宝塚記念 回顧！

上半期の競馬お疲れ様でした！

上半期最終日皆さん結果はどうだったでしょうか？？

自分は宝塚記念でディープボンドから買ったのでハナ差で負けました（ ; ; ）

しかし東京最終でなんとか軸馬が2着に残ってくれたのでちょい負けくらいですみました！笑

それでは早速ですが、宝塚記念を回顧していきたいと思います！

結果
レース回顧
各馬の評価
まとめ

結果

1着	3枠6番	タイトルホルダー	横山和	2:09.7
2着	5枠10番	ヒシイグアス	レーン	2
3着	4枠7番	デアリングタクト	松山	2
4着	7枠15番	ディープボンド	和田竜	ハナ
5着	5枠9番	マイネルファンロン	デムーロ	1.3/4

結果は横山和生騎手騎乗のタイトルホルダーが2番手から早め押し切りで優勝！2:09.7という驚異的なレコードで制しました！

2着にはヒシイグアス、3着にはディープボンドとハナ差でデアリングタクトが入りました！

レース回顧

スタートは逃げると思われていたパンサラッサ（黒）が少し出遅れ気味で両隣に挟まれ気味でのスタートに。対等的にタイトルホルダー（赤）は抜群のスタートで手応え良く先頭に。もう一頭逃げ候補のアフリカンゴールド（黄）もゲートのタイミングが合わずでした。外のディープボンド（緑）はスタートをしっかり決めて押して押して先団に取りつきます。

1週目ゴール板手前でようやくパンサラッサ（黒）が先頭に。タイトルホルダー（赤）は競りかけることなくマイペースに追走。ディープボンド（緑）はパンサラッサの後ろでここでも出していくアクション。アフリカンゴールド（黄）もタイトルホルダーの後ろの3番手に上手く収まります。

2着のヒシイグアス（青）ですが、先行集団の真後ろに付ける絶好のポジションを取りました。

1コーナーでようやく隊列が決まり、大方の予想通りの隊列になったのではないでしょうか。

ディープボンド（緑）がタイトルホルダー（赤）をマークするような形で3番手争い出来たのは結果は別として大きかったと思いますが、アフリカンゴールド（黄）とディープボンド（緑）との間にウインマリリンがいるんですが、1コーナーではこのポジションが理想だったかもしれません。12番枠と15番枠の差が少し出たかなと思います。

ヒシイグアス（青）は本当に理想的なポジション。デアリングタクト（桃）も無理せず中団に。

向こう正面ではやはりヒシイグアス（青）が1番ロスのないポジションで競馬。対してデアリングタクト（桃）は終始外を回す競馬を選択。内が伸びますけど、馬場自体は大分ボコボコしてますし、いつでも動けるポジションが欲しかったのかもしれません。

前ではディープボンド（緑）がタイトルホルダー（赤）を徹底マーク。

それを他所目にパンサラッサは1000mを57秒6で通過。流石に速すぎるかなと思いますが、これはタイトルホルダーが正面スタンド〜1コーナー過ぎまでの間で上手くこのペースを誘発させています。タイトルホルダー自身も緩みすぎるペースは望まないわけですから、パンサラッサはそれ以上の出脚を使わなければなりません

スタート出て内枠でスムースに先行したタイトルホルダーとスタートで少し後手を踏んで出して行ってのパンサラッサですからラップ以上に厳しい走りをしていますね。

12.5-10.4-11.0-12.1-11.6-12.1-11.9-11.8-11.9-12.0-12.4

ラップを見ても分かる通り、緩んでいるところがどこにもありません。息も入らぬまま勝負所を迎えています。

3コーナーの入り口で外のディープボンド（緑）は追っ付けながらですが、タイトルホルダー（赤）は以前持ったまま楽な手応え。

内の3番手アフリカンゴールド（白帽）は既に手応えがなく、ステッキを入れながら。ヒシイグアス（青）それを捌くので外に出す構え。

デアリングタクト（桃）はコーナーでも1番外を追走。

4コーナーではタイトルホルダー（赤）がパンサラッサに並びかけます。ディープボンド（緑）も追って追って縋りますが手応えの違いで突き放されます。

ヒシイグアス（青）はアフリカンゴールド（黒↓）をパスしたタイミングでウインマリリン（黄↓）が内に入ってくれたので距離ロスも最低限に抑えながらコーナリングできました。ここでも持ったままですから脚もしっかり溜まった状態。

