秋のG1戦線がいよいよ開幕。その初戦の短距離G1のスプリンターズSが10月2日に行われました。
今回の記事はそのスプリンターズSをスタートから回顧。パトロール映像とラップタイムからレースのポイントを分析します!
それでは早速振り返っていきましょう!!
前日行われたダート重賞のシリウスSの回顧分析の記事はこちらから見れますので是非よろしくお願いします!!🔽
スプリンターズステークス 結果
1着 | 1枠2番 | ジャンダルム | 荻野極 | 1:07.8 |
2着 | 4枠7番 | ウインマーベル | 松山弘平 | クビ |
3着 | 3枠6番 | ナランフレグ | 丸田恭介 | 3/4 |
4着 | 2枠4番 | ダイアトニック | 岩田康誠 | クビ |
5着 | 5枠9番 | ナムラクレア | 浜中俊 | アタマ |
結果は1枠2番のジャンダルムが早めに抜け出し押し切り勝ち!悲願のG1初制覇!母のビリーヴもこのレースを制しており親子制覇達成となりました!2着は3歳牡馬のウインマーベル、3着は春のスプリント王者ナランフレグが入りました!
1番人気のメイケイエールは14着、ナムラクレアは5着、シュネルマイスターは9着という結果になりました。
スプリンターズステークス レース回顧分析
1着馬が赤、2着馬が青、3着馬が緑、その他が黒
スタートは勝ったジャンダルムとファストフォース、大外のマリアズハートが好スタート。逃げると予想された最内のテイエムスパーダとエイティーンガールは出負けする形。外のシュネルマイスターもそこそこのいいスタートを切りました。
好スタートを切ったジャンダルムは内を開けてテイエムスパーダを行かせるような競馬。ファストフォースも先手を主張しますがテイエムスパーダの方が先に行く形になりました。
外には人気馬のナムラクレアとメイケイエールも先行するような体勢。
今日の馬場は内の方がいい馬場でした。ジャンダルムは絶好のポジションをキープ。人気2頭は外になってしまいましたし、隊列が決まらないままコーナに入ってしまったのが少し痛かったかなと思います。若干ですけどメイケイエールは行きっぷり良かったので枠がもっと内だったらなと思いました。一度も前に壁を作ることができなかったので厳しい展開だったと思います。
2着のウインマーベルもそこまで内に潜り込めなかったですね。後方のナランフレグはいつも通り後方待機。割と内目をキープできています。
ジャンダルムの後ろのダイアトニックが人気馬を内に入れない走りをしましいたから岩田康騎手は流石の騎乗。それを見る形でウインマーベル。ナランフレグはこの時には内ラチを取れています。
前半600m通過は32.7のハイペース。全体ラップが、
11.9-10.1-10.7-11.4-11.4-12.3
完全なる前傾ラップになり、トラックバイアス込みで外を通った馬達は最後余裕が無くなってしまいますね。
前で流れに乗ったジャンダルムに分がある流れになりましたし、外の人気馬2頭には苦しい展開だったと思います。
4コーナーの入りの勝負どころ。ファストフォースは手応えなくて、ジャンダルムはテイエムスパーダとその間を綺麗に抜けていきます。
ナムラクレアはメイケイエールがもう少し手応えあってくれれば際どい所まで行ってたんじゃないかなと思います。1頭分外を回さなければならなくなるのは、このペースでは大きいロスになります。
ウインマーベルは前のナムラクレアとダイアトニックの手応えを見ながらだったと思いますが、ペースも考えて内を選択。好判断だったと思います。
ジャンダルムは抜け出すのも楽でしたし、本当スムーズな競馬ができたと思います。対してナムラクレアはこの外の進路取りになってしまいましたから厳しいのかなと思います。
ウインマーベルもナランフレグも4コーナーではそこまで外の進路取りをしていませんから、上手くバテてくる馬を捌きながらといったレースになったと思います。
このレースはジャンダルムは完璧なレース運びだったと思います。2着馬3着馬のレースは展開がそこまで有利に働いたとは思わないので地力があるのかなと思います。
ただ内が伸びる馬場だったのを活かした馬が上位に来たのかなと思うレースでした。
スプリンターズステークス後の各馬の評価
レース前の適性チェックの記事とあわせて読むとより楽しめると思うので是非よろしくおねがします!
