2024年9月15日(日) 中京競馬場 芝2000m ローズステークス 出走馬全頭の適性診断記事になります。
この記事はローズステークスへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
ローズステークス 2024 血統適性評価基準
今年は中京競馬場で行われる秋華賞トライアル。芝2000mで行われます。
昨年は阪神で、その前3年連続で同コース。ディープの血が強いが、流石にパワーも必要で。
ローズステークス 2024 出走馬適性チェック✔︎
オーロラエックス
父サトノダイヤモンド、母ガリレオズソングなのでビヨンドザファザーの半妹にあたる血統です。母父ガリレオでもその奥ストームキャットなのでディープ×ストームキャットのニックスは入る構成。2戦共に決して止まっているわけではない逃げ馬を差しての連勝で内容は好感。競馬自体もそこまで下手ではないと思いますがキャリアは今回で3戦目。スムーズにポジションをとれれば直線は伸びてきそうです。中京、距離共にOK。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:C
カニキュル
父エピファネイア、母シャルールなのでトランキリテの半妹にあたる血統です。母父がゼンノロブロイなのでイフェイオンと同じ構成になります。このようなエピファネイアの牝馬は気難しい面がありつつもとにかく斬れるので直線は長いコースの方がいいでしょう。前走の様な内で先行する競馬が出来るのが理想ではありそうですが、今回は関西圏での競馬ではあるのでやはり当日のテンションは気になるところ。気性的に距離はもう少し短い方がいいかも。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:C
クイーンズウォーク
父キズナ、母はウェイヴェルアベニューなのでグレナディアガーズの半妹にあたる血統です。フランケル産駒の兄とは違い、こちらは中距離志向強めのストライドで走る牝馬で、広いコースが向くタイプ。中京よりは癖のない阪神の方が良かったのは確かでしょうが、窮屈な競馬にならないのなら中京2000mでも押し切れるでしょう。
血統:A 距離:B コース:C ローテ:B
サフィラ
父ハーツクライ、 母はサロミナなのでサリオスの全妹にあたる血統。大型だった兄とは違いこちらは小柄で全くタイプの違った牝馬。馬体がデビュー当時が1番大きく、成長にはまだ時間が掛かるのかなという印象だった春からひと夏越してどこまで馬が出来てるかは楽しみ。元々1800~2000mくらいが丁度よさそうですが、中京よりは阪神向きだったようにも感じます。
血統:C 距離:A コース:C ローテ:B
ザブライド
父ドゥラメンテ、母はビートリックスキッド。サトノガーネットの半妹にあたります。紫苑Sの記事でも書きましたが、見栄えする好馬体の持ち主で、5月の新潟の未勝利戦勝ち以来のレース。一気に加速するというよりはじわりじわりと脚を伸ばすので直線の長いコースは歓迎。まだ首を上手く使えてないような印象もあるので本格化はまだ先だと思いますが、好メンバー相手にどこまでやれるかは楽しみな1頭。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:C
サンセットビュー
父ドゥラメンテ、母父ゴーイントゥザウィンドウ、その父はタピットという血統。春先まではまだまだゆるゆるな感じでしたが、使いながら徐々に解消。勝ちきれないタイプではありますが、素質はいいものを持っているように感じます。多少ペースが上がった方が差し込めるタイプなので前哨戦特有のペースになると厳しいかもしれません。距離ももう少しあった方がいいのかなとも。
血統:B 距離:C コース:B ローテ:C
セキトバイースト
父デクラレーションオブウォー、母はベアフットレティなのでマテンロウアレスの半妹。母父のフットステップスインザサンドはドーブネの母父でお馴染み。母系にテンビーが入るし本質スプリント寄りに適性。春はチューリップ賞で2着など先手を取ればかなりしぶといですが、開幕進んだ中京2000mで逃げ残るのは少々難しさもありそう。この条件なら時計勝負になってどこまで。
血統:D 距離:D コース:C ローテ:D
タガノエルピーダ
父キズナ、母タガノレヴェントン。タガノトネールやタガノエスプレッソ、タガノディアマンテなど重賞実績馬の半妹にあたります。血統的に距離は持つのかなと思いますが、気難しいところがあるのかオークスは途中で馬が競馬をやめた感じで大敗。2000mくらいがベストなのかなと思います。元々小回りの方が向いている様な感じはしますし、中京のコーナーはプラスかなと思います。この距離なら良馬場が理想。
