2歳G1からクラシックに繋がる登竜門のサウジアラビアRC。未来ある若駒たちが東京マイル戦でぶつかります。
過去にはステラヴェローチェ、サリオス、グランアレグリア、ダノンプレミアム等が勝ち、クラシックを盛り上げている要注目のレースです。
この記事はサウジアラビアRCへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
日曜日に行われる毎日王冠の適性チェックはこちらから見れます🔽
月曜日に阪神で行われる京都大賞典の適性チェックはこちらから見れます🔽
サウジアラビアRC 血統適性評価基準
東京の芝1600mで行われる2歳重賞。
大箱ワンターンのマイル戦なので癖がなく王道的な血統、クラシック血統が上位に来やすい舞台です。
ハイペースになることはほぼ無く、サンデー系の溜めが活きるレースです。
サウジアラビアRC 出走馬適性チェック
出走馬が過去に出走した重賞レースの回顧分析をリンクしておりますので是非参考にどうぞ!
札幌2歳S回顧分析🔽
新潟2歳S回顧分析🔽
グラニット
父 ダノンバラード
母 インティワタナ
母父 フサイチコンコルド
母はJRA1勝馬、叔父に障害重賞2着のスナークスペインがいる血統。父のダノンバラード自身は2歳戦から活躍しクラシックの皐月賞で3着。産駒も2歳戦から活躍する馬も多く仕上がり早い血統ですが、母型が重厚感ある血でもあり、東京大箱マイル向きかと言われると切れ負けするイメージも。
新馬戦は同コースで出走し人気薄ながら3着。勝ちパターンから最後差されているように大箱向きではないのかなと思います。機動力活かせる競馬場向きですからこの舞台設定はイメージからズレますが、時計がかかるような馬場になれ前でしぶとさを活かせるかもしれません。
血統:D 距離:C コース:D ローテ:D
シルヴァーデューク
父 シルバーステート
母 ヴァナディーズ
母父 ロックオブジブラルタル
叔母にラインクラフト、叔父にアドマイヤロイヤルのいる血統。父シルバーステートは機動力やタフさが強いのかなという種牡馬ですが、母父が仕上がり早めのデインヒル経由のダンチヒ系ロックオブジブラルタルですからスピードもあり、マイルへの距離短縮はプラスに働きそうです。
新馬戦、未勝利戦と共に溜めて切れる印象があり、脚先も軽いタイプなので東京のマイルは合うのかなと思います。距離短縮でも先行はできるスピードとセンスはありそうですし、新馬戦は負けましたが馬群を割ってこれるのは強み。内枠引ければさらに面白いのかなと思います。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:C
ドルチェモア
父 ルーラーシップ
母 アユサン
母父 ディープインパクト
母のアユサンは桜花賞馬、叔母のマウレアもクラシック戦線上位馬。母系がディープインパクト×ストームキャット×アファームドなので米国のスピード持続力型に父がルーラーシップですから、中距離向き。ルーラーシップ×ディープインパクトはキセキが有名で、こちらの方が母系は速いのでルーラーシップ産駒の中でも切れ味勝負で見劣りしないですが理想小回りなのかなと思う血統構成。
新馬戦は札幌芝1500mで逃げ切り勝ち。力がいる馬場で逃げ先行の有利ではありましたが、逃げて引き付け突き放す競馬は強い内容だったのかなと思います。東京の軽い馬場でどうなるかというところが課題になると思いますが新馬のように時計がかかった方が良さそうです。キャリア1戦な分未知が多いですが、血統的にもクラシックに乗せるために賞金を加算したいところ。距離延長はプラスでしょう。
血統:C 距離:C コース:C ローテ:B
ノッキングポイント
父 モーリス
母 チェッキーノ
母父 キングカメハメハ
母チェッキーノはオークス2着馬で叔父にコディーノ、従姉妹にサブライムアンセムがいる血統。母系のイメージからも中距離以上で活躍する血統にモーリスが父なのでマイル自体は短いのかなと思います。
同舞台で素質馬の揃った新馬戦を快勝。共に出走したエゾダイモンやオールパルフェらも勝ち上がりハイレベルの一戦だったと言えます。マイルもこなしていますが距離が伸びた方がいいタイプではあります。ただ能力は高いですし、初戦から動けるタイプですからここも軽く突破しても驚きません。良馬場の方が良さが出そうで天気は気にした方がいいかもしれません。
血統:C 距離:C コース:A ローテ:B
フロムナウオン
父 モーリス
母 アドマイヤキュート
母父 キングカメハメハ