1着 ジャンダルム
適性チェックでも評価したように中山コースの適性が非常に高いのかなと思います。今回は枠も展開も良く完璧に乗ったなというレース。前走の速い流れを経験したのも良かったのかなと思います。これだけ先行力ある馬ですから1200mの距離がベスト。ビリーヴの仔ですし納得ですね。この先適鞍があるのかというローテの問題と年齢の問題はありますから今後の動向に注目したいですね。
2着 ウインマーベル
1回使って良くなったのかなと思います。かなり際どい勝負になりましたし、枠の差はあったと思います。まだ3歳でこれだけ走れるのは立派ですし、悲観する内容では無いと思います。距離はもう1ハロンくらいなら伸びても大丈夫だと思います。
3着 ナランフレグ
馬が充実しているのが良くわかりますし、右回りも以前より走れるようになっています。前半ゴチャゴチャしてポジションが下がってしまいましたが、最後の脚は流石G1馬といったところ。距離が伸びても良さそうな感じはしますが、ベストは切れ味冴える1200mですね。
4着 ダイアトニック
スタートも良く上手く乗れていましたが、ジャンダルムの位置が理想だったのかなと思うと微妙にですけど枠の差。枠なりに完璧に乗っていると思いますし、現状の力は出せています。7歳ですからもう1つどこかでという感じでしょう。
5着 ナムラクレア
進路が外になってしまったのが痛かったですね。前走の失敗したのも若干影響あるのかなと思うレースでした。ただ、馬はかなり状態良さそうでしたし、進路取りの差だと思います。まだまだ3歳の若い馬。これからもこの馬中心で短距離戦線は回っていくのかなと思います。
8着 マリアズハート
枠が可哀想でしたね。スタートも良かったのですがそれを活かす競馬が出来ませんでした。ただやはり中山の適性は高いですし、千直のレースを使ってきただけあるなという感じはしました。
9着 シュネルマイスター
思ったよりも初距離に対応したなというのが印象です。最後も伸びていますし直線挟まれる不利もありました。マイルがベストなのは明確ですし、ここを使って次はレースが楽になると思います。楽しみですね。
11着 ヴェントヴォーチェ
G1の速い流れには少し厳しいのかなというのが正直思うところです。枠も外側でしたし向かなかったのもあると思います。北海道のように時計のかかる方がいいと思います。
13着 タイセイビジョン
走らなかったですね。夏しっかりと使っていましたしローテーション的に厳しかったのかなとか思います。しっかりと休ませてもう一度。
14着 メイケイエール
枠の差以前の問題になってしまいました。前哨戦で走りすぎた分なのか、ぶっつけのローテの方がいいのかなと思います。間隔詰まるのは良くないのかなと思います。
15着 テイエムスパーダ
出遅れたのが痛かったですね。もう少し楽に行ければと思いますが言わばG1の壁でしょう。
スプリンターズステークス 適性チェック 結果
✔︎ジャンダルム | 1着 |
✔︎マリアズハート | 8着 |
✔︎テイエムスパーダ | 15着 |
✔︎タイセイビジョン | 13着 |
✔︎メイケイエール | 14着 |
1番手にピックアップしたジャンダルムが1着という結果になりました!あとは惨敗でしたが、枠の差もありましたから仕方がないところがあったのかなと思うレースでした。
馬券は内枠脳死1.2.3.4BOXを買いましてハズレ。トラックバイアスに賭けたんですがダイアトニックが残ってくれればという意外と惜しい馬券でした。笑
さて、来週は3日間開催。東京と阪神開催が始まります!
日曜日の毎日王冠は現地観戦の予定です!!楽しもうと思います!!
それでは金曜日までにサウジアラビアRC、毎日王冠、京都大賞典の適性チェックは仕上げるので乞うご期待!!
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