【オークス(優駿牝馬)2024】出走馬適性チェック✔︎

オークス 2024 出走馬 適性 診断 血統 傾向 評価 重賞出走馬適性チェック
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2024年5月19日(日) 東京競馬場 芝2400m オークス 出走馬全頭の適性診断記事になります。

この記事はオークスへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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オークス 2024 血統適性評価基準

牝馬クラシック第二弾のオークス。東京芝2400mで行われます。

ドゥラメンテ産駒が連勝中。例年ならスピードよりもスタミナ寄りで、ヌレイエフネヴァーベンドトニービンの血が躍動。

オークス 2024 出走馬適性チェック✔︎

アドマイヤベル

 父:スワーヴリチャード
 母:ベルアリュールⅡ
母父:Numerous

アドマイヤリードやベルクレスタの半妹で、キャプテンシーの叔母にあたり、母はヴァントー賞など重賞2勝馬で、愛セントレジャーなどを制したジュークボックスジュリーの姪にあたります。父スワーヴリチャードはハーツクライの後継で、コラソンビートやレガレイラ、スウィープフィート、アーバンシックなどを輩出する人気種牡馬。気品高く見せる中距離牝馬というイメージで、フローラSでは危なげない競馬で勝利を掴みました。距離は伸びていいとは思いませんが、2400mは現状ならナントカ守備範囲。極度の遅い流れにならなければ上位に入り込める一頭だと思います。

血統:A     距離:B    コース:A    ローテ:B

ヴィントシュティレ

 父:モーリス
 母:ピュアブリーゼ
母父:Monsun

母のピュアブリーゼはオークスで2着。ルヴァンやヴィルトブリーゼの半妹にあたる血統です。父のモーリスはマイル〜中距離で活躍したロベルト系の名馬です。母父モンズンにサドラーズウェルズのクロスやヌレイエフの入る全体的に重厚な欧州血統のイメージで、前走の未勝利戦は前半58.4のペースで大きく逃げて粘り込み。ストライド的にも東京大箱は合っていますが、あの競馬の後で距離延長+相手強化はどうでしょう。ここも兎に角自分の競馬に徹して粘り込むのが吉ではありそうです。

血統:B      距離:B     コース:A    ローテ:D

エセルフリーダ

 父:キタサンブラック
 母:デルマオギン
母父:ハービンジャー

曾祖母がランニングヒロインなので、ジャパンCを制したスクリーンヒーローの出る一族。母のデルマオギンはJRAの芝2000~2200で2勝を挙げています。父のキタサンブラックはJRA中長距離GIを7勝した名馬で、種牡馬としてもイクイノックスを輩出し活躍中。どちらかと言うと母系のパワーが出ているタイプに見えますし、前走のミモザ賞の脚からも内回りで上がりの掛かる決着に向きそう。距離が伸びること自体は悪くないと思いますが、後方からの一発狙いが合うでしょうし、前が崩れる展開になって差し込みたい。

血統:C    距離:B    コース:C    ローテ:C

クイーンズウォーク

 父:キズナ
 母:ウェイヴェルアベニュー
母父:Harlington

母ウェイヴェルアべニューはBCフィリー&メアスプリント勝ち馬。半兄に朝日杯FSを制したグレナディアガーズのいる血統になります。キズナの牝駒でフランケル産駒の兄とは違い、距離は伸びて良いタイプでしょう。桜花賞は内枠である程度促して行かなきゃならない競馬+外伸びだったし展開不向き。元々マイル自体は忙しいですし、距離が伸びること自体はプラス。とはいえ2400m向きとも言い難いのも事実。クイーンCの時のように自分のリズムで運んで直線脚を伸ばせれば。

血統:C    距離:B    コース:A     ローテ:B

コガネノソラ

 父:ゴールドシップ
 母:マイネヒメル
母父:ロージズインメイ

母のマイネヒメルはJRA4勝。ウインマーレライやウインマリリンの姪にあたり、コラソンビートの叔母にあたります。父ゴールドシップはステイゴールド系のスタミナ志向の強い種牡馬。母父がロージズインメイなのでユーバーレーベンと同じ配合になります。折り合いは付くし、前走のスイートピーSでの反応からも距離延長は問題なくこなせると思います。本質は大箱よりも小回りの方が向くとは思いますが、オークス自体その手のタイプでも走ってこれるので気にしなくていいでしょう。好勝負可能。

