11月5日に東京競馬場で行われる2歳重賞の京王杯2歳ステークス。
過去にはタイセイビジョンやタワーオブロンドンなどが優勝。
この記事は京王杯2歳ステークスへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
同日阪神で行われるファンタジーSの適性チェックの記事はこちらから見れます🔽
翌日東京メインで行われるアルゼンチン共和国杯の適性チェックはこちらから見れます🔽
翌日阪神メインで行われるみやこSの適性チェックはこちらから見れます🔽
京王杯2歳ステークス 血統適性評価基準
東京芝1400mで行われる2歳重賞。
ストームバードの持続力が活きるレースですがスピードだけではなく長い直線を耐え抜く重厚感も持ち合わせている馬を重視したいところ。意外にもサドラーズウェルズ持ちも好走傾向。
京王杯2歳ステークス 出走馬適性チェック
過去に出走した重賞レースの回顧分析の記事をリンクしておりますので参考にどうぞ!!
サウジアラビアRC🔽
小倉2歳S🔽
アスクドリームモア
父 キズナ
母 マリンフェスタ
母父 サクラバクシンオー
母のマリンフェスタはアイビスSDで2着の快速馬。近親にロンググレイスやラッキーオカメがいる血統で、父キズナに母父サクラバクシンオーだとこのレース2着のビアンフェがいます。母母父がミホシンザンでスタミナもあり、父はストームキャットを持つキズナですから長い直線の東京は向くと思います。
前走のもみじSは早め抜け出しを狙いましたが後続2頭に差されて3着。距離自体は問題ないと思いますが切れ味勝負には部が悪く、ある程度流れる競馬が向くと思います。1200がベターでしょうか。
血統:A 距離:C コース:C ローテ:C
アンタノバラード
父 ダノンバラード
母 ヴァップ
母父 ストーミングホーム
マンカストラップやウメタロウの下で父がダノンバラード、母父がストーミングホームに母母父グラスワンダーなので、高速決着向きとは思えず、未勝利を勝ったように中山の時計のかかる馬場向きの血統。切れる脚があるわけではないので上がりのかかる決着がいいでしょう。
血統:D 距離:D コース:D ローテ:C
エナジーチャイム
父 エピファネイア
母 カリンバ
母父 ルーラーシップ
牝祖3代母マンデラはワールドエースやワールドプレミア、ヴェルトライゼンデの母。父エピファネイアはサドラーズウェルズを持ちますが、ルーラーシップとディープインパクトが母系で距離が伸びてこそのクラシック血統。大箱は合う血統でコース自体は問題ないと思います。1400よりもマイルの方が合っていそうなので距離短縮がどう出るか。
血統:B 距離:C コース:B ローテ:C
オオバンブルマイ
父 ディスクリートキャット
母 ピンクガーベラ
母父 ディープインパクト
ブランボヌールやエントシャイデン、ビアンフェの甥で、牝祖3代母のアジアンミーティアはアンブライドルドソングの全妹。父はディスクリートキャットでストームバード系種牡馬にこの母系なので、短距離のスピードが強く、母父ディープインパクトはワールドバローズと同じ。1400m〜マイルくらいが適距離かなと思います。
新馬戦は内枠、コース変わり、向かい風等条件が揃ったのもありますが、競馬のセンスの良さを感じます。東京も問題ないでしょう。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:C
サイモンオリーブ
父 ダイワメジャー
母 オリジナルスピンII
母父 Distorted Humor
アップライトスピンの下で、父ダイワメジャーなので2歳戦のこの距離はイメージが強く、母父ディストーティドヒューマーはモーニンやスマイルカナなど。スピード血統ですから距離は問題ないですし、新馬戦、未勝利戦としっかり前付け。並ばれてからしぶとさを発揮する馬ですから近くに馬がいる方がいいのかなと思います。東京は問題ないと思いますがもう1ハロンあった方がペースは合いそうです。
血統:B 距離:D コース:B ローテ:B
シェーンプリマー
父 リアルスティール
母 バラベルサイユ
母父 アグネスデジタル
マイネルオスカルの下で、母父アグネスデジタルにクリスタルグリッターズが母系に入り、さらに奥にはニジンスキーのラインですから重厚感もあり、父はリアルスティールはドバイターフを勝った名馬。母系がダンチヒを持ち、リアルスティールはストームキャットを持つので持続力が高い血統ですが、新馬の走り的に溜めて良さが出るタイプだと思います。1400mでも大丈夫だと思いますが、マイルが合いそうです。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:C
