阪神カップ 2022 出走馬適性チェック

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2022年12月24日(土) 阪神競馬場 阪神カップ 出走馬全頭の適性評価になります。

過去にはグランアレグリアも3歳時にこのレースを勝って、翌年以降短距離マイル界を背負う存在に。

この記事は阪神カップへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

翌日行われる有馬記念の適性チェックの記事はこちらから飛べます🔽

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阪神カップ 2022 血統適性評価基準

阪神内回りの芝1400mで行われるレース。

近年の傾向からはダンジグロベルトノーザンテーストのパワーが活きる舞台。また、インリアリティを持つ馬が好走傾向にあります。

阪神カップ 2022 出走馬適性チェック

エントシャイデン

 父 ディープインパクト
 母 ルシュクル
母父 サクラバクシンオー

ブランボヌールの全弟で、ビアンフェの半兄。甥にオオバンブルマイがいる血統。3代母のアジアンミーティアはアンブライドルドソングと同血。ディープインパクト×サクラバクシンオーで母系にノーザンテーストを内包し、パワー型スプリンターといった血統構成で中京や阪神などの坂のあるコースで良績があるので阪神内1400mは適性は高いと思います。先行して渋とさを活かす競馬でどこまでやれるかでしょう。

血統:B    コース:B    距離:A    ローテ:C

オパールシャルム

 父 ダイワメジャー
 母 ジルコニア
母父 タイキシャトル

サンライズアムールの半兄で、母のジルコニアはJRAで3勝。レオンビスティーの姪にあたる血統で、父のダイワメジャーはレシステンシアやセリフォスなどの父でノーザンテーストを内包。母父がタイキシャトルなので馬力が強く、母系の奥はストームキャットやゴーンウエストだから、距離的には1200mのスプリンターだと思います。久々の距離延長になりますが、元々は1400mでも勝った経験がありますからそこまで懸念することはないと思いますが、押し切る競馬をするとなると1ハロン長いのかなという印象。馬場は軽い方が走ると思いますから良馬場で。

血統:A    距離:D    コース:C    ローテ:D

カイザーミノル

 父 ロードカナロア
 母 ストライクルート
母父 Smart Strike

フィリーズレビュー勝ち馬のエーポスの半兄で、母父のスマートストライクは北米リーディングサイアーの実績で、スターズオンアースの母父。父はロードカナロアで短距離からマイルで活躍した名馬でパワーとスピード持続力が強い種牡馬。血統的な面からは母系がサドラーズウェルズと同血のフェアリーキングや、ミルリーフのラインも入る分スプリンターと言うよりもマイラーだと思います。実際に1400mよりも1600mの方が前付けして粘り強い走りが出来そうで、如何に流れに乗れるかが鍵になると思います。力のいる馬場の方が合うと思うので阪神コースはいいと思います。

血統:D    距離:C    コース:B    ローテ:C

キングオブコージ

 父 ロードカナロア
 母 ファイノメナ
母父 Galileo

仏GIIIのクレオパトラ賞を制したハラジュクの兄で、愛1000ギニー勝ちのナイタイムの甥で、欧州中長距離で活躍したガイヤースのイトコにあたる血統。父はロードカナロアで短距離志向が強いですが、母父がガリレオで、ファミリーの傾向からも中距離くらいがちょうどいいと思います。呼吸器系の疾患によって距離を短縮して使っていますが、前走のスワンSでは思ったよりも対応が出来ていました。同じコースですし、持続ラップには強いですからここでも好走できるのではないでしょうか。

血統:C    距離:B    コース:B    ローテ:C



グレナディアガーズ

 父 Frankel
母 ウェイヴェルアベニュー
母父 Harlington

母は米GIのBCフィリー&メアスプリントの勝ち馬で、父は欧州マイルを中心に無双したフランケル。母父はアンブライドルドの系譜のハーリントン。スピードとパワーの血統で、本馬もマイル以下が主戦場として活躍。母系にデピュティミニスターを持ち朝日杯を勝ったように2歳戦から活躍。阪神1400mは昨年この舞台を勝っているように今はベストかもしれません。海外帰りが課題にはなりますが、良馬場で切れ味を活かす競馬になれば。連覇なるか。

