2022年12月25日(日) 中山競馬場 有馬記念 芝2500m の回顧分析レポートになります。
この記事はレースの結果や進路取り、馬場傾向などの振り返り、レース後の各馬の評価等を掲載しています。
有馬記念 2022 結果
1着 | 5枠9番 | イクイノックス | C.ルメール | 2:32.4 |
2着 | 2枠3番 | ボルドグフーシュ | 福永祐一 | 2.1/2 |
3着 | 3枠5番 | ジェラルディーナ | C.デムーロ | 1.1/2 |
4着 | 1枠2番 | イズジョーノキセキ | 岩田康誠 | 3/4 |
5着 | 4枠7番 | エフフォーリア | 横山武史 | クビ |
イクイノックスが天皇賞秋に続き古馬を完封。有馬記念を制覇しました。2着には菊花賞2着のボルドグフーシュ。3着にはエリザベス女王杯勝ちのジェラルディーナが入りました。
回顧分析
上位入線馬の位置取り
1着馬は赤、2着馬は青、3着馬は緑
最初の3コーナー
最初の直線入口
1コーナー
向正面入口
3コーナー
4コーナー
直線入口
馬場傾向とラップタイム
前日土曜日から外差しの効くトラックバイアスで、内が踏ん張りきれない馬場だった印象。
血統的にも馬力のある血統が上位にくる印象の馬場でした。
今年の有馬記念はタイトルホルダーが先手を主張しましたが、春のようなハイラップではなく、前半1000mを61.2秒で通過。ラップタイムを見てみても、
7.0-11.3-11.7-12.1-12.5-13.1-12.7-12.4-11.8-11.9-12.2-11.4-12.3
11秒台は前半2ハロンのみで、中盤も大分緩んだ逃げ。タイトルホルダーの刻んだラップにしたら遅いラップでした。
上位馬のポジションを見てみると中団よりも後ろ。1着のイクイノックス、2着のボルドグフーシュは外から捲るような感じで4コーナーでは一気にポジションを押し上げていました。この展開だと内の先行馬は太刀打ちできないですね。
3着馬もスタートで遅れて後方からの競馬になったジェラルディーナでしたから、勝ち馬が自ら前を潰す強い競馬をしたのかなと思います。よって後ろ向きの展開になったようなレースだと感じました。
各馬の評価は下に続きます🔽
レース後の各馬の評価
レース前の適性チェックの記事をあわせて読むと面白いと思いますので是非!
1着 イクイノックス
圧巻の競馬でした。流石に道中緩んで引っ掛かり気味でしたがそれでも手応えが他馬と全くもって違いました。夏を超えて、馬が成長して皐月賞のような一面も全くなかったですから弱点があまり見当たらないなという印象です。まだまだ良くなる余地は残していそうで末恐ろしい3歳馬だと思います。
レースの展開的にもエフフォーリアの後ろというポジションを取れたのは良かったですね。勝負どころも不利なく上がっていけました。来年以降も楽しみです。
2着 ボルドグフーシュ
完璧な競馬をしましたが完敗ですね。スタートで位置を取れないのがネック。出脚がつくようになれば本格化だと思います。本当に長くいい脚を使っています。充実していると思いますから来年大きいところを取れれば。
3着 ジェラルディーナ
スタートが悔やまれますね。スタートしてから上手くリカバリーは出来てますが、枠を活かした競馬は出来ませんでした。それでも3着に来れるポテンシャルの高さは本物でしょう。気性的な問題がスタートに出たと思いますし、そこが良くなれば更に安定してくると思います。
4着 イズジョーノキセキ
内枠の捌き方は流石岩田騎手といった感じでした。正直距離は長いと思いますがそこを上手く帳消しにする騎乗。本質はもう少し短いところの大箱だと思いますからベスト条件で。
5着 エフフォーリア
春の2戦よりはペースも遅かった分と距離の分とで追走もしっかり出来て5番手で競馬ができました。直線向くまではリズムも良く色気を持って運べたと思いますが、一気に来られて対応出来ないあたりは本調子はまだ先なのかなと思います。これがキッカケになってくれれば。
6着 ウインマイティー
展開の助けはあったかなと思いますが、それでも良く頑張ったと思います。距離はもう少し短い方がらしさは出せるのかなと思います。
7着 ジャスティンパレス
勝ち馬に一気に来られてスッと反応出来るタイプではないですからもう少し流れてくれた方が良かったかなと思います。理想的な運びは出来ていました。
8着 ディープボンド
枠も大外だと厳しかったと思いますし、もう少し流れてくれた方がこの馬には合います。輸送のトラブルの影響もあったのかなと思います。
9着 タイトルホルダー
らしさが出なかったですね。進みが良くなかったです。凱旋門賞の影響もあったのかなと思います。立て直して来年再び頑張ってほしいですね。
10着 ヴェラアズール
中山向きではないのかなというのと、中3週で2度の輸送。なかなか過酷だったのかなと思います。展開的には向いてもおかしくなかったと思いますが、やはり大箱で走らせた方がいいのでしょう。
15着 アカイイト
ペースがもう少し流れて脱落戦になってくれればまた変わったと思います。同型のボルドグフーシュとの兼ね合いもあったと思いますし、ちょっと残念な競馬になってしまいました。
有馬記念2022 適性チェックと本命馬の結果
✔︎ディープボンド | 8着 |
✔︎ボルドグフーシュ | 2着 |
✔︎タイトルホルダー | 9着 |
◎ボルドグフーシュ 2着
今回本命馬に指名したボルドグフーシュが2着と健闘。予想記事に挙げた展開とは少しズレましたが能力の高さを見せてくれました。
28日にはホープフルSが行われます。JRA最終日になりますので気合を入れて頑張っていきましょう。よろしくお願いします。
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