2023年1月8日(日) 中京競馬場 芝1600m シンザン記念 の出走馬全頭の適性診断の記事になります。
この記事はシンザン記念への出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
シンザン記念2023 血統適性評価基準
3年連続で中京の芝マイル戦で行われるシンザン記念。
一昨年はモーリス産駒がワンツー決着で、昨年も2着がモーリス産駒でした。ノーザンテーストやダンジグのパワーと仕上がりが強調されやすいレースなのでその点を意識して評価をしていきたいと思います。
シンザン記念2023 出走馬全頭適性チェック✔︎
クファシル
父 モーリス
母 グルヴェイグ
母父 ディープインパクト
母はマーメイドS勝ちのグルヴェイグ、アンドヴァラナウトの下で、アドマイヤグルーヴやルーラーシップの甥にあたる血統のエアグルーヴの一族。父モーリスはこの中京舞台のこのレースと相性が良く、母父ディープインパクトなのでジェラルディーナと同じ掛け合わせになります。サンデー、ノーザンテースト、リファールのクロスを持つバランスのいい配合。新馬戦は逃げて勝ちましたが逃げなきゃダメなタイプではないと思います。ストライドが大きいので窮屈な競馬は得意としなさそうですから先行外めが理想かなと思います。
血統:A 距離:B コース:C ローテ:B
サンライズピース
父 ブラックタイド
母 シースナイプ
母父 グラスワンダー
母のシースナイプはJRAで5勝。父ブラックタイドはディープと同血でもパワー寄り。グラスワンダーが母父でロベルトを持ち、さらに奥はスペシャルウィークなので、サンデー2×4のクロスを持ちます。母系が長距離志向の強い血統ですから距離的には中距離くらいが合うと思います。万両賞は距離を短縮した分スピード負けした感じはしましたが、上がり最速をマーク。もう1ハロン伸びるのはプラスに出るのではないでしょうか。中京自体は特に問題ないと思いますから流れにさえ乗れれば。
血統:D 距離:C コース:B ローテ:C
シンゼンイズモ
父 エピファネイア
母 ビジュアルショック
母父 Kingmanbo
祖母はフィリーズマイル3着のリーチフォーザムーンで、ブラックスビーチの半弟にあたる血統。父エピファネイアはロベルト系で、菊花賞とジャパンCを勝った名馬。母父がキングマンボなのでパワーが強く、母系の奥はチーフズクラウンを持つのでパワー型マイラーというイメージ。前走は夏の札幌コスモス賞で距離延長の影響もあって道中掛かり気味で最後は失速。一息入れてのこの舞台でマイル自体は問題ないと思いますが、久しぶりの影響は出てきそう。折り合いさえ付けばという感じだと思います。
血統:B 距離:C コース:C ローテ:D
スズカダブル
父 バゴ
母 ダブルファンタジー
母父 ジャイアントレッカー
母はマリーンC3着で、祖母のガーデンローズはJRAで2勝。父のバゴは凱旋門賞を制した名馬で、クロノジェネシスやステラヴェローチェの父。母父はジャイアンツコーズウェイの後継で全体的に仕上がりが早い血統。母系にトニービンを持つ分マイルよりももう少し伸びた方が距離は合いそう。前走は中団からの競馬し、外は全く伸びないレースで伸びあぐねた結果になりました。先行出来るかが今回も鍵になると思います。前目に付けれれば粘り強い走りに期待できるのではないでしょうか。
血統:C 距離:B コース:B ローテ:C
トーホウガレオン
父 リアルスティール
母 デビルズコーナー
母父 Songandaprayer
母はJRAで3勝、ディープリッチの半弟にあたる血統。父はリアルスティールでオールパルフェの父。母父はソングアンドアプレイヤーはアンブライドルドソングの後継でラウダシオンの母父。母系にデビルズバッグので気性は前向きで先行してしっかりと未勝利戦を勝ち切りました。母が短距離馬だから距離短縮自体は問題なさそうですし、前付けを望むのであれば展開はスローの方がいいと思います。ここまで戦ってきた相手が強いですから戦績以上には実力は秘めていると思います。中京も問題ないと思うので前走勝ちの勢いで。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:B
ペースセッティング
父 Showcasing
母 ジェットセッティング
母父 Fast Company
母のジェットセッティングは愛1000ギニー勝ち馬。父のショーケーシングは英6FGII勝ち馬。母父はデインヒル経由のファストカンパニー。ダンジグクロスとミルリーフのクロス、ザフォニックのクロスとスピードパワー、タフさとバランスが取れている血統。距離はマイルだと少し長いイメージがありますが、この時期ならまだ誤魔化しが効きますし、前で競馬はしやすくなると思いますからどこまで粘り込めるかでしょう。全開は1400mだと思いますからロスなく運びたいところ。
血統:B 距離:C コース:B ローテ:C
ライトクオンタム
父 ディープインパクト
母 イルミナント
母父 Quality Road
母のイルミナントは米芝9FGI勝ち馬で、父は世代でも数少ないディープインパクトのラストクロップ。母系が米国のゴーンウエスト系やダンジグ、インリアリティを持ち血統的な仕上がり面はかなり高いといえます。逃げて勝った新馬戦からもスピード適性は高いですが、気性面的にも控えても競馬は出来そう。中京も問題はないと思いますし、素質は高いですからここもすんなりとクリアできるか注目。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:A
シンザン記念2023 適性チェック✔︎上位馬3頭
✔︎ライトクオンタム
✔︎クファシル
✔︎トーホウガレオン
以上の3頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
直近の重賞適性チェック✔︎記事
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