2024年4月6日（土） 阪神競馬場 芝1600m 阪神牝馬ステークス 出走馬全頭の適性診断記事になります。
この記事は阪神牝馬ステークスへの出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階（A・B・C・D・E）で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
阪神牝馬ステークス 2024 血統適性評価基準
阪神外1600mで行われる牝馬限定重賞。
血統的には米国血統よりもキンカメや欧州色の強い血統が好走傾向に。
阪神牝馬ステークス 2024 出走馬適性チェック✔︎
ウンブライル
父：ロードカナロア
母：ラルケット
母父：ファルブラヴ
ステルヴィオ、ステルナティーアの全妹で、母のラルケットはクイーンC3着。父ロードカナロアはストームキャット内包のキングカメハメハ産駒で短距離戦を中心に活躍。母系のフェアリーキングも活きてカナロア産駒でも中距離志向を持ち合わすイメージ。マイルでも忙しかったところをブリンカーと道悪でニュージーランドトロフィーとNHKマイルCはカバーし2着。前走東京新聞杯で復帰し9着でしたが、1度使った上積みはあるでしょうし、時計が掛かるなら阪神マイルでも好走可能。
血統：B 距離：B コース：A ローテ：B
ゴールドエクリプス
父：ドゥラメンテ
母：ゴールドグローリー
母父：ハービンジャー
ゴールドハイアーやゴールドパラディンの半兄妹。父のドゥラメンテはリバティアイランドやスターズオンアースなど牝駒も超GI級を輩出。母父ハービンジャーなので大箱に向く血統構成に思えます。マイラーというイメージは特になく、中距離馬だとは思います。この距離ならスローの流れで時計が掛かった方がいいでしょう。
血統：C 距離：C コース：B ローテ：C
サブライムアンセム
父：ロードカナロア
母：パストフォリア
母父：シンボリクリスエス
コディーノやチェッキーノの姪で、ノッキングポイントやチェルヴィニアのいとこ。ロードカナロア産駒の母父シンボリクリスエスで案外距離は持ちそうなアウトラインですが、気性的に短いところという印象。昨年は内枠からスムーズに立ち回った2着と舞台設定は悪くないと思いますが、今回も内枠から好位を取った競馬が吉でしょう。
血統：B 距離：B コース：B ローテ：B
シングザットソング
父：ドゥラメンテ
母：ザガールインザットソング
母父：My Golden Song
母のザガールインザットソングは米ダ8.5FGII勝ち馬で、マチカネキンノホシやサトノティターンの近親にあたる血統。ドゥラメンテ×母マイラーで血統構成的には距離は中距離位まではこなせそうですが、気性的な面も大きく競馬は短いところが丁度いい感じ。前走京都牝馬Sの感じからもやはり1400mギリギリだとは思います。スローで折り合いが付けばいいですが、流石に大箱マイルの後傾ラップだと…
血統：B 距離：C コース：C ローテ：C
スピーディキック
父：タイセイレジェンド
母：デザートフラワー
母父：サイレントディール
母のデザートフラワーは地方で12勝。曾祖母のルビーベイビーからはファルコンSで3着のレッドスプレンダーが出る血統。父のタイセイレジェンドはキングマンボ系でJBCスプリント(川崎1400m)勝ち馬。母父サイレントディールはフェアリードールの仔で、芝で勝ち上がり後にダート重賞で活躍。芝でも特に問題はなくこなせると思いますが、流石に斬れ負けはするでしょう。タフな競馬になった方がいいかもしれません。
血統：C 距離：A コース：C ローテ：C
テンハッピーローズ
父：エピファネイア
母：フェータルローズ
母父：タニノギムレット
母のフェータルローズはJRA3勝。近親にマーメイドSを勝ったサマーセントがいる血統で、父エピファネイア×母父タニノギムレットですからロベルトの4×4の配合。中距離血統ながら芝の1400mで安定的な成績を残しています。タイプ的に外回り向きではない印象がありますし、マイルという距離よりも、ペースが流れて前崩れの差し展開になってくれるかどうかでしょう。
血統：B 距離：B コース：C ローテ：C
