2024年5月26日(日) 東京競馬場 芝2500m 目黒記念 出走馬全頭の適性診断記事になります。
この記事は目黒記念への出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
目黒記念 2024 血統適性評価基準
ダービーの日の最終レースに行われる伝統のハンデ重賞、目黒記念。
東京芝2500mで行われ、キングカメハメハやディープインパクトなど一昔前の主流血統が強い中長距離戦。
目黒記念 2024 出走馬適性チェック✔︎
クロミナンス
父:ロードカナロア
母:イリュミナンス
母父:マンハッタンカフェ
母イリュミナンスはJRA4勝。フラガラッハ、フェルメッツァ、エスティタートの甥にあたる血統で、現役2勝馬のラッジオの半兄にあたります。ロードカナロア×マンハッタンカフェはシャザーンと同じで、母系にトニービンを持つ分広いコースに向くタイプに感じます。フットワークも大きく如何にも東京でといった馬ですから、東京良馬場で全開でしょう。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:A
ケイアイサンデラ
父:シルバーステート
母:クインズミリセント
母父:エンパイアメーカー
ケイアイエレガントの甥にあたる血統で、父シルバステートはディープ×ロベルト系種牡馬で、セイウンハーデスやリカンカブールなどの父。母系がエンパイアメーカーにエーピーインディと米国色が強い血統構成。ロベルトのクロスも持ちますが、どちらかと言うとニジンスキーのクロスの方が強く出たストライドに感じるので、大箱で揉まれず逃げれればといったところでしょう。格上相手に軽ハンデを貰って粘り込みを狙いたい。
血統:C 距離:B コース:B ローテ:C
サトノグランツ
父:サトノダイヤモンド
母:チェリーコレクト
母父:Oratorio
伊オークス、伊1000ギニーを制したチェリーコレクトを母に持ち、父は菊花賞と有馬記念を制したサトノダイヤモンド。半兄にワーケア、叔母にシーオブクラスがいます。母系でニジンスキーのクロスを持ち、母父がデインヒルのラインのオラトリオ。東京向きとは言い難く、京都の下りが合うイメージ。追走力の関係で長めのところを中心に使っているような感じはしますが、本質的には距離は少し長いかも。徐々に力をつけて来てはいると思いますが、時計が掛かった方がいいでしょう。持続力が活きる展開でしぶとい走りを期待。
血統:C 距離:B コース:C ローテ:C
シュヴァリエローズ
父:ディープインパクト
母:ヴィアンローズ
母父:Sevrea Rose
母のヴィアンローズは仏GIIIノネット賞(芝10F)勝ち馬で、短距離戦線で活躍するジュビリーヘッドが甥にいる血統。ディープインパクト産駒で母父がカーリアンの後継のセーヴルロゼという血統構成。血統馬らしい好馬体で、豪快なストライドは東京向き。前走メトロポリタンSもジリジリ脚を伸ばして3着を確保なら距離は伸びても問題は無いでしょう。一時の不振は脱したと思いますし、上がりの掛かる展開で差し込みを。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:B
シュトルーヴェ
父:キングカメハメハ
母:アンチュラス
母父:ディープインパクト
アンティシペイトの半弟で、CCAオークス勝ち馬のワンダーレディアンエルの甥にあたり、いとこにキングリッドのいる血統。キングカメハメハ×ディープインパクトは同レースに出走のヒートオンビートやククナ、アンドヴァラナウトなどと同じ配合。折り合いも問題ないですし、東京も実績通り不安材料にもならないので、ここも好勝負は可能。根性もあるので馬群はいいですし、スムーズじゃないくらいの方が案外いいのでは。
血統:A 距離:A コース:B ローテ:B
ジューンアヲニヨシ
父:キズナ
母:オールブランニュー
母父:ノボジャック
ジューンシルフィアやジューンヨシツネの半弟で、キングブレーヴの甥。曾祖母はブライアンズタイムの全姉で、近親にはクリールパッションのいる血統になります。父キズナはディープインパクト系のダービー馬。母父ノボジャックはフレンチデピュティの後継でJBCスプリント勝ち馬。フットワークが大きく長い直線に向くタイプだと思います。米国色が強いし距離はもう少し短い方がいいかもしれませんが、初重賞でも楽しみな存在です。
血統:C 距離:B コース:B ローテ:B
シークレットラン
父:ダンカーク
母:カールファターレ
母父:キングカメハメハ
