2024年6月30日(日) 福島競馬場 芝1800m ラジオNIKKEI賞 出走馬全頭の適性診断記事になります。
この記事はラジオNIKKEI賞への出走予定馬の適性を血統・距離・コース・ローテを細かく分析し、5段階(A・B・C・D・E)で評価。最後に厳選上位馬を挙げたいと思います。
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
血統の適性については下の血統適性評価基準をご覧下さい。
ラジオNIKKEI賞 2024 血統適性評価基準
福島開幕週に行われる恒例の3歳ハンデ重賞。芝1800mで行われます。
内前有利になりやすい小回り舞台で、昨年はロベルト持ちのワンツースリー。今年はどうか。
ラジオNIKKEI賞 2024 出走馬適性チェック✔︎
アレグロブリランテ
父:ディープブリランテ
母:センティナリー
母父:フレンチデピュティ
天皇賞・春を制したアドマイヤジュピタの甥にあたる血統。父ディープブリランテはディープインパクトの後継のダービー馬。エルトンバローズやラプタスの父。母系がフレンチデピュティにロベルト系のリアルシャダイが入り小回り機動力に富む印象の血統構成。その血統通り、中山で先行力を活かした競馬でスプリングSなど2着に好走。皐月は距離というよりもペースが上がったのが厳しかったように感じます。福島開幕1800mは魅力だしスローの展開になってくれればチャンスは十分。
血統:A 距離:A コース:A ローテ:B
ウインマクシマム
父:キタサンブラック
母:コスモアクセス
母父:ロージズインメイ
母のコスモアクセスはJRA4勝(芝1200m)。ウインピクシスの半弟にあたる血統で、父のキタサンブラックの長距離志向と牝系の短距離志向のブレンドでバランスの取れた配合に。ゆりかもめ賞、青葉賞と2400mで逃げ先行し好績ですが、速い脚は使えないので本質はもう少し短いところでしぶとさを活かす競馬がベスト。小回り向きで、澱みのないラップでペースを握ればここでも上位。
血統:A 距離:B コース:B ローテ:B
オフトレイル
父:Farhh
母:ローズトレイル
母父:Kingmambo
仏GIII勝ち馬のローザインペリアルの半弟にあたる血統で、父のファーはピヴォタルの後継で、現役時代は英GIのロッキンジSや英チャンピオンSなど欧州のマイルから中距離路線で活躍。母系のキングマンボやデインヒルの影響が強い重厚感のある見た目に。前走は白百合Sで、道中若干行きたがりましたし、距離的にはマイルに適性はありそう。ただ、小回りは悪くなさそうで、スローペースにはならなければチャンスはあるかもしれません。
血統:C 距離:C コース:B ローテ:C
サトノシュトラーセ
父:ジャスタウェイ
母:ワンダーオブリップス
母父:Champs Elysees
母のワンダーオブリップスは独オークス3着馬。父はハーツクライの後継のジャスタウェイで、母父はデインヒルのラインのシャンゼリゼ。母系にロミタスを持つので血統構成自体はサリオスに似たイメージです。脚長に映る500kgを超える大型馬で、瞬発力よりも持続力に長けるタイプ。小回りよりは大箱向きで距離も少し短い今回は、道悪になった方が勝機は上がるかもしれません。
血統:B 距離:C コース:C ローテ:C
ジュンゴールド
父:エピファネイア
母:ジュントップヒトミ
母父:ゼンノロブロイ
ジュンブルースカイの半弟で、祖母のリアルナンバーはアルゼンチンGIウィナー。マカヒキやウリウリ、レイデラルースのいとこにあたる血統。父エピファネイアに母父ゼンノロブロイの構成。母系でヘイローの4×5、全体でサンデーの4×3とヘイローの5×4×5を持ち、父系もロベルトというところもあって機動力が武器に。馬自体は気性的な難しさから結果がなかなか出ませんが、徐々に折り合いは付くようにはなってきてる印象。1800m福島自体はいいですが、スプリングS同様ペースが緩むと良くないかもしれません。
血統:B 距離:A コース:B ローテ:B
ショーマンフリート
父:スワーヴリチャード
母:スカイフ
母父:Siyouni
ヒシルリアンの半弟で、豪州GIのBRCドゥームベンC勝ち馬ポルニシェの甥にあたる血統。ストライド自体は豪快でも身体の使い方がまだまだな分荒削りな感じはありますが素質は高い1頭。現状は上がりの掛かる競馬の方がいいと思うので、福島1800mはプラスに。揉まれないポジションで運べれば面白い存在にはなりそうです。
