【エプソムカップ 2024】出走馬適性チェック✔︎

エプソムC 2024 出走馬 適性 診断 血統 傾向 評価 重賞出走馬適性チェック
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2024年6月9日(日) 東京競馬場 芝1800m エプソムカップ 出走馬全頭の適性診断記事になります。

この記事はエプソムカップへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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エプソムカップ 2024 血統適性評価基準

雨季の中距離重賞。東京芝1800mで行われます。

開催進みCコースも3週目。タフな馬場になりつつあってネレイエフサドラーズウェルズの血に注目。

エプソムカップ 2024 出走馬適性チェック✔︎

アルナシーム

 父:モーリス
 母:ジュベルアリ
母父:ディープインパクト

母はアルアインやシャフリヤールと同血のジュベルアリ。祖母ドバイマジェスティは米BCフィリー&メアスプリント(ダート7F)勝ち馬。父のモーリスはロベルト系で世界で活躍した名マイラーで、ジャックドールやジェラルディーナなどの父。距離的にも1800mはベストで大箱も歓迎。ただ、東京での実績がイマイチで緩い馬場は気にするので雨だと厳しいかもしれません。良馬場でなら差しは届くし運が向けば。

血統:A    距離:A    コース:C    ローテ:C

ヴェルトライゼンデ

 父:ドリームジャーニー
 母:マンデラ
母父:Acatenango

ワールドプレミアやワールドエースの半弟で、ジャック・ル・マロワ賞など欧州GIを3勝と活躍したマンデュロの甥にあたる血統です。父ドリームジャーニーはオルフェーヴルの全兄でグランプリを連覇した名馬。2度屈腱炎を発症し、7歳ながらキャリアは浅く、今回は昨年の大阪杯以来の実践。距離は中距離向きでもう少しあって良さそうですが、左回り巧者で東京は大歓迎。馬場が渋っても嫌がらないし、前回の長期休養明けでもいきなり勝った点からも弱点は少なく好走の可能性も十分でしょう。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:C

カレンシュトラウス

 父:ルーラーシップ
 母:アグネスワルツ
母父:ゼンノロブロイ

母のアグネスワルツはJRA4勝馬で、近親にディヴァインライトのいる血統。ルーラーシップ×ゼンノロブロイの中長距離志向に牝系のスピードが合わさった配合で、2000m前後に適性。走り的にも豪快なストライドで大箱は合うし、この条件はメイSで勝ち鞍あり。少々馬場が渋る分には影響は無いですし、相手関係次第で上位を。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:C

グランスラムアスク

 父:ディープインパクト
 母:ジェニサ
母父:Storm Cat

カイザーバローズの半妹で、祖母はティズナウと同血という牝系。ディープ×ストームキャットはキズナやサトノアラジン、ラブズオンリーユーなど名馬が並ぶ配合で、大箱に向く構成。なるべく先手を取りたいタイプですが、そこまでテンが速くないのがネック。その点だと1800mより2000mの方がいいと思いますし、雨が降っても良くなさそうで注文がかなりつくと思います。

血統:D    距離:C    コース:B    ローテ:C

グランディア

 父:ハービンジャー
 母:ディアデラノビア
母父:サンデーサイレンス

母ディアデラノビアはフローラSなど牝馬重賞を3勝。ディアデラマドレの半弟で父はハービンジャーなのでドレッドノータスの全弟にあたります。遅咲きの成長曲線で5歳の今年に条件戦を突破。体格的にもガッチリしてきて末脚も堅実に使えるようになってきました。馬群も臆せず割ってこれるし、東京でも確実に脚は使って来れそう。道悪よりは綺麗な馬場の方が良さそうですが、条件的には通用してもいいのかなと思います。

血統:C    距離:A    コース:B     ローテ:B

サイルーン

 父:ハービンジャー
 母:ハウオリ
母父:キングカメハメハ

マイル女王ノースフライトの孫で、母ハウオリはJRA3勝。キロハナ、ハナレイムーン、オハナ、テイデ、カエルムと兄弟は全てJRAで勝ち上がっています。ディープインパクト×キングカメハメハのお馴染み金子血統で、その奥トニービンと大箱も問題ない血統構成。1800mも圏内ですが、反応が良すぎる点が少し気になるところ。抜け出すタイミングさえ間違えなければ勝ち負けにはなると思います。道悪はそこまで苦にはしないのかなと思います。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:C

