズはディープ産駒のダービー馬で、母父フランケルは欧州マイル路線を中心に無傷14連勝をした怪物。この血統らしくパワーとスピード、粘りを持ち中山のマイル戦を好タイムで先行押し切り勝ち。東京マイルも特に苦にしなさそうですし、寧ろ丁度いいくらいではないでしょうか。先行して自分の形に持ち込めるのなら上位争いに入れる存在でしょう。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:B
サフィラ
父:ハーツクライ
母:サロミナ
母父:Lomitas
サリオスの全妹で、サラキア、サリエラの半妹。イトコにフェイトがいて、曾祖母からはセリエンホルデも出るので、シュネルマイスターも同牝系にあたります。全兄サリオスとは違いこちらは小柄で無駄肉少なめの牝馬という印象。ハーツ産駒で中距離型だとは思いますが、ポテンシャルでマイルでも2着、3着と好走。この距離だと速い流れになるとジリっぽさが出てしまうので、遅い流れになって勝ち切りを狙いたい。
血統:A 距離:B コース:A ローテ:B
サンセットビュー
父:ドゥラメンテ
母:ゴーイントゥザウィンドウ
母父:Tapit
母のゴーイントゥザウィンドウは米国で3勝。全姉に1勝馬プレッジのいる血統です。ドゥラメンテ産駒にしては肉付きの少ないタイプですが、脚先の軽い走りで如何にも大箱に向きそうです。前走は気の悪さが出た様で外に斜行し競走中止。立て直しの1戦になりますが、母系にフォーティナイナーも入りますし距離短縮は悪くないでしょう。揉まれないで競馬が出来れば。
血統:A 距離:B コース:B ローテ:C
テリオスサラ
父:ロジャーバローズ
母:アルジェント
母父:Shamardal
近親にパーミアンのいる血統。父のロジャーバローズはディープインパクトの後継のダービー馬。母父シャマーダルはストームキャット系で仏ダービーやセントジェームスパレスSなどを制した名馬。母系の奥がモンジューやダルシャーンと重厚感があり、見た目的にも中距離に向くタイプ。前走はスタートで後手。良馬場東京なら前進は見込めそうで、きっちり発馬してポジションを確保したい。
血統:B 距離:C コース:A ローテ:B
ブライトアゲイン
父:Practical Joke
母:Yankee Bright
母父:Elusive Quality
イントゥミスチーフの後継のプラクティカルジョークに、母父イルシーヴクオリティは北米チャンピオンサイアー。兄弟は北米やイタリアなどで勝ち上がっています。かなり筋肉質で、如何にも米国血統という感じはします。勝ち上がりは高知で、今回が4戦振りの芝。距離はもうひとつ詰めた方が良さそうではありますし、上がり勝負には分が悪いかもしれません。東京がどうでるか。
血統:C 距離:C コース:C ローテ:C
モリノレッドスター
父:デクラレーションオブウォー
母:クィーンオブシバ
母父:ファスリエフ
アルクトスのいとこにあたり、半姉にヤマイチエスポがいます。デクラレーションオブウォー産駒は色々なタイプを出しますが、本馬は母系のヌレイエフの野太い差し脚が武器という印象。中山マイル戦で勝ち上がりましたが、東京マイルの方が合うと思います。競馬も上手ですし、立ち回りも武器に上位に食らい付ける存在でしょう。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:B
ルージュサリナス
父:キタサンブラック
母:サファリミス
母父:Not For Sale
母は亜1000ギニー勝ち馬で、アルゼンチン2歳女王のサファリクイーンの姪にあたります。キタサンブラック産駒らしく細い馬体で、完全はまだ先といった感じはします。東京のマイル戦でデビュー勝ちを納めましたが、距離は伸びていいタイプ。スタミナの活きる展開になった方が上位はありそうです。
血統:B 距離:C コース:A ローテ:C
ルージュスエルテ
父:ハーツクライ
母:リュズキナ
母父:Storm Cat
レッドジェネシスの半妹にあたる血統。ハーツクライ産駒ですが、母系の影響と気性の問題もあって1400mで2連勝。今まで逃げて勝ってきてる分、距離自体はマイルでもこなせるとは思いますが、折り合い次第になりそう。行ききっちゃえば折り合えるとは思うので、先手を取れればあっさりがあっても驚きません。東京はベストコースでしょう。
血統:A 距離:B コース:A ローテ:C
クイーンカップ 2024 適性チェック✔︎上位馬4頭
✔︎サフィラ
✔︎モリノレッドスター
✔︎サクセスカラー
✔︎ルージュスエルテ
以上の4頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎
2月11日(日)東京11R 共同通信杯
2月11日(日)京都11R 京都記念
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