2024年9月16日(月) 中山競馬場 芝2200m セントライト記念 出走馬全頭の適性診断記事になります。
この記事はセントライト記念への出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
セントライト記念 2024 血統適性評価基準
中山芝2200mで行われる菊花賞トライアル。
特殊形状に非根幹距離なので適性は問われそうでも、世代戦なのでそもそもの能力は大事。ただスピードだけでは押し切れない粘り気の要素は評価したい。
セントライト記念 2024 出走馬適性チェック✔︎
アスクカムオンモア
父ブリックスアンドモルタル、母は重賞2勝馬のマキシマムドパリ。サトノエトワールの甥にあたります。しなやかな走りをする分東京大箱向きに感じますが、上がりが掛かること自体はプラスになるので、中山も揉まれなければ悪くないでしょう。距離はもう少し短くてもいいかも。
血統:C 距離:C コース:B ローテ:C
アスクハッピーモア
父エピファネイア、母はブロンクスシルバー。デリカダの半弟で、牝祖オレンジピールは重賞3勝馬。馬格もかなりある方のエピファネイア産駒で如何にもパワー型に見えるので、荒れた馬場が理想でしょう。ペースが上がってバテ合いになれば面白いかなとは思いますが、実績通り砂の方が。
血統:B 距離:B コース:E ローテ:D
アーバンシック
父スワーヴリチャード、母はエッジースタイル。いとこにレガレイラ、ステレンボッシュのいる血統です。元々スタートが良くなく、距離延長はいいなと思っていたダービーは前有利の展開馬場に泣いた11着。不器用なりに中山のペースの方が馬にとっては合うのかもしれません。ただ若干力みながら走るので気性的な成長がどこまで。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:C
エコロヴァルツ
父ブラックタイド、母レディプランセス。いとこにヴェントヴォーチェのいる血統です。気性的な難しさがあり折り合いがかなり大事になってくる本馬は前走外枠からハナを取って8着に。元々東京は疑問で中山の方が舞台的には合うでしょう。外枠から流れに乗る競馬が出来ればここでも楽しみ。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:B
エコロレイズ
父アメリカンペイトリオット、母はペブルガーデン。祖母ワシントンシティはチリオークス、チリ1000ギニーを制した名牝。ラトルスネークの甥にあたる血統にあたります。筋骨隆々で如何にも小回りで持続力を活かす競馬が合うタイプ。少し距離は長いと思うので高速決着になってくればチャンスはあるか。
血統:C 距離:C コース:B ローテ:C
コスモキュランダ
父アルアイン、母のサザンスピードは豪GIコーフィールドC覇者の名牝。母父がヘイローのラインですからコーナリング巧みなイメージで大箱での瞬発力勝負よりは小回りで持続力を活かす競馬が合います。中山はもちろん大丈夫だし、距離は伸びて全然OKだと思うので、力を出せれば上位でしょう。
血統:A 距離:B コース:A ローテ:B
サルヴェージワーク
父ルアーヴル、母はサルヴェージュ。英チャンピオンF&MSや、ロワイヤリュー賞と英仏GIを2勝したワンダフルトゥナイトの全弟にあたります。結構独特なフットワークで血統以上に軽い馬場は悪くないですが、道悪はかなり巧そう。道中の気難しい感じからも先手取れた方がいいと思いますが、今の中山の高速馬場がどう影響するか。コース形態自体は問題ないでしょう。
血統:C 距離:B コース:A ローテ:C
スティンガーグラス
父キズナ、母ライフフォーセールなのでダノンファンタジーの半弟にあたる血統。脚長体型で大箱向きに見えますが、どちらかというと一瞬の脚を活かす小回りの方が合うのかなとも思える走法なので中山の外回りはイメージ的にはOK。距離は長い過ぎるよりはこのくらいまでといった感じだと思うので、スムーズに立ち回って上位をといったところでしょう。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:B
タガノデュード
父ヤマカツエース、母はタガノミューチャンという血統。中京1勝クラスで逃げて3着の前走は2番手に付いてこられたのが響いた印象。そもそも中京のだらだら坂よりは平坦の方が向くイメージはありますから、今回も中山が鬼門に。距離ももう少し短い方がパフォーマンスは上がりそうではありますが…
血統:C 距離:C コース:C ローテ:C
タンゴバイラリン
父イスラボニータ、母はリベルタンゴ。祖母のオジャグワはアルゼンチンで大活躍した名牝。いとこにオメガリッチマンのいる血統です。イスラボニータ産駒らしく大箱向きのフットワーク。デビュー時よりは前進気勢が出てきてポジションを取れるようになったのは成長の証でしょう。意外と距離が持たない印象なので2200mをどう克服するか。ロスなく立ち回って差し込みを。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:B
パンジャ
父ゴールドシップ、母ノッテビアンカなのでロングランの半弟にあたります。血統だけ見ると道悪の方がという感じはしますが、馬や走りをみると良馬場での方が本馬のいい所を出せるのではないかなといった印象。距離は長いとこでも走れる燃費の良さはありますし、コース自体は特に気になりませんが、前残りの馬場になると少し厳しさはあるか。
血統:C 距離:A コース:B ローテ:C
ヤマニンアドホック
父ノヴェリスト、母ヤマニンアドーレ。祖母ヤマニンアラバスタは新潟記念や府中牝馬S勝ち馬。ヤマニンデンファレの半弟にあたります。戦績を見ての通りどのコースでも大崩れせず走れる欠点の少ないイメージですが、前走のラジオNIKKEI賞を見ても、そこそこのペースでも掛かって行くので精神的な成長が鍵になりそう。ポテンシャル自体は通用するし、距離もそのテンション次第だと思いますが、ここで権利を取って大舞台へ駒を進めたい。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:B
ルカランフィースト
父イスラボニータ、母はJRA4勝馬ゴージャスランチ。この産駒らしくフットワーク大きめ。春の段階では時計勝負だと分が悪かったので、この休養でどこまで成長したかが楽しみな一頭。距離が伸びていいイメージはそこまでないですが、この時期、この条件なので誤魔化しは利くとは思います。好位に取り付ける流れ雪崩込み圏内にはある存在でしょう。
血統:B 距離:C コース:B ローテ:B
ログラール
父モーリス、母ディアドラマドレは牝馬重賞を3勝している名牝。クラヴェルの半弟にあたる血統です。走り自体結構豪快で多頭数を捌くとなると難しいところもありそう。外目の方が競馬はしやすいのかなというイメージはあります。距離も長いとこが持つとは思いませんが、中山外回りはいいのかなと思います。道中行きたがるのをどこまで我慢出来るかで結果は変わりそうです。
血統:C 距離:C コース:A ローテ:C
ローズステークス 2024 適性チェック✔︎上位馬4頭
✔︎コスモキュランダ
✔︎エコロヴァルツ
✔︎スティンガーグラス
✔︎ヤマニンアドホック
以上の4頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
セントライト記念 2024 ◎本命馬
今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎
9月15日(日)中京11R ローズS
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