ドゥアイズ
父：ルーラーシップ
母：ローズマンブリッジ
母父：ディープインパクト
母のローズマンブリッジは中山マイルで2勝。祖母のサミットヴィルは英GIIIマイル重賞のメイヒルS勝ち馬で、いとこにルークズネストがいます。母父ディープインパクトはキセキやエヒト、マスクトディーヴァなどよく走る配合。斬れ味で勝負するよりも、長くスピードを持続させて勝負する方がいいタイプで、阪神外回りは魅力。マイルよりも1800m向きだとは思いますが、前走の感じからもこの舞台でも十分通用。上がりが掛かる展開で差し込みたい。
血統：B 距離：B コース：A ローテ：B
マスクトディーヴァ
父：ルーラーシップ
母：マスクオフ
母父：ディープインパクト
トゥーフェイスの半妹で、祖母のビハインドザマスクはスワンSやセントウルSなどを制すなど短距離戦線で活躍。オメガヴェンデッタの姪でサンライズソアのイトコにあたる血統。父のルーラーシップはキングカメハメハの後継で香港クイーンエリザベスC勝ち馬。母父ディープはキセキやエヒトなどと同じでよく走る配合。母系がリファールのクロスを持ち大箱で良く斬れます。スタートしてから位置を取るタイプでは無い分、マイルだと少し忙しい感じはした前走の東京新聞杯。とはいえ、積んでいるエンジン自体はトップクラスで追走楽な展開なら突き抜けは可能。
血統：B 距離：B コース：A ローテ：B
モズゴールドバレル
父：Optimizer
母：Sweeter Still
母父：ロックオブジブラルタル
母のスウィータースティルは米GIIIマイル戦セニョリータS勝ち馬で、英2000ギニー勝ち馬カメコの半妹にあたります。父のオプティマイザーはスマートストライクのラインの種牡馬。母父ロックオブジブラルタルはデインヒルの後継種牡馬。マイルに矛先を変えて安定的な戦績でオープン入り。前走の京都牝馬Sは流石に忙しかったと思いますし、流れ的にも阪神外マイルで巻き返しは十分可能。先行して押し切りを図りたい。
血統：B 距離：A コース：A ローテ：B
モリアーナ
父：エピファネイア
母：ガルデルスリール
母父：ダイワメジャー
母のガルデルスリールはJRA2勝。ヒストリアノワールやカズポメラニアンの半妹で、ダノンフェニックスの姪。父エピファネイアは菊花賞やジャパンC勝ち馬で、ロベルト系の長距離志向の強い血統。母系がダイワメジャーにチーフズクラウンだからパワー型で、距離的にはマイルよりも中距離向きの血統。ただ、体型的にはマイルはいいと思います。阪神外マイルで決め手比べはどうだろうなといったところはありますから、少しでも上がりや時計の掛かる展開で。
血統：B 距離：B コース：C ローテ：B
ライラック
父：オルフェーヴル
母：ヴィーヴァブーケ
母父：キングカメハメハ
札幌2歳S勝ち馬のブラックホールの半妹で、アドミラルシップの半姉。祖母は桜花賞2着馬ブルーリッジリバー。父オルフェーヴルに母父キングカメハメハでパワーとスタミナが強い構成に、テーストを母系の奥に持つので中山などのタフなコース形態に向く構成。昨秋から本格化した印象で、大箱府中牝馬Sでもしぶとく脚を使い3着に追い込んできました。牝馬限定戦ならといったところですが、流石にマイルだとペースや時計が掛かってほしい。
血統：B 距離：C コース：B ローテ：C
阪神牝馬ステークス 2024 適性チェック✔︎上位馬4頭
✔︎モズゴールドバレル
✔︎ウンブライル
✔︎ドゥアイズ
✔︎マスクトディーヴァ
以上の4頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想（本命馬）はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
阪神牝馬ステークス 2024 ◎本命馬
今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎
4月7日（日）阪神11R 桜花賞
4月6日（土）中山11R ニュージーランドT
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