シルトホルン

 父:スクリーンヒーロー
 母:シンメイミヤビ
母父:Langfuhr

ブラッドバローズやキングストリートの甥。父スクリーンヒーローはロベルト系でジャパンC勝ち馬。母父はダンジグ系のラングフールだからダンジグの4×3、そしてロベルトの4×4も持つ構成。母系のニジンスキーの影響かストライドが伸びるので揉まれ弱く、逆に逃げたらしぶとい走りをします。前走メイSは上手くスローに落とし込み3着惜敗。条件は合うと思いますし、道悪もこなすのでペースや展開次第では上位でしょう。

血統:C    距離:A    コース:A    ローテ:B

セルバーグ

 父:エピファネイア
 母:エナチャン
母父:キンシャサノキセキ

ギーロカスタムの半兄で、父エピファネイアに母父がキンシャサノキセキとスピードとスタミナのバランスの取れた血統構成。血統的には中距離向きだと思いますが、激しい気性から行ってナンボのマイラーに。距離自体はこなせる範囲だと思いますが、ワンターンで息が入るかどうか。前走はスタートで躓き良さが出ませんでしたが今回こそはスタート決めてマイペースで先手を。

血統:B    距離:B    コース:D    ローテ:C

タイムトゥヘヴン

 父:ロードカナロア
 母:キストゥヘヴン
母父:アドマイヤベガ

桜花賞馬のキストゥヘヴンが母で、ヒュミドールの叔父。曾祖母からはロンググレイスの出る牝系。ロードカナロアのスピードに母父アドマイヤベガはトニービン内包のダービー馬だからマイルあたりが適距離の血統。母系のテーストからもパワー型マイラーという印象で、中山などの急坂コース向き。末脚はいいものを持ちますが、ワンパンチ足りない現状が続きます。長く脚を使える馬では無いので展開ハマり待ちではありますが、今の本馬なら東京1800mは意外といい条件かもしれません。

血統:C     距離:B     コース:B    ローテ:B

トゥデイイズザデイ

 父:ディープインパクト
 母:キトゥンズクイーン
母父:Kitten’s Joy
 

ヴィヴァンの半弟で、母のキトゥンズクイーンは米GIダイアナS(芝9F)3着の実績馬。父ディープインパクトに母父はサドラーズウェルズの系譜のキトゥンズジョイという配合で、歳を重ね肉がつき、段々と胴が詰まってきた印象で完成系はマイラーでしょう。タフな馬場は得意そうな脚元はしてるので、一雨降った方がチャンスの目は上がりそう。上がりが掛かって差し込みを。

血統:A    距離:B    コース:B    ローテ:C

ニシノスーベニア

 父:ハービンジャー
 母:リップル
母父:アグネスタキオン

曾祖母がナズーなので、コンゴウリキシオーと同牝系にあたります。父のハービンジャーはデインヒルのラインのダンジグ系。母父はアグネスタキオンなので、ニシノデイジーと同じ配合になります。結構行きっぷりがいいので、短距離に寄ったマイラーなのかなという印象。脚力はいいものがありますが、ハービンジャー産駒で、母系にレインボウクエストだし雨で下が緩んだ方が良いかもしれません。

血統:B    距離:C    コース:C    ローテ:C

ノースザワールド

 父:ディープインパクト
 母:パスオブドリームズ
母父:Giant’s Causeway
 

クラヴァシュドールの半弟にあたる血統。ディープ×ストームキャット系のジャイアンツコーズウェイの配合で、若い頃は柔軟性に富み、歳を重ねてパワー型にシフト。前走の開幕週平坦京都は雨でも流石に厳しかったようで、開催の進んだ東京の方がチャンスはありそう。距離もちょうどいいですが、ベストはワンターンよりは4つコーナーのタフな展開でしょうから、ここも雨が降って上がりが掛かって来て欲しいところ。