血統:B    距離:A    コース:B    ローテ:B

サフィラ

 父:ハーツクライ
 母:サロミナ
母父:Lomitas

サリオスの全妹で、サラキア、サリエラの半妹。イトコにフェイトがいて、曾祖母からはセリエンホルデも出るので、シュネルマイスターも同牝系にあたります。全兄サリオスとは違いこちらは小柄で無駄肉少なめの牝馬という印象。マイルGI、重賞でもジリっぽさがあったので、本馬は中距離志向が強いのかなと思います。前走クイーンCは馬体も減って良さは出ず。一息入れてのこの舞台ですが、距離はこなせる範囲だと思いますし、東京コースも魅力で巻き返しに期待。

血統:B     距離:B     コース:A     ローテ:C

サンセットビュー

 父:ドゥラメンテ
 母:ゴーイントゥザウィンドウ
母父:Tapit

母のゴーイントゥザウィンドウは米国で3勝。全姉に1勝馬プレッジのいる血統です。ドゥラメンテ産駒にしては肉付きの少ないタイプで、脚先の軽い走りで東京コースは歓迎でしょう。完成度的にはまだまだですが、素質は秘めていそう。フローラSでもジリっぽかったので距離は伸びても問題は無いでしょう。とはいえ時計が速くなると厳しいでしょうから、一雨あった方が浮上はするのかなと思います。

血統:B    距離:B    コース:A     ローテ:C

ショウナンマヌエラ

 父:ジャスタウェイ
 母:ダイアゴナルクロス
母父:シンボリクリスエス

ショウナンパンサーの半妹で、曾祖母スカーレットリボンはスカーレットブーケの同血にあたる血統。ジャスタウェイ×シンボリクリスエスの構成で、新潟2歳Sはスローペースで2着に逃げ残り。デビューからマイル戦を使っていますが、中距離志向の強い体型ですから距離延長はプラスに働くのかなと思います。スタートは速くないですが、二の脚自体はいいものもありますから、単騎で行ってスローに落とし込めれば粘りこみの目も。時計の掛かる展開に持ち込みたい。

血統:B     距離:B     コース:A     ローテ:B

スウィープフィート

 父:スワーヴリチャード
 母:ビジュートウショウ
母父:ディープスカイ

祖母は名牝スイープトウショウなので、スイープセレリスタやスイープアワーズの姪にあたる血統。父のスワーヴリチャードはハーツクライの後継で、大阪杯とジャパンC勝ち馬。母父ディープスカイはNHKマイルCとダービーを制した変則2冠馬。スワーヴリチャード産駒らしい大きな跳びで終いは堅実に伸びてきます。桜花賞でも自分の競馬に徹して4着。とにかく道中力まず走れるかで、距離自体はこなせるとは思います。使い詰めてるので状態の上積みは微妙ですが、持っている力を出せれば上位で戦える一頭でしょう。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:C

ステレンボッシュ

 父:エピファネイア
 母:ブルークランズ
母父:ルーラーシップ

ディープインパクトやブラックタイドなどを出すウインドインハーヘアの名牝系で、ヴァルコスやロカの姪、レガレイラやアーバンシックのいとこにあたる名血です。父エピファネイアにルーラーシップ×ダンスインザダークの長距離志向強めの配合で、肉の少ないスレンダーな身体の作りからもマイルよりも2400m向き。その中JF2着、桜花賞は逆転し勝利と世代屈指のポテンシャルの持ち主。東京でも勝ち鞍はあるし、ここも勝ち負けで2冠も濃厚。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:A

タガノエルピーダ

 父:キズナ
 母:タガノレヴェントン
母父:キングカメハメハ

タガノトネール、タガノエスプレッソ、タガノディアマンテの半妹。キズナ×キングカメハメハでパワー型の配合に母系がヌレイエフのクロスを持つので走りがかなり力強く、斬れ味よりもジワジワと脚を伸ばすのが武器ですから距離も伸びていいタイプに思えます。割とオークスに向く馬だとは思いますし、関東圏や左回りは初ですが、無事こなせれば好走も十分可能。馬群よりは外目から流れに乗せるのが理想でしょう。

血統:A      距離:B     コース:B     ローテ:A

チェルヴィニア

 父:ハービンジャー
 母:チェッキーノ
母父:キングカメハメハ

ノッキングポイントの半妹で、コディーノの姪という良血馬。ハービンジャー産駒の牝馬で母父キングカメハメハはモズカッチャンと同じで、牡馬ならブラストワンピースやローシャムパークなどが出る好配合。大箱に向く中距離馬というイメージで、かなり豪快なストライド。桜花賞は大外枠も響いて、前に壁が作れず脚が溜まらなかった印象。東京に戻るのもプラスですし、距離が伸びるのも歓迎。極端な不利が無ければ巻き返しは十分可能。