叔父にグランプリボス、母はJRAで3勝のアドマイヤキュート。母はダートで活躍したので母系からはパワーの方が伝わり、父はモーリスなので中距離までくらいならという血統でしょうか。モーリス×キングカメハメハは上で書いたノッキングポイントと同じですが、牝系はパワーあるので多少渋った方が能力全開かもしれません。機動力活かせる中山などが合いそうな血統。
開幕週の福島芝1800mでデビューし、前残りの馬場をしっかり差し切り新馬勝ち。勝負所でジリっぽさがありましたから瞬発力よりも持続力が強いタイプ。距離短縮がプラスに働くかというとなんとも言えないですが、開幕週のパンパン馬場よりは時計がかかった方が良さが出そうです。ある程度流れる展開がいいでしょう。
血統:C 距離:D コース:D ローテ:D
ブーケファロス
父 ビッグアーサー
母 クラウンデュミナス
母父 ダンディコマンド
父のビッグアーサーはスプリントG1を制した馬で、母はJRA1勝馬。母父ダンディコマンドは小倉巧者。大箱向きではなく小回りの方が適性高そうです。馬力がある血統構成なので、時計かかる馬場を歓迎。血統的には距離伸びるのは向かなさそうです。
ここまで3走しっかりと脚を使ってくる堅実なタイプですが、1400mのダリア賞を見た感じ1600mに伸びていいタイプとは思えず。ギリギリ1400mで流れるペースの方が合っていそう。折り合いが鍵になると思うので、道中しっかり脚を溜めたいところ。
血統:D 距離:D コース:C ローテ:D
マイネルケレリウス
父 ルーラーシップ
母 マイネカンナ
母父 アグネスタキオン
母マイネカンナは福島牝馬S勝ちで、叔父にマイネルキッツやマイネルマークのいる血統。母系は中距離以上で活躍する血統に父はルーラーシップなのでマイルは少し忙しいかもしれません。距離が伸びてこその血統でワンペース向き。切れ味勝負には向かなさそうに感じる血統構成です。
新馬戦は上のグラニットと同じレースで新馬勝ち。華麗に差し切り勝ちで現状では長い直線が向いているタイプでしょう。加速に時間がかかるので道中の位置取りは大事にしたいところ。血統通りもう少し距離があった方が良さが出そうですがマイルもこなせると思います。
血統:C 距離:C コース:B ローテ:C
ミシェラドラータ
父 キンシャサノキセキ
母 クリールソレイユ
母父 フレンチデピュティ
母系はフレンチデピュティにストームキャット、アリダーなど米国のスピードが強く、父キンシャサノキセキも短距離G1を勝った種牡馬。キンシャサノキセキの血統自体は短距離向きで無いものの、母型がスピードが強いので距離はマイルでは長いのかなという印象。
函館2歳Sでは2番人気に推されたものの11着。前走のすずらん賞は外差し馬場とはいえ5着完敗。レースを見ても距離は1200mが合ってるようで、マイルの距離は不安材料かなと思います。開幕週の綺麗な馬場はプラスにはなりそうなので良馬場でやりたいところ。
血統:D 距離:E コース:C ローテ:D
レッドソリッド
父 ドレフォン
母 ステレオグラム
母父 ローエングリン
叔父にロゴタイプがいる血統で、父ドレフォンは芝ダート問わず活躍馬を輩出。ジオグリフやデシエルト、カワキタレブリーなど産駒が活躍。母父の個性を引き出すキングマンボ系的な特徴のある種牡馬なので、母父ローエングリンは芝向きの適性を示す種牡馬。マイルや中距離くらいならこなす血統だと思います。仕上がりも早そうですし、面白い血統構成。
馬自体はスピードがあるタイプなのでマイルに短縮は面白いのかなと思います。前走の札幌2歳Sは早めに押し切る競馬をして、最後は失速。重い馬場よりも軽い馬場向きなのかなと思います。スローにしないである程度流れるペースを作れれば一発あっても。
血統:B 距離:B コース:B ローテ:B
サウジアラビアRC 適性チェック 上位馬2頭
今回のサウジアラビアRCの適性上位馬はこちら!
✔︎シルヴァーデューク
✔︎レッドソリッド
以上の2頭をピックアップします。
ノッキングポイントは強いと思いますが、何があるかわからないのが競馬です。この適性チェックをうまく活用して予想をしていただけたら幸いです!
冒頭にも書きましたが、適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終予想はレース当日パドック推奨込みでTwitterにて買い目と共に公開しますので興味のある方は是非よろしくお願いします!!
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