札幌2歳ステークス 2022 出走馬適性チェック!

札幌2歳歳ステークス 2022 重賞出走馬適性チェック
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今週は2歳重賞が2レースあり、そのうちの1つの重賞が札幌2歳Sです。

札幌2歳Sは過去2年でソダシジオグリフといった後のG1馬が勝っている出世レースです。

今年も登録馬14頭の若駒達がスタンバイ。

この記事は札幌2歳Sへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

もう1つの2歳戦の小倉2歳ステークス適性チェックはこちらから見れます!合わせて見ていただけたら嬉しいです!

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札幌2歳ステークス 血統適性評価基準

札幌2歳Sは札幌芝1800mのコースを使用します。最終週ということもあり馬場はタフ馬場が想定されます。

まだ完成途上の2歳戦、洋芝のタフな馬場、1800mの距離ということもあり、過去の血統傾向からは、パワーとスタミナが要求されるレースになっています。

サドラーズウェルズキングカメハメハゴールドシップの様な欧州適性の高い種牡馬にも注目したいです。




札幌2歳ステークス 全14頭 適性チェック

今週からローテの項目を追加。前走の出走レースや、レース間隔、距離延長、距離短縮、ダート変わり、芝変わり、休み明け、使い詰め等のローテーションも評価していきます。

アースビート 牝2 菱田裕二 54㎏

 父 サトノクラウン
 母 タイキロマン
母父 ファスリエフ

父のサトノクラウンは香港ヴァーズや宝塚記念、泥んこの天皇賞秋の2着などタフ馬場の鬼。母父のファスリエフは早熟のスピード能力を持ちますが母系はダート向き。パワーはかなりあるので洋芝適正は高いですが、根本的にはマイルくらいが良さそうな血統です。

新馬戦は札幌の1500mで、逃げ切り勝ち。リラックスして走れていたので距離延長自体はそこまで問題はないですがプラスとも言えないかなというのが正直なところ。札幌のコース自体は合いますから展開次第でしょう。

血統:B 距離:D コース:B ローテ:C

アスクメークシェア 牡2 藤岡佑介 54㎏

 父 ロードカナロア
 母 ディープインアスク
母父 ディープインパクト

全兄に小倉2歳S勝ち馬ファンタジスト、全姉に先日の北九州記念を勝ったボンボヤージのいる血統で、兄弟のように小倉短距離戦がベストの血統。仕上がりは十分速い血統で、母系のデインヒルがタフ馬場にも対応できるフィジカルを伝えていそう。札幌適性もそこそこあるのは納得できます。

デビュー戦は札幌1800mでスタートが微妙ながらも先行。5番手ですが追走は楽で、勝負所で少し待たされましたが最後は先に抜け出したエンライトメントを内からキッチリ捕らえ新馬勝ち。稍重でも力負けしないパワーがあるので開催の進んだ最終週でも問題はないですが、使える脚が短そうなので距離自体はやはり短いところが良さそうです。

血統:C 距離:C コース:C ローテ:C

アンテロース 牡2 武豊 54㎏

 父 モーリス
 母 シャブリ
母父 ディープインパクト

3代母シビルドバイターフ安田記念天皇賞・秋を勝ったジャスタウェイの母で、2代母のスカイノダン北九州記念2着など。父のモーリスは札幌適性を高い子を出しますが、血統全体的に仕上がりの遅さは感じるので後々覚醒してきそうな血統です。スピード色が強いので距離はマイルくらいが良さそう。

前走のコスモス賞は後方2番手からレースを進めましたが伸びずに4着。ロングスパートには向いていないので出来れば好位でレースをした方が良さそうです。本質はやはりマイルくらいが良さそうな走りをしています。今回で4戦目になるので状態は気にしておきたいところ。

血統:B 距離:D コース:C ローテ:D




ウェイビー 牝2 鮫島克駿 54㎏

 父 サトノアラジン
 母 パルストリーナ
母父 Medaglia d’Oro

サトノアラジンキズナと同じくディープ×ストームキャットの黄金配合馬で、安田記念勝ちなど大箱1400〜マイルで活躍。母父メダーリアドロは2歳戦のスプリントに強い血。母系にサドラーズウェルズブラッシングブルームが入り、タフ馬場にも対応。札幌の形態はコースが大きくサトノアラジンのイメージに合います。将来的にはもっと短いところにシフトはしそうです。

新馬戦は好位から競馬。4コーナーで仕掛けられると直線で力強く伸びて1着。続く前走コスモス賞は後方から競馬をしましたが最後甘くなり3着も上がりはメンバー中最速。全体的にペースが流れてくれれば差し込めるポテンシャルは秘めています。飛びが大きくコーナーでは外で追走した方がいいタイプ。流れに上手く乗せれば十分チャンスはあります。