デアリングタクト（桃）もスムースな流れで追走。前にいたマイネルファンロンの余力があったのもプラスに働いたと思います。前の馬がその位置から下がってくるともっと外を4コーナーで回すことになりますから、直線向くまでは内から3頭目で走れました。

直線に入った時点でもうすでに各馬形は出来上がってますから、あとはどれだけ脚を伸ばせるかといったところです。このように見るとやはり4コーナー〜直線である程度のポジションにいないと厳しいレースになったと思います。

お名前.com

各馬の評価

1着　タイトルホルダー

これは文句なしといったレースですし、阪神適正とかそういうのではなく単純に強いといったところです。スタートから中盤、最後の直線まで完璧でしたし、緩むことのないペースで最後の1F（200m）も12.4ですから後ろの馬も何もできません。番手の競馬も克服しましたし、中距離という距離でも結果を残したのですが国内では負けるイメージが湧かないくらいです。秋はフランス凱旋門賞ですから、こういう馬の挑戦はとても楽しみですね。期待してしまいます。

2着　ヒシイグアス

前走の仕上がっていない状態での外を回して差のない4着というのを考えれば力はやはりあるんだなといった感じです。不安だった気候の暑さも克服しましたし文句はない2着です。レーン騎手もロスなく運んで、1番いい競馬をしてましたから流石だなと思いました。ハーツクライ産駒ですから6歳でもまだまだ楽しませてくれる1頭だと思います。

3着　デアリングタクト

この馬がこの早いペースで終始外を回ってますから、苦しい展開の中での3着というのは大きく評価していいと思います。前走のマイル戦での経験も活きたと思います。脚元の不安もありますから陣営も気を使いながらの調整ですし、その中での結果ですから悲観することはないです。秋も順調に出てきてくれればまた大舞台で勝つ可能性も十分秘めていると思います。

4着　ディープボンド

この競馬をして負けたら仕方がないといったところでしょう。勝ち馬とは完全に能力の差だと思います。とはいえこの馬のパフォーマンスも本来ならトップクラスだと思いますし、十分頑張ってますからね。あとは全体的なスピード感が上がってくれればというところでしょう。負けはしましたが人馬共グッドレースだったと思います。

5着　マイネルファンロン

この馬も前走に引き続き頑張っています。距離短縮でもしかしたらというのはあったのですが、上位馬とは地力の差が出た感じです。しかし早い流れでも追走して最後止まってしまいましたが、流石重賞ウィナーだなと。年齢的には大きな上積みは見込めないと思いますが、どこかで重賞の1つくらい獲れればと思います。

6着　エフフォーリア

走りにいい時の勢いが無いですし、発汗もすごかったです。精神的な問題でしょうか。全くついて行けず向こう正面でも押していかなきゃ行けないくらいでした。ペースが早いとはいえそんな馬ではなかったですからね。立て直すのは結構大変かもしれません。ただ、秋は関東での競馬になりますからそこでどうなるかですね。なんとか年度代表馬の意地を見せてほしいところです。

7着　ウインマリリン

理想的な競馬はできたと思いますし、前走よりも状態は良かったですからね。1週前に栗東入りしたのも良かったのでは無いでしょうか。流石に今回の早い流れは厳しかったと思いますし、馬体を見ても長くいい脚を使う持続力勝負よりは一瞬の脚を使う競馬の方が合っているような気もします。秋のエリザベス女王杯ではここまでペースが早くならないでしょうから面白いかもしれません。

8着　パンサラッサ

騎手のコメントにもある通り、一歩目は早くない感じのスタートで、両隣に挟まれながらでしたからスムースではなかったですね。ペースも57.6だと2200mはこの馬にとっては大分オーバーペースだったと思います。その中で2桁着順にはなってなかったですし、直線向いてからも抵抗はしていたのでやはり地力はあるなと。ベストは1800m〜2000mの距離だと思いますし、秋は海外含めどういうレース選択をするかはわかりませんがまだ5歳ですから楽しみな馬なことには変わりありません。

9着　ステイフーリッシュ

スタートしてから行き脚もつかなかったですし、後ろからだとこの結果が一杯かなと。海外帰りというよりも長い距離を2戦使ったことと年齢的な部分でスピード感が少し落ちてしまったかなと思いました。2200mの適性が高かったですが今はもう少し長い方がいいのかもしれませんね。矢作厩舎ですし海外含め長丁場に出走したらまだまだ頑張ってくれそうですが。