シルクロードステークス2023 出走馬適性チェック✔︎

シルクロードS2023 適性 出走馬 診断 血統 傾向 評価 重賞出走馬適性チェック
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2023年1月29日(日) 中京競馬場 芝1200m シルクロードステークス の出走馬全頭の適性診断の記事になります。

この記事はシルクロードステークスへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(ABCD・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。

適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。

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シルクロードステークス2023 血統適性評価基準

3年連続中京の芝1200mで行われる短距離戦。春のスプリントGIの高松宮記念の前哨戦の位置付けです。

一昨年のレースはストームキャット持ちが上位を独占しました。中京のタフな施行条件のためにダンジグのパワーも評価したいところ。

シルクロードステークス2023 出走馬適性チェック✔︎

ウインマーベル

 父:アイルハヴアナザー
 母:コスモマーベラス
母父:フジキセキ

母のコスモマーベラスはJRA7勝で、愛知杯2着。函館2歳Sで2着のウインジェルベーラの全弟で、父のアイルハヴアナザーはロベルトを内包したパワーの強い種牡馬で、アナザートゥルースなどダート向きの馬を良く出す血統。母系の影響で芝馬になってますが、力のいる馬場の方が向くタイプだと思うのでこの時期の中京はプラスに働くと思います。スプリンターズSでも2着と実績的にも十分で、ここを勝って本番へ。

血統:C    距離:A    コース:A    ローテ:A

エイティーンガール

 父:ヨハネスブルグ
 母:センターグランタス
母父:アグネスタキオン

祖母のセンターライジングはJRA4勝で、GII勝ち馬。4代母まで遡るとオークス勝ちのシャダイアイバーがファミリーにいる血統。父のヨハネスブルグストームバード系種牡馬でダート活躍馬を多く出す血統。母系がタキオンにヘクタープロテクターなど芝血統だから芝で活躍しています。コンスタントに終いの脚を使って来るタイプで、重賞やGIでもそんなに大きくは負けていません。展開に左右されますから前が止まる展開が必要だと思います。重い芝になった方がチャンスはありそうです。

血統:B    距離:A    コース:C    ローテ:C

カイザーメランジェ

 父:サクラオリオン
 母:サクラジュレップ
母父:サクラプレジデント

京王杯SCなど短距離で活躍したサクラゴスペルの甥にあたる血統で、父のサクラオリオンはエルコンドルパサーの系譜で、ダンジグ内包とパワーやタフさに振れた種牡馬で、母父サクラプレジデントへ札幌記念や中山記念を制した馬。父系が強くて、時計の掛かる北海道の芝で良績が集まります。今の中京の芝ならタフですが、暖かくなってからの方が走る印象もあります。上手く流れに乗ってどこまでやれるかでしょう。

血統:B    距離:B    コース:D    ローテ:D

キルロード

 父:ロードカナロア
 母:キルシュワッサー
母父:サクラバクシンオー 

母のキルシュワッサーはJRA4勝。父のロードカナロアは短距離を中心に日本と香港で活躍。ストームキャット内包のキングカメハメハ産駒で、母父はサクラバクシンオーだから超スピード血統と言えると思います。母系にダンジグのパワーも持ちますから高速決着よりもタフ馬場向きのスプリンターで、昨年は高松宮記念で3着に入り込み波乱を演じました。先行力はあるので上手く粘り込みを狙えれば面白いと思います。8歳になってもまだまだ活躍出来ると思いますから楽しみな1頭です。

血統:A    距離:A    コース:B    ローテ:C

グルーヴィット

 父:ロードカナロア
 母:スペシャルグルーヴ
母父:スペシャルウィーク

エアグルーヴの牝系で、母はスペシャルグルーヴだからチャンピオンズCを制したジュンライトボルトの半兄にあたる血統。父はロードカナロアなので短距離気味にシフトしたイメージで、4年前の中京記念を制覇。歳を重ねてさらに短いところが合うようになり、1200mが今はいいのかなという印象。時計のかかる方がいいと思いますし、今の中京は合うと思います。前走のタンザナイトSのように馬場が渋ってくれたら面白い存在でしょう。

血統:B    距離:B    コース:B    ローテ:B

シゲルピンクルビー

 父:モーリス
 母:ムーンライトベイ
母父:High Chaparral

シゲルピンクダイヤの半妹で、ヒュッゲの姪にあたる血統。父モーリスはマイルから中距離で活躍した名馬で、ジェラルディーナやジャックドールの父。母系がハシャパラルやシンダーなど重厚感のある血統で、本馬はサドラーズウェルズのクロスを持ち、血統背景的にはもう少し距離が伸びた方が良さそうです。2走前、前走と力負け感がありましたが、一息入れて良くなっていれば。フィリーズレビュー勝ちがあるように1400m以上で見てみたさはあります。

血統:B    距離:C    コース:B    ローテ:C

シャインガーネット

 父:オルフェーヴル
 母:ベルベットローブ
母父:Gone West

母のベルベットローブはJRA3勝。アドマイヤサガスやローブデソワの半妹にあたります。父オルフェーヴルはステイゴールド系のスタミナ志向の強い種牡馬。母系が米国血統でスピード持続力の強い血ですからタフな馬場の短距離馬というイメージです。1200mよりも長い方が本質は合うのかなという感じはしますが、昨年2着に来ているようにこのレースの適性は高いのかなと思います。時計が掛かって差し込める展開になれば。