血統:B 距離:C コース:B ローテ:A

シャンドゥレール 牡2 M.デムーロ 54㎏

 父 エピファネイア
 母 マジェスティッククオリティ
母父 Quality Road

父のエピファネイアは高速決着にも強いですが、ロベルト系で尚且つサドラーズウェルズも入り馬力も持つ種牡馬。母は米国ダート1700m戦のG2で2着。米国的スピード能力の高いゴーンウェスト系なので洋芝向きかといえばこなせる程度でしょうか。理想は勝っている東京の様な大きいコースでスピードを持続させる競馬でしょう。距離自体は全く問題はありません。

新馬戦は東京の1800mで抑えきれない感じで先行していたので、気性はかなり前向き。それでも最後は突き放す勝ち方でポテンシャルは相当なもの。3着馬のマイネルビジョンもすぐに勝ち上がっているのでレースの評価は高いです。今回も同じような競馬ができるなら面白いです。初の札幌もマイナスにはならないでしょう。

血統:C 距離:A コース:C ローテ:B




ジョウショーホープ 牡2 C.ルメール 54㎏

 父 ミッキーロケット
 母 スターフォーユー
母父 アグネスデジタル

父のミッキーロケットキングカメハメハピヴォタルで力のいる時計の掛かる馬場は得意な血統で、母系にラムタラを持ち底力とスタミナを強化。全体的にスピードの要素が足りないのでコーナーでの持続力を求め上がりの掛かる札幌のコース形態は合います。

中京の新馬勝ち後、2走目のダリア賞は1400m戦を淀みないペースで3番手。流石にスピード負けした印象。前走のクローバー賞は距離延長も上手くハマり溜める競馬で3着確保。使い詰めが気になりますがさらに距離を伸ばし、流れに乗れれば今回はもっと面白いと思います。

血統:B 距離:B コースC ローテ:C

ダイヤモンドハンズ 牡2 福永祐一 54㎏

 父 サトノダイヤモンド
 母 メチャコルタ
母父 El Corredor

母はアルゼンチン1000ギニーの勝ち馬で母系はゴーンウエストダンチヒが入り全体的にマイルのスピードが強いですが、菊花賞や有馬記念を勝ったサトノダイヤモンド産駒なので距離を伸ばしても問題はない以上に伸びた方がいいタイプ。洋芝適性が高いとは言えませんが万能にこなすタイプに思えます。

前走は6月1週目中京の芝1600mの新馬戦。ゆったり走る姿からは距離が伸びてこそだと思いますし、1800mに変わる今回はもっと追走が楽だと思います。まだまだ奥がありそうな馬体ですから新馬戦から3ヶ月経つ今回の成長力が楽しみです。競馬センスも高そうで札幌の4つのコーナーも問題ないでしょう。

血統:C 距離:B コース:B ローテ:B

トーセンウォルト 牡2 横山武史 54㎏

 父 トーセンレーヴ
 母 ペンネドゥピー
母父 タイガーヒル

父のトーセンレーヴは半姉にブエナビスタアドマイヤジャパンがいる血統。自身は1600〜2000の時計の要するレースで活躍。母父がデインヒル系のタイガーヒル、更にはカーリアンのクロスが入り、重厚感が増しています。札幌の洋芝適性は高いですが雨が降ったら尚良さそうです。

実績が3戦とも全て重と稍重。2戦目はアンテロースの2着。勝ち上がりは3戦目で追って追ってな感じでしたが力強く伸びて1着。如何にも底力豊富なタイプですし、距離はもっとあっても大丈夫なくらいです。4戦目になりますが血統通りタフなので問題はないと思います。出来れば重馬場でやりたいところ。

血統:C 距離:C コース:B ローテ:C

ドゥーラ 牝2 斎藤新 54㎏

 父 ドゥラメンテ
 母 イシス
母父 キングヘイロー

ドゥラメンテは中長距離で活躍中のタイトルホルダーの父で、キングマンボ系は母系の能力を引き出します。その母系はキングヘイローステイゴールドでスタミナ色が強く、更にはパワーとスピードを兼備しているデピュティミニスターも入り、このレースには適した配合でしょうか。

新馬戦は後方から直線一気で4着。2戦目は好位3番手追走から直線早めに先頭に立ち押し切り勝ち。最後は外に寄れるシーンがありながらも危なげない勝利でした。まだ幼さはありますが、持っている脚力は相当なもの。時計のかかる洋芝は合いそうですし、勝っているコースなのでここでも十分圏内でしょう。