血統:A     距離:A    コース:A    ローテ:B

ダイアトニック

 父 ロードカナロア
 母 トゥハーモニー
母父 サンデーサイレンス

レオプライムやコンコードの半弟で、近親にローマンエンパイアのいる血統。父はロードカナロアで母系にストームバードを持つクロス。今年の阪急杯とスワンSを勝ったようにここはベストの舞台設定。前走のように機動力を活かす競馬が出来る枠に入れれば当然勝ち負け。ラストランになりますが勝って有終の美となるか注目です。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:B

ダイメイフジ

 父 アグネスデジタル
 母 ダイメイダーク
母父 ダンスインザダーク

ダイメイプリンセスの半弟で、母のダイメイダークは2戦1勝馬。父のアグネスデジタルは芝ダート兼用のマイル〜中距離で活躍。ダンジグを内包したパワー型と言えます。母父はダンスインザダークですが、ストームバードも母系に持っていて、短距離向きにシフト。力のいる馬場向きで、昨年もこの舞台に出て0.9秒差の10着ならそこまで負けてはいません。ただ、年齢的なものもありますからそこは懸念材料になるのかなと思います。

血統:B    距離:C    コース:B    ローテ:C

トゥラヴェスーラ

 父 ドリームジャーニー
 母 ジャジャマーチャン
母父 アドマイヤコジーン

スプリンターズSを勝ったアストンマーチャンの甥で、トオヤリトセイトの全兄にあたる血統。父のドリームジャーニーほオルフェーヴルの全兄でグランプリウィナー。母父がアドマイヤコジーンだからノーザンテーストのクロスを持ち阪神のようなパワーのいるコースには適した血統と言えます。1400mでスムーズに立ち回ると思ったより弾けなかった前走を見ると1200m向きに思えますが、実績的にも上位争いは可能でしょう。内枠で脚を溜めて競馬が出来れば。

血統:A    距離:C    コース:B    ローテ:B



トリプルエース

 父 Shamardal
母 トリプルピルエット
母父 サンデーサイレンス

トリロジーやクワドルーヴルの半弟にあたる血統。父がシャマーダルでジャイアンツコーズウェイの後継でその産駒らしく小倉2歳Sで2着。1200mでは忙しくて1400m〜マイルが合います。終いの切れ的には1400mよりも大箱マイル向きと見ますが、展開がハマれば侮れない存在だと思います。

血統:C    距離:C    コース:C    ローテ:C

バスラットレオン

 父 キズナ
 母 バスラットアマル
母父 New Approach

シリアスアティテュードの甥で、スティッフェリオのイトコにあたる血統。父キズナの持続力パワーと、母父はサドラーズウェルズ系のニューアプローチだからタフさを持ち、母系の奥はグリーンデザート経由のダンジグ持ちでスピードとパワーをさらに強化。ゴドルフィンマイルを勝った様に米国向きのスピードの持続力が高く、前走の武蔵野Sも渋とく粘りました。初めての1400mですが、テンのスピードはありますから持続力活かせる舞台なので対応はできると思っています。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:C

プルパレイ

 父 イスラボニータ
 母 マイジェン
母父 Fusaichi Pegasus

サトノゴールドの半弟で、母のマイジェンは米ダ6.5FのGII勝ち馬て、欧州スプリンターのカラヴァッジオの甥にあたる血統。父イスラボニータはこのレースを勝っていて、母父フサイチペガサスはダンジグ内包。インリアリティのクロスを持ちスピードを底上げされていますから、1200mの方が合うと思います。前走は前が残る馬場で後方で屈しましたが脚は使えていました。流れ次第にはなると思いますが、阪神内のコースは合うと思うので、中団くらいに付けられれば差し込めてもおかしくはないのかなと思います。

血統:A    距離:C    コース:A    ローテ:C

メイショウチタン

 父 ロードカナロア
 母 ラルティスター
母父 マイネルラヴ

母はJRAで3勝。ロージズラヴの半弟で、祖母はセクシーココナッツだからファインルージュの甥にあたる血統です。父はロードカナロアで、母父は1400m適性の高いマイネルラヴだから血統からのイメージは合います。血統構成のように1200mからの距離延長の1400mオーロCで2着に好走。阪神1400mの実績はあるので相手次第になると思います。スピードを活かせる展開になれば。