スピードオブライト
父 ロードカナロア
母 サイレントソニック
母父 ディープインパクト
母のサイレントソニックはJRAで5勝、ビターエンダーが従兄にいる血統で、母系はディープインパクトにアンブライドルドソングなのでコントレイルと同じ。その母にロードカナロアが父なので距離も短距離向きでスピードの持続力に特化した血統。ストームキャットとアンブライドルドなのでいかにも東京向き。ロードカナロア×ディープインパクトはファンタジストがこのレースを勝っています。
前走新馬戦は先行して早め抜け出し。いかにも持続力が高いタイプですし、1400mまでなら許容範囲だと思います。中山から東京に変わってもそこまで影響は無さそうですからスムーズに運べれば。
血統:B 距離:C コース:B ローテ:B
デイドリームビーチ
父 ビーチパトロール
母 デイドリーマー
母父 ネオユニヴァース
アイビスSDを勝ったビリーバーの半弟。父のビーチパトロールはキングマンボ系で馬力が強く、時計の掛かる馬場向き。母系がネオユニヴァースにマキャヴェリアンだからヴィクトワールピサのイメージでこちらもパワーや機動力が強く中山向きな血統に感じます。
新馬戦も稍重の福島で勝っているようにパワー型。ハイペースを追走し長く脚を使っているのですが、小回り向きだと思います。距離は問題ないと思いますが、ペースが流れて上がりが掛かる方がチャンスがありそうです。
血統:D 距離:C コース:D ローテ:D
ノーブルラン
父 ワールドエース
母 フォーモサマンボ
母父 ノボジャック
サクセスパシュートの甥で、3代母のセックスアピールはフサイチパンドラを出す牝系なので、アーモンドアイと同じ一族。ワールドエースは皐月賞2着にダービー4着。後にマイルで活躍した種牡馬で、母父ノボジャックなので持続力を持つ母系。血統的には短距離志向が強いので道中の走りを見ていても1400mがギリギリだと思います。切れる脚がある訳ではないので大箱よりもローカル向きでしょうか。ある程度流れて紛れれば。
血統:C 距離:C コース:D ローテ:C
フロムダスク
父 Bold d’Oro
母 Foolish Cause
母父 Giant’s Causeway
米国芝8〜9FのG1を3勝のゲットストーミーの甥で、父はサドラーズウェルズ系のボールドドーロで仕上がりが速い米国血統に、母父もストームバード系のジャイアンツコーズウェイだから2歳戦向きのスピード血統と言えます。坂路で物凄く動いて話題になった新馬戦は重馬場でしっかり勝ち切り、続くカンナSは競馬にならず10着。米国血統らしい気性ですから距離が伸びること自体はプラスにはならないと思いますが能力は高いので全て噛み合えば一発あっても。東京よりも中山の力がいる馬場が良さそうです。
血統:A 距離:C コース:D ローテ:C
ブーケファロス
父 ビッグアーサー
母 クラウンデュミナス
母父 ダンディコマンド
父ビッグアーサーは昨年2着のトウシンマカオと同じで、サドラーズウェルズを持つ重厚感のあるスプリンター。母父はダンディコマンドで小倉で強さを発揮した小回り巧者で、ブライアンズタイムも母系に入るので素軽さが欠ける印象。時計がかかる馬場向きで1400mがギリギリなのは前走のサウジアラビアRCの記事でも書いてきました。距離は向きますが東京の長い直線で切れるイメージはないのでスローペースだけは避けたいところ。
血統:B 距離:B コース:D ローテ:C
ペースセッティング
父 Showcasing
母 ジェットセッティング
母父 Fast Company
母のジェットセッティングはアイルランド1000ギニー勝ち馬で、父のショーケーシングはグリーンデザートの系譜なので短距離志向が強く、母系はデインヒルにヨハネスブルグが入る血ですから仕上がりが速いスプリンター血統。母系の奥底はピヴォタルやミルリーフも入りますから多少の重厚感も持ちバランスは取れています。
新馬戦は後方から長く脚を使い2着で、新馬戦は逃げて完勝。いかにもスピードの持続力の強い走りをするので東京の長い直線は合いそうです。距離も1400mなら対応できると思いますし、スムーズに自分の競馬ができれば面白いと思います。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:B
マーブルマカロン
父 ダノンレジェンド
母 クォーク
母父 ネオユニヴァース