血統:A 距離:B コース:B ローテ:C

ドゥアイズ 牝2 吉田隼人 54㎏

 父 ルーラーシップ
 母 ローズマンブリッジ
母父 ディープインパクト

ルーラーシップに母父ディープインパクトといえばキセキがいて、更に母母母父がシャーリーハイツなので重馬場や底力の鬼。ルーラーシップ産駒はワンペースな馬が多く、コーナーでの持続力も優れますから札幌のコースは合いそうです。距離は伸びてもいいくらいでしょうか。

新馬戦は大接戦の中アタマ差抜けて優勝。2戦目のコスモス賞は勝ち馬に並びかける前に突き放されて2着でしたが、3着のウェイビーとは接戦に競り勝ったあたり勝負根性はかなりのモノだと思います。早めに先頭に並びかける様な展開になればかなりしぶといと思います。札幌コースは問題なくこなせていますから適性は十分です。もう少し距離が伸びて良さが出そうではあります。

血統:B 距離:C コース:B ローテ:B




ビキニボーイ 牡2 浜中俊 54㎏

 父 ビーチパトロール
 母 エバーアンドエバー
母父 ハーツクライ

父のビーチパトロールキングマンボ系らしく力の要する馬場が合っていそうでタフ馬場もそこそここなします。母系もブライアンズタイムマルゼンスキーが入りますが、母父はハーツクライで中長距離の溜めとスピードも補填。バランスがよく中距離の小回りコースに向く血統構成に思えます。理想は中山2000mでしょうか。

新馬戦は3着スタートでしたが、2戦目の未勝利戦は逃げて最後突き放す危なげない勝利を飾ります。頭が高く力強いフットワークですから時計の掛かる馬場向きなのは間違いないと思います。今回もそこそこ時計がかかりスローな展開になれば。

血統:C 距離:C コース:C ローテ:C

フェアエールング 牝2 丹内祐次 54㎏

 父 ゴールドシップ
 母 マイネポリーヌ
母父 スペシャルウィーク

ゴールドシップは2年前のユーバーレーベンの2着や3年前のブラックホールサトノゴールドの1−2決着などこのレースと相性のいい種牡馬。母父スペシャルウィークシーザリオ一族の様に活躍馬が多く存在し、本馬はマルゼンスキーのクロスを母系に持ちます。兄弟は札幌2歳Sで2着になったマイネグレヴィルマイネルシュバリエですからここでの適性はかなり高いです。

前走は福島の重馬場デビュー。一度直線手前で交わされるもそこからもうひと伸びして快勝。力強いフットワークで重馬場をものともしませんでしたから洋芝適性は十分高そう。他の馬がバテる展開になればこの馬にはプラスに働くと思います。

血統:A 距離:B コース:B ローテ:C

ブラストウェーブ 牡2 川田将雅 54㎏

 父 ハービンジャー
 母 ツルマルワンピース
母父 キングカメハメハ

有馬記念札幌記念など重賞5勝のブラストワンピースの全弟で、ハービンジャーキングカメハメハの配合なので札幌の適性は血統からも太鼓判ですが、距離はもう少し長い方がいいと思います。

新馬戦は函館の1800mを断然1番人気で勝利。2着のイッツオンリーユーとは接戦でしたがしっかり勝ち切ったあたりはさすが素質馬といったところです。コーナーが大きくなる札幌の方がレースはしやすいと思いますし上積みは十分。雄大な馬格のため外枠の方がリズム良く運べそうです。

血統:B 距離:C コース:A ローテ:C

レッドソリッド 牡2 横山和生 54㎏

 父 ドレフォン
 母 ステレオグラム
母父 ローエングリン

叔父にロゴタイプのいる血統。父は昨年勝ったジオグリフと同じドレフォンで、芝の中距離でも結果を残している種牡馬です。母父ローエングリンサドラーズウェルズ系ですが、シングスピールを経由しているので高速決着にはそれなりに対応。血統からは距離の適性はマイルくらいがベスト。重馬場よりは良馬場の洋芝で活きそうです。

新馬戦は小倉の1800mでデビューしましたが、スピード乗りがあまり良くなく、先手を取るのに時間がかかりました。直線入口でも一度外から交わされていますしかなりズブズブな感じでしたが最後差し返して勝利。現状は小倉の様な時計勝負よりもタフな馬場の札幌の方が合いそうです。距離はもう少しあったほうが競馬はしやすそうです。

血統:C 距離:D コース:B ローテ:B




札幌2歳ステークス 適性チェック 厳選馬3頭

今回の適性チェックでは3頭をピックアップ。

✔︎ウェイビー
✔︎ドゥーラ
✔︎フェアエールング

以上の3頭を挙げさせて頂きます。

最終的な予想はレース当日にパドック推奨込みで買い目をTwitterにて公開しますので是非よろしくお願いします!!

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