血統:C    距離:A    コース:C    ローテ:C

マイネルケレリウス

 父:ルーラーシップ
 母:マイネカンナ
母父:アグネスタキオン
 

母マイネカンナは福島牝馬S勝ち馬。マイネルズイーガーの半弟で、マイネルキッツの甥にあたります。ルーラーシップ×アグネスタキオンの構成はフェアリーポルカやヴァンケドミンゴなど。距離的にも1800m付近には適性が高いと思いますし、直線の走り自体まだまだ幼さが残る印象で成長の余地は十分。隊列団子の状態で直線を迎えられれば上位争いになるかもしれません。重い馬場も悪くはなさそうです。

血統:C    距離:B    コース:A    ローテ:C

ラケマーダ

 父:アメリカンペイトリオット
 母:アプト
母父:アドマイヤムーン

ハピネスやイレイション、ハッピーゴラッキーの甥にあたる血統で、父アメリカンペイトリオットはダンジグ系大種牡馬のウォーフロントの後継種牡馬で現役時代は米国の芝マイルを中心に活躍。持続力に富む体型で、斬れるというよりはジワジワ脚を伸ばすので東京コースは魅力。1800mに伸びても問題は無いですし、相手関係でどこまで通用するかだと思います。跳びが綺麗な方なので道悪はマイナスになりそうです。良馬場で。

血統:C    距離:B    コース:A    ローテ:B

ルージュリナージュ

 父:スピルバーグ
 母:パンツァネッラ
母父:ルーラーシップ

4代母はフェアリードールなので、トゥザヴィクトリーやデニムアンドルビーなどと同牝系にあたります。父のスピルバーグは天皇賞・秋を制したディープインパクトの後継で、トーセンラーの全弟。母父ルーラーシップは香港QE2Cを制したキングカメハメハの後継。ヴィクトリアマイルの時も書いたようにマイルよりは1800m向きの中距離タイプですが、この距離でもスタートの下手さはマイナスにはなるのかなと思います。斬れる分東京だと最後甘くなると思うので道中スムーズに追走出来るかが課題では。道悪は問題ないでしょう。

血統:A    距離:A     コース:A    ローテ:B

レッドランメルト

 父:ディープインパクト
 母:クイーンズアドヴァイス
母父:Orpen

母は亜芝5FGIII勝ち馬のクイーンズアドヴァイス。ディープインパクト×オーペン×サザンヘイローはサトノダイヤモンドと同じ配合で、母がスプリンターの分中距離くらいがちょうどいい構成だと思います。外傷により久々になりますが、素材は通用。ただ、良馬場オンリーで上がりが掛かって外からストライドを伸ばせればと注文が多いタイプですし、休み明けの分1度使ってからの方がいいかも。

血統:C     距離:A    コース:B    ローテ:D

レーベンスティール

 父:リアルスティール
 母:トウカイライフ
母父:トウカイテイオー

母のトウカイライフはJRA3勝。サーチュイン、ルーチェデラヴィダの半弟にあたります。父のリアルスティールはドバイターフを制したディープ×ストームキャットの配合種牡馬。フォーエバーヤングの父。母父トウカイテイオーは2冠馬でシンボリルドルフの後継種牡馬。走り自体は柔らかく大箱に向くタイプですし、条件自体は問題ないと思います。前走はだいぶ入れ込みがキツく、スタートも上手くいかずとなかなか厳しい競馬に。巻き返せるだけのポテンシャルはあると思いますが、ここも落ち着いてレースに挑めるかでしょう。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:C

ワールドウインズ

 父:ルーラーシップ
 母:エイジアンウインズ
母父:フジキセキ

母のエイジアンウインズはヴィクトリアマイル勝ち馬で、メジェールスーの半弟で、エバーブロッサムの甥にあたります。父ルーラーシップに母系のスプリント向きのスピードが入り、マイル〜中距離で好成績。斬れ味勝負だと分が悪く、上がりが掛かる消耗戦になれば浮上。大箱よりは小回り向きですが、2年前のメイSのように一雨降って馬場が渋るのが吉。

血統:C    距離:A    コース:C    ローテ:C

エプソムカップ 2024 適性チェック✔︎上位馬4頭

✔︎ルージュリナージュ
✔︎カレンシュトラウス
✔︎シルトホルン
✔︎レーベンスティール

以上の4頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

エプソムカップ 2024 ◎本命馬

今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎

6月9日(日)函館11R 函館SS

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