血統:A 距離:A コース:B ローテ:B
チェレスタ
父ハービンジャー、母カリンバ、その母アフリカンピアノはワールドエースやワールドプレミアの全きょうだいにあたります。小倉の2000mの1勝クラスを勝利しトライアルへ。スピードが強いので距離的にはこのくらいが丁度よさそうで、フットワークが結構大きいので揉まれない競馬の方が能力発揮か。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:C
パレハ
父サトノクラウン、母はアルマミーア。JRA3勝のレヴールの半妹にあたります。母系はディープ×ストームのニックス持ちですが、父がサトノクラウンというのもあって中京2000mなら多少緩い馬場の方がいいかも。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:C
ハワイアンティアレ
父ロードカナロア、母のモアニケアラはダート1200mと1800mで5勝を挙げています。カナロアのスピードに母系の長距離志向の血が上手く合わさった印象ですが、前走の直線一気の弾け具合を見ると距離的には2000mだと少し長いのかなと思います。展開待ちの競馬になるとは思うので、前が崩れるようであれば出番はあるか。
血統:C 距離:D コース:C ローテ:D
フレミングフープ
父ハーツクライ、母シーズアタイガーなので、ダノンザタイガーの全妹にあたります。ハーツクライ産駒らしく胴長脚長で本格化はまだ先になりそうですが、前走は同コースを直線だけでごぼう抜き。良馬場の上がり勝負へ対する適性はしっかりと見せたのかなと思います。スタートから出していくタイプでもないですし、今回も後方からだと思いますが、決め手勝負で春の実績馬との差が現時点でどのくらいかは楽しみ。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:B
ラヴァンダ
父シルバーステート、母ゴッドパイレーツなので、ミューチャリーのいとこにあたる血統になります。1勝馬ながらフローラSで権利を取りオークスで11着。元々距離の不安はある中での出走だったことを考えると内容的には悪くなかったように感じます。競馬は上手なタイプだし、距離は2000mに戻るのはプラス。ある程度速い競馬で立ち回り活かせれば残り目はあるかも。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:B
ラビットアイ
父エピファネイア、母はティーエスベリー。ベリーヴィーナスの半妹にあたります。サドラーの重厚なクロスを持ち、上がりの掛かる競馬に向くタイプで、フラワーCは雪崩込むような形で4着に。それ以来なので何とも言えないですが、ここもペースが上がって上がりが掛かればと言ったところでしょう。中京特有の必殺イン突きはタイプ的には合うし、距離延長も歓迎。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:B
レガレイラ
父スワーヴリチャード、母はロカ。牝系はウインドインハーヘアなのでディープインパクトが近親にいて、同世代のアーバンシックのいとこにあたります。ホープフルSウイナーで、春は牡馬クラシックに参戦。成長力っていうとこがどうも気掛かりですが、馬自体の能力は世代では上位。上がり勝負だと案外斬れ負けするので開催進んだ中京はいいのかもしれません。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:A
レディーヴァリュー
父ジャスタウェイ、母はベガスナイトなのでコレペティトールやキングオブドラゴンの下にあたります。心肺機能がしっかりした逃げ馬で、前走は未勝利戦といえど、ラップを淡々と刻んで後続を突き放す逃げ切り勝ち。当然相手関係は一気に強化、Bコースとはいえ開幕進んだ馬場で同じ競馬が出来るかどうか。気難しさもありそうでその点が解消されてくれば楽しみ。
血統:C 距離:B コース:B ローテ:C
ローズステークス 2024 適性チェック✔︎上位馬3頭
✔︎タガノエルピーダ
✔︎ラビットアイ
✔︎レガレイラ
以上の3頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
ローズステークス 2024 ◎本命馬
今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎
9月16日(月)中山11R セントライト記念
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