2022年11月20日に阪神競馬場で行われたマイルチャンピオンシップに17頭が集結!
深夜に降った雨の影響もありましたがなんとか良馬場での開催となりました!
早速ですがマイルチャンピオンシップをスタートから振り返り分析していきましょう!
前日に行われた東スポ杯2歳Sの回顧分析はこちらから見れます🔽
マイルチャンピオンシップ 2022 結果
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1着 | 5枠10番 | セリフォス | D.レーン | 1:32.5 |
2着 | 2枠3番 | ダノンザキッド | 北村友一 | 1.1/4 |
3着 | 3枠6番 | ソダシ | 吉田隼人 | 1/2 |
4着 | 6枠11番 | ソウルラッシュ | 松山弘平 | ハナ |
5着 | 2枠4番 | シュネルマイスター | C.ルメール | クビ |
富士Sを勝って挑んだセリフォスが古馬を一蹴!悲願のG1初制覇で秋のマイル王に!2着はダノンザキッド、3着はハナ差でソダシが死守!!
1番人気のシュネルマイスターは5着、毎日王冠勝ちのサリオスは14着、3歳マイル王のダノンスコーピオンは11着に敗れました。
マイルチャンピオンシップ 2022 レース回顧分析
1着馬が赤、2着馬が青、3着馬が緑、その他が黒
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スタートはゲートで立ち上がったりしていましたがウインカーネリアンが好スタート。ソダシも両サイドに挟まれながらでしたが上手く出ました。
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先行争いですがベステンダンクもやはりという感じで行きませんでしたし、押し出されるような感じでピースオブエイトが先手。2番手にホウオウアマゾン、内にロータスランド、4番手にソダシという隊列。遅くなりそうで馬群全体が団子になりましたね。
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大外枠のファルコニアはスローで団子で浮いてしまうのを嫌って一気に先頭までポジションを押し上げました。
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前半の800mの通過は46.6秒。このクラスのレースだとかなりスロー。ファルコニアは完全に行き切りました。それによって多少は後続は楽になったと思います。
エアロロノアも馬群から離されないようにといった感じでソウルラッシュの後ろを取りに行きましたね。近くに有力馬のシュネルマイスターもいましたし楽に出させないような乗り方かなと思います。
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ソウルラッシュが上がって行き、内のダノンスコーピオンは前走同様早めに動かさざるを得なくなってしまいました。それにエアロロノアもくっ付いて上がって行きましたからセリフォスの外側がフリーになりました。これが大きかったですね。直線まで我慢して外に出せるのは最後の伸びに繋がります。
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最後の直線では一団。こうなると馬群の中にいる馬はどう捌くかですし、前もそれなりに脚があるペースでここまで来ましたから進路取りが難しいと思います。
シュネルマイスターとダノンザキッドは枠の差が出たかもしれないなという位置関係。脚があったソダシの後ろに付けたダノンザキッドと、手応えがあまり良くなかったダノンスコーピオンの後ろのシュネルマイスター。
全馬伸びるような感じで外のエアロロノアも脚があり、ソウルラッシュも脚があるとなると捌くのは苦労します。
そんな中セリフォスは外に出せばいいだけのポジションでしたから仕掛けはスムーズ。
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シュネルマイスターはエアロロノアに上手く蓋されてしまいましたね。それをセリフォスは後ろから見ていて手応えは抜群。
ダノンザキッドはホウオウアマゾンとソダシの間が一瞬空いたのを見逃さず上手く入り込みました。
結構内の方でゴチャついたのが、ピースオブエイトが内に切れ込んでしまって、ジャスティンカフェが進路が被ってしまい、ピースオブエイトの後ろにいたウインカーネリアンも空いた所を狙ったんですが、
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またピースオブエイトが戻って来てしまって、更に外でホウオウアマゾンが内に弾かれて来ましたから、ウインカーネリアンも狭くなってしまうという可哀想な競馬になってしまいました。ウインカーネリアンとジャスティンカフェは消化不良のレースだったかもしれません。
それを横目にセリフォスは直線大外から33秒フラットの末脚で上がって突き抜けました。
流れも向いたのもありますが、セリフォスはこのようなスローペースの競馬に強いですね。瞬発力勝負になったらなかなか負かすのは大変そうな感じがします。
ソダシも前目でしぶとく頑張りました。ダノンザキッドは先ほども書いた通り一瞬の隙を見逃さなかった鞍上の好プレーもあったと思います。そこに割って入れる反応の良さは状態が良かったのでしょう。
各馬の評価については下に続きます。
マイルチャンピオンシップ後の各馬の評価
![ころめん](https://corormen.blog/wp-content/uploads/2022/09/1CC5E2A3-602E-4F03-8487-48C8A6C1AB49-150x150.jpeg)
レース前の適性チェックの記事をあわせて読むとより面白いと思いますので是非!
