2024年4月13日(土) 阪神競馬場 芝1600m アーリントンカップ 出走馬全頭の適性診断記事になります。
この記事はアーリントンカップへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
アーリントンカップ 2024 血統適性評価基準
阪神外1600mで行われる3歳限定のマイル重賞。NHKマイルCの前哨戦になります。
良馬場ならロードカナロアなどキングカメハメハ系統が有力の舞台。
アーリントンカップ 2024 出走馬適性チェック✔︎
アスクワンタイム
父:ロードカナロア
母:ディープインアスク
母父:ディープインパクト
ファンタジスト、ボンボヤージの全弟で、父ロードカナロアはストームキャット持ちのキングマンボ系スプリンター。母父ディープインパクトにさらに奥がデインヒルやロベルトだからパワー型のスプリンターという構成。流石にマイラーとは言い難く、前走同コースの朝日杯も直線半ばでパタリと止まった感じからも1200mベターでしょう。ロスなく回ってどこまでやれるかでは。
血統:B 距離:D コース:C ローテ:C
アレンジャー
父:リアルスティール
母:キーウエスト
母父:ネオユニヴァース
スマートロビンの甥にあたり、ダンスインザダークやダンスパートナー、ダンスインザムードなどを輩出するキーパートナーの牝系です。父のリアルスティールはディープ産駒で、ドバイターフ勝ち馬。フォーエバーヤング、レーベンスティールの父。前走は1200mにも対応出来るスピードは見せましたし、競馬のセンス自体は持っています。マイルでも十分圏内ですが、前走の感じからは外回りよりも内回りの流れに向くタイプかも。上がりが掛かる決着で上位を。
血統:B 距離:B コース:C ローテ:C
オフトレイル
父:Farhh
母:ローズトレイル
母父:Kingmambo
仏GIII勝ち馬のローザインペリアルの半弟にあたる血統で、父のファーはピヴォタルの後継で、現役時代は英GIのロッキンジSや英チャンピオンSなど欧州のマイルから中距離路線で活躍。母系のキングマンボやデインヒルの影響が強い重厚感のある見た目のマイラーに。京都マイルで2勝と平坦や下りが合うタイプなのかもしれませんが、使いつつ良くなってる印象もあるので、重賞でもやれる可能性は十分。
血統:A 距離:A コース:B ローテ:B
グローリーアテイン
父:ヴィクトワールピサ
母:アンナミルト
母父:マンハッタンカフェ
アスクコンナモンダの甥で、母のアンナミルトはJRA5勝(1200m~1400m)。父のヴィクトワールピサは皐月賞や有馬記念、ドバイWC勝ち馬のネオユニヴァースの後継種牡馬。母父マンハッタンカフェで1800mベターな構成。前走の1勝クラスは抑えきれないくらいの道中の追走で途中で先頭に立ちましたから、ここも折り合いは懸念。素質は高いと思いますが、スローよりはペースが流れてくれれば能力発揮か。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:B
ケイケイ
父:イスラボニータ
母:スウィートハース
母父:Touch Gold
母のスウィートハースはフォレ賞の2着馬。ラテュロスの半弟にあたり、サンタマリアH勝ち馬のサンタテレジータの甥で、レガーロのいとこという血統。父イスラボニータは皐月賞を制したフジキセキの後継種牡馬で、母父のタッチゴールドはベルモントS勝ちのデピュティミニスターの直仔。ボニータ産駒らしいフットワークですが、コーナリング性能もいいので前走のような中山に向くタイプのようにも感じます。なので阪神外向きかと言われると微妙なところはありますが、上がりが掛かる競馬になれば浮上する一頭でしょう。急坂は歓迎で。
血統:C 距離:B コース:C ローテ:C
シヴァース
父:モーリス
母:ヴィブロス
母父:ディープインパクト
秋華賞とドバイターフを制したヴィブロスを母に持ち、叔父母にヴィルシーナやシュヴァルグラン、いとこにブラヴァスやディヴィーナの居る名血。父モーリスは中距離〜マイルで世界を制した名馬で、ジャックドールやジェラルディーナなどを輩出。馬体は大きくないですが、しなやかな走りが武器で阪神外コースは歓迎でしょう。きさらぎ賞はゴール直前までは先頭で見せ場は十分。追走からもマイルは問題ないと見ますが、現状時計は掛かった方がいいかもしれません。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:C
ジュンヴァンケット
父:キズナ
母:ピクシーホロウ
母父:キングヘイロー
ピクシーナイトやフェーングロッテンの半弟で、近親にはダノンカモンやクィーンズバーンのいる血統。父キズナに母父キングヘイローはディープボンドやアサカラキング、ガルサブランカと同じ。3月頭の未勝利戦デビューで、経験馬を外から楽に交わして快勝。相手は一気に強化されますが、ここもある程度は勝負になるでしょう。一瞬の脚が活かせる展開に持ち込めれば。現状はマイルで大丈夫ですが、成長次第ではスプリント寄りにシフトする可能性も。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:B
シンドリームシン
父:キズナ
母:アルビアーノ
母父:Harlan’s Holiday
母アルビアーノはスワンSやフラワーCを制した実績馬。関屋記念を制したアヴェラーレの半弟で、米国ダートスプリンターのコヴフェフェの甥で、近親にはアーチ、4代母からはヤマニンパラダイスの出る名牝系出身です。父キズナに母父ハーランズホリデーでストームキャットのクロスを持ち、母系にアンブライドルドやダンジグのスピードとパワーが光る配合と言えます。未勝利勝ち同様上がりが掛かった方が現状は良さそう。ストライド的にも大箱は歓迎で、ペース次第では一発は秘めた存在でしょう。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:B
セレスト
父:ホークビル
母:サンデーヒロイン
母父:スクリーンヒーロー