血統:C    距離:B    コース:A    ローテ:B

ショウナンバニラ

 父:オルフェーヴル
 母:ショウナンサリーレ
母父:キャプテンスティーヴ

母はJRA3勝。父はオルフェーヴルでスタミナ色が強くタフなサンデー系種牡馬で、母父キャプテンスティーヴはドバイWCなどを制した米国ダート中距離を中心に活躍、メモリーコウやハーツイストワールの母父。血統だけなら中距離志向が強いですが、本馬は短距離を主戦場にしています。オルフェ産駒らしく馬場が渋れば好走率が高く、このコースでの勝ち鞍もあるので適性は高いと見ます。あとは相手関係かなという1頭です。

血統:D    距離:B    コース:B    ローテ:C

テイエムスパーダ

 父:レッドスパーダ
 母:トシザコジーン
母父:アドマイヤコジーン

母のトシザコジーンはJRA3勝。ナーゲルリングの全妹にあたる血統で、父のレッドスパーダはタイキシャトルの後継で、ストームキャットを内包。母父コジーンは中山や小倉のようにテンから流れる舞台向きのイメージがありますから、短距離適性はあっても血統面では少しズレるのかなという印象も。超スピードの小倉1200mのレコードホルダーですが、本質は時計が掛かる舞台向き。スタートが速いわけではないので番手になると思いますが流れに乗って展開次第にはなるのかなという1頭です。

血統:C    距離:A    コース:C    ローテ:C

トウシンマカオ

 父:ビッグアーサー
 母:ユキノマーメイド
母父:スペシャルウィーク

母のユキノマーメイドはJRAで4勝。ベステンダンクやサンキューの半弟にあたる血統で、父のビッグアーサーはサクラバクシンオーの後継で、高松宮記念を制したスプリンター。母父スペシャルウィークで母系はニジンスキーのクロスを持ち、差し込んでくる切れ味は鋭く今なら1200mがベスト。オパールS、京阪杯と連勝中で勢いそのままに重賞2勝目を狙います。中京コースのタフなコースも苦にしないと思いますが、高速馬場の方が今は面白いのかなという印象です。

血統 :C    距離:A    コース:C    ローテ:B

ナムラクレア

 父:ミッキーアイル
 母:サンクイーンⅡ
母父:Storm Cat

母のサンクイーンⅡはストームキャットの肌。ナムラムツゴローの半妹にあたる血統。曾祖母からはバゴやデネボラ、4代目まで遡るとマキャベリアンが出るファミリーで、父ミッキーアイルはディープ産駒のダンジグ内包種牡馬。母系がロベルトを持ちパワー型の印象があり、意外と超高速決着よりも中京のようなタフ馬場の方が合いそう。桜花賞後は1200m主体で使っていますが、函館SS以降勝ち鞍は無く惜しいレースが続きます。前で受けて勝負をした方が不利無く運べるとは思うので、スタート決めて先行力を活かしたレースが吉でしょう。

血統:A    距離:B    コース:B    ローテ:B

ファストフォース

 父:ロードカナロア
 母:ラッシュライフ
母父:サクラバクシンオー

母のラッシュライフは2勝馬で、函館2歳SとファンタジーSが3着。アデイインザライフの半弟にあたる血統で、父ロードカナロア×母父サクラバクシンオーの超スプリント配合。さらに奥もデインヒルも持ち合わせてパワーとスピードとバランスのいい血統かなと思います。高速決着向きで、一昨年の小倉のCBC賞で勝利。最近はテンのスピードが付かずで前走は心機一転後方からの競馬を試して4着。展開には左右されると思いますが、今は時計が掛かって前が止まれば面白いのかなと思います。そういった面では中京コースは楽しみです。

血統:A    距離:A    コース:B    ローテ:C

マッドクール

 父:Dark Angel
母:Mad About You
母父:Indian Ridge

母のマッドアバウトユーは愛7FGIII勝ち馬で、愛セントレジャー勝ちのロイヤルダイヤモンドの甥にあたる血統。父のダークエンジェルは欧州スプリンターで母父インディアンリッジも欧州で活躍したスプリンターという短距離の名血。母系はダンジグを持ち、パワーが活きる中京コースで3勝。4連勝でこの舞台に挑みます。走り的にも1200mがベストで早めに抜け出した前走のような競馬が出来れば面白いのかなと思います。相手が強くなる分には最後まで集中して走ることが出来るのかなという印象もありますし、今後が楽しみな一1頭です。

血統:B    距離:A    コース:A    ローテ:B

マリアズハート

 父:シャンハイボビー
 母:Maria’s Dance
母父:Maria’s Mon

イトコにサンタアニタダービー勝ち馬のロードスターがいる血統で、父のシャンハイボビーストームキャットの系譜で、BCジュベナイル勝ち馬。母系からはカロやロベルトなど中山向きの血統で、前走はペースが流れてくれた中で後方から差し込んできて4着。1000m戦の経験が活きたのかなと思います。左回りで結果は出ていませんが、そこまで気にしなくていいと思いますし、流れが向けば面白い1頭になると思います。

血統:B    距離:B    コース:C    ローテ:C

レイハリア

 父:ロードカナロア
 母:ライトリーチューン
母父:マンハッタンカフェ

カネトシツヨシオーやバウンシーチューンの姪で、母系はスピードよりも中長距離向きの血が多く、父がロードカナロアなので血統的にはマイルくらいが合いそう。前走は距離を伸ばしそのマイル戦に出走しましたが直線で息切れ。またスプリント戦に戻りましたが、前走キッカケで何か変わってくればなと思います。時計が掛かってくればチャンスはありそうです。

血統:B    距離:B    コース:C    ローテ:C

シルクロードステークス2023 適性チェック✔︎上位馬5頭

✔︎ウインマーベル
✔︎マッドクール
✔︎キルロード
✔︎ナムラクレア
✔︎ファストフォース

以上の5頭をピックアップさせて頂きます。

ブログの冒頭にも書きましたが、

適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。

最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。

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