1着 セリフォス
瞬発力勝負になったら滅法強いですね。後方から終いを伸ばす競馬が完全に板に着いた感じ。道中の運びも上手く行きました。安田記念も最後いい脚で4着まで来ていましたし、マイルではポテンシャルが高いです。あとはもう少しペースが速くなった時にどうなるかですが、問題なさそうですね。ダイワメジャー産駒ですからもっと奥があるのかというのは疑問ですが折り合い面の心配がなくなればいよいよ本格化なのかなと思います。今後も楽しみです。
2着 ダノンザキッド
ずっと能力が高いなと思わせるレースはしていましたがもうワンパンチ足りないですね。ただ3歳時よりも馬は良くなっています。折り合いも幾分マシになっていますからマイル以上でも大丈夫ではだと思います。もう一歩。
3着 ソダシ
ワンターンは安定しますね。こういった瞬発力勝負自体は不向きだと思うのでその展開の中では良く頑張ったと思います。根本的にソダシは運を持っている馬です。最後のハナ差は枠の差もあったでしょう。もう少し流れた方が力は出せると思います。
4着 ソウルラッシュ
上手く馬群に入れられず外で前に馬を置けなかったので早めに動いてしまいました。その分の着差だったのと最後の伸びの甘さが出てしまった原因かなと思います。G1でも戦える力はありますがワンパンチ足りないのも事実。展開も助けが必要なのかもしれませんね。
5着 シュネルマイスター
展開もちょっと向かなかったと思いますし、思ったより反応が良くなかったなと。前が開いてからもイマイチだったのは荒れた馬場なのか。ちょっと原因はわかりませんが、東京の方が良さが出るのかなと思います。
6着 ジャスティンカフェ
形としては絶好だったと思います。最後前がフラつかなければ突き抜けていたかもわかりませんね。けど後ろからいく馬ですから仕方がないところもあると思います。あとはポジションを取れるようになればいいと思います。力は足りていると思います。
7着 エアロロノア
勝負に出た乗り方でしたね。上手く有力馬を蓋してあとは自分が伸びるだけでしたが、もう一つ力が足りなかったという感じでしょうか。現状では一杯かなと思います。
8着 ロータスランド
状態はかなり良さそうで一瞬内から抜け出すかという感じの手応え。最後は距離の分かなと思います。1400mの方が今は合うのではないでしょうか。
9着 ピースオブエイト
前で競馬しましたがあまり良さが出なかったなという感じでした。ペースもいい感じでしたが、外からファルコニアが行ったのが原因でしょうか。やはりもう1ハロン短い方が良さそうな気もします。
10着 マテンロウオリオン
もう少し硬い馬場の方が合うのかなと思います。枠も結果的に内枠で内を通って不発という感じでした。東京の方が舞台設定は合うのかなと思います。
11着 ダノンスコーピオン
全く走っていないという感じがしました。ソウルラッシュが外から来た時も反応がイマイチでしたし、瞬発力勝負が合わないのは確かですが少し何も無さすぎたという内容。まだまだ成長途上だと思いますしゆっくりと成長していければと思います。
12着 ウインカーネリアン
ゲートは今後課題になるでしょう。枠も結果的には良くなくて、直線も不利を受けましたし、とはいえ前で早めの競馬も気性的に難しい所はあります。前進気勢がもっと強ければ抜け出して自分の競馬ができるのですが。
14着 サリオス
このような馬場はダメですし、トモの不安から右回りも多分良くなくて、遠征による調整も難しかったのかなと思います。東京が1番合うのでしょうね。距離もマイルではないと思います。1800mがベター。
マイルチャンピオンシップ 2022 適性チェック 結果
✔︎エアロロノア | 7着 |
✔︎シュネルマイスター | 5着 |
✔︎ダノンスコーピオン | 11着 |
今回は勝ち馬を上位に挙げられずでした。なかなか難しいですが、来週はジャパンC!
メンバーは海外勢も多く地方からも参戦しますから非常に楽しみですね!!
その他にも京都2歳S、京阪杯もあります!全ての重賞の適性チェックと回顧分析は掲載しますので引き続きよろしくお願いいたします!!
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