血統:B    距離:A    コース:A     ローテ:B

パレハ

 父:サトノクラウン
 母:アルマミーア
母父:ディープインパクト

レヴールの半妹で、母アルマミーアはディープ×ストームキャットのニックス。父サトノクラウンは香港Vや宝塚記念勝ち馬で、ダービー馬タスティエーラを輩出。中長距離に向きそうな体型ではありますが、割とピッチの速い走法なので、東京2400mは適性からズレるのかなと思います。道悪は上手そうなので一雨降ったら浮上はあるか。現状極端な競馬で一発狙いを。

血統:B     距離:C     コース:C     ローテ:C

ホーエリート

 父:ルーラーシップ
 母:ゴールデンハープ
母父:ステイゴールド

母のゴールデンハープはJRAで2勝。近親にはソルヴェイグのいる牝系です。父ルーラーシップに母父ステイゴールドという重厚な血統で、斬れるというよりはスピードの持続力で勝負するタイプでしょう。中長距離に向く脚長体型ではあるので距離延長はプラス。東京でのスローペースの上がり勝負だと劣りそうなので、上がりの掛かる競馬になればチャンスはありそうです。

血統:B    距離:B    コース:B     ローテ:B

ミアネーロ

 父:ドゥラメンテ
 母:ミスエーニョ
母父:Pulpit

ミスエルテやミカリーニョ、ミディオーサの半妹で、母は米2歳GIのデルマーデピュータントS勝ち馬のミスエーニョ。ドゥラメンテ産駒で、母系は米国のスピード血統なので、バランスは取れた配合。中山のフラワーC勝ち馬ですが、大箱の方がパフォーマンスは発揮するのかなと思います。本馬も姉同様気性的な危うさはあるので距離が伸びて折り合いはどうかも、我慢が利けば上位争いも可能な一頭でしょう。

血統:B    距離:B    コース:A    ローテ:B

ライトバック

 父:キズナ
 母:インザスポットライト
母父:Exceed And Excel

インザオベーションの半妹で、4代母まで遡るとディーマジェスティやオセアグレイト、タワーオブロンドンなども出る牝系。キズナ×母父デインヒルのラインのエクシードアンドエクセルは豪州スプリンターですが、母系の奥はダルシャーンやサドラーズウェルズなどの重厚血統でバランスの取れている構成だと思います。桜花賞は上手く我慢が出来て末脚斬れて3着に差し込み。過去マイラーではないと書いては来ましたが、2400mは流石に長いイメージも。折り合いがどこまで付くかで、直線一気に賭けたい。

血統:C    距離:B    コース:A    ローテ:B

ラヴァンダ

 父:シルバーステート
 母:ゴッドパイレーツ
母父:ベーカバド

祖母ゴッドインチーフはファンタジーSやチューリップ賞で3着。ミューチャリーのいとこにあたる血統です。シルバーステート産駒で、母父ベーカバドはグリーンデザートを経由したダンジグ系種牡馬。全体的にスピードとパワーが強く、前走フローラSは開幕週と内枠を活かした競馬で権利取り。さらに距離が伸びるのは流石にとは思いますが、同じように内前で立ち回って抜け出しを図りたい。

血統:C    距離:C    コース:B    ローテ:C

ランスオブクイーン

 父:タリスマニック
 母:マイプラーナ
母父:マンハッタンカフェ

毎日杯勝ち馬ランスオブプラーナの半妹で、アンバルブライベンの姪にあたる血統。父のタリスマニックは米BCターフを制したメダグリアドーロの後継種牡馬。母父マンハッタンカフェが出ているようなイメージで、しなやかにストライドが伸びる大箱向きの中距離馬でしょう。勝ち上がった京都が一番合っているような印象もありますが、全体時計が掛かってくればオークスの舞台でも楽しめるのかなと思います。揉まれないで馬群外から運べれば力は出せるのかなと思います。

血統:C    距離:B    コース:B     ローテ:B

オークス 2024 適性チェック✔︎上位馬4頭

✔︎ステレンボッシュ
✔︎アドマイヤベル
✔︎タガノエルピーダ
✔︎チェルヴィニア

以上の4頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

オークス 2024 ◎本命馬

今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎

5月18日(土)京都11R 平安S

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