血統:B 距離:B コース:B ローテ:C

ミッキーブリランテ

 父 ディープブリランテ
 母 エピックラヴ
母父 Dansili

ダノンザキッドやダノンタッチダウンの半兄で、母のエピックラヴは仏9Fヴァントー賞勝ち馬。父のディープブリランテはネヴァーベンド内包のディープインパクト産駒でタフな馬場向き。母父はダンジリでデインヒル経由のダンジグ系。パワー型といった感じで、兼ねてから記事にも書いてきたようにスローペースの中山マイルに向きます。阪神の1400mだと少し忙しいと思いますから展開の助けが欲しいところでしょう。

血統:B    距離:D    コース:C    ローテ:C



ライトオンキュー

 父 Shamardal
母 グレイトタイミング
母父 Raven’s Pass

ファミリーからはケンタッキーダービーを制した牝馬のウイニングカラーズがいる牝系で、父のシャマーダルはストームキャット系のスピードを持ち、母父のレーヴンズパスはタワーオブロンドンの父。母系がロベルトにブラッシンググルームと重厚感があって、阪神の内回りコースは基本的には合います。3年前に1400mで連勝。それ以来の距離延長になりますが、歳を重ねた今なら1200mよりもプラスに働くかもしれません。前走は馬場も味方した感はありますが、復調気配も。

血統:A    距離:B    コース:A    ローテ:C

ラウダシオン

 父 リアルインパクト
 母 アンティフォナ
母父 Songandaprayer

アンブロジオの半弟で、母はJRA1勝。近親に米ダ8FGI勝ちのキュヴェがいる血統。父のリアルインパクトは安田記念の勝ち馬で、母父はアンブライドルドソングの後継のソングアンドアプレイヤー。NHKマイルCや、京王杯SCを勝っているように大箱向きなので阪神内コースはマイナスになりそうですが、距離的にはベスト。スムーズに前付けしてどこまで粘れるかの闘いになると思います。

血統:C    距離:A    コース:D    ローテ:C

ルチェカリーナ

 父 ディスクリートキャット
 母 アンリミテッドピサ
母父 シンボリクリスエス

母はJRAで1勝。クリムズンフラッグの半妹で、父のディスクリートキャットはストームキャットの後継で、オオバンブルマイやワールドバローズの父。母父はシンボリクリスエスだからロベルト系でパワー型。母系の奥にはカーリアンが入るので、その分前走のようなスローの決め手勝負でもきっちり対応。本質は今回の舞台のような力のいる舞台だと思いますから、条件は合いそうです。相手強化に対応さえ出来れば上位に食い込めるのではないでしょうか。

血統:B    距離:A    コース:B    ローテ:C

ルプリュフォール

 父 ロードカナロア
 母 マイノチカラ
母父 サンデーサイレンス

母のマイノチカラはJRAで2勝。祖母のシャンクシーは仏GIムーラン・ド・ロンシャン賞で2着。オリービンやチョコレートバインの甥で、父のロードカナロアは世界的スプリンター。前走のスワンSは末脚目立った3着。直線の不利が少し響いた結果になりました。今回も同じ舞台で展開さえ向けば差し込めると思います。ポジションが取れる馬では無いですから前が止まる展開で。

血統:C    距離:A    コース:B    ローテ:B

ロータスランド

 父 Point of Entry
母 Little Miss Muffet
母父 Scat Daddy

近親にアメリカンオークス勝ち馬のゴシップガールがいる血統で、父のポイントオブエントリーはロベルト系で米芝中距離GIを5勝。母父がスキャットダディでスピードの持続と、ロベルトを母系に持つのでクロスが効くパワー型マイラーという血統。馬自身は1400mがベストで前走のマイルCSでは直線半ばまで見せ場を作りました。京都牝馬Sで勝っている舞台なのでこちらの方が適性は高いと思います。叩き3戦目でどこまで。

血統:A    距離:A    コース:A    ローテ:B



阪神カップ 2022 適性チェック 上位4頭

✔︎グレナディアガーズ
✔︎ロータスランド
✔︎ダイアトニック
✔︎ライトオンキュー

以上の4頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

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この記事を書いた書いた人
ころめん

ころめんです!30代会社員競馬好き!競馬の魅力を伝えていけたら嬉しいです!

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