2023年2月5日 中京競馬場 芝2000m きさらぎ賞 の出走馬全頭の適性診断の記事になります。
この記事はきさらぎ賞への出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
きさらぎ賞2023 血統適性評価基準
3年連続中京芝2000mで行われるクラシックへ向けた3歳重賞。
ディープ×米国血統はよく走りますが、ロベルトやキングマンボなどパワー型の血統が好走しやすいレースです。スピードだけではなく、パワー面も重視して評価をしていこうと思います。
きさらぎ賞2023 出走馬適性チェック✔︎
オープンファイア
父:ディープインパクト
母:ゴーマギーゴー
母父:Ghostzapper
米国ダート8.5F、9FのGII勝ちのゴーマギーゴーが母で、父ディープインパクトのラストクロップ。ディープ×米国血統という所謂成功例の多い配合で、母父はデピュティミニスターの系譜で、ディープ×ゴーストザッパーはギベオンと同じ掛け合わせ。母系はストームキャットと持続力が高い血統で、この配合はどちらかと言うと小回り向きかもしれません。加速に時間が掛かるタイプですから早めに促して前が止まってくれればチャンスはありそうです。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:C
クールミラボー
父:ドレフォン
母:サンソヴール
母父:キングカメハメハ
母のサンソヴールはJRA3勝で愛知杯2着。祖母はJRA2勝、サンクロワやサンティールの甥にあたる血統。父のドレフォンはストームキャット系種牡馬でジオグリフやデシエルトなどの父。母系はキングカメハメハにサンデーだから芝でも通用する配合だと思います。ただ走りは頭が高くダート向きに見えますし、ゲートもそこまで上手ではなく、後方からの競馬になる可能性は高いので、前がバテる消耗戦の方がいいのかなと思います。
血統:C 距離:A コース:C ローテ:C
シェイクユアハート
父:ハーツクライ
母:ルンバロッカ
母父:Sri Pekan
母のルンバロッカは伊1000ギニー勝ち馬で、ロッカヴェラーノやロッカフェスタ、レッドイグニスなどの下にあたる血統。父ハーツクライはサンデー直仔のトニービン内包種牡馬で有馬記念を制したように中長距離志向の強い血統。母父のスリペカンはロベルト系で英6~7FGII勝ち馬。ハーツクライと母系のスピードで中距離馬に出るのは順当で、中京コースのようにタフな競馬場向き。小柄な牡馬でハーツクライ産駒らしく成長はこれからという感じですが、未勝利戦を制した舞台でもう一度。時計がかかった方が現状はいいと思います。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:C
トーセントラム
父:ヴァンキッシュラン
母:ローザデルドバイ
母父:Dubai Destination
伊オークス勝ち馬のフォレガの半弟で、伊ダービー勝ち馬のトーキョーゴールドのイトコにあたる血統。父のヴァンキッシュランはディープ産駒のガリレオを持つ種牡馬で、青葉賞勝ち馬。母系がキングマンボ系のドバイディスティネーションやロミタス、デインヒルなので重厚感がある血統構成。既に11戦をしていて、適性的な部分が未だ掴みにくいところがありますが、毎回上がりの脚自体は使っていますから距離を伸ばして前が止まる展開になればというところでしょうか。距離延長はプラスになりそうです。
血統:B 距離:B コース:C ローテ:B
ノーブルライジング
父:キズナ
母:エルミラドール
母父:ジャングルポケット
祖母のアドマイヤサンデーは3勝で、繁殖としてもアドマイヤメガミやフサイチホウオー、トールポピー、アヴェンチュラなどを輩出。ジャパンCを制したヴェラアズールのイトコにあたる血統で、父キズナはディープ産駒のダービー馬で、ソングラインやアカイイトの父。母父ジャングルポケットはトニービンの後継で、スタミナが強い種牡馬。スタートがソロっとでる感じで後方からの競馬になりやすいので、スローペースはあまり良くないと思います。末脚は確かなものがありますが、本質はもう少し長い距離の方が合うのでは無いでしょうか。未勝利を勝った阪神内の方がペース的にはベター。
血統:C 距離:C コース:C ローテ:C
フリームファクシ
父:ルーラーシップ
母:ライツェント
母父:スペシャルウィーク
ディアドラやリューベックの半弟で、ノットアローン、ランフォルセ、ノーザンリバーの甥で、ロジユニヴァースのイトコにあたる良血馬。父ルーラーシップはキングカメハメハの後継種牡馬で、トニービン内包し長距離志向もしくはワンペースに向く産駒が多い。本馬はスペシャルウィークが母父にマキャヴェリアンを母系に持つのでスピード能力が高く出ました。スローの2000mでは折り合い面が少々不安も、ポテンシャルが高くここでも当然勝ち負けに。前走も勝ったと同じコースだから適性は十分でしょう。
血統:A 距離:B コース:B ローテ:A
レミージュ
父:キズナ
母:バイコースタル
母父:Gone West
ティルナノーグやシャンドフルールの下で、スマートダンディーやスマートリアン、スマートセラヴィーらのイトコにあたる血統。父キズナに母父がゴーンウエスト、母系が欧州色の強いヌレイエフやリヴァーマン、ニジンスキーだから切れる脚を使うよりも前で粘り込んだエリカ賞のような競馬が合います。とはいえ前走は内前が強いバイアスだったのもあったと思います。上がりの掛かるレースに持ち込めれば面白い1頭です。
血統:C 距離:A コース:C ローテ:B
ロゼル
父:シルバーステート
母:レーヌユニヴェール
母父:タイキシャトル
母は地方で1勝。近親に目立った活躍馬は出ていませんがファミリーはダートで勝ち星を挙げています。父のシルバーステートはロベルトを持つディープ産駒で、ウォーターナビレラやロンなどの父。母父タイキシャトルは1200m〜1600mで勝ちまくった名馬。母系はネオユニヴァースを持ち、全体的にも中山適性が高い血統構成かなと思います。中山2200mで未勝利脱出。シルバーステート産駒だからもう少し短い距離の方が合うと思いますし、タフな競馬になれば面白い1頭ではないでしょうか。
血統:B 距離:A コース:C ローテ:B
きさらぎ賞2023 適性チェック✔︎上位馬4頭
✔︎クリームファクシ
✔︎オープンファイア
✔︎シェイクユアハート
✔︎ロゼル
以上の4頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェックは能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
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