母のクォークは地方で9勝を挙げ、母系がネオユニヴァース×ファーディナンドでダート血統。父もダノンレジェンドでダノンキングリーの半兄ですがマッチョウノの系譜ですからダートの方が良くてパワーが強いです。ストームキャットを持ちますが、全体的に芝向きのスピードが足らずで血統面からはマイナス。
新馬戦は中山のダート戦でスタートが速く競馬センスは高そう。1400m自体はこなすと思いますが、芝で切れ負けだけが心配です。とにかく前でどれだけ残れるかでしょう。
血統:E 距離:B コース:D ローテ:D
ミシェラドラータ
父 キンシャサノキセキ
母 クリールソレイユ
母父 フレンチデピュティ
マキャヴィティの甥でクレイジーアクセルが近親にいる血統。母系はフレンチデピュティとストームキャットやアリダーが入りスピードの持続力が高い血統ですが、ファミリーがダート志向が強いのでダート向きかもしれません。父キンシャサノキセキなのでダートスプリント的能力が高く芝の時計勝負向きではない可能性も。
今回で7戦目で、重賞は3戦目になるので明らかに使い過ぎ。ダート向きの説を上で書いてますが、距離はマイルよりは1400mの方がいいと思います。
血統:C 距離:C コース:D ローテ:D
ミスヨコハマ
父 カレンブラックヒル
母 ミスエリカ
母父 Blame
母父ブレイムは米国ダート9〜10FのG1を3勝。カレンブラックヒルが父なので、ダイワメジャーとストームキャットの血を引き、フォーティナイナーが母系に入るので短距離適性の高い血統。持続力とパワー、成長力を持ち合わせたバランスのいい血統で、舞台設定は合いそうです。
引っ張るタイプの競馬はしていないので距離延長は問題ないですし、溜めて切れるタイプだと思うので東京の長い直線は合うと思います。上手く流れに乗れれば上位を狙える1頭でしょう。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:B
ヤクシマ
父 Havana Grey
母 Satsuma
母父 Compton Place
姉に英国5FのG3コーンウォリスS勝ち馬のグッドヴァイブスがいる血統で、父のハヴァナグレイはサドラーズウェルズ系の欧州スプリンター。母父コンプトンプレイスも欧州スプリンターですから短距離のスペシャリスト。前走のききょうSからも1400mまでは対応できそうですが、ベストは1200mでしょう。広いコースは向くと思うので東京コースでも特に心配はいらないと思っています。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:B
ロッソランパンテ
父 エピファネイア
母 マウロア
母父 キングカメハメハ
障害で活躍したブライトクォーツの姪で、牝系を遡るとトゥザヴィクトリーなどがいるファミリー。父エピファネイアに母父キングカメハメハはデアリングタクトやイズジョーノキセキ、クラヴェルなど活躍馬が多数。更に奥はクロフネがいるのでどちらかというと機動力を活かした方が合いそうです。血統のイメージは中距離ですが、気性が前向きで1400mでも引っかかってしまうので短距離が現状は合います。抑えてもいいところは無さそうなのでリズム良くレースができれば。
血統:C 距離:D コース:C ローテ:D
ロンドンプラン
父 グレーターロンドン
母 パッションローズ
母父 アフリート
母のパッションローズはJRAで4勝。牝系にアフリートやプリンスリーギフトのラインも入るのでスピードが強く、ノーザンテースト持ちはこのレースでも好走する血。父のグレーターロンドンはマイラーでしたから1400mは合いますがもう少し伸びても大丈夫だと思います。
前走の小倉2歳Sでは出遅れ最後方からごぼう抜きで1着。新馬から1200m向きではなく伸ばした方が良さが出ると感じていましたし、東京のような大箱向きだと思います。スタートは課題になるかもしれませんがまともに走ればここでも十分。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:A
京王杯2歳ステークス 適性チェック 上位5頭
✔︎ロンドンプラン
✔︎ミスヨコハマ
✔︎シェーンプリマー
✔︎ペースセッティング
✔︎ヤクシマ
以上の5頭をピックアップさせていただきます!!
前走圧巻の走りをしたロンドンプランが中心になると思いますが、その他にもいいメンバーが揃いましたね!
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想はレース当日にパドックを見た後にTwitterにて買い目と共に公開していますのでよろしくお願いします!!
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