アドマイヤルプスの半兄にあたり、ブレスジャーニーのいとこで、曾祖母ダイナカールなので近親にエアグルーヴがいる血統です。父ダンカークはアンブライドルドソングの後継種牡馬。速い脚が使えるタイプでは無く、距離も長めで丁度いい感じだと思います。8歳と年齢は重ねていますが、時計が掛かるタフな馬場になってどこまで頑張れるか。小回りコースの方が良さは出そうです。
血統:B 距離:B コース:D ローテ:D
ダンディズム
父:マンハッタンカフェ
母:ビューティーコンテスト
母父:シングスピール
ムーンクレストやフォルテ、ダノンマッキンレーの半弟で、父のマンハッタンカフェは天皇賞・春や有馬記念、菊花賞を制したステイヤー。母父シングスピールはサドラー系でも日本の馬場への適性は高い血。斬れ味勝負をするタイプではないので、上がりが掛かる小回りコースに良績。距離は2500mだと少し長いと思いますし、東京コースなら道悪になった方がいいでしょう。前崩れの展開待ちで。
血統:C 距離:C コース:D ローテ:D
ナイトインロンドン
父:グレーターロンドン
母:ムーンハウリング
母父:メジロマックイーン
リュヌルージュやワーウルフの半弟にあたる血統で、父のグレーターロンドンは中京記念を制したディープインパクト産駒で、ロンドンプランやキョウエイブリッサなどの父。母父メジロマックイーンは天皇賞・春を連覇したスーパーステイヤー。終いに賭ける競馬で東京でも上がりはしっかり使えるのは魅力。距離は申し分ないですし、軽ハンデは武器になるでしょう。平坦がベターだとは思いますが、東京でも一発は秘めているか。良馬場で。
血統:C 距離:A コース:B ローテ:B
バラジ
父:ヴァンセンヌ
母:シーダーアラジ
母父:アラジ
スターボードの半弟で、NZT勝ち馬のヴァイスシーダーの甥にあたります。父のヴァンセンヌは東京新聞杯勝ち馬で安田記念2着のディープ産駒。母父アラジは米BCジュヴェナイルなどマイル〜短距離で活躍した名馬。血統面では中距離以下に適性を示していますが、本馬は中長距離で実績を積み重ねています。ここ最近は条件的に忙しかったと思いますし、2500mに距離が伸びるのはプラスになりそう。全体的に時計が掛かった方がいいでしょう。
血統:C 距離:A コース:B ローテ:C
ヒートオンビート
父:キングカメハメハ
母:マルセリーナ
母父:ディープインパクト
桜花賞馬マルセリーナの仔で、ラストドラフトの半弟。キングカメハメハ×ディープインパクトの配合で、戦績を見ても分かる通りの東京2500mに適性のある血統構成。昨年初重賞制覇をした舞台ですし、斤量は置いておいても、ここも力を出せれば当然有力。
血統:A 距離:A コース:A ローテ:B
マイネルウィルトス
父:スクリーンヒーロー
母:マイネボヌール
母父:ロージズインメイ
マイネルラウレアの半兄で、母のマイネボヌールは1400m~マイルで4勝。父のスクリーンヒーローはロベルト系のジャパンCウィナーで、ゴールドアクターやモーリス、ウインマリリンなどを輩出する種牡馬。この舞台は適性高めで、上がりが掛かるレースなら安定して結果を出しています。パンパンの良馬場よりは多少渋った方がチャンスは出そうですが、地力は上位でここも勝ち負けになれる存在でしょう。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:B
メイショウブレゲ
父:ゴールドシップ
母:メイショウスイヅキ
母父:パイロ
エッセレンチの半兄で、メイショウマサヒメの甥にあたる血統。母は芝1200m〜1400mで3勝を挙げています。ゴールドシップ産駒で、母父がパイロなのでスタミナと持続力パワーが富む配合。京都巧者のイメージですから、東京2500mは適性からは少しズレるのかなと思います。消耗戦に強いですし、展開次第で前が崩れるレースになれば浮上はあるかも。
血統:C 距離:B コース:D ローテ:C
目黒記念 2024 適性チェック✔︎上位馬5頭
✔︎ヒートオンビート
✔︎クロミナンス
✔︎シュヴァリエローズ
✔︎シュトルーヴェ
✔︎マイネルウィルトス
以上の5頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
目黒記念 2024 ◎本命馬
今週末行われる重賞レース適性チェック✔︎
5月26日(日)東京11R 日本ダービー
5月25日(土)京都11R 葵S
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