血統:C 距離:B コース:B ローテ:B
シリウスコルト
父:マクフィ
母:オールドフレイム
母父:ゼンノロブロイ
サイモンコーラルの半弟で、曾祖母レディジョアンは米GIダ10FアラバマS勝ち馬。父のマクフィはドバウィの後継で、英2000ギニーや仏ジャック・ル・マロワ賞を制した欧州マイラー。母父ゼンノロブロイは秋古馬3冠馬。母系の奥にティズナウやアンブライドルドを持ちスピード適性に寄った配合に感じます。馬個体は血統以上に距離は持ちそうで、1800mは全く問題はないでしょう。速いペースには向かないので緩んだ流れを希望。
血統:C 距離:A コース:B ローテ:B
セットアップ
父:デクラレーションオブウォー
母:スリーアロー
母父:アルデバランⅡ
母のスリーアローはJRA3勝。サトノパンサーやアーサーテソーロの甥で、父のデクラレーションオブウォーはウォーフロントの後継で、クイーンアンSや英国際Sを制した欧州の名馬。トップナイフやタマモブラックタイなどの父。母父アルデバランⅡはミスタープロスペクターの直仔で、ダンスディレクターの父。後続を引き離すタイプの逃げ馬で、札幌2歳Sも後続に影を踏ませなかった勝利。4つコーナーの福島1800mは条件的には良さそうで、行けるだけ行ってどこまで粘れるかの競馬が合いそう。上位の資格は十分。
血統:B 距離:A コース:A ローテ:C
ミナデオロ
父:レイデオロ
母:ゴールデンドックエー
母父:Unusual Heat
アルバートドックやリライアブルエースの半弟で、母のゴールデンドックエーは米AW8.5FのGIラスヴァージネスS勝ち馬。父はキングカメハメハの後継のレイデオロで、母父ヌレイエフ系のアンユージュアルヒートで、速くはないが粘り強い走りが武器。柔らかさがあるので良馬場で先手を奪えれば面白いのかなと思います。福島開幕週はいいですが、ワンターン向きな気も。
血統:B 距離:A コース:C ローテ:B
メイショウヨゾラ
父:グレーターロンドン
母:メイショウサリー
母父:ヨハネスブルグ
メイショウホオズギの姪にあたる血統。父のグレーターロンドンはディープ産駒で中京記念勝ち馬。ロンドンプランやナイトインロンドンなどの父。母父ヨハネスブルグは米BCジュヴェナイルなど芝ダートの短いところでGIを4勝した名馬。周回コースの1800mは未勝利勝ちの時以来。マイルだと最後他馬の決め手に屈してるだけに、距離延長と開幕週が噛み合えばハンデ戦だしひょっとするかも。
血統:B 距離:B コース:A ローテ:C
ヤマニンアドホック
父:ノヴェリスト
母:ヤマニンアドーレ
母父:ダイワメジャー
ヤマニンデンファレの半弟で、祖母は新潟記念や府中牝馬Sを制したヤマニンアラバスタ。父ノヴェリストはモンズンの後継で、ドイツやイギリスで活躍したチャンピオンホース。母父ダイワメジャーでバランスも良く、母系の奥の影響も受けた中距離馬に。重心自体は低めのフォームですが、道悪は歓迎。小回りの1800mは本質少し忙しいかもしれませんが、立ち回りが器用で展開には左右されないで走って来れそうです。
血統:C 距離:B コース:A ローテ:B
ログラール
父:モーリス
母:ディアデラマドレ
母父:キングカメハメハ
母のディアデラマドレは牝馬重賞3勝馬で、祖母のディアデラノビアも牝馬重賞を3勝。クラヴェルの半弟で、サンマルティン、ドレッドノータス、カウディーリョの甥にあたります。父はモーリスで母父はキングカメハメハ、その奥サンデーサイレンスはノッキングポイントと同じ構成。ストライドが大きく本質大箱向き。距離は現状1800mなら問題ないと思いますし、揉まれない競馬が出来ればポテンシャルでは上位だし一発は秘めているのかなと思います。
血統:A 距離:B コース:C ローテ:B
ラジオNIKKEI賞 2024 適性チェック✔︎上位馬4頭
✔︎アレグロブリランテ
✔︎ウインマクシマム
✔︎ジュンゴールド
✔︎セットアップ
以上の4頭をピックアップさせて頂きます。
ブログの冒頭にも書きましたが、
適性チェック✔︎は能力や調子、調教、枠順、馬場、天気などのファクターは完全に度外視した競走馬の個性を取り上げるものとなりますので参考にする程度で見てもらえたら幸いです。
最終的な予想(本命馬)はレース当日の朝までに予想記事を投稿しますのでそちらもあわせてよろしくお願いします。
ラジオNIKKEI賞 2024 ◎本命馬
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