祖母のサンデーミューズはJRA3勝馬で、ルミネイトやツクヨミの甥にあたる血統。父のホークビルはキトゥンズジョイの後継種牡馬で、ドバイSCやエクリプスS勝ち馬。母父はジャパンC勝ち馬のロベルト系種牡馬のスクリーンヒーロー。華奢な牡馬で揉まれるのは良くなくて、前半ゆったりで途中から捲った時に好走。相手関係は置いておいても多少馬場が渋って出番があるかどうかでは。
血統:C 距離:C コース:C ローテ:C
タイキヴァンクール
父:エイシンヒカリ
母:タイキキララ
母父:キングヘイロー
ゲンパチルシファーのいとこにあたり、近親にはタイキエルドラドやタイキトレジャーなど。4代母のロイコンからはハッピートレイルズが出ますからシンコウラブリイやハッピーパス〜コディーノ、チェッキーノ等も同牝系にあたります。エイシンヒカリ産駒で母父キングヘイローだし、スピード色は強めの配合で、マイル以下に適性がありそう。ファルコンSは外枠が響いた感じはしましたが、力負け感は否めず。距離もマイルは少し長そうで、ロスなく立ち回ってどこまで。
血統:B 距離:C コース:B ローテ:D
タガノデュード
父:ヤマカツエース
母:タガノミューチャン
母父:ハーツクライ
母のタガノミューチャンはJRA芝・ダート1400mで4勝。タガノフィナーレの半弟にあたり、近親にはエイシンラージヒルがいる血統。父のヤマカツエースはキングカメハメハの後継で、グラスワンダー内包種牡馬。現役時代は金鯱賞や中山金杯、福島記念、NZTなどを制しています。母父はハーツクライでも母系自体がスピニングワールド×アンブライドルド×ストームキャットのスピードが強い血統構成。脚長体型で仕掛けてからの反応を見ると大箱1800mあたりが合いそうではありますが、マイルでも守備範囲。阪神の外回りは悪くないと思います。揉まれないで競馬するのが理想か。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:C
チャンネルトンネル
父:グレーターロンドン
母:ギャルソンヌ
母父:Henrythenavigator
ブラインドデートの半弟にあたる血統。父グレーターロンドンは中京記念を制したディープインパクトの後継種牡馬で、ロンドンプランやナイトインロンドンなどの父。母父のヘンリーザナビゲーターはキングマンボ系の欧州マイラー。前走スプリングSでは展開的には悪くなかったですが、勝ち馬に一瞬で離された辺りを見ると、持続力で勝負した方がいいタイプに感じます。マイルの流れの方が合いますし、阪神外回りなら挽回は可能。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:B
ディスペランツァ
父:ルーラーシップ
母:ルパンⅡ
母父:Medaglia d’Oro
ファントムシーフの半弟で、祖母のプロミシングリードは英10FGIプリティポリーS勝ち馬。父がルーラーシップで母父はメダグリアドーロ。見た目からも丸みを帯びてるし、マイルに距離を短縮して結果を出したのも頷けます。追走的には1800mの方が競馬はしやすそうですが、フットワークも大きく阪神外回りは合うし、ここも外から一気に差し切れるだけのポテンシャルは秘めていると思います。
血統:A 距離:B コース:A ローテ:B
トップオブザロック
父:ルーラーシップ
母:マンハッタンミート
母父:マンハッタンカフェ
メイショウオーパスやミスニューヨークの半弟にあたる血統。父ルーラーシップに母父マンハッタンカフェはソウルラッシュやアディラートと同じ配合。新馬の段階ではまだまだ子供っぽい身体付きでしたが、競馬のセンスはかなり高いレース内容で接戦をものにしました。一気に加速出来るようなタイプではないと思いますし、大箱のスローの流れになると少々厳しそうですが、レース自体が流れてくれれば勝機はあるかも。距離はもう少しあっても良さそうな雰囲気はあります。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:C
ポッドテオ
父:ジャングルポケット
母:ポッドシルビア
母父:ダノンシャンティ
叔父には地方で15勝を挙げたサウスウインドのいる血統。父のジャングルポケットはトニービンの直仔で、ダービーやジャパンCを制した東京巧者。母父ダノンシャンティはNHKマイルC覇者で、スマートオーディンなどの父。フレーム的にも1800m向きな感じはしますが、マイルでも全く問題はないでしょう。ただ東京での走りが良すぎる分、右回りの阪神でどうか。同じような競馬が出来るなら当然上位。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:B
ワールズエンド
父:ロードカナロア
母:リラヴァティ
母父:ゼンノロブロイ
母のリラヴァティはマーメイドS勝ち馬で、祖母のシンハリーズはデルマーオークスを制した名牝で、アダムスピークやシンハライト、ミリッサ、ライティアの甥にあたります。父ロードカナロアは日本と香港で活躍したキングカメハメハ系の名スプリンター。新馬戦は京都内マイルを4番手外から流れに乗って早め先頭で押し切り。マイルまでなら守備範囲でしょうし、前走ほど遅くはならないと思うのでペースに対応出来るかが鍵でしょう。ポテンシャルは勝ってもいいものを持っていると思います。
血統:A 距離:A コース:B ローテ:C
アーリントンカップ 2024 適性チェック✔︎上位馬4頭
✔︎オフトレイル
✔︎ジュンヴァンケット
✔︎チャンネルトンネル
✔︎ディスペランツァ
以上の4頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
アーリントンカップ 2024 ◎本命馬
今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎
4月14日(日)中山11R 皐月賞
4月14日(日)阪神11R アンタレスS
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